◆天皇陛下、ジェンダー平等「どうして実現を」 アイスランド大統領に:朝日新聞
◆天皇陛下、同じ島国のアイスランド大統領と会見「海という存在は非常に重要」…ジェンダー平等も話題に : 読売新聞
◆天皇陛下、アイスランド大統領と面会 ジェンダー平等も話題に | 毎日新聞
◆天皇陛下、アイスランド大統領と会見 男女平等が話題に - 日本経済新聞
◆天皇陛下 アイスランド大統領と懇談 ジェンダー問題や漁場の変化など海の課題について意見交換(2025年5月27日掲載)|日テレNEWS NNN
◆天皇陛下 来日中のアイスランド大統領と皇居・御所で懇談 ジェンダー平等や環境問題について意見交換 | TBS NEWS DIG (1ページ)
◆天皇陛下がアイスランド大統領と面会 「環境の変化で漁場が変わってきている」水産業やジェンダー平等が話題に|FNNプライムオンライン
◆テレビ朝日天皇陛下がアイスランドの大統領と面会 ジェンダー平等などがテーマに*1
これを
森暢平*2
こうした記事は、記者が直接見聞きするのでなく、宮内庁式部官長*3がレクして出来あがる。式部官長が敢えてこの話を説明したのは、報道されることを見越している。つまり天皇は、遅れた日本の状況に比すことで、為政者に何かを言わんとしている。おそらく女性天皇のことも。
天皇陛下、ジェンダー平等「どうして実現を」 アイスランド大統領に:朝日新聞
等として「(ストレートに表現すると『天皇の政治的中立に反する』と批判されるので)女性天皇、女性宮家の実現希望を、徳仁天皇が婉曲に表現した」と見るのは「深読みのしすぎ(はっきり言えば邪推:なお、森氏は女性天皇、女性宮家支持の立場*4)」でしょうが、一方で「徳仁天皇を含む皇室(宮内庁や政府与党もそうでしょうが)」が「皇室は男女平等に関心がある(皇室も現代にマッチしようとしている)」とアピールしたかったのは確かでしょう。
ちなみに上記の通り「男女(あるいはジェンダー)平等」がタイトルに入ってる「朝日、読売、毎日、日経、日本テレビ、TBS、フジテレビ(産経系列なのに産経と態度が違う!)、テレビ朝日」(当然、記事本文でも触れてる)に対し、
陛下、アイスランド大統領とご会見 震災支援に謝意示される - 産経ニュース
陛下は両国がともに豊かな自然に恵まれ、水産業などが盛んで、火山国で地震など災害について共通性がある*5とご指摘。平成23年の東日本大震災に対するアイスランドの支援に謝意を示された。
(中略)
一方、アイスランドは地熱発電や水力発電などで電力需要の大部分を賄っており、大統領は「経験を日本と共有していきたいです」と話した。
という産経だけが「男女(あるいはジェンダー)平等をタイトルにしない(タイトルは震災支援)」上に「本文でも全く男女(あるいはジェンダー)平等に言及がない(!)」のは
森暢平
『産経』第三社会面、アイルランド*6大統領とのご会見記事。31行の中尺写真付きなのに、(ボーガス注:朝日など他社が触れる)天皇の「(ボーガス注:アイスランド*7は)ジェンダー平等どうやって実現」発言に全く触れてない。天皇陛下のお考えを無視するという旧日本軍*8と同じやり口
と森氏が批判するように、偶然ではなく「意図的」な『報道しない自由』行使なのでしょう。恐らくは「森氏のような反応」を「女帝反対」産経が嫌ったのではないか。
勿論「男女平等についてかなり触れてる記事もある(「かなり長い」ので、引用は省略するが、例えば朝日の天皇陛下、ジェンダー平等「どうして実現を」 アイスランド大統領に:朝日新聞)」一方で
天皇陛下、同じ島国のアイスランド大統領と会見「海という存在は非常に重要」…ジェンダー平等も話題に : 読売新聞
約30分間の会見では、ジェンダー平等についても話題となった*9。
天皇陛下がアイスランド大統領と面会 「環境の変化で漁場が変わってきている」水産業やジェンダー平等が話題に|FNNプライムオンライン
アイスランドがジェンダー平等の分野で世界1位であることも話題になり、「なぜジェンダー平等がアイスランドにおいて実現されているのですか?」と質問されたということです*10。
など「あまり中身のない短い文章」もあるとはいえ、「同業他社(その中には産経系列のフジテレビもある)は男女平等について報じてる」のに全く報じない産経は無茶苦茶でしょう。まあ産経なら「この程度のことは予想の範囲内」ではありますが。
【参考:アイスランドと日本の「共通性」】
大使室より | 在アイスランド日本国大使館2017.3.15
初対面のアイスランドの方とお話しする際に、よく「地理的には日本とアイスランドは非常に離れているが、数多くの共通項があります」と切り出します。島国であること、火山・温泉が多いこと云々と続く訳ですが、何故両国に火山や温泉が多いかというと、両国共に地球の表面を覆う「プレート」と呼ばれる板の様な岩の層の境界に位置しているからです。
温泉♨️火山絶景❤️意外と日本と共通点が多いアイスランドという国! | 絶景だらけ!のアイスランドブログ2023.11.1
アイスランドには温泉♨️がいっぱい湧いてるんです!
日本と違うのは、水着🩱を着て入るってことくらい。
温泉がいっぱいあるってことは、そう、アイスランドには火山🌋もいっぱいあるんです。
これもまた、日本との共通点ですよね!
アイスランドは日本の北海道と四国を合わせたくらいの小さな国なんですが、アイスランドにはなんと30もの活火山🌋があるんです。(日本は110くらいだったはず)
日本118位 G7最下位の男女平等調査 15年連続世界一の北欧アイスランド 「商業捕鯨」「火山」の国は何を? | NHK | WEB特集 | アイスランド2024.6.14
日本やノルウェーとともに「商業捕鯨」を行っている「3大捕鯨国」の1つでもあります。
*1:俺個人は「大した違いではない」と思いますが「男女平等(日経)」「ジェンダー平等(朝日、読売、毎日、TBS、フジテレビ、テレビ朝日)」「ジェンダー問題(日本テレビ:但し、記事本文では「ジェンダー平等」の表記があり、「ジェンダー問題」表記と「ジェンダー平等」表記が混在)」とタイトル表記が各社で違う(「ジェンダー平等」表記が一番多い)のが興味深い。
*2:1964年生まれ。1990年、京都大学卒業、毎日新聞社に入社。社会部で宮内庁、警視庁を担当。1998年、毎日新聞社を退職。2002年、琉球新報ワシントン駐在記者に就任。2005年、成城大学専任講師に就任、成蹊大学助教授を経て、2017年より教授。著書『天皇家の財布』(2003年、新潮新書)、『皇后四代の歴史:昭憲皇太后から美智子皇后まで』(編著、2018年、吉川弘文館)、『近代皇室の社会史:側室・育児・恋愛』(2020年、吉川弘文館)、『天皇家の恋愛:明治天皇から眞子内親王まで』(2022年、中公新書)等(森暢平 - Wikipedia参照)
*3:なお現在の式部官長はロサンゼルス総領事、外務省北米局長、アジア大洋州局長、フランス大使等を歴任した伊原純一氏(伊原純一 - Wikipedia参照)
*4:なお、俺も「女性天皇、女性宮家支持の立場」ですが、こういう「深読み」は支持しません。
*5:アイスランドと日本の「共通性」(温泉国、火山国、地震国、捕鯨国)については温泉♨️火山絶景❤️意外と日本と共通点が多いアイスランドという国! | 絶景だらけ!のアイスランドブログ(2023.11.1)など、ググってヒットした記事を後で紹介しておきます。
*7:「アイスランドのジェンダー平等」への注目については例えば、赤旗ジェンダー平等実現 経済成長の原動力に/アイスランドに注目 報道続く/“やさしく強い経済”をより豊かに(2022.1.11)、ジェンダー平等 社会を幸福に/共産党都委 アイスランド大使招き学習(2023.5.29)参照
*8:「旧日本軍」云々は満州事変など「関東軍の暴走」のことでしょうが、「結果オーライ」で容認してるのが昭和天皇なので森氏は昭和天皇に甘過ぎでしょう。勿論「産経批判」自体は正しいとは思いますが。
*9:天皇陛下がアイスランド大統領と面会 「環境の変化で漁場が変わってきている」水産業やジェンダー平等が話題に|FNNプライムオンラインの『「なぜジェンダー平等がアイスランドにおいて実現されているのですか?」と質問された』等と違い、読売記事には具体的な発言の紹介がない。
*10:これに対して大統領がどう答えたかについてはフジ記事には指摘が無いが、「引用は省略する」が、天皇陛下、ジェンダー平等「どうして実現を」 アイスランド大統領に:朝日新聞、天皇陛下、アイスランド大統領と面会 ジェンダー平等も話題に | 毎日新聞、天皇陛下 アイスランド大統領と懇談 ジェンダー問題や漁場の変化など海の課題について意見交換(2025年5月27日掲載)|日テレNEWS NNN、天皇陛下 来日中のアイスランド大統領と皇居・御所で懇談 ジェンダー平等や環境問題について意見交換 | TBS NEWS DIG (1ページ)、テレビ朝日天皇陛下がアイスランドの大統領と面会 ジェンダー平等などがテーマにによれば「女性の休日 - Wikipedia(1975年にアイルランドで起こった女性のデモ運動)等の長年の女性運動の成果だ(俺の要約)」と回答したとのこと