ベトナム戦争終結を、(ボーガス注:反共主義の立場から)「共産主義勢力の勝利」とみる向きもある。望ましくないことが起きたのだと。
これに対して、「あれは、ベトナム全国民の総力による勝利です」と在日ベトナム人がXで書いていた。
「何だかなあ(呆)」と思います。
「戦争終結」は「北ベトナム(ベトナム民主共和国。現在のベトナム社会主義共和国の前身)の軍事的勝利(共産国「ソ連や中国」が北ベトナムを支援)」で終わり、北ベトナムは「共産国」なのだから「共産主義勢力の勝利」ではあるでしょう。
南ベトナムも「共産国・北ベトナム」に吸収統一され共産化した(その結果、共産主義を嫌う右派は国外に亡命した)。
但し、「だから戦争終結は良くなかった」とは言えない。
勿論「反共主義の立場」ではなく逆に「親共産主義(親北ベトナム、親ベトナム労働党(現在のベトナム共産党)、親ホーチミン*1等)の立場」なら「だから戦争終結は良くなかった」とは「言えないこと」は当然ですが、「反共主義」なら「当然に終結否定」と言う話にはならない。
「米国が支援した南ベトナム(ベトナム共和国)をどう評価するか」と言う話があるからです。
「南ベトナムは独裁国家、米国の傀儡国家」等と否定的に理解すれば「反共主義→戦争終結(北ベトナムの勝利)否定」とはならない。
これは何も「ベトナム戦争終結」に限らない。
◆ロシア2月革命でのボルシェビキの政権掌握
◆ロシア内戦での赤軍(レーニンら)勝利
◆独ソ戦でのソ連勝利
◆国共内戦での中国共産党(毛沢東中国共産党主席、劉少奇初代中国国家主席、周恩来初代中国首相ら)の蒋介石「国民党」に対する勝利
◆ラオス内戦での左派(スパーヌウォン*2、カイソーン・ポムウィハーン*3ら)の勝利
等、他の「共産勢力の勝利」も同じ話です(「ソ連が勝利したこと」が良かったと評価していいであろう独ソ戦以外については、無知なので評価は控えますが)。
「武力侵略してはいけない」という原則は、侵略対象国が「良い国」か「悪い国」か、どんな政治体制を採用しているかなどには関係ない。汚職まみれで腐敗した国、専制的な統治を行なう国であっても、その国を侵略することは許されないし、その国の国民が許さないのである。
当然ながらそうした立場に立てば「(在韓米軍や韓国軍による)武力侵攻による北朝鮮打倒」と言うことは否定されます。
但し、以下を見る限り「今はともかく、過去の高世」が「武力侵攻による北朝鮮打倒」を否定する立場だったかは、「非常に怪しい」と思いますが。
北朝鮮がこのまま「安定」していいの? - 高世仁のジャーナルな日々2011.12.26
早く、この体制を倒さなければ。
こういうと、社会がむちゃくちゃになっていいんですか、と反論される。
しかし「体制の崩壊」は、「社会の崩壊」とは全く異なる。ベルリンの壁の崩壊でソ連・東欧圏が異なる体制に移行したように、あるいはカンボジア・ポルポト政権崩壊*4のように、その社会は人々が生きやすい方向に生まれ変わる*5のだ。
北朝鮮の金正日体制は、90年代後半、300万人を餓死させ、今も20万人を政治犯収容所で苦しめている。
この体制が続くかぎり、北朝鮮の人々に明るい未来はなく、日本と世界への脅威は増すばかりだ。
北朝鮮体制の打倒は憲法の要請 - 高世仁のジャーナルな日々2017.5.17
保守派の論客、佐伯啓思(さえき・けいし)氏*6が安倍首相の9条改正宣言を論じた「憲法9条の矛盾 平和のため戦わねば」(朝日新聞5月5日付)である。
「実際には、今日ほどこの憲法の存在が問われているときはないだろう。最大の理由はいうまでもなく、朝鮮半島有事の可能性が現実味を帯びてきた*7からである。北朝鮮と米国との間に戦闘が勃発すれば、日本も戦闘状態にはいる。また、韓国にいる日本人の安全も確保しなければばらない。果たしてこうしたことを憲法の枠組みのなかで対応できるのか、という厳しい現実を突きつけられているからである。」
として、野党が朝鮮半島情勢に無関心であること*8を指摘する。
ここは私も同感だ。
「もしかりに米国と北朝鮮が戦争状態にでも突入*9すれば、われわれはいったい何をすべきなのか」
「自衛権は主権国家の固有の権利である。(略)
もしもわれわれが他国によって侵略や攻撃の危機にさらされれば、これに対して断固として自衛の戦いをすることは、平和国家と矛盾するものではなかろう。いや、平和を守るためにも、戦わなければならないであろう。」(朝日新聞5日付「異論のススメ」)
平和への脅威と積極的に戦えとする点をふくめ、佐伯氏の考えに同意する。
私の解釈は以前「金正日体制は平和的に打倒*10すべきである」という論文(『アリエス』2004年10月号)の末尾で憲法前文を引いてこう書いている。
『金正日体制がもたらすような「恐怖と欠乏」から、全世界が解放されていなければ真の平和とは言えないのではないだろうか。』
平和と憲法について、タブーなき真摯な議論*11が交わされることをのぞむ。
ベトナム戦争終結から半世紀 - 高世仁のジャーナルな日々
1975年4月30日に南ベトナムの首都サイゴン(現在のホーチミン)が陥落し、当時のグエン・バン・チュー大統領も国外亡命し、南ベトナム政権が崩壊したことて戦争が終わりました(例えばベトナム戦争終結50年 米退役軍人と現地の人たちの対話集会 | NHK | ベトナム(2025.4.30)参照)。
ちなみに「ベトナム戦争終戦50年」とは全く関係ないでしょうが、以下の通り、今年、石破がベトナムを訪問しました。
日・ベトナム首脳会談 石破茂首相 チン首相とアメリカ関税影響など意見交換 安全保障分野協力 | NHK | ベトナム2025.4.28
なお、今年は他にも「以下の出来事」のメモリアル年ですね。
2025年 - Wikipedia参照
【1925年:100周年】
◆昭和100年(1926年12月25日から昭和元年)
◆4月22日
「治安維持法」の公布
→例えば国民監視は「遠い戦前の話ではない」…秘密保護法・共謀罪 「治安維持法」制定から100年「精神は今も」:東京新聞デジタル(2025.4.26)参照
◆5月5日
「普通選挙法(いわゆる納税条件を廃止したが、女性選挙権はない)」の公布
◆誕生年
1月14日
三島由紀夫(作家)
5月20日
橋田壽賀子(NHK朝ドラ『おしん』(1983~1984年)、『春よ、来い』(1994~1995年)、NHK大河ドラマ『おんな太閤記』(1981年:豊臣秀吉の正室・ねね(北政所)が主人公)、『春日局』(1989年)等で知られる脚本家)
→孤高の存在も若き才能と交流 日本近代文学館で企画展「三島由紀夫生誕100年祭」 - 産経ニュース(2025.1.22)、多面性伝える品々紹介 日本近代文学館で企画展 三島由紀夫、生誕100年:朝日新聞(2025.2.5)(以上、三島)、橋田壽賀子さん生誕100年 「ゆかりの地」愛媛・今治市で“おしん”小林綾子さんトークショー | 愛媛のニュース - Nスタえひめ|あいテレビは6チャンネル (1ページ)(2025.4.6)(以上、橋田)など誕生100周年記念イベントも一部で開催
【1945年:80周年】
◆3月10日
東京大空襲
◆8月6日
広島への原爆投下
◆8月9日
長崎への原爆投下
◆8月15日
いわゆる玉音放送で、ポツダム宣言受諾(無条件降伏)を正式に発表。毎年、この日に全国戦没者追悼式を日本武道館で開催。
一方、韓国ではこの日が光復節(独立記念日)
◆10月24日
国際連合発足
【1950年:75周年】
◆6月25日
北朝鮮の南侵により朝鮮戦争が開始
【1955年:70周年】
◆4月18日
第1回「アジア・アフリカ会議」(バンドン会議)開催。平和十原則(内政不干渉など)を採択。
中国との関係改善を模索する高碕達之助*12(当時、鳩山内閣経済審議庁長官)が日本政府代表として出席し、バンドン会議に出席した周恩来中国首相と会談。高碕はその後も自民党親中派として日中友好に尽力
→例えばバンドン会議70周年式典、開催せず 無料給食重視で緊縮財政―インドネシア:時事ドットコム(2025.3.18)、非同盟バンドン会議70周年 インドネシアの記念式典見送りに批判の声 - 産経ニュース、赤旗主張/バンドン会議70年/継承される巨大な平和の本流(以上、2025.4.18)参照
◆5月25日
朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)の結成
◆6月7日
第1回「日本母親大会」開催
◆7月27日
日本共産党が第六回全国協議会(六全協)を開催。武装闘争方針を正式に放棄し、いわゆる「50年分裂」が終了。
中国に亡命していた徳田球一前書記長の死去(1953年)が正式に公表された。
宮本顕治が党執行部入りする(宮本は1958年に党首(党書記長:現在の党委員長)に就任し、1958年から名実ともに宮本時代の開始)。
因みにググったら河西英通*13『「六全協」の世界:日本共産党と1950年代』(2025年、有志舎)がヒットしました。
◆8月6日
第1回「原水爆禁止世界大会」開催
◆11月15日
自由党(緒方竹虎*14総裁、石井光次郎*15幹事長、水田三喜男*16政調会長)と日本民主党(鳩山一郎*17総裁、岸信介*18幹事長)が合同し、自由民主党(鳩山一郎総裁、岸信介幹事長、石井光次郎総務会長、水田三喜男政調会長)が誕生
【1960年:65周年】
◆1月19日
新日米安保条約締結。いわゆる「1960年安保闘争」が発生
◆10月12日
浅沼稲次郎・社会党委員長の暗殺
【1965年:60周年】
◆6月22日
日韓基本条約署名(日韓国交正常化)
【1970年:55周年】
◆3月14日
大阪万博開催(9月23日まで)
【1975年:50周年】
◆7月20日
沖縄国際海洋博開催(1976年1月18日まで)
【1985年:40周年】
◆3月17日
つくば科学万博開催(9月16日まで)
◆4月1日
電電公社(現:日本電信電話(NTT))、専売公社(現:日本たばこ産業(JT))の民営化
◆5月17日
男女雇用機会均等法が可決成立
→例えば国際女性デー:なぜ女性は「肩パット」を脱ぎ「自分らしく」なったのか…男女雇用機会均等法成立から40年に考える : 読売新聞(2025.3.7)参照
◆7月25日
国連「女子差別撤廃条約」を日本が批准
→男女雇用機会均等法の成立も「批准のための準備作業」の面があった
◆8月12日
日航機墜落(死者520名)
◆11月2日
吉田監督率いる阪神タイガースの「初の日本一」(西武ライオンズに4勝2敗)
【1995年:30周年】
◆1月17日
阪神大震災(約6400名の死者、行方不明者)
◆3月20日
オウム真理教「地下鉄サリン事件」(死者12名)
→例えば地下鉄サリン事件から30年 被害者や遺族 事件の教訓伝え語り継ぐよう訴え | NHK | 事件(2025.3.20)参照
【2005年:20周年】
◆4月25日
JR福知山線脱線事故(死者107名)
→例えばJR福知山線 脱線事故から20年の慰霊式 鉄道の安全 改めて誓う | NHK | 鉄道(2025.4.25)参照
【参考:六全協】
《新刊紹介》『六全協の世界』と『史録 スターリングラード』 - 唯物論的歴史観2025.4.2
著者の河西英通〔かわにし・ひでみち(1953年~)〕氏は、主として東北地方の近代史を専門とする歴史学者である。
戦後日本の政治史に大きな影響力を持ち続けてきた日本共産党の戦術・戦略と組織における重大な転換点となった『六全協』に、共産主義運動に強い関心を持つ歴史学者としての立場から、歴史的評価を加えようとしたものである。
著者は、本書の狙いを序章で、「戦後革命運動とは何だったのか。第六回全国協議会(六全協)とは何だったのか。1950年1月のコミンフォルムによる日本共産党批判に始まった『五〇年問題』といわれる日本共産党内の対立・分裂から、数年にわたる混迷状況を経て統一を回復したとされる1955年7月の六全協まで、その過程を詳細に描き出す。膨大な資料群を地道に探ることで、そこから浮上してくる無数無名の人びとに目を凝らし、その叫びに耳を傾けることで、『五〇年問題』から『六全協』への歩みを新たに跡付け、単なる党上層部の主導権争奪劇ではない、戦後革命運動史の新しい枠組みを提示する。」と述べている。
「歴史学研究会」、「松川事件」、「白鳥事件」、「新日本文学と人民文学*19」、「山村工作隊」、「中核自衛隊」、「メーデー事件」等々の『五〇年問題』との関連について知識を新たにしてもらい、今更ながら不勉強を思い知った。
【参考:バンドン会議】
人民中国中日友好のために種をまいた友人たち2023.5.24
中日両国政府の共同声明の発表にさいして、中日国交正常化のために奮闘努力された友人たちのことを、人びとは思いおこさずにはいられなかった。
(ボーガス注:1972年の日中国交樹立の)十七年前(ボーガス注:である1955年に)、高碕達之助自由民主党国会議員(経済企画庁長官*20)は、日本政府代表団をひきいて、バンドン会議に出席した。
そのさい、周恩来総理は氏と中日両国間の関係について意見を交換した。その後、一九六〇年および一九六二年に、高碕達之助先生は二回にわたり中国を訪れた。
一九六二年十一月九日、廖承志と高碕達之助の両者のあいだで、覚書の調印が北京でおこなわれ、平等互恵の基礎に立って両国の民間貿易*21をいっそう発展させることが決定された。高碕先生は逝去されるまで、一貫して日中両国関係の発展のために力をつくされた。
*1:1890~1969年。北ベトナム(ベトナム民主共和国)国家主席、ベトナム労働党主席を歴任
*2:1909~1995年。1950年、ラオス自由戦線(後にラオス愛国戦線)の議長に就任。1975年に内戦が左派の勝利に終わるとラオス人民民主共和国最高人民議会議長、国家主席を歴任(スパーヌウォン - Wikipedia参照)
*3:1920~1992年。1955年にラオス人民党(後にラオス人民革命党に改称)書記長に就任。1975年に内戦が左派の勝利に終わるとラオス人民民主共和国首相、国家主席を歴任(カイソーン・ポムウィハーン - Wikipedia参照)
*4:「ソ連東欧の崩壊」はともかく「ポルポト政権の崩壊」はベトナム軍の軍事侵攻によるものなので、「この当時の高世」は「軍事侵攻による北朝鮮打倒」を容認している疑いがあります。
*5:平和的な崩壊、あるいは「軍事的な崩壊でも安定的な政権(特に民主主義的、自由主義的で経済的にも豊かな政治を実現する政権)が直ちに出来れば」その通りでしょうが、内戦が長期化すればそうは言えません。
*6:京都大学名誉教授。著書『隠された思考』(1985年、筑摩書房→1993年、ちくま学芸文庫)、『産業文明とポスト・モダン』(1989年、筑摩書房→『現代社会論:市場社会のイデオロギー』と改題し、1994年、講談社学術文庫)、『「欲望」と資本主義』(1993年、講談社現代新書)、『「アメリカニズム」の終焉』(1993年、TBSブリタニカ(1998年に増補)→2014年、中公文庫)、『現代民主主義の病理:戦後日本をどう見るか』(1997年、NHKブックス)、『「市民」とは誰か:戦後民主主義を問いなおす』(1997年、PHP新書)、『アダム・スミスの誤算』、『ケインズの予言』(以上、1999年、PHP新書→2014年、中公新書)、『貨幣・欲望・資本主義』(2000年、新書館→『貨幣と欲望:資本主義の精神解剖学』と改題し、2013年、ちくま学芸文庫)、『総理の資質とは何か:崩壊する小泉改革』(2002年、小学館文庫)、『新「帝国」アメリカを解剖する』(2003年、ちくま新書)、『人間は進歩してきたのか』(2003年、PHP新書→『西欧近代を問い直す』と改題し、2014年、PHP文庫)、『20世紀とは何だったのか』(2004年、PHP新書→2015年、PHP文庫)、『自由とは何か』(2004年、講談社現代新書)、『倫理としてのナショナリズム』(2005年、NTT出版→2015年、中公文庫)、『学問の力』(2006年、NTT出版→2014年、ちくま文庫)、『日本の愛国心』(2008年、NTT出版→2015年、中公文庫)、『自由と民主主義をもうやめる』(2008年、幻冬舎新書)、『大転換:脱成長社会へ』(2009年、NTT出版→2016年、中公文庫)、『現代文明論講義』(2011年、ちくま新書)、『反・幸福論』(2012年、新潮新書)、『経済学の犯罪』(2012年、講談社現代新書→『経済学の思考法』に改題し、2020年、講談社学術文庫)、『日本の宿命』(2013年、新潮新書)、『正義の偽装』、『西田幾多郎』(以上、2014年、新潮新書)、『従属国家論』(2015年、PHP新書)、『さらば、資本主義』(2015年、新潮新書)、『反・民主主義論』(2016年、新潮新書)、『経済成長主義への訣別』(2017年、新潮選書)、『さらば、民主主義』(2017年、朝日新書)、『「脱」戦後のすすめ』(2017年、中公新書ラクレ)、『「保守」のゆくえ』(2018年、中公新書ラクレ)、『死と生』(2018年、新潮新書)、『死にかた論』(2021年、新潮選書)、『さらば、欲望』(2022年、幻冬舎新書)、『神なき時代の「終末論」』(2024年、PHP新書)等
*7:そのようには俺は思っていません。1)韓国に軍事力で劣る北朝鮮から軍事侵攻する可能性は低い、2)一方で人的犠牲(場合によっては中露の軍事介入もあり得る)を覚悟してまで在韓米軍や韓国軍が北朝鮮に侵攻する可能性も低い、3)右派の李明博(2008年2月~2013年2月)、朴槿恵(2013年2月~2017年2月)でも「韓国側(在韓米軍を含む)からの軍事侵攻」の可能性は低いと思うが、この文章を佐伯が書いた当時(2017年5月)は「太陽政策の文在寅大統領(2017年5月~2022年5月)」なので「なおさら韓国側(在韓米軍を含む)から侵攻する可能性は低い」からです。しかしこんな右翼文章が載る朝日新聞はおよそ「左派ではない」でしょう。朝日新聞出身者には「緒方竹虎(戦前、朝日新聞政治部長、編集局長、専務を歴任。戦後、吉田内閣副総理)」「石井光次郎(戦前、朝日新聞専務。吉田内閣運輸相、岸内閣副総理、池田内閣通産相、佐藤内閣法相などを歴任)」「橋本登美三郎(戦前、朝日新聞外信部長。佐藤内閣官房長官、建設相、運輸相、自民党幹事長(田中総裁時代)などを歴任)」といった右派政治家も多数いますし(朝日新聞社 - Wikipedia参照)。
*8:「無関心」というのは事実誤認も甚だしいですね。【1】朝鮮半島有事の可能性は低い、【2】いずれにせよ「在韓米軍や韓国軍の北侵」であれ「北朝鮮の南侵」であれ、軍事侵攻は許されない、日本は「在韓米軍や韓国軍」が、「北侵」を企てるようなら反対すべきだというのが「左派(あるいは護憲派)」の立場であり、そうではないのが安倍や「安倍を支持する佐伯ら自民党シンパ、改憲右翼の立場」でしょう。
*9:北朝鮮が侵攻するか、米国が侵攻するか(前者なら米国の軍事力行使は自衛権行使と評価しうるが、後者なら明らかに米国の侵略)で話は大きく違ってきますが、そうした区別を明らかに佐伯はしておらず「米国の軍事侵攻」を容認することは見え透いていますし、そんな主張には護憲派は賛同など出来ません。佐伯に賛同するという高世も「今はともかく」この時点では「曖昧にごまかしています」が「米国の軍事侵攻を容認する考え」でしょう。
*10:「平和的に打倒」は「軍事的に打倒」と公言するのを躊躇する高世の「詭弁」と見るべきでしょう。高世が「賛同する」という佐伯は明らかに「米国の軍事侵攻による北朝鮮打倒」という選択肢を否定していません。
*11:どう見ても「今の高世」はともかく「この時点の高世」は「九条改憲論」でしょう(そう、はっきりは言わずに曖昧にごまかしてはいますが)。
*12:戦前、満州重工業開発総裁を、戦後、電源開発総裁、鳩山内閣経済審議庁(後の経済企画庁)長官、岸内閣通産相等を歴任
*13:広島大学名誉教授。著書『近代日本の地域思想』(1996年、窓社)、『東北』(2001年、中公新書)、『続・東北』(2007年、中公新書)、『せめぎあう地域と軍隊:「末端」「周縁」軍都・高田の模索』(2010年、岩波書店)、『「東北」を読む』(2011年、無明舎出版)、『「社共合同」の時代:戦後革命運動史再考』(2019年、同時代社)、『東北史論』(2021年、有志舎)等
*14:戦前、朝日新聞政治部長、常務、専務、小磯内閣情報局総裁を、戦後、東久邇宮内閣書記官長、吉田内閣官房長官、副総理、自由党総裁を歴任
*15:自民党石井派領袖。吉田内閣商工相、運輸相、自由党幹事長(緒方総裁時代)、自民党総務会長(鳩山総裁時代)、岸内閣副総理、池田内閣通産相、佐藤内閣法相、衆院議長等を歴任
*16:自民党水田派領袖。石橋、岸内閣通産相、池田、佐藤内閣蔵相、自民党政調会長(鳩山、岸、田中総裁時代)等を歴任
*17:戦前、立憲政友会幹事長(田中総裁時代)、田中内閣書記官長、犬養、斎藤内閣文相を、戦後、自由党総裁、日本民主党総裁、首相、自民党総裁を歴任
*18:自民党岸派(清和会)領袖。戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を、戦後、日本民主党幹事長、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相、首相を歴任
*19:新日本文学会内部での「所感派(徳田派)」と「国際派」の対立を反映し、所感派に近いグループが新日本文学会を離脱し、1950年に雑誌「人民文学」を刊行。しかし1955年2月をもって停刊した(人民文学 - Wikipedia参照)
*21:いわゆるLT貿易のこと