フジ『ゲゲゲの鬼太郎・私の愛した歴代ゲゲゲ』第4回「ざしきわらしと笠地蔵」(2025年4月27日放送)

◆9:00~9:30
フジ『ゲゲゲの鬼太郎・私の愛した歴代ゲゲゲ』第4回「ざしきわらしと笠地蔵」

 フジ『ゲゲゲの鬼太郎・私の愛した歴代ゲゲゲ』第3回「たんたん坊の妖怪城」(2025年4月20日放送)(追記あり) - bogus-simotukareのブログの続きです。今回は第3期の再放送(1985~1988年:この放送(第3期第12話)自体は1985年の放送。鬼太郎は戸田恵子)。

まもなく放送開始。第1〜4回放送のエピソード&選者が解禁!Ado、野沢、沢城、松下が厳選した、お気に入りのエピソードとは!?|「ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ」-東映アニメーション
 4月最後の放送となる27日の第4回には、NHK連続テレビ小説ゲゲゲの女房」にて水木しげるの妻である布美枝を演じた松下奈緒が選出。第3期12話の「ざしきわらしと笠地蔵」が放送される。このエピソードの好きなところについて松下は、「昔話と、水木先生ワールドが一緒になっていて、暖かいストーリーだなと思います。お地蔵さんが助けてくれるところを鬼太郎たちが助ける。そこも好きなところです」とコメントした。

ということでセレクターは松下奈緒
 内容は

第 12 話 ざしきわらしと笠地蔵 - ゲゲゲの鬼太郎(第3期) - 作品ラインナップ - 東映アニメーション
「俺っちに力があれば、追い出してやるのに」(ざしきわらし) 
 東北のある村に、貧しいながらも誠実に生きている老夫婦がいた。そこを住処に決める妖怪・ざしきわらし。一生懸命に生きているのに全然暮らしが楽にならないことを不思議に思ったざしきわらしは、この家に貧乏神が居座っていることを知る。とある大雪の晩、帰ってきたおじいさんが売り物の笠をかわいそうだからお地蔵様にあげたことを聞いたざしきわらし。彼は感動し、貧乏神を追い出し老夫婦を救おうと鬼太郎たちに助けを求めた。

ということで鬼太郎によって貧乏神が追い出されるハッピーエンド。
 とはいえ、【ゲゲゲの鬼太郎】3期第12話「ざしきわらしと笠地蔵」視聴【私の愛した歴代ゲゲゲ】 - タリホーです。(後で紹介します)も俺と「同様の指摘」をしていますが、貧乏神が「俺はあの家に住んでるだけで老夫婦に危害は加えてない(俺がいることで貧乏ではあるが)」と鬼太郎ら相手に言い訳*1するように、4月第1週放送『男!一反もめん』の海座頭、第3週放送『たんたん坊の妖怪城』のたんたん坊と違い、危害を加えてないのは事実なので、可哀想な気がしないでもない(その為、海座頭、たんたん坊が再起不能なまでに倒されるのに対し、貧乏神は老夫婦が住む家から追い出されるに留まる)。
 ゲスト声優は、貧乏神が

青野武 - Wikipedia参照
日本テレビ宇宙戦艦ヤマト』(1974~1975年)、『宇宙戦艦ヤマト2』(1978~1979年)、『宇宙戦艦ヤマト3』(1980~1981年)の真田志郎
◆フジテレビ『ドラゴンボール』(1986~1989年)のピッコロ大魔王
◆フジテレビ『ちびまる子ちゃん』のさくら友蔵(二代目:1995~2010年)
 ちなみに『ちびまる子ちゃん』のさくら友蔵(初代:1990~1995年)を演じた富山敬氏(1938~1995年)が「鬼太郎第3期」では「ねずみ男」として出演し、今回の再放送作品にも登場し、青野氏と共演。
 富山氏と青野氏の共演は他にも『宇宙戦艦ヤマト』シリーズ(富山氏が主人公の古代進、青野氏が真田志郎)がある。
◆フジテレビ『ゲゲゲの鬼太郎』(第3期:1985~1988年、鬼太郎は戸田恵子)、(第5期:2007~2008年、鬼太郎は高山みなみ)の悪党妖怪「ぬらりひょん
 今回は貧乏神役だが、第3期ではむしろ「ぬらりひょん」役の出演が多い。なお、青野氏の出演はぬらりひょん初登場の『妖怪ぬらりひょん』(第3期第4話:1985年放送)ではなく、『妖怪のっぺらぼう』(第3期第16話:1986年放送)以降。

等の青野武氏(1936~2012年)
 座敷わらしが

山本圭子 - Wikipedia参照
◆フジテレビ『サザエさん』の花沢花子(1972~2023年)
日本テレビ天才バカボン』(1971~1972年)、『元祖天才バカボン』(1975~1977年)のバカボン
◆フジテレビ『ゲゲゲの鬼太郎』(第2期、1971~1972年、鬼太郎は野沢雅子)、(第4期:1985~1988年、鬼太郎は松岡洋子)、(第5期:2007~2008年、鬼太郎は高山みなみ)の砂かけ婆
◆フジテレビ『ゲゲゲの鬼太郎』(第3期:1985~1988年、鬼太郎は戸田恵子)の鬼太郎の妖怪仲間「シーサー」
 今回は座敷わらしだが、第3期では『シーサー登場!! 沖縄大決戦』(第3期第73話:1987年放送)以降は「シーサー」役の出演が多い
◆フジテレビ『『ちびまる子ちゃん』の山田笑太(1990~2023年)

等の山本圭子氏(1940~2024年)でいずれも故人なので「しみじみ」してしまった(1985年放送、つまり今から40年前の放送なので、故人がいるのは当然ですが)。

参考

【ゲゲゲの鬼太郎】3期第12話「ざしきわらしと笠地蔵」視聴【私の愛した歴代ゲゲゲ】 - タリホーです。2025.4.30
 今回のエピソードは妖怪たちが貧しい老夫婦に温かな正月を迎えさせるという点においては確かにほっこりハートフルな物語だと思うけど、老夫婦の貧しさの原因となった貧乏神を追い出す鬼太郎たちのやり方に対しては、私はハッキリ言ってヒーローにあるまじき暴挙だったと批判したい。
 確かに貧乏神は自分の棲みついた家は貧乏になるという自覚があって棲んでいたから、貧乏神にも問題があるのはわかる。特に冬の時期は作物もとれないし老夫婦にとって栄養失調は下手すれば死につながりかねないからね。そこまで追い込むほど棲みつく貧乏神にもそりゃ非はあるよ。
 でもさ、追い出すのだったらせめて転居先を斡旋するとか、一時的にでも自分たちのホームグラウンドに居候させるとか、そこまでやらなきゃいけないでしょうに。ただ単にお年寄りが可哀そうだから追い出してめでたしめでたしって、そんなのダメだぞ。別に鬼太郎たちは普段から貧乏でも裕福でもないのだから貧乏神を招いた所で自分たちに大きな不利益が生じる訳でもないし、自分たちのホームへ招く提案をしてそれでも貧乏神が拒否したからバトルをして追い出した、という展開ならまだ納得がいったのだけどね。
 何というか、アレだアレ。今回鬼太郎たちのやったことは行政代執行なんだよ。
 所有者の老夫婦に代わって貧乏神を追い出す、要はヒーローと言うよりお役所仕事って感じ。しかも老夫婦に頼まれた訳じゃなく*2独善的に勝手にやったことだから下手したら行政代執行よりタチが悪いぞ。
 あと身も蓋もない言い方をすると貧乏の原因って何も貧乏神だけではなく収入源が編んだお手製の笠っていうのも少なからず関係していると思う。原作通りの設定だけど、農閑期の冬場の収入が編み笠だけならそりゃ貧乏神いなくても貧しいのは当たり前でしょって思うし、原作が連載されていた1960年代ならともかく、バブル期の1980年代の農村で編み笠の需要は流石にないだろう。貧乏神を追い出した所で果たしてこの貧しさが改善されるのか、甚だ疑わしい限りだ。
 短いけど今回の感想は以上の通りだ。3期は原作以上にバトル路線の作風に転換しており、アニメオリジナルのアイテムであるオカリナを駆使した戦闘シーンが見所の一つとして挙げられる。今回のエピソードは元々原作だと貧乏神は登場せず、昔話の「笠地蔵」に則って鬼太郎たちが貧しい老夫婦に正月の食材をギフトするというだけの話なので、3期において貧乏神という明確な貧乏の根源を配置し、それを鬼太郎が退治するという展開にしたことは3期全体の作風から考えれば当然の発想と言えるだろう。
 しかし、それによって鬼太郎たちの為した正義が一方的で独善的なものになっているのは流石の私も無視出来ないポイントだし、鬼太郎だけでなく子泣き爺や砂かけ婆一反もめんにぬりかべまで集まってこの貧乏神を非難し追い出しているのだから、これは集団いじめみたいな構図で何か嫌だわ~。
 一応言っておくが私はこのエピソードを評価していないからと言って今回これをチョイスした松下奈緒さんのセンスが悪いとか作品に対する読み込みが甘いとか、そういうことをディスる意図は全然ないからね?
 基本的に「ゲゲゲの鬼太郎」は悪い妖怪を退治することをメインとした作品だが、その中でも原作「笠地蔵」は悪い妖怪は一切登場せず、貧しい老夫婦にささやかな福を授けるという鬼太郎作品でも異色のエピソードだ。これは鬼太郎作品をある程度知っている人でないと選ばない作品だと思うし、それに歴代の中で原作の「笠地蔵」に最も近いのがこの3期なのだ。
 原作の「笠地蔵」に相当するエピソードは1・4・5期にもあったが、いずれも登場する妖怪が違ったりストーリーが別物になっていたりと大幅に改変されているから、原作のノスタルジックな味わいと妖怪たちの「怖さ」ではなく「温かさ」を描いたこのエピソードを松下さんが選んだのは当然というか、悪くないチョイスだと思う。私もこの回の鬼太郎たちの行動は嫌だけど、それ以外は良いと思ってるよ?
 最後にねずみ男が貧乏神につきまとわれて「お前なんか嫌いなんだよ!」って言いながら逃げる所とか結構好きだもの。

私の愛した歴代ゲゲゲ 第4回「ざしきわらしと笠地蔵」 感想|みんなの森-徒然安芸日記-
 元になった原作は、「笠地蔵」。
 歴代では、1期、3期、4期、5期、6期登場のエピソードです。
 「笠地蔵」は、日本昔話の「笠地蔵」をベースに鬼太郎たちが登場するお話なので、原作そのままにアニメ化するとややおとなしめになってしまうためか、1期の頃から歴代通してアレンジ色の強いエピソードですね。
 特に5期と6期は時代もあってか、かなりアレンジが加えられています。
 3期は一番原作に近い流れになっていて、そこに貧乏神が加わることでアクション要素も追加されています。
 鬼太郎との対決では、他ではあまりない、意外と武闘派な貧乏神が観れますね。
 4期からはさらにアレンジが加速します。
 笠地蔵の基本エピソードは残っていますが、狐の幻燈会や子狐たちが登場し、ざしきわらしは登場しません(ざしきわらしは別の回で「後神」のエピソードに登場)。
 5期では時代に合わせてか、被るタイプの笠は消え、ざしきわらしも登場せず(こちらも別の回に登場)、登場妖怪はいそがしとなりました。ただ時期は師走であり、貧しくも清く正しく生きる兄妹にお地蔵様が恩返しをするという部分は引き継がれています。
 6期になると、今度は笠地蔵要素はほぼ消えましたが、ざしきわらしと貧乏神が復活。お地蔵様が繋いだ縁でざしきわらしが恩返し、そこに貧乏神も絡んでくるのですが、実は貧乏神の行動にも理由があったというのが、6期らしいアレンジだなと思います。
ざしきわらし
 歴代では、1期、3期、4期、5期、6期に登場。
 4期では笠地蔵ではなく、後神の回に登場。
 妖怪サボテンと組んで家を乗っ取ろうとする後神からその家の家族を救うため、食われたサボテンの中で暴れ、鬼太郎をサポートしました。
 5期のざしきわらしは唯一原作とは別のデザインで、男女2人組で登場しました。
 初登場は雪女に凍らされたりもしましたが、無敵妖怪城との戦いで岩手県代表の妖怪四十七士として覚醒。同じく覚醒したタンコロリン、なまはげとともに鬼太郎に力を送り、妖怪城撃破に貢献しました。
 6期ではデザインが元に戻りますが、笠地蔵要素はほぼありません。
 一応お地蔵様が縁で、まなの友達の綾と知り合い彼女の家である両親が経営する喫茶店に住み着きます。
 そのおかげか綾の家の喫茶店は大繁盛。次第に暮らしが豊かになるのですが、綾の両親は実は過去に多くの人を苦しめた悪徳経営者だったことが明らかに。裕福になり再びお金に目がくらんだ両親に綾のためと言われ、衰弱するほど力を使ってしまいます。
貧乏神
 歴代では2期、3期、6期に登場。6期では少し変わった立ち位置に。
 まなの友達の綾の家に住んでいた貧乏神。綾の家が貧乏だったのはそのせいなのですが、それには理由がありました。綾の両親は、かつては大勢の人を苦しめた悪徳経営者であり、2人を改心させるために住み着いていたのです。
 しかし綾が連れてきたざしきわらしが状況を一変させてしまいます。
 喫茶店が大繁盛し裕福になってきたことで、また昔の悪い虫が騒ぎ始めました。
 ざしきわらしに限界まで力を使わせようとする両親、鬼太郎とともにそれを止めようとする貧乏神という今までとは真逆の構図が面白いですね。
 思えば6期版は、2期でもアニメ化された「幸福という名の怪物」(こちらも鬼太郎シリーズ以外の水木短編)がベースになっているのかもと感じました。
 今度こそ本当に改心した両親を見て、もう大丈夫と家を出ていく貧乏神。今度は綾の家を脅しに来ていたヤクザに憑いていくという、まるでヒーローのような貧乏神でした。

まっけん
 3期12話「ざしきわらしと笠地蔵」
 5歳の次女は観た後『夢子ちゃん、いなかったね』
 3期といえばユメコちゃんと分かった上での発言!

ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ第4話の視聴率 | taana-chuuのブログ
 「ゲゲゲの鬼太郎・私の愛した歴代ゲゲゲ」第4話の視聴率が判明しました。
 結果は・・・。圏外。
 この回は「座敷童子と笠地蔵」の回でしたが、視聴率は1か月連続*3で圏外となりました・・・。一方「キミとアイドルプリキュア♪」の視聴率が先週と同じ2.7%(個人:1.9%)で相変わらず、ワンピースの視聴率は先週より1%上がって2.9%(個人:1.6%)になっていました。ワンピースの世帯視聴率が2.9%になったという事で、世帯視聴率が3%台に届く寸前になって来ました。ワンピースの個人視聴率については、先週は1.5%でしたが、今週はなんと1.6%になっていました。

 「新作ではなく再放送」と言う面も鬼太郎の場合はある*4でしょうが、アニメって今全然視聴率が取れないんだなあとげんなり。恐らくこうした低視聴率は今後(第5回以降)も変わらないのでしょう(追記:taana-chuuのブログによれば、その後も残念ながら低視聴率は変わらないようです)。
 これだと残念ながら「第7期鬼太郎」を作るのも難しいか?。あるいは作るにしても「フジテレビ放送ではなく、例えば東京MX」「フジで放送だが、

◆1968年放送の1期
 日曜18:30~19:00。今の『サザエさん』の枠
◆1971~1972年放送の2期
 木曜19:00~19:30。過去にはこの枠で『銀河鉄道999』(1978~1981年)、『北斗の拳』(1984~1987年)等のアニメを放送。現在はこの枠では音楽番組『ミュージックジェネレーション』(19:00~20:00)を放送
◆1985~1988年放送の3期
 土曜18:30~19:00。過去にはこの枠で『タイムボカン』(1975~1976年)、『ヤッターマン』(1977~1979年)、『ゼンダマン』(1979~1980年)、『タイムパトロール隊オタスケマン』(1980~1981年)、『ヤットデタマン』(1981~1982年)、『逆転イッパツマン』(1982~1983年:以上は全てタイムボカンシリーズ)、『おそ松くん』(1988~1989年)、『平成天才バカボン』(1990年、原作は『おそ松くん』と同じ赤塚不二夫)、『丸出だめ夫』(1991~1992年)、『幽☆遊☆白書』(1992~1995年)、『HUNTER×HUNTER』 (1999~2001年、原作は『幽☆遊☆白書』と同じ冨樫義博)等のアニメを放送。現在はこの枠ではバラエティ番組『ネタパレ』(18:30~19:00)を放送
◆1996~1998年放送の4期、2007~2009年放送の5期、2018~2020年放送の6期
 日曜9:00~9:30(今回の放送枠と同じ)。過去にはこの枠で『ひみつのアッコちゃん』(1998~1999年)、『デジモンアドベンチャー』(1999~2000年)、『ドラゴンボール改』(2009~2011年)、『ドラゴンボール超』(2015~2018年)等のアニメを放送(現在までの所、日曜9:00~9:30は、ほぼずっとアニメ枠)

のような時間帯ではなく深夜枠」になるのか。今までずっと「アニメ枠だった日曜9:00~9:30」も今後は他の枠(土曜18:30~19:00など)のように「アニメ以外」になるのか?

*1:これに対しては「大金持ちの家に住んで(貧乏人ではなく)子金持ちにすれば何の問題もない」「汚いことをやって金を稼いでる奴の家に住んで懲らしめてやれば良い」等と鬼太郎や座敷童に言い返されています。

*2:そもそも老夫婦は貧乏神の存在を知りません。

*3:つまりは第1回から第4回まで圏外(0.1%未満?)

*4:とはいえ人気アニメだった鬼太郎で『私の愛した歴代ゲゲゲ(歴代鬼太郎声優などがセレクター)』と銘打って、OP曲をAdo、ED曲を氷川きよしにして、宣伝しても低視聴率なのかとがっかりしますが。