玉木雄一郎が選択的夫婦別姓に賛意を表明。時事通信が実施した「国際女性デー」50周年にちなんで実施したアンケートに回答 - kojitakenの日記
「国際女性デー50年」ということは「1975年」ということですが、これは「1975年に国際婦人年(国際女性年)として国連主催で『世界女性会議』を開催、『女性の地位向上のための「世界行動計画』を採択。また、国連が3/8を国際女性デーにした」ということであって、それ以前から国際女性デーがあったことは拙記事「いつも」とは何故か言ってることがまるで違う「フェミニズム(?)」産経(2025年3/4日分) - bogus-simotukareのブログで
1904年3月8日に米国ニューヨークで婦人参政権を求めるデモが行われたことが起源。
と書きました。
ちなみに3/8といえば、今日(3/8)は国際女性デー&ロシア2月革命記念日&インパール作戦開戦日(2023年3月8日記載) - bogus-simotukareのブログに書きましたが「ロシア2月革命」「インパール作戦開始の日」でもあります。このうち「2月革命=国際女性デー」は単なる偶然ではなく「国際女性デーなので女性労働者がデモを行った→デモが大規模化し帝政崩壊」です。まあ、全ての歴史的事件が「こうした必然性」で「その日に起こったわけでない」ですが、こうした「必然性」を知っておくと単に「ロシア2月革命は3/8に起こった」と覚えるよりも、記憶も楽ですし、理解も深まります。
ちなみにいつから始まったのかは不明ですが、3/8には男女共同参画・女性活躍担当相が大臣メッセージを出すことが恒例となっており、内閣府男女共同参画局ホームページには
「国際女性の日」に寄せて 森内閣府特命担当大臣メッセージ | 内閣府男女共同参画局(2014年3/8:森*1第二次安倍内閣男女共同参画・女性活躍等担当相)から現在の
「国際⼥性の⽇」に寄せて(三原⼥性活躍担当⼤⾂・内閣府特命担当⼤⾂(男⼥共同参画)メッセージ) | 内閣府男女共同参画局(2025年3/8:三原*2石破内閣内閣男女共同参画・女性活躍等担当相)
まで大臣メッセージが載っています。恐らく「第二次安倍内閣の森大臣」以前にもメッセージはあったと思いますが、古すぎるので載せてないのでしょう(まあ、民主党政権については載せたくないというのもあるかもしれませんが)。男女共同参画・女性活躍等担当相自体は「小泉内閣(第三次)」の猪口邦子*3大臣が最初です(内閣府特命担当大臣(こども政策 少子化対策 若者活躍 男女共同参画担当) - Wikipedia参照)。
今年の三原大臣メッセージについても要点だけ紹介しておきます。特にコメントはしません。
「国際⼥性の⽇」に寄せて(三原⼥性活躍担当⼤⾂・内閣府特命担当⼤⾂(男⼥共同参画)メッセージ) | 内閣府男女共同参画局
現在、政府においては、「女性版骨太の方針2025*4」、「第6次男女共同参画基本計画*5」の策定を見据え、
・あらゆる分野の意思決定層における女性の参画拡大
・女性に選ばれ、女性が活躍できる地域づくり*6
などに一丸となって取り組んでいるところです。
厚生労働省等と連携し、来年3月に期限を迎える女性活躍推進法*7の延長等を含め、女性の職業生活における活躍の更なる推進に向けて、取組を進めていくこととしています。
「女性に選ばれ、女性が活躍できる地域づくり」に向けて、女性が「働きたい」と思える職場を地域につくるとの発想に立ち、意欲ある女性の起業ムーブメントの創出に取り組んでまいります。現在、「地域で輝く女性起業家サロン」を開催し、女性の起業の促進に必要なサポートや、どうすれば女性が働きたいと思える地域に変えられるかなどについて、意見交換を行っているところであり、こうした知恵を結集し、必要な施策を「女性版骨太の方針2025」に盛り込むことを目指していきたいと思います。
国際的な取組としては、(中略)4月に開催される大阪・関西万博でも、女性活躍や多様性の実現をテーマとした「ウーマンズ・パビリオン*8」を出展することとしています。
田村共産党委員長のメッセージもコメント無しで要点を紹介しておきます。
2025年国際女性デーによせて/日本共産党 田村智子委員長がメッセージ
選択的夫婦別姓を、今国会でなんとしても実現しましょう。さらに同性婚の法制化、避妊や中絶に対する女性の権利*9、性暴力の根絶、男女賃金格差の是正など、切実な要求の実現へ、ともに政治を動かしましょう。
さて「前振り(?)」はこの程度にして、kojitakenの駄文に突っ込んでみます。
玉木が明確に賛成と回答したことは大きい。いや、これは決して皮肉じゃないですよ。心からそう思います。
玉木に好意的なkojitakenですが
[B! 国民民主党] 選択的夫婦別姓で国民民主と連合にすきま風 玉木代表「立法事実を確認する必要がある」
id:bogus-simotukare
衆院選公約で「別姓賛成」が、今頃「立法事実=別姓制度の必要性」を確認する必要があると言い出す玉木。「必要性があるか確認しないで賛成と公約したのか?」という酷い話。減税以外どうでもいいデタラメさが露呈
id:tmtms
国民民主は公約を反故にする政党だったということか。まああんまり期待してなかったけども。
id:Akech_ergo
選挙時点では立法事実を確認せずに別姓導入を公約してたってこと?
id:kamezo
産経の見立てでは「保守層の支持が増えたので、慎重派に秋波を送り始めた」ということか。事実なら無定見もいいところだ
id:yas-mal
「(ボーガス注:基礎控除引き上げ)178万円で7.7兆円の財源が減る事」を指摘され反発してたのもそうだけど、「公約を考えるとき、マジメにやってませんでした」と堂々と言えるツラの皮の厚さはスゴいな。
id:good2nd
「国民民主は昨秋の衆院選で公約に掲げた」それなのにこれ。あいた口が塞がらない。公約って何?
という指摘(一部は拙ブクマ)があるように、昨今の玉木は「総論賛成、各論反対」のような態度で明らかに「別姓実現」に後ろ向きであり、kojitakenほど高い評価はできないでしょう。それにしても「減税ポピュリズム」でこんな「デタラメな党の支持率が高いこと」には「日本人はアホか」「減税以外はどうでもいいのか?」とげんなりしますね。「無回答の自民議員」の方が玉木よりよほどましでしょう。
自民党がひどい。石破茂*10は回答していない。選択的夫婦別姓賛成を表明したのは、船田元*11、渡海紀三朗*12、野田聖子*13、河野太郎*14、土屋品子*15、細野豪志*16(笑)、松島みどり*17、小泉進次郎*18、井出庸生*19、大岡敏孝*20、牧島かれん*21、宮崎政久*22、宮路拓馬*23、安藤高夫*24、英利アルフィヤ*25、向山淳、橋本聖子*26、柘植芳文*27、三宅伸吾*28、朝日健太郎*29。数え落としがあるかもしれないがわずか20人だった。もっとも残りで最も多かったのは未回答者で208人。
【選択的夫婦別姓】国会議員アンケート結果まとめ〔国際女性デー50年〕:時事ドットコム
「未回答208人(ほとんどが未回答)」とは「安倍の死亡」「裏金疑惑による安倍派の没落」がいかに大きいかと言うことですね。
「安倍時代は夫婦別姓反対が党方針だったので今更賛成とは言いがたいが、安倍派が没落し、公明までもが別姓賛成と言い出す現在、反対のママでいいのか→無回答」と言う話でしょう。
20人に留まるとは言え、その中には「大臣、党三役経験者というそれなりの大物(福田内閣文科相、自民党政調会長(岸田総裁時代)の渡海、小渕内閣郵政相、第四次安倍内閣総務相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)の野田)」「小物とは言え、現役の石破内閣政務三役(外務副大臣の宮路、厚労大臣政務官の安藤、外務大臣政務官の英利)」もおり、石破が「別姓支持」を決断さえすれば、「党の空気」として一気に「別姓支持」になりそうな状況ではあります。なお、「20人」のうち
◆船田元
鳩山内閣防衛庁長官、自民党政調会長(岸総裁時代)、副総裁(福田総裁時代)、衆院議長を務めた船田中は祖父。栃木県知事を務めた船田譲は父
◆渡海紀三朗
佐藤内閣自治相、大平内閣建設相を歴任した渡海元三郎は父
◆野田聖子
吉田内閣建設相、行管庁長官、三木内閣経企庁長官を歴任した野田卯一は祖父
◆河野太郎
鳩山内閣農林相、岸内閣経企庁長官、自民党総務会長(岸総裁時代)、池田内閣農林相、建設相、池田、佐藤内閣副総理等を務めた河野一郎は祖父。中曽根内閣科技庁長官、宮沢内閣官房長官、自民党総裁、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を務めた河野洋平は父
◆土屋品子
大平内閣環境庁長官、自民党参院議員会長(中曽根、竹下総裁時代)、参院議長、埼玉県知事を務めた土屋義彦は父
◆小泉進次郎
濱口、第二次若槻内閣逓信相を務めた小泉又次郎は曾祖父。池田、佐藤内閣防衛庁長官を務めた小泉純也は祖父。小泉元首相は父
◆井出庸生
石橋、岸内閣農林相、佐藤内閣郵政相、三木内閣官房長官を務めた井出一太郎は祖父。村山内閣厚生相、新党さきがけ代表を務めた井出正一は伯父
◆宮路拓馬
小泉内閣厚労副大臣を務めた宮路和明は父
という「8人(40%)」が二世議員であること(特に河野に至っては三世議員、小泉に至っては四世議員)には「政治に緊張感がなくなる」「日本人のレベルが低い」と何とも呆れます。まあ「三バン(カバン(資金力)、看板(知名度)、地盤(後援会))によって当選がほぼ確実な二世だからこそ別姓賛成と言いやすい」面はあるでしょうが。
なお、過去に夫婦別姓に肯定的な態度を取った人間、例えば
選択的夫婦別姓制度に賛成する立場の自民議連が会合 | NHK | ジェンダー
制度に賛成する立場の自民党の議員連盟が、国会内で会合を開き、会長を務める浜田*30元防衛大臣や小渕*31組織運動本部長ら10人余りが出席しました。
に名前が出てくる浜田や小渕が今回無回答だったのは「どういうことなのか?」とは思います。何せ上記NHK報道は「2025年2月26日」であり、つい最近(約10日前)です。2年も3年も前の話じゃない。
【参考:1975年】
なお、国際女性デーが国連記念日となった1975年(国際女性年、今から50年前)には以下の出来事もありました。赤字が女性問題関係です。
1975年 - Wikipedia、1975年の日本 - Wikipedia参照
・1月17日
フランスで前年に成立したヴェイユ法*32が施行され、人工妊娠中絶が合法化
・2月11日
英国保守党の党首にサッチャー(1925~2013年)を選出。保守党初の女性党首。その後、サッチャーは1979~1990年まで首相
・2月27日
日本共産党の機関紙「赤旗」で、4コマ漫画『まんまる団地』(オダシゲ作)が連載開始(現在も連載中。恐らく日本の新聞連載漫画では最長記録)。
・3月14日
革命的共産主義者同盟全国委員会(中核派)の本多延嘉書記長(1934~1975年)が日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派(革マル派)によって殺害される
・4月29日
最高裁が薬局距離制限事件で薬事法について違憲判決。最高裁の違憲判決は1973年の尊属殺重罰規定違憲判決に次いで史上2番目。
・4月30日
南ベトナムの首都サイゴン(現・ホーチミン)の陥落によりベトナム戦争終結
・5月16日
田部井淳子*33(1939~2016年)が女性として世界初のエベレスト(ネパール、アジア大陸)登頂に成功。その後、田部井は1981年のキリマンジャロ(エチオピア、アフリカ大陸)、1987年のアコンカグア(アルゼンチン、南米大陸)、1988年のマッキンリー(米国、北米大陸)、1991年のコジオスコ(オーストラリア大陸)、ビンソンマシフ(南極大陸)に次いで、1992年にエルブルス(ロシア、ヨーロッパ大陸)に登頂し、女性で世界初の七大陸最高峰登頂者となった*34。1992年、文部省スポーツ功労賞を、1995年に内閣総理大臣賞を受賞。
・7月5日
沢松和子*35・アン清村組が全英オープン(ウィンブルドン選手権)女子ダブルスで優勝。沢松は日本人女性初の四大大会*36優勝で、日本でテニスブーム。女子高校生・岡ひろみが主人公のテニス漫画『エースをねらえ!』の連載(1973~1975年、1978~1980年)やアニメ放送『エースをねらえ!』(1973~1974年、NETテレビ(現・テレビ朝日))、『新・エースをねらえ!』(1978~1979年、日本テレビ)もちょうどこの頃
・7月19日
沖縄国際海洋博覧会開幕
北海道警爆破事件。後に北海道庁爆破事件(1976年)の容疑で逮捕された大森勝久(後に死刑判決、但し大森は無罪を主張、日弁連も大森を支援)が道警爆破事件の容疑でも逮捕されたが、道警爆破事件に関しては証拠不十分で不起訴。公訴時効が成立し、未解決事件となった。
・8月4日
日本赤軍がマレーシア・クアラルンプールの米国大使館等を占拠(クアラルンプール事件)
・8月15日
三木*37首相が現職首相として初めて終戦記念日に靖国神社を参拝
・9月30日
昭和天皇が米国を公式訪問(天皇の初訪米)
・10月24日
アイスランドで女性による大規模デモ「女性の休日」が発生
・11月15日
第1回サミット(先進国首脳会議)開催。
・12月23日
日本共産党中央委員会が宗教決議(宗教についての日本共産党の見解と態度)を採択。
*1:第二次安倍内閣男女共同参画・女性活躍等担当相、第四次安倍内閣法相等を歴任
*2:1964年生まれ。1979年、TBS『3年B組金八先生』に生徒「山田麗子」役で出演しブレイク。2010年、自民党から参院選に出馬し当選。菅内閣厚労副大臣等を経て、石破内閣男女共同参画・女性活躍等担当相(初入閣)
*3:上智大学名誉教授。著書『ポスト覇権システムと日本の選択』(1987年、筑摩書房→1992年、ちくま文庫)、『戦争と平和』(1989年、東京大学出版会)、『戦略的平和思考』(2004年、NTT出版)
*4:毎年作成
*5:5年に1度作成。過去には「第1次(2000年、森内閣)」「第2次(2005年、小泉内閣)」、「第3次(2010年、菅直人内閣)」、「第4次(2015年、第3次安倍内閣)」、「第5次(2020年、菅義偉内閣)」を作成
*6:つまりは近年深刻な「若年女性の都市への転入(地方からの転出)」を減らしたいという話
*7:2015年に10年間の時限立法として制定
*8:これについては拙記事開催まで2ヶ月を切った大阪万博(2025年4/13~10/13予定)で色々(2025年2月20日記載) - bogus-simotukareのブログで万博に「ウーマンズパビリオン」が出展 ドバイに続き、ジェンダーギャップ指数改善に挑む - 産経ニュースを紹介しました。
*9:なお、国連女性差別撤廃委員会からは「母体保護法の人工妊娠中絶での配偶者同意要件の削除」が勧告された。
*10:小泉内閣防衛庁長官、福田内閣防衛相、麻生内閣農水相、自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相等を経て首相
*11:宮沢内閣で経企庁長官
*12:福田内閣文科相、自民党政調会長(岸田総裁時代)等を歴任
*13:小渕内閣郵政相、福田、麻生内閣科学技術等担当相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)、第四次安倍内閣総務相、岸田内閣少子化等担当相を歴任
*14:第三次安倍内閣国家公安委員長、第四次安倍内閣外相、防衛相、菅内閣行革相、岸田内閣デジタル相等を歴任
*15:岸田内閣で復興相
*16:野田内閣環境相、民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長(岡田代表時代)、民進党代表代行(蓮舫代表時代)等を歴任
*18:第四次安倍、菅内閣環境相、自民党選対委員長(石破総裁時代)等を歴任
*20:第三次安倍内閣財務大臣政務官、岸田内閣環境副大臣を歴任
*21:岸田内閣でデジタル相
*22:第四次安倍内閣法務大臣政務官、岸田内閣厚労副大臣を歴任
*26:自民党参院議員会長(第二次安倍総裁時代)、第四次安倍、菅内閣五輪担当相を歴任。アルベールビル冬季五輪スピードスケート女子1500m銅メダル
*27:元全国郵便局長会会長。岸田内閣総務副大臣、外務副大臣を歴任
*28:元日経新聞編集委員。岸田内閣外務大臣政務官、岸田、石破内閣防衛大臣政務官を歴任
*30:麻生内閣防衛相、自民党国対委員長(第二次安倍、岸田総裁時代)、岸田内閣防衛相を歴任。浜田幸一元衆院議員は父
*31:麻生内閣少子化等担当相、第二次安倍内閣経産相、自民党選対委員長(岸田総裁時代)等を歴任。小渕元首相の娘
*32:シモーヌ・ヴェイユ厚生大臣(1927~2017年:大臣在位1974~1979年)が法案提出したことでこの名前で呼ばれる
*33:著書『エベレスト・ママさん山登り半生記』(1982年、新潮文庫→ 『タベイさん、頂上だよ:田部井淳子の山登り半生記』と改題し、2012年、ヤマケイ文庫)、『七大陸最高峰に立って』(1992年、小学館→『高いところが好き』と改題し、2007年、小学館文庫)、『山を楽しむ』(2002年、岩波新書)、『日本人なら富士山に登ろう! 初心者のための安心・安全登山術』(2010年、アスキー新書)、『それでもわたしは山に登る』(2016年、文春文庫)等
*34:但し、七大陸最高峰登頂はそれほど難しい登山ではないとの批判もある(七大陸最高峰 - Wikipedia参照)
*35:現在、日本テニス協会副会長(但し、結婚し改姓したため、現在の戸籍名は吉田和子)。姉の沢松順子、姪の沢松奈生子(順子の娘)もテニス選手。2022年、文化功労者
*37:1907~1988年。国民協同党委員長、片山内閣逓信相、国民民主党幹事長、改進党幹事長、鳩山内閣運輸相、岸内閣科技庁長官(経企庁長官兼務)、池田内閣科技庁長官、自民党政調会長、幹事長(池田総裁時代)、佐藤内閣通産相、外相、田中内閣副総理・環境庁長官等を経て首相