消費税減税で「野党総崩れ」になると一番得をするのは玉木雄一郎、次いで山本太郎だ/たかまつななは現代の「マッチポンプ」か - kojitakenの日記
「消費税についてどういう政策をとるべきか」という政策論ではなく「国民民主やれいわが得する」云々などと言うくだらない政局論ばかりする辺り、本当に「レベルの低い人間だ」とid:kojitakenには心底呆れます。
また「2024年衆院選挙公約=税率引き下げではなく給付付き税額控除」の立民が「減税」に転向すれば、崩れたと言えるでしょうが、他の党は「最初から減税論で、主張の是非はともかく崩れてない」のですがそれはさておき。
いずれにせよ「消費税問題」で俺的に「最も見るに堪えない」のは
赤旗消費税減税 政界に旋風/世論うけ各党からも/恒久財源示し提案は共産党のみ2025.4.23
立憲民主党は消費税減税に関する意見の集約ができていません。野田佳彦代表ら執行部が慎重な姿勢を示すなか、党内には減税を強く主張する議員も多く、議論が続けられています。
と言う「一応は最大野党」立民党ですね。「給付付き税額控除(税率引き下げの否定)」という2024年衆院選公約は一体何だったのか?。そんなに立民にとって選挙公約は軽いのか?。世間受けすることがそんなに大事か?
【追記】
今日の産経ニュース(2025年4/24日分)(副題:枝野幸男に悪口する) - bogus-simotukareのブログでも批判しましたが「食料品限定」とはいえ、税率引き下げに転向し、ついに「給付付き税額控除」法案は出さないつもりのようです。
「2024年衆院選挙の公約の重み」を何だと思ってるのか?。心底呆れます。
【追記終わり】
ある意味「国民民主やれいわ」の方がましではないか。
なお、「国債発行」を無責任に叫ぶれいわや国民民主は『俺的に論外』で、消費税減税を主張する一方で
赤旗消費税減税 政界に旋風/世論うけ各党からも/恒久財源示し提案は共産党のみ2025.4.23
日本共産党は「緊急提案*1」で、消費税5%減税の財源として「行き過ぎた大企業への減税、大金持ち優遇、不公平税制をただせば確保できる」と主張。本気で消費税減税を実行するためには恒久的な財源を示すことが不可欠です。
という「金持ち増税」を主張する共産には好感が持てます。こうした主張を広げていく努力が必要ではあるでしょう。
「転向」については、2008年頃にそれまでの新自由主義的主張を撤回した経済学者が話題になったことがある。それに対して弊ブログは手放しでの称賛は避けた。時流によって自らの意見を変える主張だったのかと思ったからだ。
「はあ?」ですね。
具体的な主張内容も、その学者の名前も書かないのでは何のことだかさっぱり分かりません。
具体的に書かない理由は何なのか?
俺が「2008年、新自由主義、転向」でググったら以下がヒットした中谷巌*2(一橋大学名誉教授)のことか(俺は中谷について無知なので評価は出来ませんが、以下の記事の多くは「中谷の転向」に批判的です)。
いずれにせよ、kojitakenが中谷であれ、他の人間であれ、はっきりと名前やその主張を書かない理由が意味不明です。
中谷巌氏の転向と回心: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)2008.12.15
中谷巌氏の『資本主義はなぜ自壊したのか-日本再生への提言』(2008年、集英社インターナショナル*3)という本を見つけました。
内容自体は、実のところそれほど目新しいものではありません。スティグリッツ*4やポランニー*5を引用して様々に説いている部分も、正直どこかで読んだ内容ばかりです。
第1章は「なぜ、私は「転向」したのか」と題して、アメリカ体験がその原点であると書かれていますが、私にはこの部分は、きわめて重要な要素を隠しているように思われます。
「アメリカで近代経済学を勉強したのでアメリカにかぶれた」云々というのは、本音を隠した台詞のように思われるのです。なぜそういえるのか。もしそうなら、彼がアメリカから帰国した1974年から、彼は市場原理主義者として行動していたはずです。
しかし、ここ十年来の彼のファンであった人々であれば絶対に読みそうもないような所に、若き日の中谷助教授の論文が残されています。JILPT*6の前身のJIL*7が出していた『日本労働協会雑誌*8』の1978年5月号に、「クローズド・ストライキ提案の意義と現実性」、1979年4月号に(ボーガス注:ユーゴスラビアの労働者自主管理等を論じた)「労働者自主管理」という論文を書いているのです。
若き中谷助教授は労使関係論の若きパイオニアとして颯爽とデビューしていたのです。本来の意味における(小泉構造改革的、新自由主義的ではない、江田三郎的、社民主義的な)「構造改革派」(!)リベラル左翼であった若き中谷氏が、市場原理主義のイデオローグとして颯爽と登場するのが1990年代であってみれば、そこには本書があえて語らない「第1の転向」があったというべきでしょう。
なお、話が脱線しますが「労働者自主管理」でググると以下の本がヒットしたのでこの機会に紹介しておきます。俺も「ユーゴの労働者自主管理」には「旧ソ連とは違った社会主義の試み」として「ユーロコミュニズム(イタリア共産党)」等と同様、注目された程度の知識しかないですが。しかし、初代大統領チトー(1892~1980年)のカリスマ性に寄るところが大きかったのか、1980年に彼が死に、1980年代後半のソ連東欧体制の崩壊(ユーゴでも共産体制が崩壊)以降、1990年代にユーゴが内戦になったのは何ともかんともです。
いわゆる「ワーカーズコープ(労働者協同組合法に基づく労働者協同組合)」も労働者自主管理と関係があるんでしょうが、この辺りも全く無知です。
【刊行年順】
◆岩田昌征*9『労働者自主管理:ある社会主義論の試み』(1974年、紀伊国屋新書)、『凡人たちの社会主義:ユーゴスラヴィア・ポーランド・自主管理』(1985年、筑摩書房)
◆井上雅雄*10『日本の労働者自主管理』(1991年、東京大学出版会)
ペトリカメラの労働者自主管理(1970年代?)について論じた。なお、ペトリカメラ - Wikipediaによればカメラ生産からは撤退したが会社自体は現存(勿論もはや労働者自主管理ではない。労使争議時の一時的事態に過ぎない)しており、ペトリ工業に社名変更した上で埼玉県北葛飾郡杉戸町で、大手メーカー向けの双眼鏡のOEM生産を手掛けている。
ちなみに鎌田慧*11『ドキュメント労働者!1967~1984』(1984年、筑摩書房→1989年、ちくま文庫)でペトリカメラに触れられてた記憶があります(以前、拙記事「ブラック企業では労組なんかつくっても無意味だ、労組結成を評価する赤旗はバカだ」という変人(追記あり) - bogus-simotukareのブログでもその件について簡単に触れた)。
◆松本直樹*12『労働者管理企業の経済分析』(2000年、勁草書房)
経済学者、中谷巌の転向 ~新自由主義は死んだのか?~: カトラー:katolerのマーケティング言論2009.1.16
改革派の急先鋒だったのは浅はかだった--懺悔の書『資本主義はなぜ自壊したのか』を書いた中谷巌氏に聞く | オリジナル | 東洋経済オンライン2009.1.17
見事に空気を読んだ本「資本主義はなぜ自壊したのか」中谷厳 - ガ島通信2009.1.25
新自由主義が注目されれば構造改革の旗を振り、貧困や格差が問題になれば、昔が良かったと憂いて見せる、見事に社会の空気を読んだ風見鶏ぶりに、飽きれると言うより、感心すらしてしまいます。
ハーバード留学時代の思い出、率直な反省は興味を持って進みましたが、ブータンやキューバの礼賛あたりでずっこけはじめ(田舎にやってきた都会の人が、「こんなすばらしいところがあったのですね」と言いながら住むことはない、という旅の思い出レベル)、途中からは世界の宗教や神話をつぎはぎしてトンデモ本の様相に。
読んでいて一番気になったのは「なぜこの人は、少し考えれば分かることに気づかず、極端にかぶれてしまうのか」ということ。どのようなシステムや理論も完璧と言うわけでなく、良いところもあれば課題もあります。
この本の中で、アメリカ万歳、ブータンに驚き、北欧だ、日本がすばらしいと正解を求めて次々と変遷していく中谷氏の姿は、研究者としての芯のなさ、ビジョンのなさを浮かび上がらせます。
もし中谷氏が空気を読んだのではなく、本気でこの本を書いているとすれば、細川政権、小渕政権で改革を牽引し、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの理事長を務め、多摩大学で次世代リーダーを育成している人物が、このように薄っぺらいことこそが、最も深刻な現代ニッポンの社会問題ではないでしょうか。
ブータン礼賛と言えば以前、高世仁の「ブータン礼賛」を拙記事で以下のように批判しました。
「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2/22分:高世仁の巻)&北朝鮮最新ニュースその他色々(追記・訂正あり) - bogus-simotukareのブログ
「識字率50%」だの「国民の25%が1日2ドル未満で生活」だの「民族差別」だの、どう見ても幸せなわけがないでしょう。高世が非難する北朝鮮の方がむしろブータンよりましじゃないのか。
しかし、「わざわざググったり、専門書を読んだり」しなくても、そもそも「つい最近まで完全な国王独裁だった」「発展途上国で経済的に貧乏」なブータンが「民主主義や経済の観点」、たとえば「平均寿命」「識字率」などで「幸福と判断できるかどうか」など、少し考えればわかる話です。
大体「世界一幸福な国」をブータンが主張する根拠って「国民世論調査」ですからねえ。「主観的な幸せ」がどうでもいいとはいいませんが、「主観的幸せ」は「客観的幸せ」を必ずしも意味しませんし、「ブータンが自画自賛したがってること」を考えれば「誘導尋問の疑いすら」ありうるでしょう。
もちろん国連の幸福度ランキングにおいては「平均寿命」「識字率」のような客観的データが使われますからブータンのような「主観だけで世界一幸福な国を自称」なんてインチキ国家は「お呼びじゃありません」。
「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年3/27分:高世仁の巻)(追記あり) - bogus-simotukareのブログ
「GDPや平均寿命が低かったら」普通に考えて不幸でしょう。「主観的には幸せだからいいんだ」なんてそんな馬鹿な話はない(本当にブータンが『主観的には幸せと言えるのか』疑問に思いますが)。
(中略)
「幸せの国ブータン」なんてのはブータン政府の自画自賛に過ぎません。基本的には高世が非難する北朝鮮帰国事業での北朝鮮政府の宣伝「地上の楽園」や安倍の「アベノミクスは成功してる」とほとんど変わりません。「自画自賛」を北朝鮮や安倍なら非難して、ブータンなら擁護する。高世のクズぶり、カスぶり、インチキぶり、デマカセぶりにはいつもながら呆れます。
高世仁に突っ込む(2021年4/8日分)(追記あり) - bogus-simotukareのブログ
つまりは「幸せの国ブータン」なんてのは嘘だと言うことです。
(中略)
都会に住む日本人や欧米人は「田舎(あるいは発展途上国)への憧れ(貧乏だが自然が豊かで、人々は純朴?)」を持つ人も居るのでしょうが、そんなもんは「非現実的な憧れ」でしかない。
高世だってこんなこと言ったって「郷里の山形に帰らない」わけですからね。「東京23区では無く郊外」とは言え高世は東京に住んでるわけです。高世には「ブータン万歳、田舎万歳するのなら、とっとと山形に帰れよ!」と言いたい。
(中略)
どうせ「貧乏でもブータンは自然が豊かで、人間は純朴。本当の幸せとは物質的豊かさとは違う」という寝言でしょう。
もちろん「物質的に豊か」でも「家族が不仲」だったりすれば不幸ではある。そう言う意味で「精神的な豊かさ」も大事ですが、それは「物質的豊かさはどうでもいい」と言う話ではないし、ましてや「ブータンの田舎生活を美化する」なんて論外でしょう。
そんなんは「本当の貧乏」を知らない人間の寝言では無いか。いや俺も幸いにして「今まで深刻な貧乏を経験してない」のですがそう思います。
そんなにブータンが素晴らしいと思うのなら、高世は移住しろ、二度と日本に帰ってくるな、ブータンの土になれという話です。
中谷も『高世と同レベル』と言うことでしょうか?
中谷巌の「懺悔の告白」 - tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」2009.1.27
大みそかの深夜(正確には今年の元日早朝)に「朝まで生テレビ」を見ていると、司会の田原総一朗が、「あの中谷巌(なかたに・いわお)ですら『グローバル資本主義は間違っていた』と言うようになったからね」と言うのを聞いて、わが耳を疑った。
私は大学時代、中谷氏から「所得理論」(マクロ経済学)を教わった。ハーバード大学で博士号を取って帰ってきたばかりの新進気鋭の助教授(当時32歳)だった。バリバリの新自由主義者・構造改革論者で、小渕内閣では「経済戦略会議」議長代理として、竹中平蔵氏*13らとともに提言をまとめた。それは後の小泉構造改革に盛り込まれ、一部は実現された。
週刊朝日(1/23号)に「中谷巌氏が懺悔 『改革』が日本を不幸にした」という記事が載ったので、買って読んでみた。
404 Blog Not Found : 懺悔だったらよかったのだけど - 書評 - 資本主義はなぜ自壊したのか2009.1.30
はっきり言おう。本書は懺悔の書ではないし、著者は変節したわけではない。著者はこれまでもポジショントーカーであったし、そして本書もポジショントークであるという点で、自らの立場に忠実なのである。
中谷の「懺悔」とやらは、2008年になって「日本マクドナルドが名ばかり管理職で批判される」「【ユーキャン新語・流行語大賞】に『名ばかり管理職』、『蟹工船』が選ばれる」(後で簡単に紹介します)など「新自由主義に批判的な流れが強まってきたが故のポジショントークに過ぎない」「中谷とは、戦前は日本軍にへつらい、戦後はアメリカにへつらった『はだしのゲン』の鮫島伝次郎(ポジショントーカー)にすぎない」という酷評です。
1285夜 『資本主義はなぜ自壊したのか』 中谷巌 − 松岡正剛の千夜千冊2009.2.16
経済改革の急先鋒として、規制撤廃を叫んでいた著者は、やがて新自由主義と市場原理主義の暴走に、ついに転向を決意して、反旗をひるがえすようになった。
なぜ中谷巌は転向したのか。
中谷巌 - Wikipedia
著書『資本主義はなぜ自壊したのか〜「日本」再生への提言』(2008年、集英社)、論文「小泉改革の大罪と日本の不幸:格差社会、無差別殺人*14:すべての元凶は『市場原理』だ」(『週刊現代」12月27日・01月03日合併号、2008年12月15日発売)の中で、過去に自分が行っていた言動(アメリカ流の新自由主義、市場原理主義、グローバル資本主義に対する礼賛言動、構造改革推進発言など)を自己批判し、180度転向したことを宣言した上で、小泉純一郎首相、竹中平蔵(当時、慶應義塾大学教授。小泉内閣で経済財政諮問会議議員、経済財政担当相、総務相を歴任)、奥田碩(当時、トヨタ自動車会長、日本経団連会長。小泉内閣で経済財政諮問会議議員)の三人組が実行した「聖域なき構造改革」を批判し、ベーシック・インカムの導入等の提言を行っている。労働市場についてはデンマーク・モデルを理想としている。
赤旗「赤旗」創刊84周年/検証 暴走メディアと「赤旗」2012.1.29
竹中平蔵氏とともに小泉「改革」の「片棒を担いだ男の一人」を自認する中谷巌・元多摩大学学長が、「新自由主義に基づく単純な『構造改革』路線で我々が幸せになれるなどというのは妄想にすぎない」と、「懺悔(ざんげ)」「転向の書」を出版したのは、ひとつの象徴でもあります。
なお、「2008年」といえば
2008年の日本 - Wikipedia
◆1月25日
福田内閣が閣議で、社会保障国民会議の新設を決定。「雇用・年金」「医療・介護・福祉」「少子化・仕事と生活の調和」の3分科会を設置。
なお、小泉政権期の審議会(経済財政諮問会議など)委員の多くが財界人で占められていたところ、社会保障国民会議には、奥田碩(トヨタ自動車相談役)など財界人の委員もいるが
【国民会議委員】
・高木剛(日本労働組合総連合会(連合)会長)
・竹中ナミ(社会福祉法人「プロップ・ステーション」理事長)
・中田清(全国老人福祉施設協議会副会長)
・樋口恵子(「高齢社会をよくする女性の会」理事長。東京家政大学名誉教授。著書『有料老人ホーム、いまここが問題』(編著、1992年、岩波ブックレット)、『介護保険が危ない!』(編著、2020年、岩波ブックレット)、『史上最悪の介護保険改定?!』(編著、2023年、岩波ブックレット)等)
【分科会委員(雇用・年金)】
・古賀伸明(日本労働組合総連合会(連合)事務局長:後に連合会長)
【分科会委員(医療・介護・福祉)】
・逢見直人(日本労働組合総連合会(連合)副事務局長:後に連合事務局長)
【分科会委員(少子化・仕事と生活の調和)】
・山口洋子(日本労働組合総連合会(連合)副事務局長)
など労組幹部、福祉団体関係者、市民運動関係者等が委員に入っている点が興味深い(社会保障国民会議 - Wikipedia参照)。kojitakenの言う時流が反映されたといえるのではないか。
◆1月28日
マクドナルド店長が日本マクドナルドを残業代不払を理由に訴えた裁判で、東京地裁が、店長は職務および権限から見て管理職にあたらない(いわゆる名ばかり管理職)と判断、マクドナルド側に残業代約750万円の支払いを命じる判決。
なお、この時期、
・NHKスペシャル「名ばかり管理職」取材班『名ばかり管理職』(2008年、NHK生活人新書)等が刊行される。
◆2月21日
営業停止処分中の人材派遣業グッドウィルが、2007年12月に宮崎県都城市で発生した労働災害事故を報告していなかった労災隠しが判明。
◆4月1日
改正「パート労働法」施行。「正社員と同視すべきパート労働者」の差別的待遇が禁止される。
◆4月18日
ネスレ日本の男性社員2名による訴訟で、最高裁が家族の介護等の理由がある社員に対する遠隔地への転勤命令は無効であるとする判決。
◆4月25日
松下プラズマディスプレイ*15による偽装請負を告発し、解雇された元請負社員による裁判で、大阪高裁が解雇権の乱用および元社員の地位保全を認める判決。
なお、2009年12月18日の最高裁判決においては、この二審判決が破棄され、原告側逆転敗訴の判決が言い渡されている。ただし、原告の告発後に同社と原告との間で直接雇用契約が成立していることから、この期間に発生した不良品の修復作業や雇い止めについては同社による報復行為であるとして、同社に慰謝料90万円の賠償命令が下された。
◆7月31日
日雇い派遣大手のグッドウィルが、度重なる不祥事により、厚生労働省から一般労働者派遣事業の許可が取り消されることが確実になったため廃業。グッドウィルについてはこの時期、日経スペシャル・ガイアの夜明け『使い捨て雇用を問う:働くものに明日はあるか』(2008年9月9日、テレビ東京)など批判報道(グッドウィル (人材派遣会社) - Wikipedia参照)。
◆9月15日
投資銀行のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスが経営破綻(リーマンショック)。世界的な金融危機を招き、日本経済にも悪影響を与え、派遣切りが助長された。
◆12月31日
この日から、2009年1月5日まで東京都千代田区の日比谷公園に、生活困窮者(リーマンショックによる派遣切りなど)が年を越せるように、自立生活サポートセンター・もやい、全国コミュニティ・ユニオン連合会などが年越し派遣村を開設(年越し派遣村 - Wikipedia参照)
【ユーキャン新語・流行語大賞】
・名ばかり管理職
・『蟹工船』
戦前のプロレタリア作家、日本共産党員である小林多喜二の代表作。この時期、『劇画「蟹工船」:小林多喜二の世界』(2008年、講談社+α文庫)等が刊行される。これについては例えば、赤旗おはようニュース問答/若者の間で『蟹工船』大ブーム、なぜ(2008.6.4)、ピンハネ、過酷労働…モノ扱いの派遣と共通/「蟹工船」ブーム語る/「おかしな政治 変えよう」/フジ「報道2001」 佐々木議員(2008.7.21)、蟹工船ブーム51%共感/貧困は社会の問題68%/毎日新聞調査(2008.10.27)参照
ということで「新自由主義的施策」に対する一定の批判が世間に広がっていた時期(kojitakenの言う時流)といえるでしょう。
*1:これについては例えば赤旗物価高騰から暮らしを守る緊急提案/2025年4月16日 日本共産党参照
*2:著書『転換する日本企業』(1987年、講談社現代新書)、『ジャパン・プロブレムの原点』(1990年、講談社現代新書)、『「AI資本主義」は人類を救えるか』(2018年、NHK出版新書)等
*4:1943年生まれ。2001年にノーベル経済学賞を受賞。著書『人間が幸福になる経済とは何か』(2003年、徳間書店)、『世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す』(2006年、徳間書店)、『世界の99%を貧困にする経済』(2012年、徳間書店)等
*5:1886~1964年。著書『経済の文明史』(2003年、ちくま学芸文庫)、『経済と自由』(2015年、ちくま学芸文庫) 等
*6:独立行政法人「労働政策研究・研修機構」の略称
*7:1990年に特殊法人「日本労働協会」と特殊法人「雇用促進事業団」雇用職業総合研究所が統合して出来た特殊法人「日本労働研究機構」のこと(特殊法人「雇用促進事業団」は現在の独立行政法人「雇用・能力開発機構」の前身)。2003年10月1日に労働研修所と特殊法人「日本労働研究機構」が統合して独立行政法人「労働政策研究・研修機構」に発展的解消
*8:現在は『日本労働研究雑誌』に改称
*9:1938年生まれ。千葉大学名誉教授。著書『ユーゴスラヴィア多民族戦争の情報像』(1999年、御茶の水書房)、『社会主義崩壊から多民族戦争へ』(2003年、御茶の水書房)、『二〇世紀崩壊とユーゴスラヴィア戦争』(2010年、御茶の水書房)等
*10:1945~2019年。立教大学名誉教授(労働経済学)。著書『社会変容と労働:「連合」の成立と大衆社会の成熟』(1997年、木鐸社)、『文化と闘争:東宝争議1946-1948』(2007年、新曜社)、『戦後日本映画史』(2022年、新曜社)等
*11:1938年生まれ。著書『日本の兵器工場』(1983年、講談社文庫)、『ドキュメント失業』(1985年、ちくま文庫)、『鉄鋼王国の崩壊:ルポルタージュ・新日鉄釜石』(1987年、河出文庫)、『ドキュメント 追われゆく労働者』(1987年、ちくま文庫)、『ロボット絶望工場』(1988年、講談社文庫)、『国鉄処分:JRの内幕』(1989年、講談社文庫)、『ドキュメント 労働者! 1967〜1984』(1989年、ちくま文庫)、『弘前大学教授夫人殺人事件』(1990年、講談社文庫)、『国鉄改革と人権:JRは安全か』(1990年、岩波ブックレット)、『ドキュメント 隠された公害:イタイイタイ病を追って』(1991年、ちくま文庫)、『「東大経済卒」の十八年』(1991年、講談社文庫)、『トヨタと日産:自動車王国の暗闇』、『反骨:鈴木東民の生涯』(1992年、講談社文庫)、『ルポルタージュを書く』(1992年、岩波同時代ライブラリー)、『ルポ 権力者:その素顔』(1993年、講談社文庫)、『ドキュメント 造船不況』(1993年、岩波同時代ライブラリー)、『ルポ大事故!:その傷痕』(1994年、講談社文庫)、『ドキュメント 家族』(1994年、ちくま文庫)、『日本の原発地帯』(1996年、岩波同時代ライブラリー)、『いじめ社会の子どもたち』(1998年、講談社文庫)、『ドキュメント 屠場』(1998年、岩波新書)、『原発列島を行く』(2001年、集英社新書)、『大杉榮語録』(2001年、岩波現代文庫)、『反骨のジャーナリスト』(2002年、岩波新書)、『椎の若葉に光あれ:葛西善蔵の生涯』(2006年、岩波現代文庫)、『いじめ自殺:12人の親の証言』、『教育工場の子どもたち』、『死刑台からの生還』(2007年、岩波現代文庫)、『ぼくが世の中に学んだこと』(2008年、岩波現代文庫)、『狭山事件の真実』(2010年、岩波現代文庫)、『増補版・自動車絶望工場』(2011年、講談社文庫)、『六ヶ所村の記録(上)(下):核燃料サイクル基地の素顔』(2011年、岩波現代文庫)、『ひとり起つ:私の会った反骨の人』(2014年、岩波現代文庫)、『残夢:大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯』(2015年、講談社文庫)、『冤罪を追う (鎌田慧セレクション・現代の記憶1)』(2024年、皓星社)、『真犯人出現と内部告発 (鎌田慧セレクション・現代の記憶2)』(2024年、皓星社) 、『日本の原発地帯 (鎌田慧セレクション・現代の記憶3)』(2025年、皓星社)、『さようなら原発運動 (鎌田慧セレクション・現代の記憶4)』(2025年、皓星社)等
*12:1963年生まれ。松山大学教授。著書『企業行動と組織の経済分析』(2009年、勁草書房)、『企業組織の経済分析』(2020年、勁草書房)
*13:著書『竹中教授のみんなの経済学』(2003年、幻冬舎文庫)、『やさしい経済学』(2005年、幻冬舎文庫)、『経済古典は役に立つ』(2010年、光文社新書)、『世界大変動と日本の復活』(2016年、講談社+α新書)、『この制御不能な時代を生き抜く経済学』(2018年、講談社+α新書)、『偉人たちの経済政策』(2019年、角川新書)、『平成の教訓』(2019年、PHP新書)等
*14:恐らくは2008年6月8日に起こった秋葉原通り魔事件のこと(死者8名)。犯人の加藤智大は2015年に死刑判決が確定し、2022年に東京拘置所で死刑を執行された(秋葉原通り魔事件 - Wikipedia参照)
*15:2008年10月1日付でパナソニックプラズマディスプレイに社名変更。2014年3月までにプラズマテレビの生産を終了し、在庫を販売した後はプラズマ事業から完全に撤退。2016年11月1日付で大阪地裁に会社の解散に伴う特別清算開始を申し立てた(パナソニック プラズマディスプレイ - Wikipedia参照)