韓国大統領選 与党「国民の力」公認候補“尹氏寄り”金文洙氏に決定(2025年5月3日掲載)|日テレNEWS NNN
よりによって候補者の中では「一番、尹錫悦に迎合的だった金文洙(尹政権で雇用労働相)が党の大統領候補かよ。せめて韓東勲(尹政権法相、国民の力代表を歴任。金に比べれば、ずっと尹に批判的)とかにしろよ」「トランプ私党化してる米国共和党みたいに尹の私党化かよ?」と呆れますね。
まあ、「金よりはマシ」とされる韓悳洙前首相(盧武鉉政権で財政経済相(財務相に当たる)、首相、尹錫悦政権で首相。今回、大統領選出馬の意向を表明)に一本化される可能性もあります*1が、「金よりはマシだがそれでも尹に甘い」ので、俺が韓国民なら絶対に与党には投票しませんが、果たしてどうなるか。
<主張>憲法施行78年 「9条」の限界を直視せよ 改正条文案の起草に着手を 社説 - 産経ニュース
反撃能力保有に進む日本だが9条が海外での武力行使を禁じているため、北朝鮮に拉致された日本人被害者の居場所が分かっても、自衛隊の特殊部隊は救出作戦を認められない
デマカセも大概にしろと心底呆れます。
憲法九条のない米国だって「北朝鮮に身柄拘束されたワームビア君の救出」は外交交渉でした。
理由は簡単で「居場所が分からないから」です。軍事作戦を実施しようがない。
ハマスに国民を拉致されたイスラエルも同様の理由から「軍事救出作戦」なんて取っていません。
「一時停戦する代わりに人質を解放しろ(イスラエル)」というバーター取引をしている。その一方で行われてるイスラエルの軍事作戦は「ハマス打倒」が目的であって、人質救出を目的にしているわけではない。
ロシアのプーチン大統領 一時停戦を表明 5月8日から72時間 なぜこのタイミング? 解説も | NHK | プーチン大統領
勿論「何故3日間に留まるのか」と言う問題はありますがそれでも「本当に停戦する」なら悪いことではないでしょう。
ゼレンスキーも
ロシアの一時停戦は「パレードのため」 ゼレンスキー氏が批判 | 毎日新聞
プーチン露大統領の停戦宣言は、軍事パレードを平穏に行うためだとし、「我々はパレードよりも国民の命を重視している」と訴えた。
として頭ごなしに否定するのではなく、「3日間停戦では不十分だが、停戦しないよりはマシ」と批判した上で、「3日間停戦を受け入れ」てもいいのではないか。それとも「受け入れることでウクライナが軍事的に不利になる」という事情でもあるのか?。あるいは単に「ロシアに否定的な国民感情」の問題か?。
<主張>北朝鮮の派兵公表 対露朝制裁を最大化せよ 社説 - 産経ニュース
「制裁最大化」と言ったところで「日本」であれ「世界各国」であれ、恐らく「出来ることはほとんど無い」のではないか。あれば既にやってるのではないか。
露朝の軍事的結託は、日本の安全保障を損なう。
ウクライナ相手に戦争してる状況では「日本の安全保障を損なう」ということはないでしょう。日本相手に戦争し、二正面作戦するなどロシアや北朝鮮の体力的に無理だからです。
派兵は露朝が昨年締結した「包括的戦略パートナーシップ*2」に基づく金正恩朝鮮労働党総書記の決定という。第4条で一方が有事の際はあらゆる軍事支援を互いに提供すると定める。
つまりは「北朝鮮の派兵」は「ロシアからの経済援助」目当てだけではなく、「仮に米国や韓国が北朝鮮に侵攻するようなら、ロシアは北朝鮮へ派兵してくれ」というための「保険」でしょう。
「俺が先に派兵したんだから、ロシアもいざとなれば派兵しろ」と言う話です。
まあ、米国や韓国が北朝鮮に軍事侵攻することはしないでしょうし、そうした見込みでロシアも条約を締結したのでしょうが、こうした牽制は米韓相手に「それなりに有効」かもしれない。
ウクライナで実戦を積む北朝鮮が韓国と軍事衝突したり、対日攻撃を行ったりした場合に、露軍が条約に基づいて参戦する可能性も高まった。
「北朝鮮の体力(自衛隊、韓国軍、在日、在韓米軍に劣る軍事力)」「ロシアの体力(ウクライナ戦争に手一杯で他に戦争を広げられない)」を考えれば「北朝鮮やロシア側から開戦」の可能性はまずないでしょう。あくまでも「俺のバックにはロシアがある。仮に米韓が侵攻すればロシアが派兵してくれる」という「米韓の軍事侵攻阻止」のための行為でしょう。
せいぜい「第1延坪海戦(1996年、北朝鮮は金正日政権、韓国は金泳三政権)」、「第2延坪海戦(2002年、北朝鮮は金正日政権、韓国は金大中政権)」、「天安撃沈事件、延坪島砲撃事件(2010年、北朝鮮は金正日政権、韓国は李明博政権)」のような「小規模な武力衝突」がせいぜいでしょう。それすら起こるかどうか。
本当は産経もそんなことは分かった上での「意図的な煽り」でしょうが。