kojitakenに悪口する(2024年12/8日分)

陰謀論系極右衆院議員・原口一博が立ち上げた「ゆうこく(憂国)連合」の支援議員懇談会に小沢一郎一派や藤原規眞・多賀谷亮ら立民・新選組の多くの国会議員が出席した(呆) - kojitakenの日記
 当時は「それなりの大物議員」が参加し、ある程度話題になったものの、今や「完全に忘れ去られた存在」と言っていいと思う、過去の「せんたく議連*1」等のように、実質的には何もできずに「竜頭蛇尾」で終わる*2のではないかと思いますが「ゆうこく(憂国?)連合(原口が中心人物?)」なる「謎の会(ある種の議連、議員集団?)」については「?」ですね。「ゆうこく連合」でググっても記事がヒットしないし。
 kojitakenによると

 原口*3の他は多賀谷亮*4川内博史*5牧義夫*6末松義規*7亀井亜紀子*8山田勝彦*9、藤原のりまさ*10、屋良朝博*11小宮山泰子*12青柳陽一郎*13
 なぜかごぼうの党(ボーガス注:党首)の奥野卓志も

だそうですが。
 これが「立民、共産、社民、れいわ」から軒並み参加があるなら是非はともかく「野党共闘の一環か?」となりますがどうもそうではなさそうですしね(kojitakenが名前を挙げてる面子には共産、社民はなく、れいわの多賀谷を除いて全て立民党議員)。

 植草一秀の名前をブログに書くのも久しぶりだ。悪名高い陰謀論系論者にして右翼(極右)や新自由主義とのかかわりも深い元経済学者*14にして元痴漢である。こんな人が昔は岩波書店から多く*15の著書を出していた。岩波の目もずいぶん節穴だったようだ。

 『金利・為替・株価の政治経済学』(1992年、岩波書店)、『現代日本経済政策論』(2001年、岩波書店:2002年に石橋湛山*16記念財団が主催し東洋経済新報社*17が後援する石橋湛山賞*18を受賞)と言った本を岩波から出してた頃(植草一秀 - Wikipediaによれば当時は野村総研研究員、後に早稲田大学教授*19になるが、痴漢行為で早稲田大学を懲戒免職*20)は、植草は痴漢で逮捕されてませんし、政治活動にも従事してませんからね。本の内容に学問上の問題(理論がおかしいなど)がなければ、本を出して何の問題もないし、岩波への言いがかりも甚だしい。kojitakenは何か岩波に恨みでもあるんでしょうか?
 それとも「天下の岩波書店を批判する俺は格好いい」という「歪んだ顕示欲」か。
 そもそも植草が政治活動(というか政治家に対するブレーン的な言動)を始めたのは痴漢行為によって大学を首になってからだと思いますが。
 というか、そのkojitakenの理屈だと「痴漢事件後」に植草『アベノリスク』(2013年、講談社)という著書を出した講談社はどう評価されるのか?*21
 あるいは植草のように「痴漢行為」で東京大学を2007年に首になった(但し、その後更生したらしく、2012年に日大が教授に採用した)蟻川恒正氏*22などはkojitaken的にどう評価されるんですかね。まあ蟻川氏は、植草と違い「陰謀論者」ではないでしょうが。

 原口一博については、原口が小沢系にコネを持っている以上、小沢*23の支援を得て第3代立民代表に就任した野田佳彦は原口を切れないのではなかろうか

 kojitakenの「小沢云々」という「病的な小沢嫌い」にはうんざりしますね。「何でもかんでも小沢のせいにするな」と呆れます。
 仮に原口に甘いとしてもそれは「立民佐賀県連代表の原口を処分して、佐賀県連でゴタゴタを起こしたくない(原口の処分に反対する声が複数の県連幹部から出る可能性がある)」程度の話でしかないでしょう。

*1:「せんたく」は「選択」と「洗濯(坂本龍馬の言葉だという『日本を今一度洗濯いたし申候』が恐らく元ネタ、『船中八策』が元ネタの『維新八策』といい日本保守は何故か坂本龍馬好きです)」をかけている。『地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合(せんたく)』(2008年1月20日発足。2009年9月活動終了。中心人物は『新しい日本をつくる国民会議』(21世紀臨調)の当時の幹部だった北川正恭三重県知事、山田啓二京都府知事(地方政界)、古賀伸明元連合会長(労働界)、池田守男資生堂相談役(元社長)、福川伸次電通相談役(通産事務次官退官後、神戸製鋼副社長、電通総研社長等を経て電通相談役)(財界)など(肩書きは全て当時):つまり事実上「21世紀臨調」の関連団体)と連携する議連として誕生。これについては例えば、地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合 - Wikipedia赤旗「せんたく議員連合」発足へ/保守二大政党体制の促進狙う(2008.2.25)、議員連盟 なぜ相次ぐ?/自民・民主“対決”の一方(2008.3.6)、「せんたく議員連合」とは?(2008.6.12)参照。赤旗記事に寄ればせんたく議連の中心人物は自民党石原伸晃小泉内閣国交相自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、第二次安倍内閣環境相、第三次安倍内閣経済財政担当相等を歴任)、河村建夫小泉内閣文科相麻生内閣官房長官自民党選対委員長(第二次安倍総裁時代)等を歴任)、菅義偉(第一次安倍内閣総務相、第二~第四次安倍内閣官房長官、首相を経て現在自民党副総裁)、民主党(当時)の枝野幸男民主党政調会長(菅代表時代)、鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)、立民党代表等を経て、現在、立民党最高顧問(つながる本部特別参与兼務))、岡田克也民主党政調会長鳩山代表時代)、鳩山、菅内閣外相、民主党幹事長(菅代表時代)、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行(海江田代表時代)、民主党代表、立民党幹事長(泉代表時代)等を経て現在、立民党常任顧問)、野田佳彦民主党国対委員長(前原代表時代)、鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)、立民党最高顧問等を経て現在、立民党代表)、前原誠司鳩山内閣国交相菅内閣外相、野田内閣国家戦略担当相、民進党代表、国民民主党代表代行等を経て現在、維新の会共同代表)など。このうち、石原、河村は政界引退しましたが、自民の、立民の枝野、岡田、野田、維新の前原は今も健在です。「今から16年前(2008年)」とはいえ、枝野や岡田がせんたく議連に参加していたことはid:kojitaken的に「批判の対象にならないのか?」聞きたいところです。

*2:「自民の石原元幹事長」「民主の岡田元代表」などそれなりの大物議員(大臣や党三役の経験者)が名を連ねたせんたく議連(母体となったせんたくの方も元三重県知事、元連合会長、資生堂相談役など政財界等の幹部が名を連ねた)ですら「竜頭蛇尾」ですから、原口ごときが率いる「ゆうこく連合」などなおさら「竜頭蛇尾」の可能性が強いでしょう。それにしても「単なる偶然」でしょうが「せんたく」「ゆうこく」とどちらもひらがな表記ですね。

*3:衆院議員(立民党)。鳩山、菅内閣総務相、国民民主党代表代行、国対委員長等を歴任

*4:衆院議員。れいわ新選組副幹事長

*5:衆院議員(立民党)

*6:衆院議員(立民党)。野田内閣厚労副大臣、維新の党国対委員長、総務会長、民進党国対副委員長等を歴任

*7:衆院議員(立民党)。野田内閣復興副大臣

*8:衆院議員(立民党)。国民新党政調会長みどりの風幹事長等を歴任

*9:衆院議員(立民党)。菅内閣農水相を務めた山田正彦は父

*10:衆院議員(立民党)

*11:衆院議員(立民党)。沖縄タイムス編集委員論説委員、社会部長を歴任。著書『砂上の同盟』(2009年、沖縄タイムス社)、『誤解だらけの沖縄・米軍基地』(2012年、旬報社)、『沖縄米軍基地と日本の安全保障を考える20章』(2016年、かもがわ出版)、『沖縄の基地の間違ったうわさ』(編著、2017年、岩波ブックレット)等

*12:衆院議員(立民党)。立民党「次の内閣」国交相福田内閣郵政相を務めた小宮山重四郎は父

*13:衆院議員(立民党)

*14:元大学教授(早稲田大や名古屋商科大の教授だったが痴漢を理由に免職され今は大学教授ではない)ならともかく「経済学者」に元をつける必要はないのではないか。今も植草は経済関係の本を書いてますからね。それとも「大蔵省財政金融研究所研究官」「野村総研研究員」「早稲田大学教授」(いずれも植草の過去の肩書き)等の肩書きがなければいけない、所属先のない「在野の学者」なんて存在は認めないという立場がkojitakenなのか?。あるいは植草の近著は「経済学の名に値しない」と言うkojitakenの評価か?。

*15:植草一秀 - Wikipediaによれば岩波からは『金利・為替・株価の政治経済学』(1992年)、『現代日本経済政策論』(2001年)の「2冊しか出してない」ので「多く」ではないですね。例えば、kojitakenが日本政府は誰から借金をしているのか - kojitakenの日記(2010.6.29)等で礼賛する経済学者「神野直彦東大名誉教授」の方がよほど岩波から多数本を出しています(神野『システム改革の政治経済学』(1998年)、『「福祉政府」への提言』(金子勝慶応義塾大学名誉教授との共著、1999年)『財政崩壊を食い止める』(金子勝慶応義塾大学名誉教授との共著、2000年)、『人間回復の経済学』(2002年、岩波新書)、『希望の構想:分権・社会保障・財政改革のトータルプラン』(井手英策慶應義塾大学教授との共著、2006年)、『脱「格差社会」への戦略』(宮本太郎中央大教授との共著、2006年)、『教育再生の条件:経済学的考察』(2007年、岩波書店→増補版、2024年、岩波現代文庫)、『財政のしくみがわかる本』(2007年、岩波ジュニア新書)、『「分かち合い」の経済学』(2010年、岩波新書)、『自壊社会からの脱却:もう一つの日本への構想』(宮本太郎中央大教授との共著、2011年)、『経済学を悲しみを分かち合うために:私の原点』(2018年)、『財政と民主主義』(2024年、岩波新書))。まさか、kojitakenにとって「2以上なら多い」わけでもないでしょう。きちんと確認しないで、思い込みで適当なことを書き飛ばすからkojitakenはこのように「事実に反すること」を書いて「恥をさらす」わけです。

*16:戦前、東洋経済新報社主幹。戦後、政界入りし吉田内閣蔵相、鳩山内閣通産相等を経て首相

*17:石橋が主幹を務めた

*18:石橋湛山賞 - Wikipediaによれば伊藤元重『挑戦する流通』(1994年、講談社)、田中直毅『新しい産業社会の構想』(1996年、日本経済新聞社)、八代尚宏『日本的雇用慣行の経済学』(1997年、日本経済新聞社)、鶴田俊正『規制緩和』(1997年、ちくま新書)、奥村洋彦『現代日本経済論』(1999年、東洋経済新報社)、井堀利宏『財政赤字の正しい考え方』(2000年、東洋経済新報社)、神野直彦地域再生の経済学』(2002年、中公新書)、橘木俊詔『家計からみる日本経済』(2004年、岩波新書)、若田部昌澄『危機の経済政策』(2009年、日本評論社)、牧野邦昭『戦時下の経済学者』(2010年、中公叢書)、齊藤誠『原発危機の経済学』(2011年、日本評論社)、翁邦雄『経済の大転換と日本銀行』(2015年、岩波書店)、西野智彦『ドキュメント日銀漂流』(2020年、岩波書店)、河村小百合『日本銀行・我が国に迫る危機』(2023年、講談社)等、主として経済学の著作に与えられるようです。但し、増田弘『石橋湛山研究:「小日本主義者」の国際認識』(1990年、東洋経済新報社)、鴨武彦『国際安全保障の構想』(1990年、岩波書店)、姜克實『石橋湛山の思想史的研究』(1993年、早稲田大学出版会)、小菅信子『戦後和解』(2005年、中公新書)、松元雅和『平和主義とは何か:政治哲学で考える戦争と平和』(2013年、中公新書)、水島治郎『ポピュリズムとは何か』(2016年、中公新書)、山本章子『日米地位協定』(2019年、中公新書)、宇野重規『民主主義とは何か』(2020年、講談社現代新書)、筒井清輝『人権と国家:理念の力と国際政治の現実』(2022年、岩波新書)、ケネス・盛・マッケルウェイン『日本国憲法の普遍と特異』(2022年、千倉書房)等も受賞しており、経済学以外の社会科学分野(国際政治学等)も一応対象です。それはともかく、kojitakenの理屈だと植草に石橋賞を与えた東洋経済新報社ずいぶん節穴だった事になるのでしょう(勿論id:kojitakenへの嫌み)。

*19:kojitakenの理屈だと植草を雇用していた野村総研早稲田大学ずいぶん節穴だった事になるのでしょう(勿論id:kojitakenへの嫌み)。

*20:その後、名古屋商科大学教授に採用されますがここも痴漢行為で懲戒免職になるのだから植草も呆れたバカです。

*21:とはいえ、最近の植草は『千載一遇の金融大波乱』『日本経済の黒い霧』(以上、2022年)、『資本主義の断末魔』(2023年)等の本は全て「ビジネス社」から刊行しており、岩波、講談社のような大手出版社からは刊行していませんが

*22:著書『憲法的思惟:アメリ憲法における「自然」と「知識」』(1994年、創文社)、『尊厳と身分:憲法的思惟と「日本」という問題』(2016年、岩波書店)、『憲法解釈権力』(2020年、勁草書房)等(蟻川恒正 - Wikipedia参照)。なお、2012年の日大での採用後、特に問題も起こしてないと言うことでか、日大採用後に(寄稿)その国の7年半 憲法を考える 憲法学者・蟻川恒正:朝日新聞デジタル(2020.5.2)、 憲法と個人 一人一人が「正直さ」を貫く 日本大学教授・蟻川恒正さん|好書好日(2021.5.1)、(寄稿)新たなる政治の空騒ぎ 憲法学者・蟻川恒正:朝日新聞デジタル(2023.1.24)、 憲法9条はまだ本当に「生きて」ますか? 蟻川恒正教授に聞く:朝日新聞デジタル(2023.5.4)としてマスコミ記事にも登場しています。

*23:中曽根内閣自治相、自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党幹事長(海部党首時代)、党首、自由党党首、民主党幹事長(鳩山代表時代)等を歴任