◆9:00~9:30
フジ『ゲゲゲの鬼太郎・私の愛した歴代ゲゲゲ』第10回「だるま妖怪相談所」
フジ『ゲゲゲの鬼太郎・私の愛した歴代ゲゲゲ』第9回「吸血鬼ラ・セーヌ」(2025年6月1日放送) - bogus-simotukareのブログの続きです。
フジ『ゲゲゲの鬼太郎・私の愛した歴代ゲゲゲ』第9回「吸血鬼ラ・セーヌ」(2025年6月1日放送) - bogus-simotukareのブログにも書きましたが第3期8話(1985年放送)でセレクターは第3期鬼太郎の戸田恵子です。
以下、簡単にあらすじ等を説明した上で、ネット上の記事を紹介し、コメントを加えておきます(なお、あらすじ説明での「鬼太郎らの発言」は俺の記憶による要約であり、かなりアバウトであり、一言一句同じ訳では全くありません)。
なお、だるまが
大平透 - Wikipedia参照
【経歴】
1929~2016年。1952年に日本福音ルーテル教会が当時放送していた「ルーテル・アワー」の専属アナウンサーでデビュー(なお、大平の父と大平本人はクリスチャン)。その後、フリーアナウンサーを経て、1955年、ラジオ東京テレビ(現:TBSテレビ)開局と同時にTBS放送劇団へ入団(なお、1958年に劇団を退団しフリーとなり、1963年には大平プロダクションを設立)。米国の短編アニメシリーズ『スーパーマン』を再編集しラジオ東京テレビが放送した『まんが・スーパーマン』でスーパーマンの吹き替えを担当。
1956年に、ラジオ東京テレビが放送した実写版テレビシリーズ『スーパーマン』で主演のジョージ・リーヴスの吹き替えを担当。好評を博して大平がブレイクするきっかけとなった。しかし、主役のリーヴス(1914~1959年)がスーパーマン以降のキャリアが伸び悩み自殺に至った事から、自身もスーパーマンでキャリアを終わらせたくないと考え、1960年に小林清志(1933~2022年)に引き継がせて降板する。
1978年の映画版『スーパーマン』の機内上映版でクラーク・ケント(クリストファー・リーヴ)の吹き替えを担当しており、大平はジョージ・リーヴス版とクリストファー・リーヴ版の両方でスーパーマン役の日本語吹替を担当した唯一の声優である。このことから、日本では「大平=スーパーマン」のイメージが強い。リーヴス(1914~1959年)が死去した際には(大平の死去と勘違いしたのか、ある種のしゃれ、おふざけなのかはともかく)スーパーマンのファンから大平のもとに弔電が送られてきたこともあったという。
小林清志や広川太一郎(1939~2008年)によるスーパーマン吹き替えも大平が演じていたと誤解されることもあったという。
【演じた役柄】
◆科学忍者隊ガッチャマン(フジテレビ、1972~1974年、南部博士)
等のシリアスな役柄(スーパーマン、ガッチャマンの南部博士等)もある一方、
◆ハクション大魔王(フジテレビ、1969~1970年、ハクション大魔王)
◆おそ松くん(フジテレビ、1988~1989年、デカパン)
等のユーモラスな役(ハクション大魔王、デカパン等)も演じ、ユーモラスな役柄を得意とする大平透氏。今回のだるまもユーモラスに演じられています。
管理人が『歴代ゲゲゲ』第9回「吸血鬼ラ・セーヌ」で「ラ・セーヌの用心棒マンモス」を演じたはせさん治氏です。
単なる偶然でしかないでしょうが、2回続けてはせ氏が出演したことについては苦笑。
「鬼太郎がマシンガンで撃たれる」「鬼太郎の反撃でラ・セーヌとマンモスが焼死」と言う物騒な話でも、はせ氏のユーモラスな演技が物騒さをある程度中和していましたが、今回も「もともとユーモラスな話」ですが、はせ氏によってユーモラスさが増してる気はします。
【あらすじ】
1)だるまが「存在しない4階」を借りて妖怪相談所を開きます。
→そもそも「存在しない4階(だるまが自分で4階を作り上げる?)」なら借りる必要も無い、というかそのアパートでなくてもどこでもいいから、人間とは出くわさないような場所に「存在しない4階」を作り上げればいい、そうすれば「人間とトラブルになることもない」とは思いますが、まあ、それではお話になりませんからね(苦笑)。
2)しかし、客の妖怪はほとんど来ず、相談に来た妖怪(垢なめなど)も「カネがない」「付けにしてくれ」と言う連中ばかり。
「お前(ねずみ男)が儲かると言うから始めたのに、相談料を払わない奴ばかりで、むしろ、収入が入らず出費(事務所を開くためのアパートの賃借料など)ばかりで赤字だ、どうしてくれる」とだるまから非難されるねずみ男。
3)「妖怪だけでなく人間の相談も受けたらどうか」とだるまに言い訳するねずみ男。手始めに「あるアパート住人」に「悩みはないか」と声をかけるが話を聞いてもらえない上に「着物が臭いから近寄るな」と言われマジギレ。お得意の「臭い息」を吐き、気絶させる。
しかし、ねずみ男はそこでアパート住人達が「妖怪が出て気持ちが悪い。何とかしてくれ」と管理人に抗議してる場面に出くわし、「妖怪の出没」のために、アパートの借主が続々退去してることを知る(「うちのペスも居なくなったわ」という「つかせ氏演じる住人」のおふざけ台詞もこの場面)。
だるまに「これを利用し、アパート借主だけでなく大家も追い出せばあなたがオーナーになれる。賃借料で儲けることが出来る」とだるまを唆すねずみ男。
「あなたがオーナーになった際には私も共同オーナーに」というねずみ男に「お前はいらん、首だ」と申し渡すだるま。
5)一方、アパートの借主が続々退去してることで管理人の娘は同級生の「天童夢子」のつてで鬼太郎親子に相談するが、目玉親父は「だるまには悪意は無いだろうから、(相談に来る妖怪が人目に付かないようにするとか)まずは奴と話し合ったらどうじゃ」「わしらがいきなり出張るのも良くない」と主張。
鬼太郎も親父の言葉から「とりあえず今回は様子を見るけど何かあったら連絡してね」と発言し、(勿論後でだるまとのバトルがありますが)ひとまずは鬼太郎は出撃しません(この時点では管理人の娘はだるまがねずみ男の言葉で悪巧みにシフトしたことを知らない)。
この辺りは
【ゲゲゲの鬼太郎】3期第8話「だるま妖怪相談所」視聴【私の愛した歴代ゲゲゲ】 - タリホーです。
だるまや他の妖怪たちも妖怪というイレギュラーな存在がいきなり人間の住む領域に入ってきたらトラブルになるとか、そういったことを考えずに事務所を借りたのは無神経というか思慮が足りないなと批判せざるを得ないが、私のような妖怪に一定の理解がある人間から見ると、ちょっとだるまが可哀そうな気がしなくもない。
というだるまに同情的な意見に3期スタッフが配慮したのでしょう。
と同時に「鬼太郎親子の考えはあくまで妖怪と人間の共存。悪い妖怪は懲らしめるが、そうでなければ懲らしめない」「何でもかんでもバトルで解決したいわけではなく、バトルが回避できる(話し合いで解決できる)ならそれでいいと思ってる」ことを3期スタッフがアピールしたのだとも思います。
6)一方、管理人一家を吹っ消し婆、油すましを使って脅すだるま。アニメではおばけの不気味さに怖がる管理人一家ですが、彼らの台詞自体はぼやきであり、滑稽なのは【ゲゲゲの鬼太郎】3期第8話「だるま妖怪相談所」視聴【私の愛した歴代ゲゲゲ】 - タリホーです。、【ゲゲゲの鬼太郎】だるま(1~5期)を見比べる - タリホーです。が指摘するとおりです。
7)さて、だるまに首切りされたことに腹の虫が治まらないねずみ男。彼は「だるまがアパート乗っ取りを画策してる」と大家夫妻に告げ口(ここで管理人一家も吹っ消し婆、油すましの行為がだるまの依頼による故意の脅しらしいと気づく)したあげく、「妖怪退治なら鬼太郎に頼むしかない」「但し、鬼太郎も無料では動かない」とし、鬼太郎への依頼料金として多額の金銭を要求する。それに応じねずみ男に金銭提供する管理人一家。
8)前回会ったときにカネの話など全くされてないので「鬼太郎さんがそんなに多額の金品を要求するかしら?」と疑問に思った管理人の娘。彼女は改めて「天童夢子」のつてで鬼太郎に会い、「ねずみ男からそんな話(だるまがアパート乗っ取りを画策してるから鬼太郎を使って懲らしめる)は何一つ聞いてない」と言われ、ねずみ男の詐欺が露見。
と同時に「だるまには悪意はないだろう(だから出撃しない)」とした前提が崩壊したことを知る鬼太郎親子。
9)ねずみ男を殴り倒し「だまし取った金銭」を出させる鬼太郎。全額、管理人に返金。管理人からは「この際いくらかでも受け取って欲しい」と言われるが 「いりません!お金なんか!*1」と爽やかな声で、はっきり言い切ってだるまとのバトルのために階段を駆け上がっていく
10)だるまの腹から出てきた「子だるま(だるまの分身)」に「太ももをかみつかれる」などして、苦戦する鬼太郎だが、「色の違う子だるまを見つけ出し、それを叩け」という目玉おやじの助言で「一つだけ青い子だるま(これが実はだるまの心臓で破壊されると死ぬ)」を見つけ出す。この時の鬼太郎の言葉が「ガブッといくぜえ」。
まあ、足で踏み潰しても、手で壁や床にたたきつけてもいいでしょうが「歯でかみつくぞ」アピール。
鬼太郎に降参し、「お邪魔致した」と言う捨て台詞を管理人一家相手にして立ち去るだるま。
11)その後、ねずみ男は「詐欺行為の罰」としてアドバルーンに縛り付けられた上、アパートの空き室がなくなるまで、拡声器で「アパート入居の宣伝」をやれと鬼太郎に命令されてエンド。
金ノ玉虫
3期鬼太郎「だるま妖怪相談所」の回での鬼太郎の台詞「いりません!お金なんか!」は(ボーガス注:カネよりも『悪い妖怪から人間を救うこと』を重視する?)3期鬼太郎と(ボーガス注:一方で、カネを重視する?)バブル時代*2を的確に表してて見事
みつなが
◆戸田さん*3が(ボーガス注:歴代ゲゲゲでセレクターとして)だるま回選んでるのもわかってらっしゃる。私も好きなので嬉しい。
この回も戸田くん*4の(ボーガス注:戸田くん)らしさがいっぱい詰まってるし、妖怪達の巻き起こす騒動が見ていてとても面白い。
「いりません!お金なんか!」とはっきり言い切って階段駆け上がっていく戸田くんがあまりにも素敵すぎる*5んだよ。
このセリフ、(ボーガス注:カネよりも『悪い妖怪から人間を救うこと』を重視する?)戸田くんの魅力や人となりだけでなく、戸田さんの演技の素晴らしさも詰まってるのでたくさんの人に聞いてもらいたい。すごく良い声なんですよ。
早く見たい。今から楽しみすぎる………!。「ガブッと行くぜぇ」も可愛いんだけどねずみに容赦ない戸田くんも可愛いんだよね。
◆だるま回、いよいよ明日かと思うとテンションがやばいw
◆ペットがいなくなる……(ボーガス注:だるまは関係なく)オテサーネク*6かな?
◆(ボーガス注:妖怪が悪意をもって人間に危害を加えない限り、鬼太郎は出動しないとして)解決に行くべきかどうかの線引きをしっかりしてるのが良いよなと思う。様子を見てみるという選択肢が存在する
◆いりません、お金なんかってセリフが本当に良い
◆ねずみの背に乗る戸田くんがカットされてなくて良かった。戸田くんの太ももがね……素晴らしくてですね
みつなが
◆戸田くんの声ってほんとよく通るよな。
はきはきと喋るし、長ったらしくてややこしいセリフも無く主張がストレートでわかりやすいから見ていて気持ちが良い。
「話が完全に脱線します」が、みつなが氏をもじれば俺的には
ボーガス
◆「いりません!政党助成金なんか!(何の努力もしなくても、国会に議席がある限り一定額が支給されるなんて不合理だ。助成金は、政治の必要経費どころか、むしろ政治を堕落させている)」とはっきり言い切る志位くんが(ウヨ政党の自民、維新、国民民主が『俺的に論外』なのは勿論、助成金もらってるれいわ・山本や社民党・福島に比べて、俺的に)あまりにも素敵すぎるんだよ。このセリフ、志位くんの魅力や人となりが詰まってるのでたくさんの人に知ってもらいたい。
◆はきはきと喋るし、(『家畜の餌』発言を後で言い訳する国民民主の玉木などと違い)長ったらしくて、言い訳がましいセリフも無く主張がストレートでわかりやすいから見ていて気持ちが良い。
ですね。
みつなが
◆(ボーガス注:6期鬼太郎で)指輪が消えた理由がわからないんですが誰かわかる人いますか?。また探しに行く羽目になったわけじゃなくて本当に指輪が消えたってこと?。どうしてそこを雑に処理するの。全く説明無いしそれまで指輪出たり消えたりしてたからどっちなのか本当にわかんないんですよね。何から何まで謎ですよ。つっこみどころが多すぎて追い付かないんだけど
◆3期(ボーガス注:29話)のひでり神で(ボーガス注:ヒロイン・天童ユメ子の弟)星郎くんが普通に戸田くんの家に来てるから6期とのあまりの違いに面食らってしまう。
戸田くんは人間との距離が近いなあ。
(ボーガス注:6期は)遠いからダメとは言わないけれど「友達になってください」って言わせておいて謎の理由でお家には来れませんって何だよそれ
◆(ボーガス注:距離が近い例として)3期(ボーガス注:第9話)の水虎回で雪に埋まった戸田くんを助けようと一心に雪をかきわける新一くんの姿を見ていじめっ子達も一緒になって戸田くんを探し始め、さらに新一くんのお父さんとお母さんもそれに加わる、このシーンが本当に美しい。その前の戦う戸田くんに新一くん達が声援を送る場面もたまらなく良い。
(ボーガス注:第3期63話)やかんづる回*7で(ボーガス注:悪魔ブエルに操られて自分の腕が勝手に動くことに悩み、)腕を切ろうとしてる人に駆け寄って刃物をはたき落として全力で止める戸田くん。
(ボーガス注:第3期24話)うぶめ回*8の「違う!この子達は人間の子だ!」からの戸田くんのセリフが本当に良い。聞いてて気持ちが良い。そして「お前のような妖怪に親の気持ちなどわかってたまるか」と声高に叫ぶうぶめ*9に対し、同じくらいの熱量で「わかるさ……よーくわかるさ!」と涙を見せて反論する戸田くん。この真剣さたるや……
◆他の期を見てて思ったんだけど沢城くん*10、ちょっとフォローが足りないんだよなぁ。戸田くんだけでも(ボーガス注:3期26話の)おばけナイターとか(ボーガス注:3期43話の)さら小僧とか(ボーガス注:3期65話の)百目回とか(ボーガス注:3期34話の)ばけ猫国道とか枚挙に暇がないんだけど。
共感性に乏しいというか。
沢城くんが天涯孤独の身ならあの性格でもわかるんだけど父さんがいて水木さんもいておばばたちもいる。
にもかかわらずあの性格なのがわからない。
あの環境でどういう人生歩んだらああなるのかが私にはわからない。
◆マチュが素直な謝罪やお礼が苦手な子とか言われてるがああいう育ちの女子高生ならまあ、あんなもんじゃないかと思うけど……
それより(ボーガス注:設定では)半世紀以上生きてんのに自分助けてくれた女の子に会いに行ってありがとう一つ言うのにもたもたしてた(ボーガス注:6期鬼太郎の)方がよっぽど……
しかもそれを同伴してた父親*11に窘められてる。他人と接することがほとんど無いならわかるけど人間助けたり争いやごたごたを収めたり仲裁したりとそれなりに関わり持ってるはずなのに(ボーガス注:6期鬼太郎は)あれというのがもう……。頬赤くしてたり冷や汗出してるならまだ恥ずかしいのかなwとも思えるけどそんなのも一切無いから(ボーガス注:6期鬼太郎は)本当に何考えてるのかさっぱりわからない
◆せめて沢城くんがもうちょっと積極的だったり慈愛の心を持ってたらなあ
まなちゃんとの交流の中で少しずつ大事なものを取り戻していくプリンセスチュチュみたいなストーリーになるかと思ったら全然そんなことなかったのが悲しい
◆物語シリーズ見てて、そういえば駿河ちゃんの声、沢城くんだったな……というのを思い出してしのぶメイルでの忍への叱咤のシーンをもう一回見たんだけどこんな感じの沢城くんが見たかったなぁ………。こういう長セリフなら全然良いのになあ。くそぅ駿河ちゃんかっこいい
◆「自分と異なるものを認められない奴が大嫌いだ」って言った次の回で「人間と妖怪は交わっちゃいけない」だの「森に人間が来るの反対」だのじゃああんたら(ボーガス注:鬼太郎ファミリーも)も森から(ボーガス注:人間社会に)出てきなさんなよ。結局人間と関わりたいのか関わりたくないのかはっきりせぇよ。6期好きな人ってこれ見て平気でいられるの?
◆いろいろ言ってるけどこうして(ボーガス注:6期の)本編見れるようになっただけまだマシになった方なんですよ。
一時期本当に絵を見るだけで嫌な気持ちになって目をそむけるくらい無理だったので界隈を離れるという選択をするしかなかったんですよ。6年かけてようやく向き合えるようになったんですよ
◆6期2年目のラストまだ見てないんだけど正直見たくないなあという思いもあり、でも見ないと何も言えないしなあという思いもあり、どうしたもんかな
子猫@R
(ボーガス注:6期鬼太郎の?)制作陣が(←野放しにしている公式*12も)鬼太郎を“利用価値”にしか見えてないとしか思えないわ。
自分達が一から作品を作って発表できない、オリジナルで勝負できる機会が無かったから(ボーガス注:3期ファンなど、従来のファンを無視して)鬼太郎というビッグコンテンツを利用して自分がやりたかった事しているように感じるな。
関係者の誰かが過去のインタビューで「何をしても鬼太郎の名前をつければ鬼太郎になる」みたいな事言っていたな。
そんな調味料やインスタント食品みたいに言いやがって。
みつなが
(ボーガス注:「何をしても鬼太郎の名前をつければ鬼太郎になる」について)そもそも脚本の作り方が「話作ってから鬼太郎入れる」とかいう順番で(ボーガス注:6期鬼太郎は)やってるそうだから、(ボーガス注:【1】悪い妖怪は許さないが、人間と妖怪の共存を望んでる、【2】「いかにも少年マンガのヒーローらしいキャラ(感情移入しやすい正義漢、熱血漢)」という設定の3期鬼太郎などと違い)ほとんど舞台装置みたいな扱いで(ボーガス注:鬼太郎のキャラクターの)掘り下げもなにもないんだよな。話の盛り上がりでもそれっぽいこと言ってるだけでそれまでの積み重ねも何もあったもんじゃない。1年目の終わりにまなちゃんに言ったこととか何だよあれ
ハロカツ(鍛練の身)
◆悪いことをしたら、人間妖怪関係なく成敗するのが3期鬼太郎の魅力なんだよ。
そこに贔屓目とかはなくて、とにかく「人間と妖怪の共存共栄」を目的に活動してるんだよ。
4期鬼太郎もその理想があるんだけど、あくまで仲裁者的なポイントに収まっているのが特徴なのよね。
どっちにも肩入れしない
◆6期鬼太郎、他期鬼太郎にはない「水木青年に育てられたことが明言されている」というアイデンティティがあるんだから、そこをプッシュしても良かったんだよなあ。
『水木さんはこう教えてくれた』みたいに回顧して、もっと成長する描写をさ……。
◆結局鬼太郎が鬼太郎ファミリー以外の仲間妖怪と交流したり、頼り合ったりしてないのが地味に肝だよね。
みつなが
◆この回動画に鶴巻氏がいるんだよなあ。でも歴ゲでは原画や動画はクレジットされないんだよな。ちょっと残念ではある
◆だるまは、(ボーガス注:3期8話のだるま回より後の、3期67話の)大海獣や(ボーガス注:3期26話の)おばけナイターで普通に仲間側で出てきたので、だるま回では敵だったけど成り行き上そうなっただけであって同じ妖怪という意味では基本的には仲間という認識なのかなあ。
さら小僧*13で河童達に言ってた「僕たちはみんな友達じゃないか」ってセリフが戸田くんのスタンスなのかも
◆3期のさら小僧ほんと好き………
戸田くんの指差しと「わからず屋!」が炸裂するし妖怪と人間がいい感じに和解する*14しさら小僧は憎めない奴だしウタコちゃんとぬりかべが遊んでるシーンがとても微笑ましいし。「僕たちはみんな友達じゃないか!」って堂々と言える戸田くんがかわいいし何よりラスト*15が素晴らしい
◆おばけナイターでバット返してもらいに行った時にごねられて「このわからず屋!」って言っただけで何かする素振り見せたわけでもないのに「暴力はいかん」と父さんに止められてたの何度見ても笑うw。息子の行動パターンを把握して先に釘を刺す父さんw
◆人と妖怪は仲良くできるっていうのは戸田くんがどっちとも仲が良いからこそなんだろうな
◆鬼太郎たちの中で毎朝ちゃんと早起きができるの戸田くんだけ説。戸田くんはどう見ても普通に人間社会に順応できる子なのでちゃんと小学校通って卒業してるんじゃないかなと思う。体が子どものままだったから人の世界を離れただけで普通に成長してたらそのまま人に溶け込んで生きてたかもしれない
3期鬼太郎(1985~1988年)が「いかにも少年マンガのヒーローらしいキャラ(感情移入しやすい正義漢、熱血漢)」だったのに対し6期は共感(感情移入)しがたかったという話です。6期をほとんど見てないので何とも評価できませんが一応紹介しておきます。
なお、3期放送時代と言えば『キャプテン翼』(テレビ東京、1983~1986年、大空翼)、『パーマン』(テレビ朝日、1983~1985年、パーマン1号(須羽ミツ夫))などそうした「いかにも少年マンガのヒーローらしいキャラ(感情移入しやすい正義漢、熱血漢)」は非常に一般的だったかと思います。
ちなみに「話が完全に脱線します」が「子猫@R氏」「みつなが氏」をもじると
ボーガス
松竹や紙屋、その類友が共産党を“利用価値”としか見てないと思える。
(無能なので新社会党の矢田部理、れいわの山本太郎などと違って)自分達が一から新党を作って活動できない、オリジナルで勝負できる機会が無かったから(志位議長、田村委員長ら党執行部や、『党員、後援会員、サポーターといった支持者の多数派』を無視して)共産党という老舗政党を利用して自分がやりたい事したいように感じるな。
党が自分(松竹や紙屋)が活躍するためのほとんど舞台装置みたいな扱いで(党の歴史や、「不破前議長」など、党の歴史を築いてきた党の諸先輩に対する敬意の念はなく、党が歩んできた)それまでの積み重ねも何もあったもんじゃない。除名当時に松竹が志位委員長(当時、現議長)に言ったこととか何だよあれ。
「何をしても日本共産党の名前をつければ日本共産党になる」と思ってるのか?。党を調味料やインスタント食品みたいに扱いやがって。
というのが俺の紙屋や松竹への思いです。まあそういう勝手なことすれば除名されるのも当然でしょう。共産党は「紙屋や松竹の私物」ではない。
しつこく繰り返しますが、6期鬼太郎についてはほとんど未視聴なので意見保留(6期鬼太郎に否定的な意見も、俺の「松竹、紙屋批判(党の歴史を何だと思ってるのか?。党はお前らの私物ではない)」同様に、恐らくは「5期までの歴史を何だと思ってるのか?。5期までの鬼太郎を作った先人に対する敬意はないのか?」「鬼太郎は脚本家や水木プロダクションが好き勝手に扱っていい代物ではない」という話でしょうが)。上記意見はかなり6期鬼太郎に否定的な気がしますが紹介したからと言って別に賛同してるわけではない。まあ、上記引用はむしろ「3期鬼太郎(6期鬼太郎との比較で肯定的評価)」を俺(1970年代生まれ)が好きな理由が「リアルタイム放送(1985~1988年)、再放送(1990年代初め)がともに、もろに小学生、中学生時代にかぶってるから(まだ生まれてなかったのでリアルタイムで見なかったのは勿論、再放送もほとんどなかったので、見ることがほとんどなかった1期(1968~1969年)、2期(1971~1972年)、既に大学生や社会人になっていたんで見る気にならなかった4期(1996~1998年)以降など他期に比べ3期が一番なじみ深い)」「声がアンパンマン(戸田恵子)でなじみがある*16」だけでなく「いかにも少年マンガのヒーローらしいキャラ(感情移入しやすい正義漢、熱血漢)」ということを「気づかされたツイート」として紹介しています。
日記でこんにちわ: 戸田くん その32017.10.14*17
3期鬼太郎は戸田恵子さんが声を当てていたので、ファンの間では俗に「戸田くん」と呼ばれています。(ボーガス注:野沢雅子さんの)1期と2期は「野沢さん*18」、(ボーガス注:松岡洋子さんの)4期は「松岡くん」で(ボーガス注:高山みなみさんの)5期は「高山くん」。
こう
だるまが入居することで様々な妖怪が出入りするようになり、他の住民が怖がって退去してしまうのを悩んだ大家はねずみ男に相談。
「実はあのだるまは妖怪なんですよ」
「ええっ!?」
いや「ええっ!?」じゃねえわ!w
(ボーガス注:人間的なビジュアルの鬼太郎、砂かけ婆、猫娘などならまだしも)あのビジュアルを見てなんで妖怪って分からなかったんだよ!
あおいろしあん
『ゲゲゲの鬼太郎』第3期8話『だるま妖怪相談所』。「アパートに妖怪が住み着いて暮らしにくくなった」と苦情を言う住人の「猫が居なくなった」に重ねて、つかせさん*19が「うちのペスも居なくなったわ」って言うんですけど、これアドリブ(ボーガス注:のジョーク)ですよねぇ。つかせさんでペスっつったら『つるピカハゲ丸*20』ですよね。
暗黒大公(正直&岩手富士)
第三部「だるま妖怪相談所」。本放送当時我が家で家族揃って大笑いした記憶あり。「ガブッといくぜえ」「お邪魔致した」
夕積み
ゲゲゲの鬼太郎3期「だるま妖怪相談所」
3期の鬼太郎は一人称が「俺」だし熱血漢というか荒っぽい?
鬼太郎の台詞「ガブッといくぜ」
鬼太郎こんな顔もするのか……いやどんな鬼太郎も好きやけど。
ダビブログ - だるま妖怪相談所2012.12.17
縁起が悪いと(ボーガス注:4階を5階と呼んで)4階を作らなかったアパート*21で、だるまは無いはずの4階を借りる。
無い4階を貸して金をもらえるというので、管理人は喜んでだるまに部屋を貸してしまう。
ねずみ男の悪知恵で、だるまはそのアパートの乗っ取りを画策し、さまざまな妖怪がだるまのもとにやってきて、住民への嫌がらせを行う。
管理人が注意しに行こうと、だるまの部屋に行こうとする。
5階にあがっている看板のところへ行くと、看板は3階に下がっており、3階に行くと看板は5階に上がっている。
【だるま妖怪】 ふしぎ問題専門解決 だるま商事 【ゲゲゲの鬼太郎】 | 山陰百貨店―日常を観光する―2014.11.29
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』
第1シリーズ放送日 「だるま」 1969年2月16日
第3シリーズ放送日 「だるま妖怪相談所」 1985年11月30日
第4シリーズ放送日 「迷宮・妖怪だるま王国」 1998年1月25日
第5シリーズ放送日 「お化けビルの妖怪紳士!」 2009年2月1日
アニメでは「ゆうれい電車*22」と同じく四度登場しており、それぞれにオモチロイ原作アレンジが為されています。第1シリーズでは残酷な描写があり、現在の放送基準に照らし合わせると、地上波では放送が難しい*23かもしれません。個人的には、第3シリーズが好きです。
【ゲゲゲの鬼太郎】だるま(1~5期)を見比べる - タリホーです。(2023.7.30)から一部紹介
3期はほぼ原作通り。ねずみ男が悪知恵をだるまに吹き込んだことでだるまはアパートの乗っ取りを目論むが、(ボーガス注:鬼太郎にガソリンをかけて火だるまにするなど無茶苦茶な1期のだるまとは違い)根は良い妖怪であるというのが3期だるまの設定で、鬼太郎に降参した後は管理人一家にキチンとあいさつをして去っている。この後のエピソードで味方妖怪として鬼太郎のピンチに駆けつけている所から見てもそうだろう。
この3期のだるま回は、原作者の水木先生も面白かったと評価しているお墨付きの回であり、確かに妖怪のユーモラスな描き方、原作が持つ奇妙な味わい、3期鬼太郎ならではの血気盛んなバトルシーンなど、どれを取っても申し分ない一作である。特に管理人一家を追い出すためにだるまに脅しを依頼*24された妖怪が全然脅しになっていないというのがイイですよね。(ボーガス注:電気照明の普及で、行灯やろうそくがなくなり自分の出番がなくなったという)吹っ消し婆なんてただの愚痴だし、油すましに至っては菜種油の要求に来てそのまま居眠りをするのだから、このズレているというか抜けている妖怪の感覚を悲喜劇として描いているのがこの3期だるま回の素晴らしいポイントだと私も評価している。
【ゲゲゲの鬼太郎】3期第8話「だるま妖怪相談所」視聴【私の愛した歴代ゲゲゲ】 - タリホーです。
原作は1966年8月1日に発売された「別冊少年マガジン夏休みおたのしみ特大号」に掲載されたエピソード。明治元年に建てられた古い貸しビルにある日だるまに似た妖怪が訪れ、事務所を借してほしいと申し出る。五階建てのビルは既に満室になっていたが、だるまは「存在しない4階」を借り、そこにふしぎ問題を解決する「だるま商事」を開設する。その日からビルには妖怪が出入りし、気味悪がった借主たちは次々と引っ越していく。ビルが妖怪に乗っ取られて途方に暮れる管理人親子の話を偶然聞いていた鬼太郎は、ビルを取り返すためにだるまに戦いを挑む…というのが原作のあらすじである。
4は「し」とも呼び「死」に通じるため現代でも病院などの建物では4階を便宜上5階と呼ぶことがあるが、今回のエピソードはそういった忌み言葉(忌み数字)を題材にしたお話であり、外から見ると存在しているのに実際階段で昇り降りしても辿り着けないという「だるま商事」の設定がユニークかつ独特の味わいがある。この「存在しない4階」の設定は歴代のだるま回全てで描かれている。
(というかこの設定を変えたら正直「だるま」としてのエピソード価値が大きく損なわれてしまうので、変えてはいけないと思うのだけど)
それはさておき、今回改めて原作を読むと原作のだるまは事務所を借りただけで特別悪いことはしていない。結果的にビルを乗っ取る形にはなってしまったが当初から人間を追い出しビルを占有するつもりで事務所を借りた訳ではないので、鬼太郎に追い出される筋合いはないのでは?と原作を読んでそう思った人もいたはずだ。
この点に関して原作の鬼太郎は「この世のものでないおばけがでしゃばってきたのでこらしめてやったんです」と述べている。つまり、妖怪には妖怪の、人間には人間の領域があるのだから、その領域をみだりに侵すのは良くないし、だからこそだるまを懲らしめたのだと、そう言いたかったのではないかと思っている。だるまや他の妖怪たちも妖怪というイレギュラーな存在がいきなり人間の住む領域に入ってきたらトラブルになるとか、そういったことを考えずに事務所を借りたのは無神経というか思慮が足りないなと批判せざるを得ないが、私のような妖怪に一定の理解がある人間から見ると、ちょっとだるまが可哀そうな気がしなくもない*25。
◆あかなめ・吹っ消し婆・油すまし
今回時代の流れに対応出来ず嘆き悲しんでいた3体の妖怪を紹介しておこう。
アニメでは2期から6期まで登場し、原作でも鬼太郎の仲間として度々登場しているが、1971年に週刊少年サンデーに掲載された「あかなめ」はかつて巨大なゴミ捨て場として有名だった東京の夢の島に出没。人間が捨てたゴミの毒素を吸収したことで巨大化・狂暴化し、触れるものを全て吸収・同化する怪物として描かれている。このエピソードは2期と3期で映像化しているので興味のある方は是非見てもらいたい。
(個人的には2期の方が怖いのでおススメです)
吹っ消し婆(火消婆)は鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』に記された妖怪で、(中略)アニメでは3期と4期で登場し、3期では今回の他にもう1話、第80話の「妖怪吹消婆プロレス地獄」で再登場する。今回の吹っ消し婆は明かりが電気になったことに対応出来なくなったと嘆き悲しんでいたが、80話では一転して人間の運命を吹き消す妖怪として登場。試合に連戦連敗の女子プロレスラーの手相を変えチャンピオンへと導き、そのファイトマネーをマネージャーとして受け取り(ねずみ男と共に)大儲けをしている。このエピソードはアニメオリジナルではなく原作があって、1986年に週刊少年マガジンで掲載されている。4期はアニメオリジナルエピソードで、鬼太郎の力を得た吹き消し婆が意外な活躍をするという点で印象に残るエピソードだった。
油すましは(中略)アニメでは3期で登場しそれから4・5・6期と続けて登場している。今回は特に目立った活躍はせず菜種油を要求するだけの変な役どころとなったが、3期のレギュラー放送が終了した後の「地獄編」では鬼太郎たちと共に地獄を旅するという大役を果たしており、目玉おやじとはまた違った方面の知識で鬼太郎たちをサポートしている。
あかなめは(だるま相手の相談で)「今は風呂が綺麗になって舐める垢などない」と、(一方、だるまに依頼されての脅しで)吹っ消し婆は「今は行灯やろうそくがなくなって電気照明がほとんどで吹き消すものがない」と、油すましは「(菜種油をくれと要求しても出てきたのがサラダ油だったので)何で菜種油がないんだ」と嘆いてました。
この点はまさに
【ゲゲゲの鬼太郎】3期第8話「だるま妖怪相談所」視聴【私の愛した歴代ゲゲゲ】 - タリホーです。
時代の流れに対応出来ず嘆き悲しんでいた3体の妖怪
【ゲゲゲの鬼太郎】だるま(1~5期)を見比べる - タリホーです。
管理人一家を追い出すためにだるまに脅しを依頼された妖怪が全然脅しになっていないというのがイイですよね。(ボーガス注:電気照明の普及で、行灯やろうそくがなくなり自分の出番がなくなったという)吹っ消し婆なんてただの愚痴だし、油すましに至っては菜種油の要求に来てそのまま居眠りをするのだから、このズレているというか抜けている妖怪の感覚を悲喜劇として描いているのがこの3期だるま回の素晴らしいポイントだと私も評価している。
でしょう。垢舐めの場合は「だるまへの相談」なので嘆くのは全く不思議ではないですが、他の二人は「脅し」が「嘆きになってしまう」のが滑稽です。
正直「だるまの脅し依頼場面」をカットしたのは失敗だったと思います。
1)脅しであるということが分かりにくくなった上
2)脅しを頼まれたのに嘆きになるという滑稽さが薄れた
ので「カットは仕方ない」にしても他をカットすべきでは無かったか。
そして「3期だるま回」において彼らは自分の不遇を嘆くだけで、特に凶暴でも無ければ、「最後のバトルで、子だるまで鬼太郎を攻撃しただるま」を除けば「驚嘆する特殊能力」を発揮したわけでもない。「鬼太郎とバトルすることまでは依頼されてなかった」といえばそうなのでしょうが、最後のバトルでも鬼太郎と戦ったのはだるまだけでした。
最後に「鬼太郎とだるまのバトルがある」とはいえ、そのバトルが「鬼太郎勝利であっさり終わったこと」もあり、この作品での妖怪達はあまり「怖いと言える存在ではなく」、セレクターの戸田も、冒頭でセレクト理由として「時代の流れに取り残されたと嘆く妖怪の悲哀(そうした表現は鬼太郎では珍しいのではないか)」を上げていました。
私の愛した歴代ゲゲゲ 第10回「だるま妖怪相談所」感想|みんなの森-徒然安芸日記-
アパートへやってきた鬼太郎は、ねずみ男が騙し取ったお金を管理人に返します。
「それはそれでお金は受け取ってください」という管理人に、「要りません、お金なんて!」とかえす鬼太郎。
子供の頃からこのシーンの鬼太郎がカッコイイなと思っていました。
半ば札束に目がくらんだような形で(ボーガス注:だるまからアパート代金を)受け取ってしまった里美ちゃん*26のお父さんの、ハッとしたような表情と様子を覗いていたねずみ男を見つけて、聞いてた話と違うという表情と、誤魔化すねずみ男の一連のシーンも好きなところです。
だるまが許可しないと入れないのか、だるまのいる4階に入れない鬼太郎。
そこで目玉おやじが考えたのが燻り出し作戦。
煙草の吸殻に火をつけ、その上に杉の枝をのせ、妖怪が苦手なこの煙とにおいで妖怪たちを追い出すというもの。
ちなみに原作では吸殻だけで、杉の枝はありませんでした。
だるま
歴代では、1期、2期、3期、4期、5期に登場。
各期いろいろアレンジはありますが、「あるはずのない4階」という要素は一貫しています。
1期ではビルの4階だけでなく、「4」にまつわる場所(銭湯の4番下駄箱など)に瞬時に移動できる能力があり、子だるまもピラニアのように相手に群がり食い殺すと、かなり凶悪度がアップしていました。
子だるまが吸血ピラニアのようなものという設定は、原作に準拠したものと思われます。
5期は(中略)築100年以上のビルの「あるはずのない4階」で古美術商を営んでいました。
やはり子だるまを出して攻撃してきますが、5期では「笑うと負けを認める」という特性が加わり、見つける子だるまは、心臓だるまではなく「笑いのツボ」になりました。
5期は変則パターンですが、基本的には心臓だるまを握られ降参するのも一貫していますね。
*1:nordhausen氏がよく指摘されているところですが、金を払うべき所でも、金をケチって「善意の無償労働(ボランティアなど)にしたがる日本社会」を考えると、この台詞には「やや複雑な気持ち」にはなります(確かに「金が全ての世の中になっている」等のバブル批判の意味合いではあるのでしょうが)。そういえば、鬼太郎っていつも「無償労働(?)だったな」と今気づきました。なお、【ゲゲゲの鬼太郎】3期第8話「だるま妖怪相談所」視聴【私の愛した歴代ゲゲゲ】 - タリホーです。によれば、鬼太郎がヒットするまでは「貧乏に苦しんだ水木」は本作での鬼太郎のような態度には「貧乏に苦しんだことのない人間のきれいごと」としてむしろ否定的であったとのこと。但し、水木原作においても「今回のアニメの鬼太郎」ほどはっきりと「金など要らない」と明言しないものの「妖怪退治」で金などもらってないでしょうが。
*2:3期が放送された1985~1988年はバブル時代に当たる。
*4:戸田恵子が演じた3期鬼太郎のこと(例えば戸田鬼太郎 (とだきたろう)とは【ピクシブ百科事典】参照)
*5:nordhausen氏がよく指摘されているところですが(以下略)。俺的には「素敵すぎる」と言う物言いには(共感する面がないとは言いませんが)「そこまで言い切っていいかなあ?」的な躊躇があります。
*6:勿論冗談
*7:タイトルは『悪魔ブエルとやかんづる』。やかんづるですが、『元々は天岩戸に封印されていたのだが、悪魔ブエルが西洋の悪魔軍団を引き連れて襲ってきた時、それを退治するために鬼太郎が天岩戸から出した。ブエルが連れてきた悪魔軍団はたちまち吸い込まれてしまったが、ヤカンズルはどんどん他の物も吸い込んでいく。放っておけば、それこそ世界が滅んでしまう。水木しげるの原作漫画では、ヤカンズルは自分を封印から解き放った者を吸い込むことで再び天岩戸に戻るという設定だったので、鬼太郎が自らヤカンズルに吸い込まれて世界を救う。しかし鬼太郎は、呑み込まれた体内で戦ってヤカンズルを殺してからでないと、この世界に戻ってくることはできない。それには運がよくても7年はかかるだろうということで、鬼太郎の連載はそこで終わったとか(ねたろうのブログ : 妖怪ヤカンズルと世界の終わり参照)』『この話は(ボーガス注:原作マンガでは)少年サンデー連載版の最終回で、当然アニメは(ボーガス注:やかんずる回の)次週も普通に放送があったので、(ボーガス注:最終回だった原作マンガと違い「鬼太郎の復活に7年かかる」で済ませるわけにいかないので)その解決方法を原作をふまえて各シリーズでアレンジ加えているのが、アニメ版の見所の一つかと思います(今日の1枚 その83|みんなの森-徒然安芸日記-参照)』
*8:『姑獲鳥回といえば、3期第24話の「子供が消える!?妖怪うぶめ」は、平均視聴率23.3%を誇る3期鬼太郎において、最高視聴率29.6%を叩き出した伝説の回です』(ゲゲゲの鬼太郎(第6期) 第47話「赤子さらいの姑獲鳥(うぶめ)」感想|みんなの森-徒然安芸日記-参照)
*9:難産で死んだ女性の霊が妖怪化したものとされる。他人の子を奪って自分の子とする習性がある。(産女 - Wikipedia、姑獲鳥 - Wikipedia参照)
*13:3期43話『さら小僧妖怪歌謡大賞』のこと
*14:さら小僧 (さらこぞう)とは【ピクシブ百科事典】によれば『鬼太郎はねずみ男の仲介でひでり神の協力を得て河童一族を制圧するが、反省したタケシは、「自分が悪かった、もうあの歌は止める」と言い出す。その姿を見たさら小僧は、レコードの売り上げに対しキュウリを分け前としてくれる事と、歌謡大賞に自分もゲスト出演させてくれるならという条件を出して和解する。』
*15:さら小僧 (さらこぞう)とは【ピクシブ百科事典】によれば『結局ビンボーブラザーズは惜しくも歌謡大賞を逃してしまった。気落ちしながら病院に娘ウタコを見舞うタケシ。すると、そこには壁伝いに懸命に歩く娘の姿があった。「次の歌謡大賞には、お父さんと一緒に会場に行けるよう、がんばって歩けるように」と鬼太郎に励まされたというウタコ。仲良く手を繋いで歩く親子の姿を、鬼太郎親子とねずみ男が見送っていた。』
*16:「『ど根性ガエルのひろし』『銀河鉄道999の星野鉄郎』『ドラゴンボールの孫悟空』等の野沢雅子(1期、2期鬼太郎)」「名探偵コナンの高山みなみ(5期鬼太郎)」はともかく、「松岡洋子(4期鬼太郎)」「沢城みゆき(6期鬼太郎)」は俺的には身近な声優ではありません。
*17:6期鬼太郎(2018~2020年:沢城みゆき氏)はまだ放送されてないので、この記事では言及がないですが、その流れだと「沢城くん」なんでしょう。そして、今後、鬼太郎が作られるかどうか分かりませんが、作成され、今までとは別の声優が鬼太郎を担当すれば「ホニャララ君」という新しい呼び名が出来ると。
*18:「野沢くん」でないと他と整合性がとれませんが「初代鬼太郎」「大ベテラン(1936年生まれ)」なので敬意を表してるのでしょう。一方で他については「くん」と「少年的な呼び方」をすると。
*20:1988~1989年にテレビ朝日で放送されたアニメ。つかせが主人公のハゲ田ハゲ丸を演じた(但し、ガンのため途中降板し、杉山佳寿子が引き継いだ)。ペスはハゲ田ハゲ丸の飼い犬(つるピカハゲ丸 - Wikipedia参照)。
*21:長嶋有『三の隣は五号室』(2019年、中公文庫)のように同様に「縁起担ぎで4号室がない」なんてのもあります
*22:第1期第4話『ゆうれい電車』、第3期第6話『地獄行! 幽霊電車!!』、第4期第53話『霊園行・幽霊電車!』、第5期第9話『ゆうれい電車・あの世行き』(この記事の書かれた2014年時点)。その後、第6期第7話『幽霊電車』
*23:【ゲゲゲの鬼太郎】だるま(1~5期)を見比べる - タリホーです。(2023.7.30)によれば「だるまが、鬼太郎にガソリンをかけて火だるまにする」「だるまの身体の中にいる内臓だるま(子だるま)が映画「ハムナプトラ」に出て来る人喰い虫のスカラベみたいに猫を一瞬で喰いつくして白骨にする」とのこと。なお、第3期でも子だるまが登場し鬼太郎の太ももをひっかいたり、かみついたりして鬼太郎を苦しめますが、「白骨化する」程の凶暴性はありません。
*24:但し、今回の「歴代ゲゲゲ」では脅しの依頼シーンはありません。これが【1】尺の都合で依頼シーンをカットしたのか、【2】そもそも依頼シーンはないのか(依頼云々は前後の文脈からの理解に過ぎない)、は不明です。【追記】コメント欄でご教示頂きましたが、【1】だそうです。しかし「だるまの脅し依頼場面」をカットしたのは失敗だったと思います。1)吹っ消し婆、油すましの行為が脅しであるということが分かりにくくなった上、2)脅しを頼まれたのに嘆きになるという滑稽さが薄れたので「カットは仕方ない」にしても他をカットすべきでは無かったか。
*25:そうした「だるまに同情的な意見」に配慮したのか、今回、「歴代ゲゲゲ」として再放送された第3期では当初は「乗っ取る意思など全くなかっただるま」ですが、ねずみ男から「退去者続出を利用して、この機会にアパートを乗っ取ってオーナーになれ」と唆されて、乗っ取る方向にシフトしていきます。
*26:アパート管理人の娘