きょうの潮流 2025年11月11日(火) | しんぶん赤旗|日本共産党
日本に移住してきた女性たちは、外国人であることと、女性であることの複合的な差別や暴力に直面しています。
外国人女性を支援し、本紙のリレーエッセー「くらしのなかのジェンダー」でも紹介した山岸素子さんはいいます。
「彼女たちは複合差別を経験しながらも日本社会に定着し、社会を変える新しい力を発揮している」
「複合差別(複合的な差別)」という言葉は「未だ一般的ではなく解説が必要かな」と思います。
と「他人事みたいに書きました」が小生も以前「複合差別」という言葉を見て「何それ?」と思ってググった人間ですが。
「外国人女性に対する差別」は「外国人差別」「女性差別」の二つの要素に分解できるわけで「二つ以上の差別」が「一つの個人や団体、集団」に対してされてるのを「複合差別」と言います。
何もこれは「外国人女性差別」に限らない。例えば
「吉田・三重県議(共産)への脅迫」→「女性差別」と「共産党差別」
「米国における黒人イスラム教徒への差別」→「黒人差別(米国で権力の主要部分を握るのは未だ白人)」と「イスラム教差別(米国で主要な宗教はキリスト教)」
「高卒非正規職員に対する賃金等の労働条件の悪さ(一般に、高卒正規、大卒非正規の方が高卒非正規より待遇はいいとされる)」→「学歴差別」と「非正規差別」
「日本における朝鮮学校無償化除外」→「共産国差別(反共主義、この場合は北朝鮮)」と「外国人差別(在日朝鮮人差別)」
「健常者男性による、障害者女性に対する性犯罪」→「女性差別」と「障害者差別」
「沖縄における米軍兵士による女性への性犯罪」に冷淡な日本人主流派→「女性差別」と「本土人(いわゆるヤマトンチュー)による沖縄差別」
等に分解ができるでしょう。
コメント欄でnordhausenさんから指摘のあった「アイヌ女性差別」→「女性差別」と「アイヌ差別」もその一例です。勿論他にも色々あります。
「複合差別」というと「難しそう」ですが表現してる内容はそれほど難しい話でもないと思います。
つまりは「個人、団体、集団」は「複数の属性を持つ」ので、「一つの問題だけで差別されてる個人、団体、集団はむしろ少ない」という話です。
危険で軽率な発言/小池書記局長 高市首相を批判 | しんぶん赤旗|日本共産党
「主張が正しい、間違ってる*1」以前に小池氏が「軽率」というように「台湾有事は存立危機事態になりうる」発言は
◆「反中国右翼の多い支持者」受けだけ考えて、考えなしにイキッてるだけじゃねえのか
◆鳩山首相時代に、尖閣侵入船長を逮捕した物の、中国の反発がものすごいと結局、不起訴処分で釈放した民主党政権(当時の菅首相、岡田外相、前原国交相など)みたいに中国の反発がものすごいと(非公式な形で中国政府相手に高市が)
『中国の台湾侵攻があれば、存立危機事態に該当し、安保法発動の可能性があると言っただけで、中国が台湾侵攻すれば当然に存立危機事態になって、安保法が発動されるなんて一言も言ってない。』
『そもそも私は中国が、国際的批判を無視して台湾に侵攻するなんて全く思っていない。「ウクライナに侵攻したロシア」と中国は全く違うと思ってる。仮定の話「中国の台湾侵攻」をした野党議員に対して、仮定の話で答えただけ』
『私は日中友好はすごく大事だと思ってる』等、中国相手にへたれるんじゃねえのか?
と疑いますね。
小池氏は、国光文乃外務副大臣が国会での質問通告についてXに事実誤認の投稿をしたことについて問われ(中略)「野党の質問のせいにするのは全く筋違いだ」と批判。2023年6月20日の衆院議運理事会で「すみやかな質問通告に努める」としているが、「2日前という通告ルールは事実と違う」と指摘しました。
さらに、7日の衆院予算委開催が決まったのは(ボーガス注:2日前の事前通告など不可能な)5日だったとして、突然の委員会設定を押しつける政府・与党の国会運営を批判。
というのは全くその通りで、この問題では国会質問の事前通告をめぐる自民党から野党へのデマ攻撃に対して、野党側は事実をもって抗議し、訂正とお詫びを求めるべき。 @CDP2017 #立憲ボイス - 村野瀬玲奈の秘書課広報室も指摘するように「与党の筋違いな言いがかり」を野党各党は厳しく批判すべきです。
なお、国光はその後
午前3時勉強会が発端で…「野党の質問通告は遅い」と外務副大臣投稿、一転「事実誤認」と注意受ける : 読売新聞
国光外務副大臣、事実誤認と陳謝 「質問通告遅い」投稿、野党抗議:時事ドットコム
「特に野党の質問通告遅いから」は事実誤認 国光外務副大臣を木原官房長官が注意 高市総理の未明の国会答弁準備めぐり | TBS CROSS DIG with Bloomberg
(いずれも2025.11.10)等が報じるように発言撤回に追い込まれています。
三重県庁トイレ 生理用品を設置/共産党県議が提起・発信 パネル展示も | しんぶん赤旗|日本共産党
三重県は10日から、県庁内トイレへの生理用品設置を始めました。
日本共産党の吉田紋華県議がSNSで問題提起する投稿をしたことがきっかけとなり、(中略)6月の吉田氏の一般質問に対して一見勝之*2知事が実施を表明していたものです。
吉田氏が3月に「トイレットペーパーみたいに生理用ナプキンをどこでも置いてほしい」というSNS投稿が議論を巻き起こし、多くの共感が示される一方で8000件近くの殺害予告や誹謗中傷も受けました。
6月の一般質問では、盗難などを理由に生理用品が公共施設のトイレに置かれていない現状について問う吉田氏の質問に対し、知事は「県庁トイレで試行的に、生理用品配布を実行したい。仮に多くの人が(生理用品を)持っていくとしても、困っている人が持っていくなら是とすべきだ」と答弁しました。
オール相乗り(自民、公明、立民、国民民主)の一見知事ですが「他の件はともかく」、この件については「思惑が何であれ」、また同じジェンダー問題でも「夫婦別姓」「同性婚合法化」等に比べれば「生理用品の設置」はそれほど「イデオロギー色」が強いわけではなく、「一部の非常識ウヨ」を除いて右派の反発も少ないとは言え、吉田県議の提案に応じたことは高く評価したい。
そして今日のしんぶん赤旗ニュース(2025年4/2日分)(副題:吉田県議への殺害予告ほか、紙屋と松竹に今日も悪口する)(追記あり) - bogus-simotukareのブログ、改めて吉田県議脅迫について:そして『脅迫事件に無関心な紙屋と松竹』に悪口し、『脅迫者を非難する高知東生』を讃える(2025年4月9日) - bogus-simotukareのブログでも批判しましたが、この件で、「吉田県議を脅迫したバカ共」には「一見知事」をどう思うか、問い詰めたい。
どうせ「女性差別と反共主義」での吉田脅迫(実際には生理用品設置への反発ではない)でしょうから、「男性の保守系知事」一見氏には何も言わないでしょうが。
まあ、生理用品設置に反発して「一見批判する場合」も愚劣ですが。
そして改めて吉田県議脅迫について:そして『脅迫事件に無関心な紙屋と松竹』に悪口し、『脅迫者を非難する高知東生』を讃える(2025年4月9日) - bogus-simotukareのブログでも触れましたが
1)共産党所属議員が脅迫を受けてる(そして紙屋や松竹は「今でも除名無効裁判での勝利による復党を希望してる、党を愛してる」と自称)
2)同様の脅迫で兵庫県では竹内元県議が自殺している(つまり共産だけの問題ではない)
3)吉田県議への行為はいわゆる「ミソジニー(女性嫌悪)」「マノススフィア*3(反フェミニズム、男性至上主義の一種)」という意味でも「共産だけの問題ではない」
のに「俺の見落とし」でなければ*4「吉田県議脅迫」について
・共産党を愛する人間として「党所属議員」吉田氏への脅迫は許せない。
・そもそも「竹内元兵庫県議」自殺(吉田氏同様の脅迫を苦にし自殺)やいわゆる「ミソジニー犯罪(女性嫌悪による犯罪)」を考えれば「吉田脅迫」は共産だけの問題ではない。幅広い批判が必要
等の言及を何一つしなかった紙屋や松竹には
・党所属議員(吉田氏)が脅迫されても何もコメントしない、お前ら(紙屋や松竹)の何処が党を愛してるんや?。それは党に無関心か、党に敵対する人間の態度やろ。
・「吉田氏に対する脅迫」と同様の脅迫を苦にして竹内元兵庫県議が自殺した時点で、この問題は「共産限定、吉田限定、三重県限定」問題じゃなくなったろ。それなのに何一つ言及しないとか、お前ら(紙屋や松竹)、どんだけ政治センスねえんだよ
・つうか、「俺の見落とし」でなければ竹内元県議自殺を招いた「NHK党の立花」が逮捕された件についても自ブログでも、Xでも何一つ触れないとか、お前ら(紙屋や松竹)、どんだけ政治センスねえんだよ。
お前ら(紙屋や松竹)は、「おまえらが憎悪する」共産への悪口雑言ばかりじゃん。「吉田県議脅迫」「竹内元県議自殺(NHK党・立花による誹謗中傷)」に限らず日本の政治や社会問題について幅広く取り上げることなんか全くしてないじゃん。そんなことだからお前ら(紙屋や松竹)は「お前ら(紙屋や松竹)と同様に党を恨む反党分子(いわゆる類友)」以外には支持されないんだよ。お前ら(紙屋や松竹)のバカさ、ゲスさには心底呆れるわ。
と改めて呆れます(コメント欄でもnordhausenさんに、「紙屋や松竹への俺の批判(共産への非難ばかりでそれ以外の『日本の政治、社会問題』に異常なまでに無関心)」について、「細部はともかく」大筋では賛同いただきましたが)。
特に紙屋に至っては過去に
「福岡民報」2021年7月号に「マンガから見えるジェンダー」3回目 - 紙屋研究所
紙屋による「マンガから見えるジェンダー」論。
取り上げられた漫画は、
【1】いずれも登場人物が男性同性愛者(ゲイ)である、よしながふみの『1限目はやる気の民法』、『きのう何食べた?(テレビ東京でドラマ化)』
【2】フジテレビでドラマ化されたよしながふみの『大奥』
瀧波ユカリ『わたしたちは無痛恋愛がしたい』4 - 紙屋研究所2023.10.31
瀧波ユカリ『わたしたちは無痛恋愛がしたい』5・6 - 紙屋研究所2024.12.2
『瀧波漫画に描かれた、男性による女性恋人への酷いDV、モラハラ(モラルハラスメント)から、「福岡県党による私へのパワハラ」を連想した』などの「党への当てこすり」がかなり多いが、DV問題
桐野夏生『燕は戻ってこない』 - 紙屋研究所2024.6.30
桐野小説は「代理母問題」がテーマ。ちなみにNHKでドラマ化。代理母を石橋静河(父は俳優の石橋凌、母も俳優の原田美枝子という二世芸能人)が、代理母を依頼する夫婦を稲垣吾郎と内田有紀が演じた。
江森百花・川崎莉音『なぜ地方女子は東大を目指さないのか』 - 紙屋研究所2025.2.27
女子高校生の『地元大学以外への進学が少ない』問題
→なお、「女子高校生の大学進学」自体が、昔に比べれば増えたとは言え、未だに「男子高校生の大学進学」に比べ少ないが特に「地元大学以外への進学」が少ない。
女子高校生の「地元大学以外への進学」が少ない話の例としては、別に高市(奈良出身)を「苦労人」としてブラボーする気もない(むしろ共産支持者として、極右の高市は大嫌い、早く退陣してほしい)が、『早稲田大学や慶應義塾大学(都内)』に合格しながら「都内の大学に行く費用まで負担する気はない」と親に言われ、奈良に近い神戸大学(兵庫県)に進学したという高市*5(高市早苗 - Wikipedia参照)もその一例
等、ジェンダー問題を自ブログで取り上げてフェミニストぶってる*6から「党所属議員に対するミソジニー行為をきちんと批判しない奴がフェミぶったり、『今でも党を愛してる』と虚言吐いたりするんじゃねえよ。本当にお前(紙屋)は『低劣な人格』『見下げ果てたゲス』だな。そんなゲスい人間性だからコアな紙屋シンパ以外には相手にされねえんだよ。俺もお前なんか『党支持者なら厳しく批判すべき反党分子(裏切り者)』としか思ってないしな」と心底呆れます。
つうか俺が「神谷や松竹の立場」なら「俺は今でも党を愛してる」「私(紙屋)はDV問題がテーマのフェミ漫画『わたしたちは無痛恋愛がしたい』(瀧波ユカリ)を取り上げてフェミぶってるだけの姑息なせこいオッサンではなく真面目にフェミ問題(女性問題、ジェンダー問題)を考えてる」という「アリバイ作り(偽装行為)」のために「吉田脅迫を許せない」「吉田脅迫は明らかにミソジニー犯罪であり、フェミとして許せない」等とコメントしますけどね。
吉田県議脅迫問題についてコメントしないことで「党に悪口したいだけの反党分子」と言う正体を露呈する「わかりやすいバカ」の紙屋や松竹です。
「いわゆる有名大学卒(松竹が一橋大、紙屋が京都大)なのにお粗末な奴らだ」と苦笑します。
まあ、この二人が「わかりやすいバカ」だからこそ俺も批判しやすい。俺同様に紙屋や松竹を「党に悪口したいだけの、低劣な人格の反党分子」と低評価する人間が多いからこそ紙屋、松竹への支持も広がらないのでしょう。
*1:勿論俺は間違ってると思いますが
*2:元運輸官僚。国交省中部運輸局自動車交通部長、国交省総合政策局貨物流通施設課長、自動車交通局貨物課長、航空局空港部空港政策課長、海上保安庁総務部長、次長、国交省自動車局長等を歴任。2021年に退官し、自民、公明、立民、国民民主から推薦を得て、三重県知事選に出馬し、共産候補(元三重県議)等を破り当選
*3:マノスフィアについては新刊紹介:「前衛」2025年12月号 - bogus-simotukareのブログで◆ジェンダー覚書 “The personal is political”「マノスフィア:国連ウィメンの警鐘」(藤田文)に触れました
*4:見落としではないと思いますが、仮に見落としだとしても「紙屋や松竹が何度も吉田脅迫問題についてXやブログで言及したのに俺が見落とした」と言う「俺がお粗末」な話ではなくそもそも「除名問題での党非難」等に比べたら「ほとんど言及してない」と思います。
*5:レーガンがアルツハイマーになったことで、アルツハイマー治療への注目が高まったという米国同様、高市の進学エピソードで『女子高生の地元大学以外への進学が少ない』問題が少しでも注目されればいいのですが残念ながら「望み薄」でしょうか?。まあ、高市自身が「私は慶応大や早稲田大に行く選択肢を親に否定されて悔しかった。そんな女子高生を少しでも減らしたい」とか言ってないようですしね(所信表明演説ではそうした話は全くない)。