今日の産経ニュース(2025年4/11日分)

<主張>外国人の高額療養 ただ乗り許してはならぬ 社説 - 産経ニュース
 勿論保険料をきちんと払ってるのだからただ乗り呼ばわりされるいわれは何もない。悪質な外国人差別です。
 また事実として「外国人が、日本人に比べ、特に高額療養費制度の恩恵を受けてる事実もない」でしょう。
 産経の「不正利用」云々もまともな根拠が提出されてるわけでは全くない。


御巣鷹事故「自衛隊が撃墜」、偽情報を自民佐藤正久氏が問題視 中谷元防衛相「対応する」 - 産経ニュース
 以前、別記事

高世仁に悪口する(2024年7/10日分)(副題:水島朝穂氏の日航機墜落陰謀論に改めて呆れる) - bogus-simotukareのブログ
「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2025年1/31日分:荒木和博の巻)(副題:森永卓郎の汚点「日航機墜落陰謀論」) - bogus-simotukareのブログ

でも触れましたが、ここで批判されてる陰謀論は、青山透子『日航123便墜落の新事実』(2020年、河出文庫)、『日航123便墜落・疑惑のはじまり』(2021年、河出文庫)、『日航123便墜落・圧力隔壁説をくつがえす』(2025年、河出文庫*1)等のことで、晩年の森永卓郎*2もこの陰謀論を著書『マンガ・誰も書かない「真実」:日航123便はなぜ墜落したのか』(2024年、宝島社)で主張してます*3が、ほとんど誰も相手にしてない与太ですからね。産経等の「川口のクルド人誹謗デマ(これについては例えばNHK制作の良番組「フェイクとリアル~川口 クルド人 真相~」の再放送を熱望します @nhk_Etoku @nhk_n_sp @nhk_news @nhk - 村野瀬玲奈の秘書課広報室参照)」等と違い、実害に乏しい。
 例えばクルド誹謗デマをネタに「川口でクルドヘイト行動をやり、クルド人に恐怖感を与えるバカ」はいても「日航機墜落デマ」をネタに自衛隊基地の前などで「自衛隊員」を攻撃するバカなど全くいないでしょう。というか「軍拡批判」など、まともな自衛隊批判もどれほどされてるか。むしろ自衛隊批判は少なすぎるのではないか。
 確かに酷いデマとは言え、世間に相手にされてない(国会で取り上げる必要に乏しい)のでこういう「自衛隊誹謗デマ」を口実に「ヒゲの佐藤*4や産経」は「共産党などの自衛隊批判を全てデマ扱いして、否定したいのか?」と疑いたくなるし、「そんなことより、例えばクルドデマでも批判しろよ」と言いたくなります。
 それはともかく、
経済アナリストの森永卓郎さん死去 67歳 がん公表後も活動:朝日新聞
森永卓郎さん死去、67歳…原発不明がんで闘病 : 読売新聞
森永卓郎さん死去 67歳 経済アナリスト 原発不明がんで | 毎日新聞
森永卓郎さん死去 67歳、経済アナリスト - 日本経済新聞
経済アナリスト 森永卓郎さん 原発不明がんで死去 67歳 闘病公表 前日までラジオ番組の生放送に出演 | NHK | 訃報
(いずれも2025.1.28)等の森永氏訃報報道でも、この「森永氏の自衛隊陰謀論」に触れるマスコミはなかった(「森永氏の経済に関する主張」とは違い、「価値観の問題ではなく明らかなデマ」のために、触れる場合は、森永氏を批判せざるを得ないが、多くのマスコミがコメンテーターや著書刊行などで彼と付き合いがあり、批判は避けたいし、幸い(?)にもこの陰謀論があまり知られてないため)。
 なお、未読ですが、杉江弘*5『JAL123便墜落事故・自衛隊&米軍陰謀説の真相』(2017年、宝島社*6)と言う批判本があります。
 なお、この陰謀論旧ソ連大韓航空機撃墜事件 - Wikipedia(1983年、大韓機の乗員、乗客269人全員が死亡)や、実際に自衛隊の事故である

全日空機雫石衝突事故 - Wikipedia(1971年)
 全日空機の乗客155名と乗員7名の計162名全員が死亡。自衛隊機の教官と訓練生が、盛岡地検に業務上過失致死容疑で起訴された。最高裁(1983年)は訓練生には無罪判決を下したが、教官には禁錮3年、執行猶予3年の有罪判決。教官は自衛隊法の規定により失職した。また、事故当時の増原惠吉*7佐藤内閣防衛庁長官と上田泰弘*8航空幕僚長引責辞任
なだしお事件 - Wikipedia(1988年)
 遊漁船「第一富士丸」が沈没し、30名が死亡。1992年、横浜地裁は、なだしお元艦長に禁錮2年6か月、執行猶予4年、第1富士丸元船長に禁錮1年6か月、執行猶予4年の有罪判決を下した。検察、なだしお元艦長、遊漁船元船長ともに控訴せず、判決は確定した。元艦長は自衛隊法の規定により失職した。また、事故当時の瓦力*9竹下内閣防衛庁長官引責辞任

から連想した物でしょう。
 この中では一番最近(?)の1988年のなだしお事故ですら「今から約37年前」で、最近の若者は知らないでしょうし、俺(1970年代半ば生まれ。山添拓・日本共産党政策委員長、山本れいわ新選組代表(1974年生まれ)、辰巳孝太郎・共産党参院議員(1976年生まれ)等と同世代)も1971年の雫石事故は生まれる前の出来事ですが。
 こうした陰謀論の一因は「ボーイング日航機の製造元)が刑事訴追を恐れて調査に非協力的だったこと」もあるでしょう。
 なお、日航機墜落当時の防衛庁長官加藤紘一*10であり、本当に「雫石事故」「なだしお事故」のような代物であれば引責辞任していたでしょう。

*1:河出書房新社はまともな本も出してるのにこんな陰謀論本(デマ本)を出すとは全く残念です。

*2:1957~2025年。三井情報開発総合研究所副主任研究員、三和総合研究所副主任研究員、主任研究員、UFJ総合研究所主席研究員等を経て獨協大学教授。著書『リストラと能力主義』(2000年、講談社現代新書)、『日本経済50の大疑問』(2002年、講談社現代新書)、『シンプル人生の経済設計』(2002年、中公新書ラクレ)、『デフレとお金と経済の話』(2003年、講談社+α文庫)、『「家計破綻」に負けない経済学』(2004年、講談社現代新書)、『年収崩壊:格差時代に生き残るための「お金サバイバル術」』(2007年、角川SSC新書)、『年収防衛』(2008年、角川SSC新書)、『ニュースのウラ読み経済学』(2010年、PHPビジネス新書)、『庶民は知らないデフレの真実』(2012年、角川SSC新書)、『庶民は知らないアベノリスクの真実』(2013年、角川SSC新書)、『雇用破壊』(2016年、角川新書)、『老後破産しないために、年金13万円時代でも暮らせるメタボ家計ダイエット』(2016年、扶桑社新書)、『消費税は下げられる! 借金1000兆円の大嘘を暴く』(2017年、角川新書)、『なぜ日本だけが成長できないのか』(2018年、角川新書)、『ビンボーでも楽しい定年後』(2018年、中公新書ラクレ)、『なぜ日本経済は後手に回るのか』(2020年、角川新書)、『グローバル資本主義の終わりとガンディーの経済学』(2020年、集英社インターナショナル新書)、『年収200万円でもたのしく暮らせます:コロナ恐慌を生き抜く経済学』(2020年、PHPビジネス新書)、『相続地獄:残った家族が困らない終活入門』(2021年、光文社新書)、『長生き地獄』(2022年、角川新書)、『増税地獄』(2023年、角川新書)等

*3:まさに森永氏は晩節を汚したと言っていい。

*4:自衛官。福知山駐屯地司令等を歴任。参院議員。第二次安倍内閣防衛大臣政務官、第四次安倍内閣外務副大臣を歴任

*5:日本航空パイロット。航空評論家

*6:2017年には杉江氏の「日航機墜落・自衛隊陰謀論」批判本を出しながら、2024年には森永氏の「日航機墜落・自衛隊陰謀論」本を出すとは宝島社も全くデタラメな出版社です。金さえ儲かればいいのか。こんなデタラメな出版社から松竹『不破哲三氏への手紙』(2023年、宝島社新書)を出さざるを得なかった松竹伸幸(恐らく他の出版社が相手にしてくれなかった)も「ある意味哀れで無様」です。まあ、そんなデタラメな出版社なんでその後、宝島社から松竹の本は出ていませんが。多分、松竹の本があまり売れなかったのでしょう。

*7:1903~1985年。元内務官僚。池田、佐藤内閣行管庁長官、佐藤、田中内閣防衛庁長官等を歴任

*8:1916~2013年。小牧基地司令、北部航空方面隊司令官、航空幕僚副長、航空幕僚長等を歴任

*9:1937~2013年。竹下内閣防衛庁長官自民党国対委員長(宮沢総裁時代)、橋本内閣建設相、小渕、森内閣防衛庁長官等を歴任

*10:1939~2016年。中曽根内閣防衛庁長官、宮沢内閣官房長官自民党政調会長(河野総裁時代)、幹事長(橋本総裁時代)等を歴任