今日の産経ニュース(2025年1/1日分)(副題:夫婦別姓制度で珍論を展開する産経、ほか)

<正論>年頭にあたり 昭和100年と戦後80年の超克の道 文芸批評家・新保祐司 - 産経ニュース

 戦後の80年とは何かについては昨年が没後10年だった粕谷一希*1が使った寸鉄人を刺す鋭さを持った一言を以って言い尽くされるであろう。それは、「醬油組の天下」というものである。
 昭和53年の「鶴見俊輔*2への手紙」の中に「私たち多少年下の世代から眺めていますと、戦後の論理には、〝醬油を飲んで(ボーガス注:一時的に故意に体調を悪化させて?)徴兵を逃れた*3〟、いってみれば醬油組の天下という風潮がありました。『きけわだつみの声』の編集方針も、意識的に反戦学生の声だけが集められました。愚劣な戦争に駆り出されて、無駄な死を強制された*4。だから、二度とこうした戦争を起こさせてはならない。もう『僕らは御免だ』、ドイツの戦没学生の手記も訳されて、戦後の反戦感情・反戦運動は盛り上げられてゆきました。それは半面では正当に思われました。けれども微妙なところで、何かエゴイズムの正当化といった作為的な思考のスリカエがあるように思われて、当時から私にはなじめなかったことを記憶しています」と書かれている。

 「粕谷個人の感想」だけをもとに「そうだ、戦後の平和世論などただの命惜しさの卑怯な考えだ」と誹謗に励む産経です。
 しかも、こんなことをいう産経らウヨが「自分の命を捨てる覚悟があるか」と言ったらおそらくないでしょうから、全く卑怯です。
 勿論、終戦前後に、自決した

自殺・自決・自害した日本の著名人物一覧 - Wikipedia参照
阿南惟幾
 陸軍省兵務局長、人事局長、第109師団長、陸軍次官、第11軍司令官、第2方面軍司令官、陸軍航空総監、鈴木内閣陸軍大臣等を歴任
◆寺本熊市
 航空兵団参謀長、第2飛行師団長、第1航空軍司令官、第4航空軍司令官、陸軍航空本部長等を歴任
大西瀧治郎
 佐世保航空隊司令、横須賀航空隊副長、海軍航空本部教育部長、第2連合航空隊司令官、第1連合航空隊司令官、第11航空艦隊参謀長、海軍航空本部総務部長、軍需省航空兵器総局総務局長、第1航空艦隊司令長官、軍令部次長等を歴任
◆田中静壱
 関東憲兵隊司令官、 第13師団長、第14軍司令官(フィリピン)、陸軍大学校長、第12方面軍司令官(東部軍管区司令官兼務)等を歴任
杉山元
 林、第一次近衛、小磯内閣陸軍大臣、陸軍教育総監、北支那方面軍司令官、参謀総長等を歴任。
 陸軍大臣参謀総長教育総監陸軍三長官を全て経験し元帥にまでなったのは二人しかいない(もう一人は上原勇作(第二次西園寺内閣陸軍大臣))
◆吉本貞一
 中支那派遣軍参謀長、第2師団長、関東軍参謀長、第1軍司令官、第11方面軍司令官(東北軍管区司令官兼務)等を歴任

等のように「死ねばいい」わけでもないですが、「戦後、自決どころか退位すらしなかった昭和天皇」同様「自分は命を捨てる気もないくせに他人に命を捨てることを強要する卑怯者の発言」でしかない。
 しかし、産経も「命を捨てることを恐れるな」と物騒なことを言って何がしたいのか。
 自衛官を「米軍の海外武力行使」に参加させたいのか?


<独自>「クルド人問題」に市議言及、立民・共産が「ヘイトだ」研修会要望 埼玉・越谷 「移民」と日本人 - 産経ニュース

 発言に対し、市議会の立民、共産、越谷市民ネットワークの3会派が「特定の民族をひとくくりにするヘイトスピーチではないか」などと問題視。
 共産市議団代表の山田大助氏は取材に対し、「ヘイトやいじめ、ハラスメント、差別などは発信者側がどう考えるかではなく当事者や第三者が見てどうとらえるかが重要だ。(ボーガス注:自民議員の立沢氏の)指摘されても『疑義はない』とする態度は、いわゆる二次被害を構成し得る」とメールで回答。
 立民市議団の代表*5は、回答期限までに返答はなかった。

 産経記事が事実ならば、俺にとって「共産を支持し、立民を支持しない理由」がまた一つ増えました。
 「ヘイトではないか」と批判したなら、共産のようにきちんと回答すればいいでしょうに。
 何らかの理由(例えば「むしろ立沢議員に好意的な考え」である立民党内右派議員の反発を恐れた)で、立民埼玉県連や党中央から、立民越谷市議団に「回答するな」という命令でもあったのか、市議団の後援会長など有力支持者が「むしろ立沢議員に好意的な考え」でありそうした支持者の反発を恐れて回答を逃げたのか、何なのか知りませんが何でこういう態度なのか。立民支持層の一部も、市議団の態度には「がっかり」ではないか。


<独自>選択的夫婦別姓、小中学生の半数が反対、初の2000人調査「自分はしない」6割 ごまかしの選択的夫婦別姓議論 - 産経ニュース
 「別姓反対派」産経にとって「別姓反対」は「正月の重要記事として大々的に扱う」ほど重要なのか*6と思いますがそれはさておき。
 これについては俺がつけたブクマ及び共感したブクマを紹介しておきます。
[B! 選択的夫婦別姓] <独自>選択的夫婦別姓、小中学生の半数が反対、初の2000人調査「自分はしない」6割 ごまかしの選択的夫婦別姓議論

◆bogus-simotukare
 問題は「夫婦別姓希望する夫婦の子がどう考えるか」で「別姓希望しない同姓夫婦の子」まで含む「多数決」で決める話でない/「自分はしない」は「他人はしても可(選択的別姓容認)」を含む。産経の考えがおかしい

 これについては

◆yuyans
 もともと同姓の子供に聞いたらそらそうなるやろw 聞くなら親が別姓の子供に別姓嫌ですかって聞かないと
◆gaka48
 そりゃ、今はほとんどの家族が「強制的に同じ姓を名乗らされている状態」なんだから、それを所与の前提として生きてきている子供たちからすれば、「家族の姓が別々になるのは、何となくイヤ」となるのも当然だろう。

という指摘もありますが、そりゃ(事実婚などで別姓を選択してる親の子ならともかく)「同姓の親を持つ子」に聞いても「同姓が自分にとって自然」なのだから別姓に消極的な意見、否定的な意見があった*7としてもおかしくはないでしょう。
 「別姓の親を持つ子」が「別姓は嫌だ」と軒並み回答してるのならばまだしも。
 また「自分は別姓にしないが容認はする」というのは勿論「反対意見」とはいえないでしょう。
 夫婦別姓に限らず「同性婚(賛成派は必ずしも同性愛者ではない)」もそうですが「制度を容認する、賛成する」のは「自分がその制度を利用する当事者であること」を必ずしも意味しません。「当事者ではないし、利用しないが、利用する人間がいていいと思う(制度を作ることはいいと思う)」という場合も当然あり得る。
 例は何でもいいのですが「子育て支援に賛成する」とは「自分が子どもを持つ子育て世代だ」ということを必ずしも意味しないし、「大学無償化に賛成すること」は「自分自身が大学生、または大学生の子どもを持つ親である」ということを必ずしも意味しない。

◆ffggmm
 「よく知っていた」のは16%で、大半はその場で何となく決めた答えだ。これを夫婦別姓反対の根拠にするのはどうかしている。
◆ardarim
  約半数が「よく分かってない」状態でのアンケートだということに留意して解釈する必要がある。
→ここで「制度について詳しく説明してから回答を求める」と「説明によるバイアスがかかる危険性がある(いわゆる誘導尋問)」ので、「説明しないでアンケート」でもいいでしょうが、少なくともそうした回答を「別姓賛成や反対の根拠にする」のは無茶でしょう。とはいえ、「別姓反対派」産経が言うほど調査結果は「別姓反対派に有利な結果」では実はないのですが(別姓容認と回答した子どもも結構多い)。
◆mutinomuti
 「協力を得た小中学校」そういう小中学校選んだんだろうな。
→「協力を得られた小中学校のみで調査」と言う時点で「協力を得られる小中学校=産経に親和的な右翼的な教師の多い学校」で何らかのバイアスが入ってる可能性が否定できないのではないか。まあ、仮にそうだとしても「別姓反対派」産経が言うほど調査結果は「別姓反対派に有利な結果」では実はないのですが(別姓容認と回答した子どもも結構多い)。
◆tuka8s
 同じ姓の子供に聞けば、家族で別の姓があるのは嫌とそりゃ答える方が多いだろう。自分が結婚したら変えないといけないとなったら、また話が変わるのでは
◆mujisoshina
 「自分が結婚する時に相手の姓に合わせて自分の姓を変えたいと思いますか?」という質問をした場合はどの様な結果になるだろうか。また、姓を変えたことによる実務的な不利益は説明されないとなかなか実感がないかも
◆shibainu1969
 「結婚するとき姓を変えたいですか?」と小中学生に聞かないといけないのでは。
◆shea
 「あなたが結婚した時に、今の名前と変わることになっても良いですか?」を聞けよな
◆ata00000
 子どもに聞くなら、「あなたが結婚する時、あなたかあなたの結婚相手がお父さん・お母さんとは別の姓にならなくてはいけません。選択的夫婦別姓なら両親と同じ姓のままにもできます。どう思いますか」とかでは?
◆mkotatsu
 質問で誘導して良いなら「今のままだと、結婚すると(ボーガス注:あなたか配偶者のどちらかが)必ず名字を変えなくてはいけません。手続きは煩雑だし、昔頑張った仕事もなかなかあなたのものと認められなくなります。さて、変えたいですか?」て聞いてみてよw
◆hnkn
 結婚するときに自分の姓を変えることを望むか、っていう質問をしてみて欲しい
→確かに「大きくなって結婚するときに結婚相手の姓に変えること(両親と違う姓になること)をどう思う?」等と聞いたら「嫌だ」と答える子どもが(特に男子には)多いかもしれない。男性で「妻側の姓に変える人」は少ないですからね。
◆kijtra
 恣意的な質問で子供に反対させてどうしたいんだろ。「変えられると嫌だ」なのは親の選択次第であって制度の欠陥じゃないよね。
→おっしゃるとおりで「子どもも反対しないし別姓制度を使う」「子どもが反対するので別姓制度を使わない」「子どもが反対しても別姓制度を使う」という判断をするのは「親の判断」であって制度の問題ではない。
 離婚制度があっても「子どもがいても離婚するかどうか」を決めるのは「夫婦(親)の判断」であって制度の問題ではないのと同じでしょう。
◆Ta_Howait
 「新しい法律で家族が違う名字になったとしたら、反対ですか?」
 さすが科学に関する記事がデタラメな事で有名な産経新聞! この聞き方が夫婦別姓禁止の根拠になると思うなら離婚も禁止にすべきか聞いてみたら良い。
◆urtz
 同じく、両親が離婚できる法律があるが賛成か反対かを問えばいい。
→さすがに日本では離婚禁止などあり得ない話ですが、「アイルランドなど一部のカトリック国」は昔は実際に「法律で離婚を禁止していた」し、「子どもが可哀想だから離婚を法的に認めるべきでない」という主張も強かったでしょうから「充分、あり得る連想」ではあるでしょう。
◆njgj
 これ、聞かれた子どもからしたら「ある日、親と違う姓になったら嫌か?」って質問に見えるのでは?すでにある家族で変わったら嫌だなってそりゃ思う。そういう話じゃないでしょうよ。
◆lejay4405
 それは今苗字がかわるのはヤダ、ってことじゃねーのか?
◆hobo_king
 いかにも産経的な誘導調査。「選択的夫婦別姓によって家族が別の名字でも良いか」と「選択的夫婦別姓という選択が世の中にあっても良いか」では、全く違う質問だろう。明らかに結論を誘導した質問。


ファミリーネーム喪失、選択的夫婦別姓は「強制的親子別姓」 政府は子供の意見を聞け ごまかしの選択的夫婦別姓議論 - 産経ニュース
 <独自>選択的夫婦別姓、小中学生の半数が反対、初の2000人調査「自分はしない」6割 ごまかしの選択的夫婦別姓議論 - 産経ニュースと同様の記事ですが、これについても俺がつけたブクマ及び共感したブクマを紹介しておきます。
[B! 調査] ファミリーネーム喪失、選択的夫婦別姓は「強制的親子別姓」 政府は子供の意見を聞け ごまかしの選択的夫婦別姓議論

◆bogus-simotukare
 「親子の姓が違う」つうなら産経や高市などが「別姓の代替策」という「通称(旧姓)使用の拡大」だって同じと違うのか?
◆urouro_again
 仕事上、通称使ってる夫婦の間の子どもはすでに多いし、別に気にしてないと思うよ。うちはそういう家って感じ。
◆kathew
 そうであれば個の家庭ごとに子どもの意見を汲めば良いだろう。何のための"選択的"夫婦別姓か。選択の機会すら奪うことの方がよほど強制的ではないのか
◆nanamino
 強制的親子別姓って、今が既にそうなんだけど?((ボーガス注:結婚後に)改姓した方は強制的に実の親と別の名字にならざるを得ない)
◆casm
 強制的夫婦同姓だと婚姻時の改姓で親子が別姓になるやん。
◆ciel18m
(ボーガス注:結婚後に)今まで夫婦どちらかが自分のファミリーネームを強制的に喪失させられてきたのを、喪失したくない人が選べる余地つくろうねって話なのになぜそうなる?
◆ysksy
 正月から必死だな。「産んでくれなんて頼んでない!*8」という子供の声もちゃんと聞かないとな*9
◆Messer
 子供に「親が離婚して苗字が変わったら嫌か?」と聞いたら多数が「嫌」と答えるだろう。その世論調査を利用して「子供の為に離婚できない法案を通そう!」と言ってるようなもんだぞ。誤魔化して誘導してるのは産経だろ
◆chantaclaus
 他の政策についても産経は子どもの意見聞くんか?と思う。都合のいいことだけ子どもの意見をチェリーピッキングしてないか
◆jo_30
 夫婦同姓を強制していない全ての国に「ファミリーネーム」がなく「家族の絆」がない、とでも言いたいのか。随分失礼な邪推だと思うし、まじめに言ってるなら何か変な信仰でも持ってるのか?と言いたくなる。
◆no-cool
 逆に子供に結婚して今の苗字が変わったら嫌か聞いたら多くの子供が嫌と答えるだろうね


<年のはじめに>論説委員長 榊原智 未来と過去を守る日本に - 産経ニュース

 抑止力*10の構築を急がないと、日本は数年内に、戦後初めて戦争を仕掛けられる恐れがある。

 一体何処の国が侵攻してくると思ってるのか。「中国の尖閣侵攻」か、「ロシアの北海道侵攻」か、それとも他の国か。
 「数年内」とは具体的にどの程度のスパンを想定してるのか。1年後か、2年後か、3年後か、それ以上か。
 そもそも現状において日本の軍事力(自衛隊)は「巨額の軍事予算」によって、世界有数のものですし、在日米軍まで駐留してるのに何処の国が攻めてくると言うのか。自衛隊在日米軍の過小評価もいいところです。大体、そんなに頼りない在日米軍なら駐留させる意味がないでしょうに。騒音、飛行機墜落事故、米兵犯罪等の基地被害をなくすために在日米軍に撤退してもらったらどうか(勿論皮肉)。
 軍拡を正当化するために「在日米軍を無価値な存在のように描き出す」のだから全く無茶苦茶です。
 大体、「欧米や日本がアジアやアフリカを植民地化していた時代」と違い、今や「軍事力があれば攻撃して何が悪い。勝てば官軍」という時代ではない。例えばいかに「軍事小国で勝てる可能性が高い」とはいえ「ネパールやブータン」をろくな理由もないのに「隣国の軍事大国であるインドや中国」が軍事攻撃したら国際的非難を浴びるでしょう。
 「大義名分のない戦争」はおいそれとはできない時代であり、「国際的批判を無視してウクライナ侵攻したロシア」はあくまでも例外的存在です。
 大体、軍拡よりも

◆老朽化してるインフラの補修
 以前、拙記事新刊紹介:「経済」2024年12月号(副題:笹子トンネル事故(2012年)から12年、ほか) - bogus-simotukareのブログで触れましたが、下手をすると笹子トンネル天井板落下事故 - Wikipediaのような死亡事故がまたどこかで起きかねない
◆鉄道や路線バスの廃止による交通弱者問題
◆介護問題(介護離職、ヤングケアラー、老老介護など)
◆中高年ひきこもり(いわゆる8050問題 - Wikipedia
◆単身高齢者の増加

等の方がよほど「現実的な危機」でしょう。

 紅海で民間船舶を攻撃する親イラン民兵組織フーシ派討伐への海上自衛隊参加の要請があるかもしれない。

 おいおいですね。完全に「違憲行為(海外での武力行使)」でしょう。

 戦後80年について2点指摘したい。1つ目は、大東亜戦争をめぐり、当時の日本には祖国防衛の思い*11に加え、人種平等の実現や欧米植民地*12支配打破の理想があった点を、戦後の日本人はほとんど知らされてこなかったという点だ。2つ目は史実を踏まえた議論の大切さである。

 産経らしい無茶苦茶な文章です。
 史実を重視したら「大東亜戦争(太平洋戦争)は人種平等、アジア解放の理念」なんて話は出てこない。そうした主張はプーチンの『ウクライナがロシアを侵略しようとしたから先制攻撃した』並の嘘であること、日本の目的は『欧米に代わって東南アジアを植民地支配すること(当然、人種平等など頭にない)』だったことは、当時の日本政府の公式資料等から明白です。
 そして、つくる会教科書に加担した伊藤隆東大名誉教授や、『慰安婦と戦場の性』(1999年、新潮選書)、『慰安婦問題の決算』(2016年、PHP研究所)等で慰安婦違法性否定論を展開する秦郁彦千葉大学日本大学教授を歴任)等の「右翼学者」ならまだしも

笠原十九司都留文科大学名誉教授
 著書『アジアの中の日本軍』(1994年、大月書店)、『日中全面戦争と海軍:パナイ号事件の真相』(1997年、青木書店)、『南京事件』(1997年、岩波新書)、『南京事件三光作戦』(1999年、大月書店)、『南京事件と日本人』(2002年、柏書房)、『南京難民区の百日:虐殺を見た外国人』(2005年、岩波現代文庫)、『南京事件論争史』(2007年、平凡社新書→増補版、2018年、平凡社ライブラリー)、『「百人斬り競争」と南京事件』(2008年、大月書店)、『日本軍の治安戦』(2010年、岩波書店→2023年、岩波現代文庫)、『海軍の日中戦争:アジア太平洋戦争への自滅のシナリオ』(2015年、平凡社)、『日中戦争全史 (上)(下)』、『通州事件』(2022年、高文研)等
加藤陽子東大教授
 著書『満州事変から日中戦争へ』(2007年、岩波新書)、『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(2016年、新潮文庫)、『とめられなかった戦争』(2017年、文春文庫)、『昭和天皇と戦争の世紀』(2018年、講談社学術文庫) 等
◆林博文関東学院大学名誉教授
 著書『沖縄戦と民衆』(2001年、大月書店)、『BC級戦犯裁判』(2005年、岩波新書)、『シンガポール華僑粛清』(2007年、高文研)、『戦犯裁判の研究』(2009年、勉誠出版)、『沖縄戦・強制された「集団自決」』(2009年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)、『沖縄戦が問うもの』(2010年、大月書店)、『裁かれた戦争犯罪:イギリスの対日戦犯裁判』(2014年、岩波人文書セレクション)等。個人サイトWelcome to Hayashi Hirofumi'
山田朗明治大学教授
 著書『昭和天皇の戦争指導』(1990年、昭和出版)、『大元帥昭和天皇』(1994年、新日本出版社→2020年、ちくま学芸文庫)、『昭和天皇の軍事思想と戦略』(2002年、校倉書房)、『昭和天皇の戦争』(2017年、岩波書店→増補版、2023年、岩波現代文庫)、『日本の戦争Ⅰ:歴史認識と戦争責任』(2017年、新日本出版社)、『日本の戦争Ⅱ:暴走の本質』(2018年、新日本出版社)、『日本の戦争III:天皇と戦争責任』(2019年、新日本出版社)、『昭和天皇の戦争認識:『拝謁記』を中心に』(2023年、新日本出版社)等
◆吉田裕一橋大学名誉教授
 著書『天皇の軍隊と南京事件』(1985年、青木書店)、『昭和天皇終戦史』(1992年、岩波新書)、『日本の軍隊:兵士たちの近代史』(2002年、岩波新書)、『日本人の戦争観』(2005年、岩波現代文庫)、、『日本軍兵士:アジア・太平洋戦争の現実』(2017年、中公新書)、『日本人の歴史認識東京裁判』(2019年、岩波ブックレット)、『兵士たちの戦後史』(2020年、岩波現代文庫)、『続・日本軍兵士:帝国陸海軍の現実』(2025年、中公新書)等
◆吉見義明中央大学名誉教授
 著書『従軍慰安婦』(1995年、岩波新書)、『毒ガス戦と日本軍』(2004年、岩波書店)、『日本軍「慰安婦」制度とは何か』(2010年、岩波ブックレット)、『買春する帝国: 日本軍「慰安婦」問題の基底』(2019年、岩波書店)等

等、まともな歴史学者は勿論そんな話はしない。
 勿論、まともな歴史学者に「反日左翼」「自虐史観」の悪罵を投げかけるバカ野郎が産経ですが。

*1:1930~2014年。1955年、中央公論社入社。『中央公論』編集長、『歴史と人物』編集長等を歴任。1978年、中央公論社退社。1986年、季刊誌『東京人』を創刊。1987年、都市出版を創業、社長を長く務めた。著書『河合栄治郎』(1983年、日本経済新聞社)、『中央公論社と私』(1999年、文藝春秋)、『鎮魂:吉田満とその時代』(2005年、文春新書)、『反時代的思索者:唐木順三とその周辺』(2005年、藤原書店)、『内藤湖南への旅』(2011年、藤原書店)等

*2:1922~2015年。元同志社大学教授。著書『北米体験再考』(1971年、岩波新書)、『アメリカ哲学』(1986年、講談社学術文庫)、『柳宗悦』(1994年、平凡社ライブラリー)、『老いの生きかた』(1997年、ちくま文庫)、『アメノウズメ伝』(1997年、平凡社ライブラリー)、『限界芸術論』(1999年、ちくま学芸文庫)、『太夫才蔵伝:漫才をつらぬくもの』(2000年、平凡社ライブラリー)、『戦時期日本の精神史:1931‐1945年』、『戦後日本の大衆文化史:1945‐1980年』(以上、2001年、岩波現代文庫)、『夢野久作・迷宮の住人』(2004年、双葉文庫)、『回想の人びと』(2006年、ちくま文庫)、『期待と回想』(2008年、朝日文庫)、『教育再定義への試み』、『竹内好』(以上、2010年、岩波現代文庫)、『思い出袋』(2010年、岩波新書)、『文章心得帖』(2013年、ちくま学芸文庫)、『埴谷雄高』(2016年、講談社文芸文庫)等

*3:そんな徴兵忌避者が本当にいたとしても「戦後平和主義への誹謗」は言いがかりも甚だしいですが、ぶっちゃけ「本当にそんな人がいたの?」「都市伝説(つまりはデマ)じゃねえの?」と思いますね。そう簡単に徴兵逃れができるとも思えません(一時的にごまかしが成功したとしても、その後も「病人のフリ」を続けなければ、インチキがばれるでしょう)。そうした事実が「間違いなくあった」と証明できる何か根拠があるのかと言ったらないのではないか?

*4:実際その通りでしょう。ハルノートを受諾すれば対米戦争は回避できました。また戦争開始後も早い段階で降伏すれば死なずに済む人間はもっと多かった。少なくとも早期降伏を主張する「近衛上奏文(1945年2月)」が出た時点で日本の敗戦は不可避でした。1945年2月時点で降伏してれば「東京大空襲(3月)」「沖縄戦(3月以降)」「広島、長崎の原爆投下(8月)」等の悲劇はなかった。

*5:共産市議団代表の山田氏については名前を書きながら立民市議団代表については名前を書かないのが謎です。なお、会派名簿 | 越谷市議会によれば「後藤孝江氏」

*6:むしろ賛成派は「早く別姓にしたいという別姓希望者(当事者)」はともかく「別姓容認派(自分は当事者ではないが別姓希望者の気持ちを叶えるべきだと思うので賛成する)」の多くはここまでの思い入れはないでしょう(俺もありませんが)。

*7:とはいえ実は「自分は別姓にはしない」は6割でも「別姓制度を導入すべきか」という質問については「賛成」「反対」は拮抗しており、また「分からない」回答もかなりあり、産経が言うほど、「反対は多くない」のですが。だからこそ一番多い「自分は別姓にはしない」6割が産経によって特筆大書されるわけです。とはいえ「別姓にする」「わからない」の合計で4割なのだから、「自分が別姓にするかどうか」について「かなりの子ども」が「絶対に自分は別姓にはしない」なんて立場ではないことが分かります。

*8:親との口げんかでの「(借金トラブルなど)お前みたいな親不孝者の子どもには腹が立つ!、今まで生んで育てたのが情けない(親)」等の悪口に対する「逆ギレの言葉」ですね。

*9:勿論皮肉

*10:軍事力と言わない辺りが姑息です。

*11:英米が日本を侵攻したならともかく、日本から「真珠湾攻撃やマレー攻撃」で英米に戦争を仕掛けたのに「祖国防衛」とはよくも言ったもんです。

*12:日本が侵攻した東南アジアのフィリピン(米国植民地)、マレーシア(英国植民地)、ベトナム(フランス植民地)、インドネシア(オランダ植民地)等のこと