今日の産経ニュースほか(2025年12/1分)

台湾有事答弁「適切」55% 非核三原則、堅持46%・見直し39% - 日本経済新聞
1)「非核三原則」維持の方が一応多いとは言え「見直し」が無視できない数でいること
2)台湾有事発言を「容認または支持する」人間が多いことにはげんなりしますね。
 2)については、「発言内容をまともに理解してるのか?」「今更中国に屈服できるか、というくだらない感情論での支持や容認ではないのか?」と疑いますね。まあ、マスコミ(新聞はまだマシで酷いのはテレビ局)も中国非難ばかりで、発言の問題点について詳しく報じませんからね。


<主張>生活保護費 追加支給の確実な実行を 社説 - 産経ニュース
1)全額支給でないこと(理由をつけて最高裁判決を事実上無視してること)
2)裁判原告とそれ以外(裁判不参加者)について支給額に差があること
については産経ですら「合理性がない」と批判しています。俺も全く同感です。
 そもそも2)は「裁判不参加者」から「不当な差別」として提訴されかねないでしょうに、「前回訴訟してないから、どんなことをしようとも裁判不参加者は今回も訴訟しないと舐めてるのか?」と疑いたくなります。


<産経抄>性教育の「はどめ規定」は必要だ - 産経ニュース

 小中高校の学習指導要領の10年に1度の改定期にあたり、教育内容への要望も多いが、中には首をひねる注文もある。先日は性教育に取り組む教員などでつくる実行委員会*1が、指導要領の「はどめ規定」撤廃を求める署名を文部科学省に提出したという。

 「純潔教育支持」産経らしいですが、俺はいわゆる「歯止め規定*2」はなくすべきだと思います。後で紹介する赤旗や産経の記事を読めば俺の「廃止支持」の理由は自ずと分かると思うので「屋上屋を架したくない(ボキャ貧の俺が無駄な説明をしたくない)」ので詳しい説明はしません(なお、「俺の支持政党」共産も「規定廃止」の立場。一方、「神社本庁」「統一協会」など「純潔教育支持」の宗教右派は「規定維持」の立場)。
 これについては以下を紹介しておきます。

赤旗主張/「はどめ規定」の撤廃/科学と人権の性教育いまこそ2025.9.26
 性教育における「はどめ規定」をなくすチャンスだと「“人間と性”教育研究協議会」のメンバーなどが撤廃を求める署名をスタートさせました。短期間で2万6千筆を超え、11月中に文科省に提出される予定です。
 性と生殖に関する健康と権利を推進する若者団体「#なんでないのプロジェクト*3」は、(中略)「はどめ規定」廃止を求める提言書を政府に提出しています。

「はどめ規定」の撤廃を/吉良氏、学校での性教育求める/参院文科委 | しんぶん赤旗|日本共産党2025.12.5
 日本共産党の吉良よし子議員は4日の参院文教科学委員会で、子どもたちを性犯罪から守り加害者にさせないための性教育を学校現場で行えるよう「はどめ規定」の撤廃を求めました。
 吉良氏は、(ボーガス注:学校での性教育が)進まない背景に、中学校保健の学習指導要領に「妊娠の経過は取り扱わない」とする「はどめ規定」があると指摘。
 吉良氏は、「はどめ規定」がある一方で、保健体育の「性感染症の予防」について「コンドームを正しく使用することが有効」だと教えることになっているのは矛盾だと追及。「『妊娠に至る経過』である『性交』を一切教えず、性感染症や性暴力から守る知識を教えるのは非常に困難だ」と強調し、「はどめ規定」の撤廃を求めました。

「コンドームは指にするもの」中学生が誤解も 性交扱えない「はどめ規定」撤廃求め議論 - 産経ニュース篠原那美)2025.9.11
 文部科学省が定める「学習指導要領」の改定作業が進む中、小中学校の性教育で「性交」を扱ってはいけないと解釈されうる*4はどめ規定」の撤廃を求め、教員や専門家らでつくる団体が東京都内でシンポジウムを開催した。登壇者らは「はどめ規定があることで学校現場の萎縮を招く」とし「性暴力や予期せぬ妊娠などから子供を守るためにも、科学的な知識や人間関係の構築など幅広く扱う人権に根差した性教育が必要」と訴えた。
 シンポジウムは9月10日、教員や医師らが参加する「〝人間と性〟教育研究協議会(性教協」などが主催して行われた。
 教育評論家の尾木直樹さん、性教育の啓発活動に取り組むNPO法人ピルコン」代表の染矢明日香さん、元中学校教員の樋上典子さん*5、SRHR(性と生殖に関する健康と権利)の実現に向け活動している「#なんでないのプロジェクト」の福田和子さん*6が登壇者として招かれた。
 シンポジウムでは、「はどめ規定」が実際の教育現場でどのような影響を与えているのかを話し合った。
 樋上さんは、現在の中学校の保健体育の教科書を紹介し「性交渉で妊娠するという説明はなく、避妊や人工妊娠中絶の記載もない」と指摘。その一方で「コンドームが性感染症予防に有効だとは書かれているが、性交を教えずにどうやって子供は理解するのか」と疑問を投げかけた。
 樋上さんの授業を受けた生徒の中には「コンドームは(ボーガス注:男性のペニスではなく)指にはめるものだと思っていた」という感想が複数あったとし「正しい知識が伝わらなければ性感染症から身を守れない」と訴えた。
 また人工妊娠中絶件数が高校生で急増している実態を踏まえ「現状では高校2年で『避妊・中絶』を教えるが、高校に行かない人や途中でやめる人もいてそれでは遅い。義務教育である中3が最後のとりで」と力説した。
 外部講師として学校での性教育に携わる染矢さんは「学校からの依頼は『学習指導要領の内容に沿って』といわれるが、その中身は学校ごとに異なり、管理職の意向に左右される。言葉遣いも『性行為』でなく『性的接触』ならいいとか、性感染症予防の講演なのにコンドームのイラストは刺激になるから避けてほしいなど、子供たちに伝えたい本質が伝わらない」と話した。
 司会進行を務めた福田さんも「性教育にアクセスできる権利が人によって状況が違うというのは人権侵害だと感じる。その要因の一つが『はどめ規定』ではないか」と話した。
 性教協などは、「はどめ規定」撤廃を求めるオンライン署名も行っている。

 産経抄(歯止め規定に肯定的)と「コンドームは指にするもの」中学生が誤解も 性交扱えない「はどめ規定」撤廃求め議論 - 産経ニュース(歯止め規定に批判的)で「歯止め規定」への評価が明らかに違うことが興味深い。篠原那美記者は「産経には珍しいまともな記者(『きれいなジャイアン*7』ならぬ、いわゆる『きれいな産経』)」なのかもしれません。

自治体の朝鮮学校補助金「透明性確保を」 5年度は1億9千万円超 松本洋平文科相 - 産経ニュース
記者
 小中高校の学習指導要領の改定に向け、「妊娠の経過は取り扱わない」などと性教育に歯止めをかけている規定(いわゆる「歯止め規定」)の撤廃を求める声がある
大臣
「学習指導要領の改定について中央教育審議会で議論をいただいているので、子供が正しく理解し適切な行動を取れるように対応していく」

 撤廃するとも維持するとも言わずに逃げている点が興味深い。

*1:主張/「はどめ規定」の撤廃/科学と人権の性教育いまこそ「コンドームは指にするもの」中学生が誤解も 性交扱えない「はどめ規定」撤廃求め議論 - 産経ニュースが紹介している「〝人間と性〟教育研究協議会(性教協」のこと(公式サイト"人間と性"教育研究協議会/Seikyokyo)。署名提出については例えば性教育歯止め規定、撤廃求め署名提出 性教協 | 毎日新聞(2025.11.28)参照

*2:例えば主張/「はどめ規定」の撤廃/科学と人権の性教育いまこそ「コンドームは指にするもの」中学生が誤解も 性交扱えない「はどめ規定」撤廃求め議論 - 産経ニュースは「はどめ」とひらがな表記ですが、1)ひらがなで書く意味が不明、2)性教育歯止め規定、撤廃求め署名提出 性教協 | 毎日新聞は「歯止め」表記なので、俺は「歯止め」と漢字表記しました。俺も共産支持者ですが、「党外のソフト支持者」だし、この程度のことで「赤旗が『はどめ』とひらがな表記だからひらがな表記にする」ほど「党盲従(?)」ではありません。

*3:「なんでないのプロジェクト」が問題にしてる「欧米では既に実現してるのに日本では何でないのか?」は「堕胎の非犯罪化(日本では今も建前では堕胎は犯罪)」など「SRHR(性と生殖に関する健康と権利)」限定のようですが、勿論他にも「外国人地方参政権」「死刑廃止」「大学教育無償化」「同性婚合法化」なども「なんでないの?」でしょう。日本の人権問題での遅れを改めて痛感します。

*4:「扱ってはいけないと解釈されうる」であり「扱ってはいけない」と断言してない点に篠原記者の立ち位置(はどめ規定に否定的で、この規定をできる限り縮小解釈したい)が見える気がします。

*5:著書『学校では教えてくれない性の話:みんなでひらく包括的性教育のとびら』(2024年、皓星社)等

*6:松山ホステス殺害事件 - Wikipediaの犯人と同姓同名でぎょっとしますが、犯人の方は「2005年3月10日、和歌山刑務所で服役中に病死してます(福田和子 - Wikipedia参照)」ので勿論別人です。

*7:「きれいなジャイアン」については例えばきれいなジャイアン (きれいなじゃいあん)とは【ピクシブ百科事典】伝説のきれいなジャイアン登場『きこりの泉』/ドラえもんミニ考察②|藤子Fノート参照