画像・写真:内閣支持20.8%、発足後最低 不支持55.0%―時事世論調査:時事ドットコム
5月は0.9%にすぎず、れいわ1.9%を下回り、共産0.9%と同程度だった参政が7月には4.7%まで伸びたことにはげんなりしますね。
同時期(5月→7月)に「自民17.2%→16.4%」「国民民主5.7%→3.1%」「維新2.3%→1.5%」であり、やはり「自民党など他の右翼政党から離れた層」が参政に向かったとみるべきでしょう(俺的には参政と比べるなら自民、維新、国民民主の方がまだマシですが)。
自民、維新、国民民主の支持が落ちることは嬉しいですが、その結果「立民や共産の支持大幅増」や「無党派層の増加」ならともかく「参政の支持増加」とはげんなりします。
なお、過大評価は禁物ですが「立民4.4%→5.5%」「れいわ1.9%→2.1%」「共産0.9%→1.6%」であり、参政ほどではないし、「ほぼ横ばいのれいわ」については誤差の範囲内かもしれませんが、「国民民主、維新が衰退傾向にある」一方で、立民、れいわ、共産が支持を微増してる点を指摘しておきます。
「厚かましいことは自覚」 候補乱立の参院京都選挙区で野党のいまさらの一本化要望に反発 - 産経ニュース
京都府知事選や京都市長選に共産党の推薦や支持を受けて立候補した経験のある福山和人弁護士も18日、立民、れいわ新選組、社会民主党の支援者に対して「(共産現職)への戦略的投票を心から呼びかけます」と投稿。「各候補や支援者の方々に対して大変失礼な事を申し上げているのは重々承知しています」とも書き込んだ。
(ボーガス注:選挙予想で1位維新、2位自民と報じられるなか)2位で自民現職が当選し、維新、自民で2議席となるよりは、1議席を野党で取りたいという背景
福山氏の思いには俺も共感しますね。「共産現職(倉林氏)の居る京都」では立民は候補を出すべきではなかったと思いますね(勿論れいわの候補擁立にも腹が立っています)。俺も現時点で「候補擁立」を強行した立民、れいわには腹が立っていますし、不幸にして倉林氏が落選したら、「立民、れいわへの怒り」が燃え上がらざるを得ません。まあ、幸運にも当選しても立民やれいわへの怒りはなくなりませんが。
「本能こそ善である」という現場主義 退職代行が繁盛する時代に戸塚宏校長と対話する モンテーニュとの対話 「随想録」を読みながら(207) - 産経ニュース*1
「対話」と言うタイトルからも予想が付くでしょうが、「しばき主義」産経なので戸塚ヨットスクール(戸塚宏)を批判するわけではなく、好意的扱いですし、退職代行も一方的に「退職者の甘え」と切り捨てています。しかし企業にはブラック企業もあれば、ブラック企業ではなくても、退職者も「職場のストレスで鬱病」のケースもあるでしょう。
安易に「甘えと切って捨てるべき」ではない。また、仮に「甘え」だとしても、そこで「甘えをたたき直すスパルタ教育」として戸塚ヨットを美化するのは常軌を逸しています。死者を出した時点で、そんな評価は出来ないでしょうし、戸塚ヨットで全てが解決するなら誰も苦労しません。
ひきこもりを「甘え」と切り捨て、
◆高橋淳『ブラック支援:狙われるひきこもり』(2023年、角川新書)
等が批判する、いわゆる「引き出し屋」(ひきこもり解決をうたう悪徳業者で、戸塚ヨットのように死者が出たケースもある)を美化するレベルの暴論でしょう(引き出し屋については以前、拙記事新刊紹介:「前衛」2024年2月号 - bogus-simotukareのブログの◆暮らしの焦点『ひきこもり「支援」を謳う悪質業者の法規制と支援策の充実を求める』(林治)で紹介しました)。
それにしても
戸塚さんは84歳になったいまも愛知県美浜町においてヨットスクールを運営している。ただ現在はかつてのように情緒障害のある少年や青年を対象にすることはなく、受け入れるのは3歳から8歳までの健全な子供に限定している。
と言うのには唖然とします。過去に「刑事処罰を受けた戸塚*2」に「子どもを預ける」という親の考えは俺には理解できません。戸塚を未だに美化する産経も理解できませんが。
褒める教育や甘やかし教育、さらには表面的な平等主義によって、本能を鍛えるどころか、その力を弱めてしまったことが戦後リベラル教育の根本的な誤り
という戸塚の「リベラルへの悪口」が産経にとって心地よいのか。何も戸塚を批判したのは「リベラル」だけではないでしょうに。未だに戸塚を美化する人間など、産経のような極右だけではないのか。
戸塚を美化する映画『スパルタの海』(1983年制作、しかし1983年の戸塚逮捕でお蔵入り)に出演して戸塚を演じた伊東四朗*3、映画の原作本『スパルタの海』(1982年、東京新聞出版局)を書いた上之郷利昭*4なども事件後は戸塚支持などせず、さすがに「黒歴史扱い」ではないか。
それにしても
戸塚さんの用件は、遺書代わりに人生をかけて築き上げた教育論を刊行したいので協力してもらえないかということだった。もちろん快諾した。
というのが「ただの社交辞令」ならいいですが、産経から戸塚の本を出すのは辞めて欲しい。産経記事を読む限り、どう見てもあの事件について戸塚は無反省ですからね。
ちなみにググったら戸塚『本能の力』(2007年、新潮新書)という著書(刊行は2006年の戸塚の静岡刑務所出所後)が出てきて絶句しました。
最近の戸塚についてはググってヒットした以下の記事(フジテレビの記事だが、産経と違い戸塚に批判的)も紹介しておきます。
【批判殺到】「体罰はやられる方の利益」戸塚ヨットスクール設立者が“体罰肯定”動画…尾木ママ「時代錯誤」|FNNプライムオンライン2024.8.21
スパルタ教育で知られる「戸塚ヨットスクール」創始者の戸塚宏氏が、動画で体罰を肯定する持論を展開し批判が殺到している。
戸塚ヨットスクールは1976年に開校した。しかし、戸塚氏とコーチらが訓練生に行きすぎた体罰を与え、死亡させるなどの事件が相次ぎ、戸塚氏は懲役6年の刑に服していた。
今回、戸塚氏が出演したのは戸塚氏を支援する2人のスタッフが立ち上げたYouTubeチャンネル「令和ヨットスクール」だ。
しかし、戸塚氏の“体罰を容認する発言”について、若い世代からは、「(今の時代に)そぐわないと思います。体罰で生まれるものはないと思ってる(30代)」「教え方は他にもある。体罰が正しいとは思わない(10代)」といった否定する声が多かった。
教育評論家の「尾木ママ」こと尾木直樹さん*5は、体罰は法律で禁止されているとした上で、「体罰というのは今の時代に全くそぐわない。時代錯誤と言えると思います。叱るって言うのはどういうことかというと、説明するってことなんです。叩くのは痛いから、我慢してやめるだけ。それは愛の力でも、“暴力とは違う”という事でもない」と訴えた。
*1:「本能」を何で無条件に「善」とできるのか意味不明です。
*2:死亡事件自体は「1979~1982年」に発生。1983年に愛知県警が捜査を開始。1997年に名古屋高裁が戸塚に傷害致死、監禁致死で懲役6年の実刑判決(業務上過失致死でない点に注意しましょう)。2002年に最高裁が戸塚の上告を棄却し判決が確定。2006年に戸塚が静岡刑務所を出所。(戸塚ヨットスクール事件 - Wikipedia参照)
*3:伊藤が1937年生まれ、戸塚が1940年生まれで近い年齢
*4:1936~2006年。東京新聞記者を経てフリーライター。著書『西武王国:堤一族の血と野望』(1985年、講談社文庫)等(上之郷利昭 - Wikipedia参照)
*5:法政大学名誉教授。著書『学校は再生できるか』(1998年、NHKブックス)、『学級崩壊をどうみるか』(1999年、NHKブックス)、『子どもの危機をどう見るか』(2000年、岩波新書)、『学力低下をどうみるか』(2002年、NHKブックス)、『思春期の危機をどう見るか』(2006年、岩波新書)、『いじめ問題とどう向き合うか』(2007年、岩波ブックレット)、『「ケータイ時代」を生きるきみへ』(2009年、岩波ジュニア新書)、『「学び」という希望:震災後の教育を考える』(2012年、岩波ブックレット)、『いじめ問題をどう克服するか』(2013年、岩波新書)等(尾木直樹 - Wikipedia参照)