kojitakenに突っ込む(2025年10/8分)

高市総裁と玉木代表が会談、自国の連携模索か…主張に共通点・閣僚ポスト提示も検討 (読売) - kojitakenの日記

自民党総裁選だが、選挙戦終了日の10月3日に小泉進次郎*1陣営が気の早い「祝勝会」をやったという赤っ恥の話が流れてきている。それだけ麻生太郎*2が弾いた三味線がみごとにあらゆる人たちを騙しおおせたということだろう。
◆私も、麻生が本当に推しているのは高市早苗*3ではなかろうかという疑念がしばしば脳裏をかすめた。
◆麻生自身も、自らの野望をひた隠しにしていたからこそ小泉陣営に「幻の祝勝会」をさせた

 「はあ?」「お前(id:kojitaken)はアホか(横山ホットブラザーズ)」ですね。
 前回2024年総裁選でも麻生は高市を支援していましたし、今回も「麻生は高市を支援してる」というのが「高市以外の候補者(小泉に限らない)」「野党各党」「マスコミ」など多くの見方でしょう。「麻生が野望を隠していた(kojitaken)」とは何の話なのか。
 小泉が「幻の祝勝会」をしたとしてそれは1)小泉側(小泉本人や小泉を支援した菅副総裁(当時)、加藤財務相など)が自らの力を過信していた、2)麻生や高市の力を過小評価していたと言う話でしょう。
 小泉の話は

朝日放送「あかん阪神優勝してまう」 特番放送予定は「現時点ではなにも決まっていない」 放送した21年V逸 封印の23年は優勝 - サンスポ2025.8.19
 ABCは阪神が2位に最大8ゲーム差を付けて独走していた2021年6月に「虎バンスペシャル#あかん阪神優勝してまう」を放送。その後チームは失速し、9月22日にヤクルトに首位を明け渡してしまった。
 「優勝してまう」特番は〝V逸フラグ〟として虎党の記憶に刻まれることとなった。
 一方で、同局が「あかん阪神優勝してまう」特番を封印した2023年に阪神は18年ぶりのリーグVに輝いた。
 そのため、SNSでは他球団のファンが「阪神を止める唯一の方法は緊急特番!『あかん阪神優勝してまう』の放送」といったコメントを書き込んでいる。
 対して虎党は「『あかん阪神優勝してまう』の放送は何としても阻止しないと」という声ももちろんあるが、ここまでの独走劇となったことで、SNS虎党の中には「ここまで独走で来ているならABCも『あかん阪神優勝してまう』を放送しても大丈夫だと思う」とジンクスを振り払うことを期待する声もあった。

と言うような話(あかん小泉総裁選勝利してまう?:つまりは油断、過信)でしかない。
 麻生が高市を支援する一方で、小泉は「菅*4副総裁(当時)」「加藤*5財務相」等といった「麻生とは別の党幹部」が支援していたわけです。
 問題は「2024年総裁選」で高市が石破*6に敗れたように、今回も「麻生、高市コンビ」が敗れるだろうとみられていたのが「そうはならなかった」と言う話です。
 【1】参政党の議席増で「参政党から票を奪わなければいけない→右の高市しかない」となったのか
 【2】週刊文春が報じた「小泉ステマ問題」が影響したのかどうか、「高市の勝利」をどう理解すべきか気になるところです。

 立民代表選で小沢一郎*7泉健太*8でもなく枝野幸男*9でもなく野田佳彦*10を推した心理も、私にはわかる。小沢が嫌な目に遭わされたとの被害妄想を抱く強さの順番は、おそらく枝野>泉>野田の順番だったに違いない。

 そういう感情論ではなく「誰が自分にとって利益になるか」という小沢の「シビアな判断」でしょう。「人事か政策か何かはともかく」野田が恐らく小沢にとって最もいい条件を提示したのでしょう。
 嫌悪で言えば小沢が「民主党離党」に追い込まれたのは「野田首相時代」なのだから野田だっていい感情はないでしょう。

 人間とは理念ではなく感情で動く生き物である。

 感情面がないとは言いませんが理念もあれば、損得勘定もあるでしょう。kojitakenは話を単純化しすぎです。
 例えば「三木*11自民党総裁にした椎名*12副総裁裁定」については椎名が「戦前、岸商工次官の下で商工省総務局長(商工省筆頭局長)。岸商工相(東条内閣)の元で商工次官」「戦後、岸内閣で官房長官」を務めた岸*13元首相の腹心(岸派幹部)だったことから「椎名裁定の黒幕は岸」と言うのが通説的見解です。
 「改憲派の岸」が「岸が敗北した総裁選で石橋*14を支援した、護憲派の三木」を推すとは意外ですが、そこには「総裁選になったら田中*15が推す大平*16が勝ちそうだ。今は椎名裁定でワンポイントリリーフに三木を置き、時間を稼ごう。福田*17(岸の子分)が総裁選で勝てる状況になってから三木を下ろせばいい」「田中金脈問題で悪くなったイメージをクリーンを売りにする三木で挽回することも出来る」「護憲派の三木など嫌いだが今は三木を推すしかない」という「岸の深謀遠慮(損得勘定)」がありました。
 「子分・福田を有利にするため」には「三木嫌いという感情を殺した」岸もさすが「昭和の妖怪」です。

 第1次高市早苗内閣は発足当初は内閣支持率が相当高く出ることは目に見えているから、高市衆院解散に踏み切る

 これは現時点では何とも言えないでしょうね。支持率が高くなるとは限らないし「石破解散の失敗」を考えれば高市が解散に打って出るかも分かりません。

 (ボーガス注:高市が自分から早期解散を)やらないにしても野田立民が出した内閣不信任案が可決された場合には高市が選ぶ選択肢は間違いなく解散だから、年内の衆院解散の可能性はかなり高まった。

 自民寄りの維新、国民民主、参政が不信任案に賛成する可能性は低いので残念ながら可決されることはないでしょう(勿論可決されないように高市も維新、国民民主、参政に政治工作を仕掛けるでしょうが)。
 そうした否決を予想して「否決されること」で面子が潰れることを恐れて野田立民がそもそも不信任案を出さない可能性もあるでしょう。  
 仮に不信任案が提出され、可決されたとして「解散するかどうか」は何とも言えません。自民党や内閣の支持率が低ければ、解散した場合、「2024年衆院選での石破自民の敗北が再現される危険性が高く、最悪「政権交代」になりかねません(そこまで行かなくても結局、高市が首相を辞任し、また、維新、国民民主、参政のいずれかを連立に入れざるを得なくなり、事態が解散前より悪化する)。解散せずに高市が首相を辞任し、再度、自民党総裁選も当然あり得るでしょう。

 自民党や保守政治家に関する記事では残念ながら自民党に深く食い込んでいる読売の記事が一番あてになる。

 「石破辞任報道」という「読売の虚報」(読売がどう言い訳しようが、明らかに石破辞任ムードを作るための政治工作)を考えれば果たしてそう言えるかどうか。
 「前川出会い系バー通い報道(前川による加計告発を潰すための謀略だが、失敗)」等も考えれば、読売の報道は「思惑まみれでうかつに信用出来ない」と見るべきでしょう。
 そもそも高市、玉木会談を誰が読売に情報提供したのか。
 普通に考えて「高市、または玉木(あるいは両方)」であり、当然「高市または玉木(あるいは両方)」にとって状況を有利にしたいという思惑が情報提供側にはあるでしょう。

玉木雄一郎自身が首相になるケース
・前例としては「自社さ政権」(1994)が挙げられる。

 自社さ連立の場合は「社会党を取り込まないと自民政権が出来ない(羽田*18政権の後継政権も非自民連立(日本新党*19新生党*20公明党*21民社党*22自由党*23など)になってしまう)」からこそ「村山首相」というご褒美が社会党に提案されました。確かに「あれほどのご褒美」がなければ社会党も「自社連立」には踏み切れず、自民党の政権復帰はなかったかもしれない。
 今回はそこまで自民党は追い込まれてないでしょう。
 過去の「自民と他党との連立」で「党首(村山社会党委員長)が首相」という「そこまで美味しい思い」をしたのは社会党だけで他は

◆第二次中曽根内閣(1983年)
 新自由クラブ代表の田川誠一自治相・国家公安委員長で入閣
◆第二次中曽根再改造内閣(1985年)
 新自由クラブ代表の河野洋平*24が科技庁長官で入閣(後に新自由クラブは解散しほとんどが自民党に参加)
◆第二次森内閣(2000年)
 保守党党首の扇千景国交相で入閣
◆第一次小泉内閣(2000年)
 保守党党首の扇千景国交相で入閣(森内閣からの留任)(後に保守党は解散し自民党に参加)

ということで党首ですら、そんなに美味しくないわけです。仮に国民民主が連立入りするとしても玉木首相はないでしょう。
 なお、政権復帰のために「自社さ連立で社会党を抱き込む(社会党に首相ポストを提示する)」という奇策に打って出た自民ですが、「新生党代表幹事」小沢の方も政権維持のために「自民党分断」を狙って「元自民党総裁(首相)の海部*25」を自民離党させて担ぐという奇策に打って出ます。
 とはいえ「村山VS海部」の首相指名投票では村山が勝利し(小沢が期待したほど自民党の分裂はなかった)、小沢の奇策は失敗しますが。
 後に海部は新進党党首(小沢が幹事長)になりますが、新進党は選挙の不振で解散し、海部は結局自民に復党する羽目になります。
 その後、小沢は「海部担ぎだし」のような奇策を「日本未来の党」での嘉田担ぎだし、「希望の党」での小池*26担ぎだし(但し、小池担ぎ出しの主犯は小沢ではなく当時、民進党代表だった前原*27でしょうが)で再現しますが、見事に失敗します。
 まあ、海部担ぎ出しの前の「細川*28日本新党代表の首相就任」自体が「小沢の奇策」ではあったでしょうが(連立政権内の最大勢力は社会党、第二勢力は公明党、第三勢力は新生党で、日本新党は第四勢力に過ぎなかったが、社会党首班(当時は山花*29委員長)では新生党公明党が納得せず、公明党(当時は石田*30委員長)、新生党(羽田*31党首)首班では社会党が納得せず、日本新党の細川に清新なイメージがあったこともあり、細川が首相に就任)。
 まさに「歴史は繰り返す。一度目(海部担ぎだし)は悲劇として、二度目(嘉田や小池の担ぎ出し)は喜劇として(マルクスルイ・ボナパルトのブリュメール18日 - Wikipedia』)」でしょうか?

*1:第四次安倍、菅内閣環境相自民党選対委員長(石破総裁時代)、石破内閣農水相を歴任

*2:橋本内閣経企庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、外相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)、第二~四次安倍内閣副総理・財務相自民党副総裁(岸田総裁時代)、最高顧問(石破総裁時代)を経て自民党副総裁

*3:第一次安倍内閣沖縄・北方等担当相、第三次安倍内閣総務相、岸田内閣経済安保等担当相、自民党政調会長(第二次安倍、岸田総裁時代)等を経て自民党総裁

*4:第一次安倍内閣総務相、第二~四次安倍内閣官房長官、首相、自民党副総裁(石破総裁時代)を歴任

*5:第二次安倍内閣官房副長官、第三次安倍内閣一億総活躍等担当相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)、第四次安倍内閣厚労相菅内閣官房長官、岸田内閣厚労相、石破内閣財務相を歴任

*6:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相を経て首相

*7:中曽根内閣自治相・国家公安委員長自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党幹事長、党首、自由党党首、民主党幹事長(鳩山代表時代)等を歴任

*8:国民民主党国対委員長政調会長、立民党政調会長、代表を経て立民党常任顧問

*9:鳩山、菅内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)、立民党代表を経て立民党最高顧問

*10:民主党国対委員長鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相、首相、民進党幹事長(蓮舫代表時代)、立民党最高顧問を経て立民党代表

*11:国民協同党書記長、片山内閣逓信相、国民民主党幹事長、改進党幹事長、鳩山内閣運輸相、自民党幹事長(石橋総裁時代)、岸内閣科技庁長官(経企庁長官兼務)、池田内閣科技庁長官、自民党政調会長、幹事長(池田総裁時代)、佐藤内閣通産相、外相、田中内閣副総理・環境庁長官等を経て首相

*12:内閣官房長官、池田、佐藤内閣通産相、外相、自民党政調会長(池田総裁時代)、総務会長(佐藤総裁時代)、副総裁(田中、三木総裁時代)等を歴任

*13:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、日本民主党幹事長、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相

*14:吉田内閣蔵相、鳩山内閣通産相を経て首相

*15:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)等を経て首相

*16:池田内閣官房長官、外相、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、蔵相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)等を経て首相

*17:岸内閣農林相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣蔵相、外相、田中内閣行管庁長官、蔵相、三木内閣副総理・経企庁長官等を経て首相

*18:中曽根、竹下内閣農水相、宮沢内閣蔵相、新生党党首、細川内閣副総理・外相、首相、太陽党党首、民政党党首、民主党幹事長(鳩山代表時代)を歴任

*19:寺澤芳男が羽田内閣経企庁長官で入閣

*20:羽田新生党党首が首相に就任

*21:石田公明党委員長が羽田内閣総務庁長官で入閣

*22:大内民社党委員長が羽田内閣厚生相で入閣

*23:柿沢自由党党首が羽田内閣外相で入閣

*24:新自由クラブ代表、中曽根内閣科技庁長官、宮沢内閣官房長官自民党総裁、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任

*25:自民党国対委員長(三木総裁時代)、福田、中曽根内閣文相、首相、新進党党首を歴任

*26:小泉内閣環境相、第一次安倍内閣防衛相、自民党総務会長(谷垣総裁時代)等を経て都知事

*27:鳩山内閣国交相菅内閣外相、野田内閣国家戦略担当相、民主党政調会長(野田代表時代)、民進党代表、国民民主党代表代行、無償会代表、維新の会共同代表等を経て維新の会顧問

*28:熊本県知事、日本新党代表、首相を歴任

*29:細川内閣で政治改革担当相

*30:細川内閣で総務庁長官

*31:細川内閣で副総理・外相