読まないと理解できない感想が多いですがご容赦ください。
前回の予告編では主人公の刑事らの「家宅捜索」が相手側に察知されたのか、なぜか失敗し、悪党共が逃げ延びるかのような描写だったのが、今回、「家宅捜索」が成功し、悪党達が追い込まれる展開(1)逮捕や起訴を想定し、すぐさま逃亡すべきか、2)逃亡しないで逮捕や起訴を免れる方向で動き、仮に逮捕や起訴されても無実を主張し、居直るべきか、どのように対応すべきか混乱状態)になるのは「どういうこと?」ですね。何か手違いがあって間違った予告をしたのか?
今回はジビエ料理店で鹿肉を食べる主人公。鹿鍋(紅葉鍋)のような和風の味付けではなく、洋風の味付けで、飲む酒も赤ワイン。
最近は昔は一般人が食べることがまずなかった「変わった料理(例:ジビエ料理)」も大分普及した気がします。なお「酒のほそ道」と言うタイトルですが、古谷三敏『BARレモン・ハート』等とは違い、むしろ「ジビエ料理」等の「酒のつまみの方」がこの漫画においては主眼が置かれています。
なお、「昔からあるイノシシ鍋(ぼたん鍋)、鹿鍋(紅葉鍋)、鴨南蛮(野生のイノシシ、鹿や鴨を使う)」なども「広い意味ではジビエ料理」でしょうが、ジビエと言う場合は一般に「フランス料理」「イタリア料理」といった洋風料理を指す気がします。
【参考:ぼたん鍋他】
ぼたん鍋 兵庫県 | うちの郷土料理:農林水産省
「ぼたん鍋」は、白と赤の合わせみそをベースにしただし汁に猪肉と季節の野菜を入れて煮る鍋料理で兵庫県丹波篠山市の郷土料理。
発祥は1908年(明治41年)ごろ、多紀郡篠山町(現在の丹波篠山市)に陸軍歩兵第70連隊が駐屯し、訓練時に捕獲したイノシシの肉をみそ汁に入れて食べたことや、料理旅館に持ち込んで、みそ仕立ての鍋物にしたことだといわれる。当初は「いの鍋」と呼ばれており、「ぼたん鍋」という言葉が登場するのは昭和になってから。1931年(昭和6年)に現在の「丹波篠山市商工会」の前身団体が、民謡「篠山小唄」の歌詞を募ったところ、採用された歌詞に「いの鍋」ではなく「ぼたん鍋」という言葉が使われていた。また、丹波篠山の民謡「デカンショ節」には「雪がちらちら丹波の宿に猪(しし)が飛び込むぼたん鍋」と歌われている。やがて、地元の料理旅館が「ぼたん鍋」という言葉から発想を得て、猪肉を牡丹の花びらのように並べて皿に盛り付け、客に提供するようになったと言われている。
ぼたん鍋 - Wikipedia
ぼたんの名は、使われる猪肉を薄切りにし、牡丹の花に似せて皿の上に盛りつける事に因んでいるとされる。
鍋の中で野菜、根菜、きのこ類、芋類、コンニャク、麩、豆腐と猪肉を一緒に煮て食べるのが一般的であり、味付けは地方によって異なるが、昆布と鰹節でとった出汁に、味噌か醤油を入れることが多い。
鹿肉 - Wikipedia
鹿肉には「もみじ(紅葉)」という別名があり、『もみじ鍋』として鍋物に利用された。名前の由来は猿丸大夫が詠んだ和歌で百人一首にも選ばれている「奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき」からきているとする説や、花札の10月(花が紅葉)の種札(10点札)が鹿であるためとする説がある。
大人検定365 「ぼたん鍋」「もみじ鍋」「桜鍋」。それぞれ何の肉を使った鍋もの?
「ぼたん鍋」はいのしし肉を使う鍋もので、「しし鍋」ともいわれます。白菜や春菊、長ねぎ、こんにゃく、豆腐などをいっしょに煮て、肉の臭みを消す味噌で味つけするもので、生卵をつけて食べる場合も。
奈良時代から獣肉食が避けられてきた日本では、いのしし肉は公然と食べられないため、「薬喰い」と称して健康を口実に楽しんできました。「ぼたん」とは、肉の色が豚肉より赤く、ぼたんの花の色に似ているため、また花の形に盛られるからともいわれます。
「もみじ鍋」は鹿肉を使った鍋ものでねぎや豆腐などと、しょうゆ味ですき焼き風に仕立てます。
「もみじ」といわれるのは、『古今和歌集』の「奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき」から。鹿肉は、『日本書紀』に仁徳天皇に献上された記述があるほどで、獣肉が避けられた時代も一部で食用にされていました。
最近では日本でも、いのししや鹿などの野生鳥獣の食肉はフランス語で「ジビエ」と呼ばれ、人気が出ています。
鴨南蛮 - Wikipedia
鴨肉とネギが入った蕎麦。天然のマガモは手に入りにくいため、たいていのそば屋は合鴨を使っている。
【参考終わり】
やってはいけない@湖西晶
今回は「魚の骨」が喉に刺さった時の対応。
以前、民間療法としてあった「ご飯やパンを丸呑みする」は骨が取れる(抜ける)とは限らず「かえって骨が深く刺さる」「骨が折れて短くなり、抜くことが難しくなる」など逆効果になりかねないので絶対やってはいけないと指摘されます。
骨が軽く刺さった程度なら「唾を飲み込む」「水でうがいをする」程度でも簡単に取れるが、それでも取れない場合は「ピンセットで抜こうとする」のではなく医療機関を受診すべきと指摘されています。
勿論、「そもそも魚の骨が刺さらないようにする」予防も重要です。
「誤って喉に魚の骨が刺さること」が多い老人や子どもの場合は
最近スーパーなどでよく売られている「骨取り魚(骨なし魚)」を使用する
など「(魚は食べるが)骨が刺さる魚は食べないこと」も対応策としてあり得るでしょう。
カレー澤漫画を原作とするNHKドラマ『ひとりでしにたい』(2025年6~8月)についての感想。
【1】「何であんなドラマ化を原作者(カレー沢氏)は許したのか!。原作レイプではないか!」などのネット炎上
【2】日本テレビ「セクシー田中さん」では原作マンガ家「芦原妃名子氏」の自殺まで招いた、テレビ局の「原作レイプ」で「こんなことならドラマ化を許可しなきゃ良かった」とカレー沢氏が意気消沈
→コラムを見る限り、その種の不満はカレー沢氏にはなさそう
【3】(いわゆる原作レイプはなく、ドラマの出来自体にはカレー沢氏も満足していたが、世間の評価は低く)酷い低視聴率や悪評で「こんなことならドラマ化しなきゃ良かった」とカレー沢氏が意気消沈
→それなりに視聴率を取り、好評だったようです。
【4】たまにある「出演者が『薬物使用での逮捕』などの問題を起こして放送延期、中止」
などの問題が起きずに無事に放送終了して安心した(ドラマが好評だったことは嬉しいがそれ以上に『ドラマ放送中に何か問題が起きないか』と終始、不安だった)とのこと。
【2025.11.21追記】
11/21発売号の漫画ゴラク(2025年11/21記載) - bogus-simotukareのブログで紹介した「漫画ゴラク(2025.11.21発売号)」でも、再度「ドラマ化が無事終わってホッとしたこと」にふれるカレー沢氏です。
カレー沢氏のコラム(漫画ゴラク(2025.11.21発売号))曰く
・NHKドラマ『ひとりでしにたい』(2025年6~8月)と同時期に放送されたが、出演者の一人が最終回直前で薬物使用で逮捕された『漫画原作のドラマ』のニュースに思わず顔が凍り付いた
・しかしそれなりに重要な役ではあるが、幸いにも主演(主演は松本潤)ではなかったし、最終回直前だったのでそのドラマの視聴率にほとんど影響しなかったのは不幸中の幸い
(以上は俺の要約:なお、コラム内に置いてはドラマや俳優の名前の明記はない)
というのは
19番目のカルテ 徳重晃の問診 - Wikipedia参照
WEBコミックサイト『ゼノン編集部』(コアミックス)で2019年12月20日から連載中の富士屋カツヒトの漫画。
2025年7月から9月まで、TBS「日曜劇場」でドラマ化(全8話)。
【登場人物】
・鹿山慶太(かやま・けいた)
演:清水尋也(第1~第7話)
内科専攻医で、滝野みずき医師(演:小芝風花)の同期。熱血な滝野とは対照的に、与えられた仕事を卒なくこなせば良いという冷淡な考えの持ち主。演じる清水が2025年9月3日に麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたため、最終話(第8話)は清水の出演シーンをすべてカットして再編集されたうえで放送された。
のようですね。
【追記終わり】
【参考:「出演者が問題を起こして放送中止」等の例】
NHK会長、新井浩文容疑者逮捕で配信停止「遺憾」 - 産経ニュース2019.2.7
NHKの上田良一*1会長は7日の定例会見で、俳優の新井浩文容疑者(40)が強制性交容疑で逮捕されたことについて、「10番組を見合わせることになり、遺憾に思う」と話した。同局は、新井容疑者が出演している大河ドラマ「真田丸*2」やドラマ「フェイクニュース」など10番組について、NHKオンデマンドでの配信を停止している。
日活が新井浩文容疑者主演映画の公開中止 - 産経ニュース2019.2.8
強制性交の疑いで逮捕された新井浩文容疑者(40)が主演の1人を務め、年内に公開予定だった映画「善悪の屑」(白石晃士監督)について、日活は8日、公開中止を発表した。
初回放送日を2週間延期 NHK大河、沢尻容疑者逮捕で - 産経ニュース2019.11.26
NHKは26日、2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」に出演を予定していた女優の沢尻エリカ容疑者(33)が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことを受け、1月5日の初回放送を2週間後の1月19日に延期すると決定した。
大河ドラマの初回放送日を変更するのは異例。代役は川口春奈さんが務め、川口さんの撮影は来月から開始する。NHKは延期について「撮り直しや編集といったスケジュールを総合的に勘案した」と説明、全体の放送回数は未定としている。
明智光秀*3を主人公とした同作で、沢尻容疑者は斎藤道三*4の娘で織田信長*5の正妻となる帰蝶(濃姫)役として初回から登場予定だった。
市川猿之助さん出演映画が延期 東宝「総合的な判断」 - 産経ニュース2023.6.1
5月に自宅で倒れているのが発見された歌舞伎俳優の市川猿之助さん(47)が出演する映画「緊急取調室THE・FINAL」の公開を延期すると、配給元の東宝が1日、発表した。
本作はテレビ朝日の人気ドラマの劇場版。天海祐希さん主演で、猿之助さんは内閣総理大臣役だった。
NHK、猿之助容疑者出演の8作品を配信停止 - 産経ニュース2023.6.28
歌舞伎俳優の市川猿之助容疑者(47)が自殺ほう助容疑で逮捕されたことを受け、NHKは28日、「NHKオンデマンド」などで、猿之助容疑者の出演作品の配信停止を始めたことを明らかにした。同局によると、対象は大河ドラマ「風林火山*6」「龍馬伝*7」「鎌倉殿の13人*8」など8作品。
緊急取調室 - Wikipedia参照
◆2024年6月16日
市川猿之助が自殺幇助罪で有罪となった事件の影響により、公開が延期となっていた劇場版「緊急取調室THE・FINAL」で猿之助が演じた総理大臣「長内洋次郎」の代役に石丸幹二を迎え再始動すると発表された。
◆2025年8月15日
2025年12月26日の公開となることが発表された。
【参考終わり】
極楽シアター『旅と日々』(評者:北川れい子)
映画紹介コラムで、今回は、世間的には人気や知名度があるとは言いがたいが、「一部に熱狂的なファンがいる」つげ義春の漫画「海辺の叙景」「ほんやら洞*9のべんさん」を原案とした三宅唱*10監督映画。
旅と日々 - Wikipediaによれば「2025年8月、ロカルノ国際映画祭で最高賞にあたる金豹賞を受賞。日本映画が金豹賞を受賞するのは、2007年の小林政広監督作品『愛の予感』以来、18年ぶり」とのこと。
主演は韓国女優で
シム・ウンギョン - Wikipedia参照
・2019年に、松坂桃李とW主演を務めた映画『新聞記者』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、毎日映画コンクール主演女優賞を受賞
(松坂も日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞)
・日本アカデミー賞で、演技部門の賞を外国人が受賞するのは、2010年に是枝裕和監督の映画『空気人形』(2009年公開、業田良家の同名漫画の映画化)で日本アカデミー賞優秀主演女優賞*11を獲得したペ・ドゥナ以来2人目であるが、最優秀主演女優賞受賞は、史上初の快挙
というシム・ウンギョン。
なお、つげ漫画は過去にも以下の映画化がありますね。
つげ義春 - Wikipedia参照
◆無能の人(1991年公開、竹中直人監督)
◆ゲンセンカン主人(1993年公開、石井輝男監督)
◆ねじ式(1998年公開、石井輝男監督)
◆蒸発旅日記(2003年公開、山田勇男監督)
◆リアリズムの宿(2004年公開、山下敦弘*12監督)
◆雨の中の慾情(2024年公開、片山慎三*13監督)
参考
三宅唱監督の最新作「旅と日々」、つげ作品の「おかしみ」捉え「堅苦しくない」仕上がりに : 読売新聞2025.11.4
つげ義春の漫画を原作にした三宅唱監督の最新作「旅と日々」が11月7日から公開される。
日本での仕事に行き詰まった韓国人の脚本家・ 李 (シム・ウンギョン)が、雪国へと旅に出る物語。旅にまつわる2本の短編を一つの映画にした。前半では、李がつげの同名漫画を原作に脚本を手がけた映画作品として「海辺の叙景」が劇中劇で登場する。そして後半、李が旅に出て、おんぼろ宿のものぐさな主人・べん造(堤真一)と出会う展開は「ほんやら洞のべんさん」を基にした。
「ほんやら洞」の主人公は(ボーガス注:原作者つげをモデルとした)漫画家の男性だが、映画ではべん造との違いを強調するため国籍と性別を変えた。
つげ作品に宿るおかしみを捉え、「堅苦しくない」作品に仕上げた自負がある。
三宅監督
「仕事なんて、サボっちゃえばいいと思うんですよ。時には全部放り投げて、映画館に休みに来るつもりで味わっていただければ。それには応えられる映画になっていると思います」
李は、自身が脚本を書いた映画を見て自分の才能を信じられなくなってしまう*14。
シムは「私も自分の芝居に対していつもそう感じている。俳優でいる限り終わらない悩みだと思うけれど、精いっぱい頑張っても満足できたことはありません」と演じた主人公への共感を示す。
李がべん造と出会い、再び仕事に前向きになっていく過程は、自身にとっても力になったという。
映画「旅と日々」主演シム・ウンギョンさんインタビュー つげ義春作品を大胆アレンジ「自身の経験も重ね」|好書好日2025.11.7
◆記者
シムさんが監督の三宅唱さんと初めて会ったのは、釜山国際映画祭の場だったと聞きました。
◆シム
もともと、私は三宅監督の大ファンでした。初めてお会いしたのは2022年の釜山国際映画祭での「ケイコ 目を澄ませて」の上映にあわせて、監督も来韓されたんです。直接お話しできた時間はそこまで長くはなかったのですが、「監督の作品に出たいです」と、直接自分の言葉でお伝えすることができました。
とはいえ、すぐにそれが実現するとは思ってはいなかったのですが、それから1年ほどして、監督の新作「旅と日々」のお話をいただいたんです。びっくりしつつも、脚本を読んでたちまち魅了され、作品に出演することを決めました。
◆記者
原作である「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」はどのように読みましたか。
◆シム
つげ先生のお名前は前から知っていたのですが、「旅と日々」に参加することになってはじめて2作を読み、それぞれ深い感銘を受けました。
◆記者
「脚本家の李」を演じる上では、事前にどのような準備をしましたか。
◆シム
演じるにあたっては、まず脚本家を題材にしたさまざまな映画を鑑賞しました。たとえば、デヴィッド・フィンチャー監督の「Mank/マンク」(1941年にオーソン・ウェルズ監督と共に、アカデミー脚本賞を受賞した「市民ケーン」の共同脚本家である、ハーマン・J・マンキウィッツを主人公とした作品)などを鑑賞し、過去の名脚本家たちの思いや、彼らの仕事のディティールを学んでいった感じですね。
加えて、三宅監督と入念にメールのやり取りを行いました。それは自身が演じる李という人物について、脚本を読みながら気になった点を監督に尋ねるという感じでしたが、その都度もらった回答から、自分なりの「李」像を形づくっていきました。
*8:文覚上人役
*9:小正月の頃に、小千谷市など新潟県の魚沼地方で行われる伝統行事、またはその行事でつくられる雪洞(かまくら)のこと。つげ義春が1968年6月に「ガロ」に発表した短編漫画『ほんやら洞のべんさん』は、冬の小千谷を舞台にしている。この漫画をもとに「ほんやら洞」と名付けられた喫茶店も各地にある(ほんやら洞 - Wikipedia、ほんやら洞 (喫茶店) - Wikipedia参照)
*10:2022年に映画『ケイコ 目を澄ませて』で毎日映画コンクール日本映画大賞、キネマ旬報日本映画ベスト・テン第1位を獲得
*11:なお、2010年の日本アカデミー賞最優秀主演女優賞は松たか子(『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』(太宰治の小説『ヴィヨンの妻』の映画化))
*12:1976年生まれ。2007年、『天然コケッコー』(くらもちふさこの同名漫画の映画化)で報知映画賞監督賞を最年少受賞
*14:話が脱線しますが「こういう謙虚さはかけらもねえんだろうな」と思うのが「松竹や紙屋、kojitaken」など自分の無能さを棚にあげて「共産党に悪口して憂さを晴らす低劣な連中」ですね。