「シカ発言」で公開質問状 自民・高市氏に奈良の市民団体「ヘイトスピーチの可能性」指摘 - 産経ニュース
まずは高市がどう返答するかが問題ですね。返答拒否の可能性もありますが。
「私は穏健保守か保守中道」自民・高市氏 小泉氏陣営のステマ問題は「政策しか興味ない」 - 産経ニュース
「嘘つくな」「あえて言えば、小林*1とお前は極右、他(小泉*2、林*3、茂木*4)が穏健保守だろ(とはいえ過去の三木武夫*5、宮沢喜一*6などと比べれば、小泉らもかなり右だと思いますが)」ですが、高市*7が「極右で何が悪い」と居直らない点が興味深い。
とはいえ、高市早苗氏、参政党や日本保守党との政策協議排除せず 多数派形成「協力は立法府の責任」 - 産経ニュースですからね。
「参政や保守が穏健保守や中道だというのか」と呆れます。それにしても、まだ「維新や国民民主の方がマシ」であり、政権協議云々を口に出すのなら「維新や国民民主」かと思っていました。特に参政はともかく保守なんて「維新や国民民主よりも少ない議席」ですからね。
高市早苗氏、女性・子供の疾患対策に意欲 「強さ」で支持6割が男性…女性支持掘り起こし - 産経ニュース
女性の比率は5候補の中で最も少ない。
【1】高市の極右性が、女性に敬遠されてるのか
【2】「女性政治家」だから、(総裁は男性であるべきとして)女性に敬遠されてるのか(つまり野田聖子*8など別の女性政治家が立候補しても同じ結果だった)
どちらなのかによって評価は変わってきます。【1】なら同感ですが、【2】なら女性差別で評価できません。
まあ、後述するように産経や高市は【1】ではないかと理解して、右翼隠しを始めたようですが。
高市早苗前経済安全保障担当相は29日、東京都内の国立成育医療研究センターを視察し、(ボーガス注:乳がん、子宮頸がん等)女性特有の疾患や小児の健康医療を総合的に診察できる病院の全国各地への整備に意欲を示した。
視察後、記者団に対し「女性の健康は国の力の基になる」と強調。「女性の健康や医療、そして小児の健康医療を総合的に診られる病院を全国に増やしていきたい」と訴えた。
産経や高市本人ですら「極右と思われてること」が「総裁選の得票に悪影響→小泉など他候補を利してる」と思い「右翼隠し」を始めたことが興味深い。とはいえ「極右の本性はモロバレで隠し切れない」わけですが。
23日の討論会では林芳正官房長官が「農林水産業の6次産業化*9では、女性がリーダーになった方が収益率が高い。女性が登用される環境をつくっていく」と言及した。小林鷹之元経済安保担当相も「女性議員の割合を30%まで引き上げることに賛成だ」と述べた。
茂木敏充前幹事長は22日に東京・新橋での街頭演説で、女性閣僚の比率を3割まで引き上げると訴えた。
このように候補連中が様々な手法で「女性の味方」をアピールしながらも決して「女性天皇」「夫婦別姓」とは言わない点が興味深い。
<主張>「海ゆかば」封殺 鎮魂歌の歴史を忘れまい 社説 - 産経ニュース
軍歌「海ゆかば」のどこが「鎮魂歌だ」と呆れますが、それはさておき。
宝塚歌劇団が、兵庫県宝塚市の宝塚大劇場で開催中の宙(そら)組公演でショーの一場面に使われた「海ゆかば」の独唱を取りやめた。
「軍歌はふさわしくない」などと批判が寄せられていた。11月22日からの東京公演では楽曲そのものを差し替えて上演するという。
問題視されたのは、10月26日までの宙組のショー「BAYSIDE STAR」で、トップスター*10の芸名にちなんだ「港町」がテーマの作品である。「海ゆかば」は、神戸をイメージしたシーンで、荘厳な雰囲気の中、トップが黒燕尾服姿の男役たちを率い、独唱する場面で使われた。
「宙組」といえば、例のパワハラ自殺事件(宙組メンバーが先輩のパワハラに耐えきれず自殺→遺族が民事提訴したことで、宝塚側が遺族に謝罪すると共にパワハラ撲滅を誓うまでに追い込まれた)で悪名高くなってしまったところですが、それはさておき。
「宝塚ファンでもない」し、「軍歌ファンでもない」し、無知なので今回初めてこの件を知りましたが、「何処が封殺だよ?(呆)」「そんなこと抜かしてるのはお前らウヨだけだろ?(呆)」「こんなことで社説まで書くのか?(呆)」ですね。
この件に限らず、客から批判が出るのは封殺ではない。
そうした批判に対して「海ゆかば」を歌わないという宝塚の判断も別に封殺ではない。
そもそも「どういうシーンで歌ったのか」という問題もある。産経記事を読む限り「パチンコ屋の軍艦マーチ(勇壮な音楽なので流してる)」のような話(港町がショーのテーマだから流したにすぎない)であって、どうも「戦時下を描くから、戦時中の歌『海ゆかば』を歌った」わけではなさそうです。つまり「海ゆかば」を歌わないといけない必然性がどこにもない。
「港や海にちなんだ歌」なら何も「海ゆかば」でなくても「宝塚のイメージに合うかどうかはともかく」、『津軽海峡・冬景色』(石川さゆり)、『港町ブルース』(森進一)などいくらでも曲はある。
コメント欄ではnordhausenさんから別の歌もご紹介頂きましたが、いずれにせよ「宝塚は客商売」です。
客の中に「軍歌は止めて欲しい」と言う声があるなら「是非軍歌を歌って欲しい」と言う声が「よほど大きくない限り」中止するのは当たり前でしょう。そしてまあ、普通に考えてそうなるでしょうが「軍歌を是非歌って欲しい」という「産経のような右翼的な客、軍歌ファン」はあまりいなかったのでしょう。宝塚ファンには「軍歌ファン」や「右翼分子」は少ないのではないか。
というか、「はだしのゲン」とか自分が嫌う物に対しては「反日」レッテルを貼って封殺しようとするくせに産経はふざけるなと言う話です。
むしろ俺的には「宝塚という夢の国で軍歌を歌うんだ?」という違和感を感じました。そういうものを排除した「明るい夢の国」が宝塚かと思っていましたが。
明らかに宝塚が元ネタの「リボンの騎士」(男装の女性が出てくる)なんかでも軍歌は出てきたりしないんじゃないか。
【参考:軍艦マーチ(軍艦行進曲)】
軍艦行進曲 - Wikipedia
◆戦後から長くパチンコ店の定番BGMとして使われている。1951年(昭和26年)春に、東京・有楽町のパチンコ店の拡声器から軍艦行進曲が大音量で流れ出した。丸の内署の巡査が経営者を米軍憲兵隊(MP)本部へ連行し、係官にレコードを聴かせたところ「(歌詞のない)音楽だから問題ない」と了承した。谷村政次郎*11は、これが軍艦行進曲(軍艦マーチ)がパチンコ店から流れるきっかけになったようだとしている。
◆映画監督の古澤憲吾は「古澤といえば軍艦マーチ」と言われるほどこの曲を好み、数多くの作品で挿入曲として使用している。そのため、クレージーキャッツ主演映画『日本一のホラ吹き男』(1964年)、『日本一のゴマすり男』(1965年)で、共に仕事をした脚本家の笠原良三からは「そんなにパチンコが好きなのか?」とからかわれたという。
◆バラエティ番組『みごろ!食べごろ!笑いごろ!』で、ベンジャミン伊東(伊東四朗)率いる「電線軍団」が入場する際に使用された。
◆一方、中国や韓国では公の場所でこの曲を歌ったり流したりした場合は他の日本の軍歌同様、非難の対象となるという。
しかし、2014年6月27日、中国上海市閘北区の震旦外国語幼稚園の卒園式で使用され、園児らが小太鼓を叩きながら軍艦マーチに合わせて舞台で踊った。担当教員は曲の背景を知らずに偶然インターネット上で見つけ、曲のリズム感を気に入り使用していたと人民日報が9月11日に伝えた。区の教育局は緊急会議を開き、園長及び担当教員に対し厳しい処分を決めた。さらに関係者に対し愛国教育の強化や政治意識を高めるよう指示した。
*1:岸田内閣で経済安保等担当相
*2:第四次安倍、菅内閣環境相、自民党選対委員長(石破総裁時代)等を経て石破内閣農水相
*3:福田内閣防衛相、麻生内閣経済財政担当相、第二次、第三次安倍内閣農水相、第四次安倍内閣文科相、岸田内閣外相、官房長官等を経て石破内閣官房長官
*4:自民党茂木派領袖。小泉内閣沖縄・北方等担当相、福田内閣金融等担当相、自民党政調会長(谷垣、第二次安倍総裁時代)、第二次安倍内閣経産相、第四次安倍内閣経済財政担当相、第四次安倍、菅、岸田内閣外相、自民党幹事長(岸田総裁時代)等を歴任
*5:国民協同党委員長、片山内閣逓信相、国民民主党幹事長、改進党幹事長、鳩山内閣運輸相、岸内閣科技庁長官(経企庁長官兼務)、池田内閣科技庁長官、自民党政調会長、幹事長(池田総裁時代)、佐藤内閣通産相、外相、田中内閣副総理・環境庁長官等を経て首相
*6:池田内閣経企庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、福田内閣経企庁長官、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相等を経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相
*7:第一次安倍内閣沖縄・北方等担当相、第三次安倍内閣総務相、岸田内閣経済安保等担当相、自民党政調会長(第二次安倍、岸田総裁時代)等を歴任
*8:小渕内閣郵政相、福田、麻生内閣科学技術等担当相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)、第四次安倍内閣総務相、岸田内閣少子化等担当相等を歴任
*9:農業水産業(第一次産業)が食品加工等(第二次産業)、流通販売、観光農園等(第三次産業)にも業務展開している経営形態を表す。農業経済学者の今村奈良臣東大名誉教授(1934~2020年)が提唱した造語。「1×2×3=6」と言う意味であり第4次産業、第5次産業という概念が存在するわけではない(6次産業 - Wikipedia参照)。
*11:海上自衛隊佐世保音楽隊長、横須賀音楽隊長、東京音楽隊長を歴任。著書『行進曲「軍艦」百年の航跡』(2000年、大村書店)、『日比谷公園音楽堂のプログラム:日本吹奏楽史に輝く軍楽隊の記録』(2010年、つくばね舎)、『海の軍歌と禮式曲:帝國海軍の音樂遺産と海上自衛隊』(2015年、出版協同社)、『「軍艦マーチ」の誤解と真実』(2022年、産経NF文庫)