テレビは中居正広問題をどう扱うのか - 高世仁のジャーナルな日々2025.1.13
この問題が厄介なのは「被害者が誰か、被害が何か」明確でないことです。
一部では、被害者はPTSDを理由にフジを2024年8月に退社した渡邊渚アナという説もあります(高世記事もその点に触れている)が、拙記事事実ならどう考えても異常な金額だと思う(追記あり) - bogus-simotukareのブログで書いたように現時点では「文春の報じた被害事件の発生(2023年6月)と渡邊アナの病気休業時期(2023年7月)が近接していること」「PTSDの原因について明確でないこと」等による噂に留まります。渡邊氏が被害者だと認めたわけではないし、PTSDの原因についても今のところ語っていない。マスコミに登場してる被害者の発言も実名は記載されていない(A子さんなどの仮名表記)。
また文春や女性セブンは「女性との性的トラブル」と書くだけで「被害者が被害内容をマスコミ相手に明確に語らなかったのか」「明確に語ったが、記事化することを希望しなかったのか」はともかく、「9000万円」という異常な額の示談金からジャニーのような「不同意性交(性加害)」の疑惑が持たれていますが、被害内容は明確ではない。
勿論、中居相手に被害者が刑事告発や民事提訴してるわけでもない。それを悪用して中居は曖昧なままでごまかそうとしている。
勿論「中居が
◆日本テレビ『ザ!世界仰天ニュース』
◆TBS『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』
◆フジテレビ『だれかtoなかい』
◆テレビ朝日『中居正広の土曜日な会』
といった番組の司会を務める人気タレント」というしがらみもテレビ局にはあるかもしれませんが、報じづらい話という面はあるでしょう。
そうした面を考えれば「ジャニー喜多川性加害」「松本人志性加害疑惑」の記憶が未だ強いからか、番組スポンサーや視聴者、あるいは
◆笑福亭鶴瓶(松竹芸能所属)
日本テレビ『ザ!世界仰天ニュース』出演
◆大竹しのぶ
TBS『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』出演
◆劇団ひとり(太田プロダクション所属)
テレビ朝日『中居正広の土曜日な会』出演
等といった中居の共演者やその所属事務所から批判があったからかはともかく、テレビ局が「中居について当面、テレビに出さない」としたことは一定程度評価していいでしょう。
なお、この件で責任が重いのはやはりフジでしょう。文春はフジが事実を知りながらもみ消しに動いた疑惑を報じてるからです。
【追記】
中居正広「9000万円女性トラブル」新たな被害者が爆弾告白「私もフジテレビ編成幹部によって“献上”された」 | 週刊文春 電子版2025.1.15
以前から噂されていた「他にも女性被害者はいる」「フジの組織的犯行の疑い」が文春によって報道されました。今後のフジの対応が注目でしょう。もはや中居一人の問題ではなく「フジ以外のテレビ局は大丈夫なのか?」「中居以外にこうした疑惑のタレントはいないのか?」が問題でしょう。
フジテレビ、中居正広さん巡る社員関与を外部委員会で調査 - 日本経済新聞2025.1.17
中居もフジもいよいよ追い詰められてきました。フジが「第三者委員会報告」を出さない限り、フジは勿論、他のテレビ局(NHK、日本テレビ、TBS、テレビ朝日、テレビ東京など)も中居を使うわけにはいかないでしょう。勿論「第三者委員会報告」を出したからといって中居がテレビに出演できる保証はありませんが。
中居正広さん 芸能活動 引退発表 自身のファンクラブサイトで【コメント全文も】ヅラの皆さん ごめんなさい | NHK | テレビ局2025.1.23
ついに中居が引退を表明しました。
「トラブルはあったが、示談が成立したので芸能活動に問題はないと思う」と表明したのが急変化です。
1)「外国人株主の圧力」「スポンサーの広告差し替え」もあってフジテレビが第三者委員会設置を発表
2)
◆日本テレビ『ザ!世界仰天ニュース』
◆TBS『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』
◆フジテレビ『だれかtoなかい』
◆テレビ朝日『中居正広の土曜日な会』
◆ニッポン放送『中居正広 ON&ON AIR』
といった中居出演番組で軒並み中居が降板ないし番組終了、で「もはや有耶無耶にごまかすこと」が不可能になり、しかし「トラブルの内容を詳細に語ること」ができず八方塞がりと言うことでしょう。
勿論「真相は不明」ですが、中居が「トラブルの存在」を認めながら「事実を詳細に語った上で謝罪し、復帰を目指すこと」をしなかったことで「語ることができないような問題行為(不同意性交など犯罪にも該当?)」という疑いを彼は払拭できませんでした。正直あまり同情する気にはなりません。
彼が「性加害などしておらず、無実だが、それでも真実を語ることができない特殊事情があった」というならともかく、現時点では「語ることができないような問題行為(不同意性交など犯罪にも該当?)」という疑いが否定できませんからね。
https://www.fnn.jp/articles/-/818554
民放連会長の立場での発言とは言え、フジ副会長が他人事みたいな物言いするのは何だかなあと思います。仮に「港社長が勝手にやったこと」だとしても立場上、それですまないでしょう。「(会長がフジ出身なので)この問題で民放連はまともな対応ができない」との疑念を避けるためにも、民放連会長を辞めるべきではないか。
それにしてもこういう記事を書きながら「中居問題」が大々的な問題になった今、「中居引退」「フジの嘉納会長、港社長辞任」などにまるで触れない高世も変な人間です。
【追記終わり】
新年のご挨拶~転機の年になりますように - 高世仁のジャーナルな日々
どれほどの人間が見て、どれほど影響力があることやら。勿論「高世を評価しない」俺は見る気はほとんどありません。
Youtubeチャンネルの立ち上げは、二つの理由があって、一つはこれまで関わってきたテレビ報道に限界を感じたこと
限界を感じたも何も「ジンネット(高世が社長だったテレビ番組製作会社)倒産」以降はテレビ報道にほとんど関わってないのではないか。
(ボーガス注:カネと手間がかかる割に視聴率が取れないなど)調査報道やドキュメンタリーなど手間も時間もかけて掘り下げる企画がテレビ局に通りづらい傾向が近年強まっている。
とはいえ、最近の拙記事
【今日見たテレビ】テレビ朝日・テレメンタリー「わが子は誉れ:老いてゆく男の子と家族の16年」(2024年12月30日記載) - bogus-simotukareのブログ
【今日見たテレビ】NHK『<ドキュメント72時間>年末スペシャル・視聴者リクエストトップ10が発表、1位は「国道4号線 ドライブインは眠らない」』(2024年12月30日記載) - bogus-simotukareのブログ
で紹介したようにドキュメンタリー放送がないわけでは勿論ない(紹介したものは政治批判ではなく、「難病患者とその家族」「ドライブイン経営者と利用客」といった個人を描いたものではありますが)。
袴田事件の再審無罪(2024年)も『死刑囚と姉 -袴田事件50年-』(2016年、テレビ静岡)などテレビの影響も大きいでしょう。
拉致問題では、いまの膠着状態をなんとかしたいとの思いから執筆を思い立った。安倍政権と「救う会」、「家族会」がとってきた「全拉致被害者の即時一括帰国」以外は認めないという路線では1ミリも動かない
当初はそうした路線を高世自身が支持していたくせに「明確な反省もなく掌返し」とはこの男のくずさには反吐が出ます。
*1:Web 2.0 - Wikipedia、あるいは「そこから派生した言葉」から連想した命名でしょう。これについては例えば<人には聞けない2.0>2.0って なんでしょうか:東京新聞デジタル(2022.10.9)参照