韓国政府が対北放送を中止【調査会NEWS3941】(R7.7.22)|荒木和博ARAKI, Kazuhiro
「極右」荒木の活動目的が「拉致解決」ではなく、それを口実にした「北朝鮮打倒論」でしかないことが分かる駄文です。
李政権の「太陽政策(対北朝鮮宥和政策)」に悪口する荒木*1ですが「西ドイツ・ブラント政権の東方外交(金大中の太陽政策はコレを参考にしているとされる)」など「隣国との友好路線」は「是非はともかく」珍しい話ではない。
日本だって「北方領土侵攻」「シベリア抑留」の恨みがあるソ連を「冷戦時代」ただただ敵視していたかと言えばそんなことはない。
「サケマス交渉」とか色々交渉を行い「それなりの友好関係」があった。
「是非はともかく」少なくとも李政権の態度は荒木のように「北朝鮮との癒着」と悪口される話ではないでしょう。
そもそも拉致解決は、小泉訪朝のような「北朝鮮との外交」以外に「道は無い」ので、「拉致解決」を建前としながら、荒木のように「北朝鮮打倒」を放言する方が異常です。
そもそも
1)「軍事侵攻による打倒」は国際法違反(侵略)だし「北朝鮮の反撃→それによる韓国民の多数の死者」が予想され、リスキー過ぎる。
北朝鮮と友好関係にある中露も「侵攻を容認する」とは思えない(最悪の場合、中露軍と、北朝鮮に侵攻した米軍のバトルになる)
実際、朝鮮戦争休戦以降、米軍と北朝鮮軍の本格的なバトルなどない。
2)中露が北朝鮮を支援してる以上、「経済制裁での打倒」も望み薄であり、打倒論自体が現実的ではない。
そもそも「融和路線=北朝鮮に有利」とは単純には言えません。「西ドイツの対東ドイツ融和路線」はむしろ「東西ドイツ統一を促進」したのではないか。
対北放送を管轄していたのは国家情報院です。現在のトップは李鍾奭(イジョンソク)という人物で、この人を国家情報院長にするのは石川五右衛門を南町奉行にするのとあまり変わりがありません。
荒木としては「気の利いたこと」を言ってるつもりなのでしょうが、「李鍾奭評価の是非」は置くとしても「五右衛門=江戸時代ではなく、秀吉時代の盗賊」「南町奉行=江戸時代の役職(大岡政談で知られる大岡忠相、「遠山の金さん」で知られ、北町奉行も務めた遠山景元が有名)」なのであまり「良い例え」とも思えない。
またよく指摘されることですが「犯罪者摘発」が任務である「火付け盗賊改(鬼平犯科帳の長谷川平蔵が有名)」と違い、町奉行は「南町奉行」に限らず「犯罪者摘発」だけをやってるわけではない。
むしろ「民事訴訟」「江戸の行政(町火消し、小石川養生所の管理など)」と言った要素の方が大きかったのではないか。
水島慎一・斉藤裕・今井裕3人の高校生の失踪(R7.7.15)|荒木和博ARAKI, Kazuhiro
勿論全て「特定失踪者」であり北朝鮮拉致と見なせる「まともな根拠」はないので馬鹿馬鹿しい。
荒木の言う「似ている」とは「3人とも高校3年生の時に失踪したこと(失踪時期)」だけという「こじつけ」であり、
1)誘拐事件であり実行犯は同一人物
2)失踪事件だが、「イエスの方舟事件」のように失踪理由、失踪場所等が同じ
などと見なせる話では全くない。当然、北朝鮮拉致扱いなど出来る話では全くない。
「国の責任」「政府の責任」【調査会NEWS3940】(R7.7.14)|荒木和博ARAKI, Kazuhiro
拉致問題について、どこに責任があるのかという面は与党も野党も不思議とあまり触れてきませんでした。
「責任って何かね?」ですね。
「拉致の犯人」という意味では北朝鮮、「犯人の逮捕、起訴」と言う意味では捜査当局(警察や検察:とはいえ、犯人が生きてるかどうか自体不明で、もはや刑事処罰は無理でしょうが)、「外交交渉による救出(小泉訪朝での外交交渉で5人帰国したがそれ以外の帰国がない)」という意味では外務省と政府与党でしょう。
いずれにせよ「責任」云々ではなく、問題は、政府(国)として
1)何を目指すべきか(私見ではもはや刑事処罰は無理、外交交渉による拉致被害者帰国が現実的(勿論、生存拉致被害者がもはやいない場合は遺骨の回収など、帰国とは別のことが最終目的))
2)そのために何をすべきか(私見では制裁解除、経済支援等とのバーター取引。部分帰国も否定すべきではない)
でしょう。
松本京子さんが拉致認定されて以来19年間ただの1人も拉致認定できていない責任
おいおいですね。「松本氏ら、現在の政府認定拉致被害者の他にも、北朝鮮拉致被害者がいる」と言う証拠は何処にもないので荒木の主張は無茶苦茶です。
勿論国内で既に40人以上が発見され、ほとんどが自発的失踪で、犯罪ですらない「まともな認定理由があるとは思えない」特定失踪者を拉致認定しないのは当然です。
横田めぐみさんの事件にしても拉致直後*2に北朝鮮がやったことは分かっていたのにそれを20年間*3明らかにしてこなかった責任
荒木が根拠レスで放言してるだけでそのように見なせるまともな根拠は何もない。そもそも政府が公式に「北朝鮮拉致疑惑」を認めたのは「竹下内閣の梶山*4国家公安委員長、宇野*5外相答弁」なんですが、荒木は「政府(福田赳夫、大平、鈴木、中曽根内閣)がずっと嘘をついてきた」とでも言うのか。
有本明弘さんの亡くなったのを昨年と書いてしまいました。明弘さんの亡くなったのは今年の2月15日なのですが、何か遥か昔のように思えて、確認もしなかった自分のミスです。
荒木が拉致問題を真面目に考えるとは思えないお粗末なミスです。