5/23発売号の漫画ゴラク(5/23日記載)(追記あり)

ミナミの帝王@天王寺大×郷力也

 5/16発売号の漫画ゴラク(5/17日記載) - bogus-simotukareのブログで紹介した話の続き(なお、以前も今週の週刊漫画ゴラク(2025年1/24記載)(副題:スルガ銀行不正融資、ボラの刺身ほか) - bogus-simotukareのブログ等で書きましたがこのマンガの元ネタは静岡県地方銀行スルガ銀行*1』と不動産会社『スマートデイズ』の『かぼちゃの馬車』事件です)。
 「一人で戦うより大勢で、銀行やシェアハウス販売会社と戦うべきだ。仲間がいれば精神的に気も楽になる」という「萬田銀次郎」のアドバイスで、まずは「シェアハウス被害者の会」が結成されます(実際の『かぼちゃの馬車』事件でも同様に被害者の会が結成された)。
【2025年5月31日追記】
 シェアハウス本社前で、被害者の会として抗議活動すると共に、萬田の持つ人脈で「テレビ局の取材カー」が多数登場。
 但し、実際には「被害者の会」の活動初期段階でマスコミが大々的に報道することはまずない点が辛いところです。

 レトロの片隅で@昌原光一

 レトログッズ(ブリキのおもちゃなど)の販売店を主な舞台にしたこのマンガも今回で最終回。「せどり(競取り)」と言う言葉が出てきましたが多分、今の時代は「死語」だろうとは思います。

せどり - Wikipedia
 「古書店等で安く売っている本を買い、他の古書店等に高く売って利ざやを稼ぐ」こと、またはそれをする者。
 梶山季之*2せどり男爵数奇譚』(1983年、河出文庫→2000年、ちくま文庫)という小説で、言葉として広まったという説がある。

と言う意味ですね。

 酒のほそ道@ラズウェル細木

 今回は

【つまみ】
◆グレープフルーツと大根のサラダ(蜂蜜で味付け)
◆蜂蜜に漬け込んだチャーシュー
◆三種(ゴルゴンゾーラ、ゴーダ、モッツァレラ)のチーズのピザ(蜂蜜をかけて食べる)
【酒】
◆蜂蜜入りのコーヒー焼酎、ハイボール
◆ブランデーを使ったズーム (カクテル) - Wikipedia(蜂蜜を使用したカクテルの一つ。味付けは蜂蜜と生クリーム) 

と蜂蜜づくし。但しミード(蜂蜜を発酵させて作る酒)は出てきません。

 江戸前の旬@九十九森×さとう輝

 今回は寿司種として「桜鱒(北海道で採れたもの)のヅケ」が登場。ただの醤油漬けではなく「いくらの醤油漬け」を包丁で叩いた物を漬け汁にすることでいくらのうまみも桜鱒にしみこむという代物。

やってはいけない湖西晶

 今回は「スマートフォンの液晶画面のひび割れ(落としたことに寄る破損)」。 
 「粉々になれば、使いたくても使えない」ですが、「そこまで行かないから」といって使い続けるのは、「画面が突然、操作不能になったり、スマホ操作中にガラス片で指に怪我をしたりする可能性がある」ので早急に修理業者やスマホ売店に修理を依頼し、低額で修理できるならば修理。
 あまりにも修理費が高額になる場合や、そもそも破損が酷くて修理不能な場合は(スマホ内のデータの移動が可能ならば、移動させた上で)スマホを廃棄処分して、新しいスマホに買い換えることが推奨されます。

 警部補ダイマジン*3@リチャード・ウー*4×コウノコウジ

 神奈川県警の悪徳警官が「非行少女」を「非行行為を摘発しないから私の言うことを聞け」と言葉巧みに騙し、海外に人身売買(売春など)してる事実(しかし、非行少女なので失踪しても家族すらもまともに探さない。また人身売買で得た金を県警上層部に裏金として上納しており、警察庁レベルで黙認されてるかはともかく、少なくとも神奈川県警レベルでは人身売買の事実が黙認されてる設定)をつかんだ「ダイマジン(大魔神)」こと警視庁の警部補「台場陣」。
 多くのマンガは「かなり早い段階でストーリー設定」するので「神奈川県警」云々が「川崎のストーカー殺人とかぶせたのかは不明です。
 何せ神奈川県警と言えば、以下の通り「過去にも不祥事が続出」で以前から「不祥事のデパート・神奈川県警」とまで酷評されてますので。しかし台場は果たして、県警相手にどう対決するのか。
【2025年5月31日追記】
 「県警の犯罪」に気づきながら、何食わぬ顔で「非行少女の捜索、頑張りましょう」と県警の悪徳警官達相手に言う台場。
 一方、少女失踪について、台場を上手く丸め込むことが無理で、自分たちの犯罪に気づかれそうなら、「今までは男性の人身売買はしてないが、後腐れ無く台場を海外に売り飛ばそう」ととんでもないことを言い出す県警の悪徳警官達。勿論、どんな形でアレ、「主人公」台場が勝利することは決まり切っていますが、果たして次回どうなるか。

神奈川県警察の不祥事 - Wikipedia参照
【1999年】
神奈川県警覚醒剤使用警官隠蔽事件 - Wikipedia
 1996年に神奈川県警の警部補が覚醒剤を使用した事件を県警本部長らが隠蔽した組織犯罪。1999年に発覚し9人が犯人隠匿罪や証拠隠滅罪で書類送検され、当時の警察本部長ら5人が有罪となった。警察本部長が有罪になったのは史上初で、戦後最悪の警察不祥事と称された。
【2000年】
◆4月26日
 加賀町警察署に勤務の巡査(当時25歳)が、3月半ばに署の留置場に拘留されている女性被告に対してわいせつな行為をしていたことが判明した。女性被告が3月下旬に別の捜査員に取り調べを受けていた際に、この巡査に無理やり体を触られたと訴えたことから事件が発覚した。この巡査は、特別公務員暴行陵虐容疑で逮捕され、懲戒免職となった。
神奈川県警女性隊員殺害事件 - Wikipedia
 12月4日に神奈川県警音楽隊の女性隊員が刺殺された事件。被害者の部屋では男性警部補(音楽隊隊員で女性隊員の上司)が首を吊って自殺していた。現場には男性警部補が書いた遺書が置かれており、男性警部補が女性隊員を殺害後、自殺したと見られた。
 音楽隊内では以前から「2人が交際している」といった噂が流れており、これを知った音楽隊長が2人に事情を聞いたところ、被害者は「交際を迫られ、困っている」と話したため、音楽隊では専用バスで移動する際に2人の座席を離すなどの対応を取っていた。
 また、2000年(平成12年)8月中旬には「今後、被害者とは仕事以外で会わない。トラブルを起こしたら退職する」という内容の誓約書を男性警部補は書かされていた。12月26日、神奈川県警は自殺した男性警部補を被疑者死亡のまま殺人容疑で横浜地検書類送検した。
【2006年】
 日本の警察史上、恐らく初めてとなる、制服を着た現職警察官による公務中の空き巣事件が発覚した(公務外の空き巣事件なら過去に例がある)。パトロール中に顔見知りの家での犯行であった。犯人の鎌倉警察署巡査長は、12月6日に窃盗で逮捕された。
【2007年】
 厚木警察署の巡査部長が2006年12月に勤務中、詐欺事件被害者の女性に、この女性が役員を務めるリサイクルショップにおいて、両手で無理やり抱きつきキスをするなどのわいせつ行為をしたことが発覚。県警は強制わいせつの疑いで巡査部長を逮捕した。
【2010年】
◆裏金事件
 2003年から2008年までに、神奈川県警察本部の会計担当者が業者に「預ける」経理操作の手法で公金をプールし、総額で約11億円が不正に流用されていたことが判明。
【2011年】
逗子ストーカー殺人事件 - Wikipedia
 ストーカー加害者に対し脅迫罪の逮捕状執行の際に、逮捕状に記載された被害女性の結婚後の名字や転居先住所などを2回読み上げた。これにより加害者が被害女性の結婚後の名字や住所を知り、被害者の殺害につながったとして県警が遺族やマスコミに非難された。この事件から教訓を受けて、後のストーカー事件においては顔写真を添付し、被害者の名前を伏せた逮捕状を執行するようになった。また、被疑者、被告人へ被害者の個人特定事項を知らせないようにする制度を盛り込んだ刑事訴訟法改正案が2023年5月に成立し、2024年2月に施行された。
◆11月
 大和警察署の男性警部補が、署内の女子更衣室や女子トイレに侵入し、盗撮を繰り返していたとして書類送検された。
【2012年】
◆3月
 大和警察署でセクシャル・ハラスメントが発生した。30歳代の男性警察官4人が、20歳代の女性警察官をカラオケボックスに呼び出し服を脱ぐことやキスを強要したりするなど集団でわいせつな行為をしていた。県警本部警務部は、告訴を受けながら事件化は困難として立件を見送る方針であったが、読売新聞が7月27日にこの問題を報じてから、県警本部や大和署に抗議電話が殺到し、一転して事件化することになった。主犯格とされた2人が2013年1月、強要と暴行の容疑で逮捕された。2013年2月、起訴猶予処分となり依願退職した。
◆9月
 大和警察署の巡査部長が、電車内で女子高校生を隠し撮りしたとして、県迷惑行為防止条例違反で現行犯逮捕された。
パソコン遠隔操作事件 - Wikipedia
 小学校への襲撃予告をウェブサイトに書いたとして少年を7月に逮捕したが、少年のパソコンが外部から不正操作されていたことが判明し、誤認逮捕であったとして謝罪した。しかし、この事件で少年から当初、犯行を認める上申書が提出されていたため、神奈川県警が少年に自白を強要した可能性が指摘された。
【2016年】
◆3月12日
 泉警察署署内で、巡査(当時25歳)がパワーハラスメントを苦に拳銃自殺した。巡査の両親が署の対応に安全配慮義務違反があったとして県を相手に横浜地裁に提訴した。2022年7月29日、横浜地裁は両親の請求通り県に約5500万円の支払いを命じる判決を言い渡した。2023年3月9日、東京高裁は一審判決を取り消し、両親の訴えを棄却した。
【2017年】
◆4月28日
 南警察署生活安全課の女性巡査が、課内で積み立てていた慰安旅行の積立金を着服したとして、停職3か月の懲戒処分となり、巡査は依願退職した。発覚するまでの1年4か月の間にホストクラブに通い続けたうえ、消費者金融に借金があり、返済に困窮し犯行に及んだという。全額が返済されたため、立件は見送られた。
【2019年】
◆3月22日
 川崎臨港警察署の男性巡査部長が、JR埼京線の電車内で痴漢をしたとして、100分の10(6カ月)の減給処分となり、巡査部長は依願退職した。警視庁は、都迷惑行為防止条例違反の疑いで、巡査部長を書類送検した。
◆10月31日
 県警第一交通機動隊巡査が10月7日午後、横須賀市の80代男性の家を訪れ、キャッシュカードの保全措置をすると偽って、男性からキャッシュカード2枚を盗んだとして逮捕された。巡査は特殊詐欺事件の受け子役であった。
【2020年】
◆1月24日
 巡査が2017年5月から2019年6月にかけて勤務していた交番に届けられた財布に入っていた現金の業務上横領容疑で書類送検され、懲戒免職処分となった。この巡査は現金の横領はこれまで20回ほどしたと供述。
◆2月19日
 巡査部長(32歳)ら加賀町警察署員2人が横浜市中区のマンションエントランスで倒れている男性を保護した。男性に目立った外傷はなく、いびきをかいて酒の臭いもしたことから、報告を受けた警部補(49歳)は泥酔者と判断。所持していた身分証で自宅住所を確認し、パトカーで送り届けるよう別の署員3人に指示した。3人は男性を自宅に送り届けて立ち去った。男性は21日午前、室内で倒れているのを発見され、死亡が確認された。死因は頭部打撲による急性硬膜下血腫で、死亡推定時刻は20日夜であった。
 警部補らは「傷病者と思わなかった。いずれ目を覚ますと思っていた」と釈明した。県警は12月18日、保護責任者遺棄致死の疑いで、警部補ら警察官6人を書類送検。警部補と巡査部長は戒告の懲戒処分とし、ほかの4人も本部長訓戒などとした。
◆3月13日
 職場でのパワーハラスメント行為等を理由に、県警は川崎市警察部の警部を懲戒免職処分とした。
【2021年】
◆8月24日から9月5日までの2020年東京パラリンピックの期間中、部下にパワーハラスメントをしたとして県警第二機動隊長の男性警視が12月に警務部長注意となった
◆10月21日
 県警が取り扱った検視が必要な遺体の搬送をめぐって葬祭会社に遺族を紹介し、その見返りに現金127万円と68万5千円相当のプリペイドカード137枚の謝礼を受け取ったとして、大和警察署の警部補を受託収賄の疑いで、宮前警察署の男性警部補とその妻(葬儀会社の経営者)を贈賄の疑いで逮捕した。2022年2月15日、元警部補の初公判が横浜地裁で開かれ、被告人質問で元警部補は「県内の54署すべてで、葬祭会社からビール券をもらっていると思う」と証言した。2022年3月15日、横浜地裁は、元警部補に受託収賄罪で懲役2年6月、執行猶予4年、追徴金195万5千円の判決を言い渡した。
【2022年】
◆1月25日
 暴力団関係者に捜査情報を漏洩したとして、県警は地方公務員法守秘義務)違反の疑いで刑事部捜査第二課に所属していた元警部補の男を書類送検した。2020年1月ごろ、恐喝事件を巡り、事務所を家宅捜索する日付などを暴力団関係者に事前に伝えた。
 なお、県警は2021年9月に元警部補を懲戒免職処分にしていた。
【2023年】
◆5月16日
 神奈川県警の車両が安全確認を怠って広島市中区の電車軌道敷内に進入し、広島電鉄の電車と衝突事故を起こした。神奈川県警は広島市で開かれるG7サミットの応援で広島市を訪れていた。
【2024年】
◆2月15日
 知人から依頼を受けて特定の車のナンバーを照会し、個人情報を漏らしたとして、県警は地方公務員法守秘義務)違反の疑いで薬物銃器対策課所属の巡査部長を逮捕した。巡査部長は新潟県警から出向中だった。その後、巡査部長は略式起訴され、罰金50万円の略式命令を受けた。
◆4月25日
 暴力団幹部の依頼で車のナンバーを照会し所有者の個人情報を漏らしたとして、地方公務員法守秘義務)違反の疑いで、川崎警察署刑事第二課の警部補を逮捕した。警部補は漏洩した当時、県警本部の暴力団対策課に所属していた。
◆6月5日
 2021年5月頃に交通事故で身に着けていた物が破損したと保険会社に虚偽申告して保険金をだまし取ろうとした平塚警察署員を逮捕した。
◆6月19日
 窃盗未遂の現行犯で海老名警察署の巡査長を逮捕した。 2024年で5人目となる県警警察官の逮捕に、加藤秋人県警監察官室長は「短期間に複数の逮捕者が出たのは甚だ遺憾だ」とコメントした。
◆11月4日
 偽造した委任状で横須賀市に住む70代男性の預金口座から700万円をだまし取ったとして、詐欺と有印私文書偽造・行使の疑いで横須賀警察署の巡査長を逮捕した。巡査長は勤務中で、制服姿で警察手帳を提示し、郵便局員を信用させ金をだまし取ったという。

*1:マンガ内では大阪の地方銀行「ナニワ銀行」

*2:1930~1975年。著書『黒の試走車』(1973年、角川文庫→1990年、光文社文庫→2007年、岩波現代文庫)、『ルポ・戦後縦断』(1986年、徳間文庫→2007年、岩波現代文庫)、『族譜・李朝残影』(2007年、岩波現代文庫)、『地面師』(2018年、光文社文庫)、『犯罪日誌』(2024年、ちくま文庫) 等

*3:2023年7月7日から9月1日まで、テレビ朝日系列にてテレビドラマを放送(主人公の「ダイマジンこと台場陣(警視庁警部補)」は生田斗真が演じた)

*4:ビッグコミックスピリッツ』編集長などを経て、2001年に小学館を退社し、フリー(マンガ原作者など)に転身した長崎尚志(1956年生まれ)のペンネームの一つ。長崎には「現在では使用してない」と思われる物も含め、他にも「本名の長崎」の他に東周斎雅楽東洲斎写楽のもじり)、 江戸川啓視エドガー・ケイシーのもじり)などのペンネームがある。リチャード・ウー名義では、漫画ゴラクに過去に『クロコーチ』(作画:コウノコウジ:2012~2018年、クロコーチこと神奈川県警の刑事・黒河内が主人公。2013年10月11日から12月13日までTBSでテレビドラマが放送(主人公の黒河内(神奈川県警警部補)は長瀬智也が演じた))を連載しており、今回の『ダイマジン』は『クロコーチ』の続編に当たる(長崎尚志 - Wikipedia参照)