無能な俺でも紹介できる範囲で紹介しておきます。
◆対談「高市暴走政権の危険と脆さ:断固対決する日本共産党国会議員団」(塩川鉄也*1、山添拓*2)
(内容紹介)
「労働時間の規制緩和検討」「OTC医薬品の保険適用廃止方針など(社会保障の削減)」など「新自由主義的な面」への批判もあるが、「大軍拡」「スパイ防止法、国旗損壊罪制定主張」「台湾有事発言」「非核三原則見直し」など「極右的な面」を中心に危険性を指摘。
但し、高市政権は未だ高い支持率とはいえ、「自民、維新の政党支持率は必ずしも高くないこと」「個々の政策については必ずしも支持されてないこと(支持は専ら、積極経済施策への期待感とみられること:但し、経済施策は未だ具体的とは言えない)」を「もろさ」として指摘。高市政権の危険性、問題点を強く訴えることで、「悪政の阻止」と早期退陣を目指すとしている。
◆憲法と日米同盟の衝突 高市政権の危険性と矛盾(竹下岳*3)
(内容紹介)
「台湾有事発言」「非核三原則見直し」「大軍拡」「安保三文書改定方針」など安保面での高市政権の危険性が論じられていますが小生の無能のため詳細な紹介は省略します。
参考
核持ち込み 事実上容認/木原官房長官 | しんぶん赤旗|日本共産党2025.11.13
自民が安保3文書改定着手/安保法制の廃止必要/田村委員長会見 | しんぶん赤旗|日本共産党2025.11.21
主張/非核三原則見直し/日本を核戦争の足場にするな | しんぶん赤旗|日本共産党2025.11.22
「台湾有事」想定した軍備強化批判/赤嶺氏「憲法9条に基づく外交努力を」/衆院憲法審 | しんぶん赤旗|日本共産党2025.12.5
軍拡増税に断固反対/山添政策委員長が会見 | しんぶん赤旗|日本共産党2025.12.6
◆経済安保の名を借りた対米従属の深化 産業も主権も空洞化(金子豊弘*4)
(内容紹介)
経済安保を口実とした「米国投資計画への日本の参加」を「対米従属の深化」として批判していますが、小生の無能のため詳細な紹介は省略します。
参考
赤旗平和・暮らし・経済に重大な危険/日米首脳会談 小池書記局長が会見2025.10.29
両氏が5500億ドル(約80兆円)もの巨額の対米投資を履行する文書に署名したが、日本には投資先候補を決定する権限がなく、日本側が採算を見込める案件が選ばれる保証はなく、資金提供を拒否することも極めて困難だと指摘。政府系金融は国債と税金など公的資金で支えられており、巨額のリスクを日本国民がかぶる恐れがあるとし、「不平等な取り決めは撤回すべきだ」と強調しました。
◆女性支援法施行1年半、現状と今後の課題(倉林明子*5)
(内容紹介)
倉林氏からは主として1)すべての市区町村(都道府県は策定義務だが、市区町村は努力義務のため作成していないところが多い)での「女性支援計画の作成」、2)女性相談支援員の増員、3)女性相談支援員の待遇改善(非正規雇用から正規雇用への転換など)、4)女性相談支援員への研修の充実(以上は、当然ながら「後で紹介する記事」の指摘とかなりかぶります)などが課題として主張されます。
なお、「女性支援法制定」時から以下の通り、倉林氏は同様の主張をしてきました。
女性支援予算 拡充を/法施行に伴い倉林氏要求/参院厚労委2024.6.4
なお「女性支援法施行」とは直接関係ないですが、倉林氏は論文において「ジェンダー平等の進展」「女性の困難の解消」として
1)売春防止法の改正(買春側を処罰する規定の新設)
これについては例えば、赤旗買春者を処罰対象に/売春防止法 本村議員要求/衆院法務委 | しんぶん赤旗|日本共産党(2025.11.27)参照
2)国連女性差別撤廃委員会の勧告意見に従い「夫婦別姓」「中絶における配偶者同意要件(母体保護法)の撤廃」などに踏み出すこと
を主張しています。
1)については倉林氏も指摘しています(つまり倉林論文は11/11の高市答弁以降に書かれている)が
高市首相が「検討」指示した売春防止法 遊郭から続く性売買の歴史 [高市早苗首相 自民党総裁]:朝日新聞2025.11.15
高市早苗首相が11日の衆院予算委員会で、売春防止法の規制のあり方の検討を法相に指示した。これまで罪に問われなかった買春行為について検討されることになる。
ということで今後の動向が注目されます。
なお、
「買春は性暴力」 法制化に踏み切ったフランスの現状と見えてきた課題(2025.10.15)
(ひと)モード・オリビエさん フランスの「買春処罰法」制定に尽力した元国会議員:朝日新聞(2025.11.25)
等で分かりますがフランスなど既に買春処罰に踏み切った国が海外にはあります。
参考
少女支援、排除でなく伴走―党国会議員団がColaboの仁藤代表と懇談、夜の歌舞伎町調査 | 堀川あきこ|日本共産党衆議院議員2025.9.14
日本共産党の国会議員とジェンダー平等委員会はこのほど、東京都新宿区歌舞伎町を中心に、「夜の街歩きスタディーツアー」(主催=一般社団法人Colabo〈コラボ〉)に参加し、仁藤夢乃*6代表と懇談しました。
仁藤代表は、コロナ禍後、貧困が深刻化し、性売買業者の動きが活発化していると述べました。女性支援法やAV新法、悪質ホストの取り締まり強化を目的とした風俗営業法改正が施行されたものの、少女たちをとりまく状況は悪化していると指摘。国や自治体が少女らの人権を守り、性搾取をなくすとりくみを本気で強化すべきだと強調しました。
相談員拡充、基本計画策定を 「困難女性支援法」施行から1年(共同通信) - Yahoo!ニュース2025.4.3
性被害や生活困窮などに直面した女性を対象とした「困難女性支援法」施行から1年となったことを受け、市民団体「多摩で女性支援法を活かす会」が3日、都庁で記者会見し、自治体に対し相談支援員の拡充や、基本計画の策定を求めた。
2024年4月1日施行の支援法は、女性支援を自治体の責務と明記。都道府県は基本計画の策定が義務付けられ、市町村も努力義務とした。
活かす会などが2024年夏、都内の49自治体を調べたところ、支援法の理念が十分に浸透しておらず、基本計画の策定が進んでいないところが多くあったという。
女性の困難はDV、家族関係の破綻など多様化、複雑化しており、相談員とさまざまな部署の連携が必要だ。しかし、支援法に関する研修を行っている自治体は少なかったとしている。活かす会のメンバーは「相談がたらい回しにされ、問題解決に至らないこともある」と話した。
女性支援もっと身近に 法施行1年でシンポジウム - 福祉新聞Web2025.4.29
都内26市と23区の実態を都内の議員が2024年夏に調べたところ、女性相談支援員の配置人数にも大きな格差があることなどが分かった。
例えば、港区は女性人口約14万人に対して女性相談支援員12人を配置。板橋区は女性人口約30万人に対し女性相談支援員は3人で、支援員1人当たりの女性人口は港区の約8倍に当たる。調査した議員は「国は早急に適正な配置基準を示すべきだ」と訴えた。
実施報告:シンポジウム『女性支援法施行から1年~支援現場&自治体は変わったか?』|女性支援法を活かす会2025.6.27
・基調講演「女性支援法制定の意義を問う:支援現場と自治体に求められるもの」(お茶の水女子大学名誉教授・戒能民江氏*7)
女性支援法制定から1年が経った現在、現場の課題もまた、指摘されました。この後の都内26市町村・23区の調査結果報告内でも言及されるように、女性支援法の施行を受けてもなお、DV基本計画に少し手を加えた程度の計画策定にとどまっている自治体が少なくありません。
戒能氏は、女性支援法で(ボーガス注:女性支援計画の作成が)「努力義務」として定められていても、”任意”として理解するのではなく、「(ボーガス注:作成に)努力しなさい」というメッセージが込められた”義務”であることを理解するべき、と強く訴えました。
・都内26市町村・23区 調査結果報告(小金井市議・片山かおる氏、世田谷区議・おのみずき氏)
次に、『困難を抱える女性への支援に関する調査』に関する結果報告が実施されました。
【小金井市議・片山かおる氏】
まず本調査では、女性相談支援員の雇用環境に関する回答に「非公開」が多いことが指摘されました。女性支援=DV被害者支援として位置づけられていることが多く、女性支援そのものが「情報の秘匿」対象としてみなされているのではないかとして、その閉鎖性が批判されます。
また、そもそも「女性支援法」に対する各市町村の理解が乏しいために、これまでの男女平等施策・DV被害者支援に対する少しの付随をもって、女性支援として位置づけている状況が散見されました。なぜ2024年に「女性支援法」が施行されたのか、その意義を理解しながら現場での実践に活かすことができるよう、”義務”として理解を深める必要があるのではないでしょうか。
こうした現場での実践を考える上では、庁内での「女性支援法」の周知と各自治体との連携状況の再検討、ならびに理解を促進させうるような研修の実施が求められます。とりわけ、女性相談支援員に関しては官民を超えた庁内外の関係機関部署との連携協働を図るコーディネーターの役割を担う立場にあるため、その専門性が保たれるよう、充実した研修や適正な配置基準の設置、雇用形態の見直し等が求められます。
【世田谷区議・おのみずき氏】
23区調査報告においてもまず、各区が従来の体制を踏襲し、最低限のリソースで対応しようとしている姿勢が指摘されました。
しかし、2024年度中には台東区、豊島区、練馬区では新たに基本計画が策定されており、そこでは女性相談支援員の増員や支援調整会議の設置、相談機能の拡充等、具体的な計画が含まれていること、それによって2025年度予算への反映も確認されたことは評価できます。基本計画の策定を検討中もしくは未策定の多くの区については、議論の加速化と基本計画の早期策定を行っていくことが求められます。
また、女性相談支援員の配置が市区町村ごとでかなり差があることが明らかになっています。今後、配置基準が設けられることにより、現況の改善に期待したいところです。
加えて、官民協働に向けた関係性の見直しについても指摘されており、人員体制も財政基盤も脆弱な民間団体の善意へ”タダ乗り(free-ride)”するような非対称的な実態*8が批判されました。
パネルディスカッション「あらためて問う、女性支援法の意義~女性支援法を身近なものに~」
・吉田徳史氏(東京都国立市政策経営部市長室長)
地域に暮らす女性が困難を抱え、いざ「相談しよう!」となっても、相談窓口が明らかになっていないことが多いのではないか。たとえ、その地域で実施されている施策があったとしても、当事者視点で「どこにつながれば良いのか」わからない体制では、課題があると考える。
・遠藤良子 (NPO法人くにたち夢ファーム Jikka責任者)
当事者が実父からの暴力を訴えている場合に「通学はやめた方がいいよね」というような誘導を支援者からうけると、当事者は「はい、やめます」と答えてしまう。そうではなくて、手間はかかるかもしれないが、本人の将来のために通学はあきらめないというような支援をしている。これが当事者中心主義なのではないか。
◆長生炭鉱遺骨収容:問われる歴史に向き合わない日本政府の態度(本吉真希)
(内容紹介)
赤旗等の記事紹介で代替。
【赤旗】
主張/長生炭鉱朝鮮人犠牲/遺骨の韓国返還は政府の責任2025.8.22
長生炭鉱「人骨」の鑑定/日本政府の対応は急務2025.8.28
小池書記局長の会見/長生炭鉱人骨 国責任で収容に全力を2025.9.2
長生炭鉱 遺骨収容に国支援を/山口 田村貴昭・白川両氏が現地調査2025.9.17
【赤旗以外】
社説:長生炭鉱で遺骨発見 国の責任で調査と収容を | 毎日新聞2025.9.5
「長生炭鉱」遺骨調査に慎重、「安全観点で懸念」上野厚労相 民間が8月に一部人骨回収 - 産経ニュース2025.11.14
上野賢一郎厚生労働相は14日の記者会見で、昭和17年に山口県宇部市の海底炭鉱「長生炭鉱」で183人の炭鉱労働者が犠牲になった水没事故について、民間団体が求める遺骨調査のための国による坑道調査の実施に慎重な考えを示した。「潜水して調査発掘することは安全性の観点から懸念がある」と述べ、「調査の実務に照らしても、対応可能な範囲を超えているのではないか」と語った。
高市政権は「潜水夫の安全性」を口実にしてるだけではないか、実際は右翼として「戦前日本の植民地支配責任」に向き合いたくないだけではないのか?、との疑念を感じますね。
長生炭鉱の遺骨、身元確認に向け日韓の国会が協力へ 両国議連が声明:朝日新聞2025.11.16
与野党の国会議員でつくる日韓議員連盟と韓国の韓日議連が16日、ソウルで合同総会を開いた。戦時中に朝鮮半島出身者を含む183人が水没事故で亡くなった海底炭鉱「長生炭鉱」(山口県宇部市)をめぐり、見つかった遺骨の身元確認などに向けて両国会が積極的に関与することなどを盛り込んだ共同声明をまとめた。
私が一般質問で長生炭鉱の問題を取り上げたことを、しんぶん赤旗、山口新聞、宇部日報が報道しました « 日本共産党 山口県議会議員 藤本かずのり2025.12.4
韓国国会議長、長生炭鉱の調査で日本に協力要請 駐韓日本大使と面会 - 日本経済新聞2025.12.8
韓国の禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長と水嶋光一*9駐韓日本大使は8日、韓国の国会内で会談した。禹氏は戦時中に朝鮮半島出身者が多数死亡した山口県宇部市の海底炭鉱「長生炭鉱」の調査を巡り日本政府に協力を要請した。
◆大阪・関西万博からIRカジノへ:大阪維新政治の内実を問う(上)(桜田照雄*10)
(内容紹介)
関西万博とIR計画が批判されていますが、小生の無能のため詳細な紹介は省略します。
参考
【IR計画】
2025焦点・論点/大阪カジノ止める訴訟の到達点/原告側弁護団長 長野真一郎さん/市が関与の土地鑑定談合を解明 市民の運動と一体 開設阻む力に2025.8.24
Q
「“格安賃料”とは、どれほど安いのですか。」
A
「市はカジノ用地49万平方メートルの賃料を月額約2億1千万円としています。ところが、原告らの依頼で不動産鑑定評価の専門家が適正な価格を算定したところ、2倍以上の価値がありました。土地の賃料に置き換えると、月額約2億6千万円も安く契約していたのです。 一つ目の訴訟(23年4月提訴)は、違法な格安賃料で市有地を貸すことを差し止める裁判です。二つ目の訴訟(24年12月提訴)は、格安での貸与を強引に進めた松井一郎前市長など関係者の責任を問う裁判です。33年にわたる損失の総額として約1044億円の賠償を求めています。出発点は、市が依頼した鑑定業者4社のうち3社の評価額が示した異常な「一致」でした。(表)
これは「しんぶん赤旗」日曜版の報道(22年10月2日号)で明らかになり、「朝日」も「大阪・夢洲IR予定地で『奇跡』の一致 土地も賃料も評価額が同じ」(23年2月1日付)と報じました。
大阪市は「結果的に一致した」と主張しますが、実際は“市が関与した鑑定談合”だと裁判のなかで明らかになりました。市の担当職員がメールで鑑定中の業者に「土地価格12万円/㎡」と伝え、業者4社中3社がその金額通りに評価していました。市の提示額にそろえるために鑑定業者がわざと賃料を引き下げたことも明らかにできました。カジノ営業に使う駅前一等地の賃料を算定するはずが、より収益力の低い郊外型ショッピングモールを建てる土地として格安に算定していたのです。」
維新の行為は「刑法の背任罪」も成立するのではないか?
【関西万博】
赤旗カジノと一体・危険な夢洲 ゆがみ・破たん露呈/関西万博きょう閉幕2025.10.13
入場券収入などで賄う運営費は230億円から280億円の黒字としていますが、警備費(約255億円)や途上国出展支援(約240億円)などが国費負担へと切り離されており、これがなければ大赤字です。
閉幕前の来場者急増で「万博成功」が叫ばれる中、放置されているのが、元請けなどから建設費が未払いになっている下請け事業者です。被害業者は責任の追及とともに立て替えや無利子融資を求めていますが、吉村洋文大阪府知事と国・協会等は「民民の問題」「契約当事者でないのでカネを出すことはない」と拒否。無法な事業者を監督する責任も、万博を公正に運営する責任も投げ捨てています。
万博の”黒字200億円超”の見方 黒字はあくまで『運営費』会場建設費は当初の約2倍 ではどう活用する?「工事費”未払い”が少なくとも5億円以上」法律がないのがハードルか 誘致段階から取材続ける記者が解説 | 特集 | MBSニュース2025.10.11
大阪・関西万博の閉幕が迫る中、博覧会協会は万博運営費について、最大280億円の黒字が見込まれると明らかにしました。入場チケットや公式ライセンス商品の売上が好調なことが理由だといいます。
大幅な黒字の達成、ただこの数字だけで単純に成果を判断できない事情がありそうです。誘致段階の2017年から継続的に大阪・関西万博を取材している前行政キャップ・清水貴太記者が解説します。
・「黒字200億円超」は本当に黒字か
10月7日に博覧会協会が発表した内訳(見込み)は…
【収入】1389億円 入場券売上:1169億円(+200億円) その他:220億円(+30億円)
【支出】運営費1110億円(-50億円)
→230億円~280億円の黒字が出る見通し。
万博では運営費以外にもお金がかかっています。例えば、大屋根リングなど会場建設費の予算が2350億円(※国・大阪府市・経済界 当初計画の1.9倍)、要人警護など警備費が250億円(※国)です。
運営費が黒字でも、それ以外にこうしたお金がかかっていることを知っておく必要があります。(ボーガス注:つまり国から警備費、建設費等が支出されす、すべて大阪府市、大阪財界で収入を賄った場合、赤字になった可能性がある)
では、少なく見積もっても200億円ほどは使えるとみられる黒字分を、どう活用していくべきなのでしょうか。
吉村知事は7日、大屋根リングを残すうえでの改修費用や維持管理費用に運営費の黒字分を充てるべきだと提言しています。
保存にかかる費用は大屋根リングの残し方によっても変わってきます。
・“工事費未払い問題”に充てられないのか?
一方で、万博をめぐっては海外パビリオンの建設工事費の未払いが問題となっています。運営費の黒字分でこうした“未払い”を救うことはできないのでしょうか。
工事費については、11の海外パビリオンで30以上の建設業者が未払いを訴えていて、中には裁判に発展しているケースも。裁判の損害賠償の請求額などから見ると、未払いの金額は少なくとも5億円以上にのぼっているとみられます。
(清水記者)
「未払いを訴える業者の方は、皆さんが楽しんだお金が運営費の黒字分なのではないかと。その楽しんだ背景には、汗水たらして頑張った建設業者の人たちがいた。であれば、未払いで被害を訴えている業者さんに黒字分を補填してもいいんじゃないかと訴えています」
一方で、博覧会協会や経産省の幹部に取材すると、運営費の黒字分をそのまま未払い被害の業者に補填するのはなかなか難しいということです。
理由の一つは、博覧会協会と未払い被害を訴える業者が直接契約の関係にないこと。つまり、現時点で博覧会協会側にお金を支払う義務はありません。 また、運営費を未払い被害の業者に充てられる法律や法令はなく、根拠がないというのが協会側の意見です。
特集「動き出した学習指導要領改訂で問われていること(中)」
◆次期学習指導要領の論点を問う(上)(植田健男*11)
◆「資質・能力」規定と学力と人格の国家的目標管理体制:中教審の「論点整理」からうかがえる次期学習指導要領の危うさ(佐貫浩*12)
(内容紹介)
新刊紹介:「前衛」2025年12月号 - bogus-simotukareのブログで紹介した(上)の続き。
2030年度に施行予定の「改訂学習指導要領(現在は改訂準備作業中)」について、現時点での文科省の「改訂準備作業(中教審への諮問など)」が批判的に論じられていますが、小生の無能のため詳細な紹介は省略します。
特集「東日本大震災・福島原発事故から15年:福島からの報告」
◆県民切り捨ての「復興」で深刻化する課題:展望なき「原発回帰」ではなく原発ゼロ実現の道を(佐藤恭子*13)
(内容紹介)
1)福島県と国が進めるいわゆる「福島・国際研究産業都市(福島イノベーション・コースト)構想」が県民切り捨ての「復興」と批判されるとともに
2)国だけでなく福島県が原発再稼働に肯定的であること
が批判されていますが小生の無能のため詳細な紹介は省略します。
◆自民党政治は被災地でなにをやろうとしているか:「除染土」「除染なき避難解除」「放射線規制基準の緩和」をめぐって(町田和史*14)
(内容紹介)
副題で分かるように
1)「低濃度で健康被害の危険性が少ないと判断した除染土」の再利用(復興再生土と命名)
2)除染なき避難解除
3)放射線規制基準の緩和
が批判されていますが小生の無能のため詳細な紹介は省略します。
参考
低濃度の除染土、呼称は「復興再生土」 土木工事などに利用 - 日本経済新聞2025.9.22
環境省は22日、東京電力福島第1原子力発電所事故に伴って発生した除染土のうち、放射能濃度が低いものを「復興再生土」と呼ぶ方針を発表した。政府は低濃度除染土を土木工事などに用いることを目指しており、新しい呼び方によって国民の理解につなげる。
高市首相「復興再生土、線量が低いと広報したい」 東電福島第1原発を就任後初めて視察 - 産経ニュース2025.12.2
高市早苗首相は2日、福島県を訪れ、10月の就任後初めて東京電力福島第1原発を視察した。
これに先立ち、原発事故で発生した除染土の保管状況を確認するため、大熊町の中間貯蔵施設を訪問。政府は放射性物質濃度が比較的低い土を「復興再生土」と呼び、公共工事などで再利用する方針だ。首相は「復興再生土を活用することが大事だ。線量が低いと広報したい」と強調した。
高市支持者がこうした高市発言を知った上で「是非我が町でも復興再生土を引き受けたい」と思ってるかと言えば、多くの場合多分違うでしょうね。
◆釧路湿原メガソーラー計画への共同の取り組みと今後の課題(梅津則行*15、畠山和也*16)
(内容紹介)
ネット上の記事紹介で代替。
【赤旗】
釧路湿原メガソーラー規制を/環境省に岩渕・畠山氏2025.9.3
違反あれば中止できるように/釧路メガソーラー 党道議団が政府要請 | しんぶん赤旗|日本共産党2025.11.18
【赤旗以外】
「指導に従っていない」 北海道が釧路湿原メガソーラー事業者に文書で土壌調査求める - 産経ニュース2025.11.13
北海道・釧路湿原国立公園周辺の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設工事を巡り、北海道は13日、事業者「日本エコロジー」(大阪市中央区)に対して、土壌調査の実施と結果報告を速やかに行うよう文書で行政指導した。土壌採取には道職員が立ち会うとし、20日までに調査スケジュールを提出するよう求めた。既に口頭で土壌調査を求める行政指導を実施していたが、指導に従っていないとして対応を強めた。
加納孝之副知事が「再三の指導にもかかわらず、現段階で履行にいたっていない。指導に従っていないのはこれまで例のないことで極めて遺憾」と述べ、同社の松井政憲社長に文書を渡した。文書では調査結果が判明するまでは工事を再開しないよう指導。松井氏は「速やかに対応させていただきます」と応じた。
この工事を巡っては、土壌汚染対策法や盛土規制法上の届け出をせず、森林法で定められた知事の許可も得ずに着工していたことが発覚。同社は工事を中断し、道、釧路市との間で工事の進め方などについて協議してきた。
北海道、釧路メガソーラー事業者から土壌調査計画を受け取り - 日本経済新聞2025.12.4
北海道は4日、釧路湿原国立公園の周辺で大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設を計画している日本エコロジー(大阪市)に再提出を求めていた土壌調査の実施計画について、1日に同社から受け取ったと発表した。計画書によると同社は2026年1月13日に調査に着手し、2月上旬に完了させる見込みだ。
同社は10月、建設予定地の土壌汚染に関する調査結果を道に提出した。道は分析内容が不十分として再調査を求め、調査が終わるまで工事を再開しないよう指導してきた。
◆論点「八潮市での大規模道路陥没事故の社会的影響」(髙瀬康正)
(内容紹介)
八潮市での陥没事故について1)埼玉県や国による再発防止の下水道調査、2)埼玉県や国による周辺住民(例えば食堂だと客が来ないために収入減少)への経済補償が主張されています。
また、今後は下水道修理のような「老朽化インフラ」の整備に公共事業予算は使うべきで「リニア新幹線建設」などのビッグプロジェクトへの予算投資はすべきではないとしています。
参考
赤旗主張/道路の陥没事故/大型開発優先の抜本的転換を2025.2.13
自公政権は競争力・産業インフラ機能強化などとして不要不急の大型開発に巨額の予算を投入しています。
整備新幹線、高速道、空港建設が進められ、東京外環道(関越―東名)の建設費は20年には約2兆4千億円に膨張。国際コンテナ戦略港湾整備では24年1月までに1兆円近くが投入されています。
国民の安全・安心のため大規模開発・新規建設優先からインフラの維持・更新、防災・減災優先に根本的に切り替えることが不可欠です。
赤旗主張/八潮市事故7カ月/今こそ下水道政策の大転換を2025.9.4
事故を受けて問われたことの一つは、下水道などインフラの維持管理、修繕等を担う地方自治体の技術職員の不足です。技術職員のうち、下水道部署正規職員数は、1997年の約2万6400人をピークに減り続け、2022年には約1万8300人にまで減少しました。技術職員が1人もいない自治体は、440(25%)にも上ります。「定員管理」の名のもとに国が旗を振ってきた自治体リストラによるものですが、政府にその反省はありません。
持続可能な下水道事業を展望したとき、自治体の技術職員の抜本的増員は不可欠です。
国はインフラ老朽化対策を公共事業の最優先に位置付け、地方自治体の技術職員確保のための財政的支援にも乗り出すべきです。下水道を含む基礎的なインフラの維持管理・更新等は、国負担にするなど大胆な見直しが必要です。
◆暮らしの焦点「陸奥湾ホタテ養殖の危機を打開し、持続可能な産業へ」(よしまた洋*17)
(内容紹介)
赤旗の記事紹介で代替。
赤旗
ホタテ大量死 緊急支援を/党青森県議団など水産庁要請/岩渕・高橋氏が同席2025.10.16
漁業者の生活支える支援を/党青森県議団・高橋氏ら/ホタテ問題で県水産局長らと懇談2025.10.28
メディア時評
◆テレビ『N党党首逮捕と『報道特集』』(沢木啓三)
(内容紹介)
兵庫県知事選でのNHK党党首「立花」のいわゆる「二馬力選挙」を批判的に報じたTBS「報道特集」の批判報道を高く評価しているとともに、TBS以外のテレビ局(日本テレビ、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京等)にも同様の調査報道を求めている。
参考
立花孝志容疑者を逮捕 苦悩と葛藤を抱えた妻の闘い、死後の名誉毀損でも 刑事告訴の裏側【報道特集】 | TBS NEWS DIG (1ページ)2025.11.15
竹内英明・元兵庫県議に対する名誉毀損の疑いで、(ボーガス注:2025年11月9日に)NHK党の立花孝志容疑者が逮捕されました。背景には、竹内さんを亡くしたばかりの妻が行った刑事告訴がありました。おびただしい誹謗中傷を受け、苦悩と葛藤を抱えながらの日々を追いました。
立花容疑者の逮捕を受けて、今週、私たちは竹内英明・元県議の自宅を訪ねた。
竹内英明・元県議の妻
「大きく動きがあって、何よりでした」
この日の朝刊には、逮捕のニュースが大きく掲載されていた。
立花容疑者は、竹内さんを「斎藤を貶めた主犯格」と決めつけた動画を引用し、SNSに投稿。拡散させた。
立花容疑者の誤った情報*18がいわゆる「犬笛」となり、匿名の誹謗中傷はエスカレート。
ついには、竹内さんに直接電話やメールが届くようになり、実生活に影響が及ぶようになっていった。
斎藤知事の再選後も攻撃は収まる気配がなく、選挙の翌日、竹内さんは「家族を守らないといけない」と議員辞職した。
2025年1月18日、竹内さんは自宅で亡くなった。自殺だった。
亡くなった翌日のこの発言が、まさに逮捕容疑となった。
・立花孝志容疑者(1月19日・立花容疑者のYouTubeより※現在は削除)
「竹内元県会議員、どうも明日逮捕される予定だったそうです」
「明らかに犯罪をしていた可能性が高くて、警察に捕まるのが嫌で、自ら命を絶ったと考えるのが間違いない」
しかし、その後、兵庫県警のトップが県議会に出席。立花容疑者の発言を否定する異例の対応に出た。
・村井紀之・兵庫県警本部長(当時)(1月20日・兵庫県議会警察常任委のYouTubeより)
「(竹内元県議を)被疑者として任意の調べをしたこともありませんし、ましてや逮捕するという話は全くございません。全く事実無根でありまして、明白な虚偽がSNSで拡散されていることは、きわめて遺憾である」
6月、竹内さんの妻は夫への名誉毀損の疑いで立花容疑者を刑事告訴に踏み切った。背中を押したのが郷原信郎弁護士だった。
実は告訴期限は「その事実を知った日から6か月」とされている。
竹内氏の生前の名誉毀損発言は、昨年の12月13日、立花容疑者が立候補していた泉大津市長選挙の街頭演説だった。郷原弁護士から、6月13日には告訴期間が過ぎてしまうことを伝えられた竹内さんの妻は、悩みに悩んだ末、告訴を決断したのは期限直前だった。
6月末には、死者の名誉毀損についても追加の告訴状を兵庫県警に提出した。
立花容疑者に応援され当選した斎藤知事。逮捕については、「捜査中であるためコメントは差し控える」と言及を避け続けている。
14日、竹内さんの妻は東京を訪れていた。
・竹内英明・元県議の妻
「本当に皆様のおかげで、今日は良い報告が一つできる。石川さんがいなかったら、私も決心がつかなかった」
がんとの闘病の末、2025年9月に亡くなった石川知裕・元衆院議員を偲ぶ会に出席した。
竹内さんは石川・元議員の大学の後輩で、ともに議員になってからも連絡を取り合う仲だったという。刑事告訴に向けて妻の背中を押したのが、石川・元議員だった。
「報道特集」立花党首逮捕を特集、キャスターが斎藤知事批判「不作為。自ら何かをしようとしたんでしょうか?」 山本恵里伽アナ「多くの人に誹謗中傷と拡散の罪深さに気付いて」/芸能/デイリースポーツ online2025.11.15
15日のTBS「報道特集」では、NHK党・立花孝志党首の逮捕を特集した。
山本恵里伽*19キャスターは「誹謗中傷を受けた側というのは外に出ることも怖くなりますし、毎日何かに怯えながら生活することになってしまう。ひとりでも多くの人に誹謗中傷や、その拡散行為の罪深さに気が付いてほしいと感じます」と述べた。
日下部正樹*20キャスターは「VTRを見ていて感じたのは斎藤知事の不作為。当事者でありながらまるで他人事のような振る舞いをずっと続けてますよね。さまざまな局面で知事がリーダーシップを発揮していたら、いまある『県民の分断』ですとか『県政の停滞』に少しでも歯止めがかかったんじゃないかと思ってしまいます」と語った。
「報道特集」立花孝志容疑者逮捕を特集 斎藤元彦知事の「不作為」マスコミの「及び腰」も批判 - 社会 : 日刊スポーツ2025.11.16
TBS系報道番組「報道特集」(土曜午後5時半)は15日の放送で、「NHKから国民を守る党(NHK党)」の党首、立花孝志容疑者が、1月に死亡した元県議の竹内英明氏(当時50歳)への名誉毀損の疑いで逮捕された事件について特集した。
村瀬健介*21キャスターは「今回の事件では、攻撃の根拠が全くのデマでした。しかもそうしたデマによる攻撃で、人がいわばいじめ倒される様子が、コンテンツとなってネット上で消費されて、発信者たちの収益のもととなっている。こんな理不尽な攻撃の対象になることには、誰もが恐怖を抱くと思います」と私見を展開した。
村瀬氏はさらに「知事選直後に私がとりわけショックだったのは、社会の責任ある立場の人々が、この恐怖の前にどういう態度を取ったか、ということです。一部の政治家や、識者と呼ばれるような人々が、立花容疑者のデマに基づく言動を擁護するような態度を取ったことや、多くのマスメディアの報道姿勢が及び腰だったことには、暗い気持ちになりました」と問題提起。「竹内元県議のご遺族のような、いわば弱い立場の人が、あの恐怖に抗って行動を起こしたことを考えれば、私自身も含めて、社会の中で役割を果たすべき人々が、それをきちんと果たしたのか、問い直す必要があると思います」と自戒も込めて話した。
◆ジェンダー覚書 “The personal is political”「『講座・包括的性教育』に学ぶ」(中川葵)
(内容紹介)
『講座・包括的性教育』(2025年、明石書店、全5巻)の紹介がされていますが、小生の無能のため詳細な紹介は省略します。
文化の話題
◆演劇「劇団文化座『蛍の光、窓のイージス』」(寺田忠生)
(内容紹介)
ネット上の記事紹介で代替。
劇団文化座「蛍の光、窓のイージス」上演 畑澤作品「反省する人間の美」 | 毎日新聞2025.9.30
2019年3月。秋田のある私立高校の卒業生代表として、みやびは卒業式の答辞を書いた。文中には、学校近くに配備される計画のイージス・アショア(陸上配備型迎撃ミサイルシステム)*22への懸念が記されており、それを知った職員室は騒ぎになる。世論を二分する話題に触れれば、要らぬ波紋を呼ぶのではないのか。教師たちは右往左往する。
文化座『蛍の光、窓のイージス』@池袋あうるすぽっと - 中西理の下北沢通信2025.10.19
現役の高校教師でもある劇作家、畑澤聖悟*23(劇団「渡辺源四郎商店」主宰)による書下ろし新作である。
文化座の舞台を見たのは初めてだったのだが、同劇団の過去の経歴を確認してみると三好十郎原作『その人を知らず』『炎の人:ゴッホ小伝』、山代巴原作『荷車の歌』、長塚節原作『土』、山崎朋子原作『サンダカン八番娼館』などが代表的レパートリーと、この劇団はいわゆる新劇系の劇団にある翻訳劇中心のレパートリーとは一線を画し、日本の劇作家を重視する活動を続けてきたようだ。そういう中で演出西川信廣の意向もあってのことのようだが、畑澤作品が書下ろし新作を委嘱されたことに興味深く感じた。
地方在住(青森県)の小劇場系の劇作家でありながら、複数の劇団で上演されている代表作『親の顔が見たい』をはじめ、劇団民藝『カミサマの恋』『満天の桜』、劇団昴『猫の恋、昴は天にのぼりつめ』『イノセント・ピープル』、青年劇場『修学旅行』、文学座『逃げろ!芥川』など新劇系の劇団にとっても畑澤が重要な存在となっていることが、よりはっきりとしてきたからだ。
防衛問題のように政治的な立場の違いにより賛否がはっきりと分かれる問題については「戦争反対のプロパガンダ劇」となってしまう危険があり、この場合だとこの劇団の観劇層からすると『イージスアショア』配備反対の論調を支持する客層が支配的だと思われるが、『蛍の光、窓のイージス』の場合、生徒の卒業式での答辞にこの問題を入れることの是非と問題の所在を変更することで、単純な防衛政策の是非ではない問題群の議論の内容を移設していることに劇作家の仕掛けの巧妙さを感じた。
畑澤の作品には自らが現役の高校教諭であり、高校演劇の強豪、青森県立青森中央高校の指導教諭であることもあり、高校演劇コンクール向けに書き下ろした『修学旅行』『生徒総会』、学内のいじめ問題を取り上げた『親の顔が見たい』などビビッドかつリアルに高校生活を取り上げたものが多い。
具体的に言えば生徒の答辞のうち、『イージスアショア』の関連部分をカットしようと動く教員の動機の中にも『イージスアショア』配備自体に賛成という人もいれば、ここで答辞を読ませることで生徒が政治的な問題の矢面に立ち傷つくことを避けたいととの思いもある。あるいはもっといえば建前上は「生徒を守る」を前面に出しながらも、本音はことを荒立てることなく、無難にやりすごしたいということなかれ主義も垣間見える一方で一部の教員からは答辞のカットは終戦直後の教科書の墨塗りの歴史を彷彿とさせるところもあり、言論自由への侵害ではないかとの指摘*24も発言されたりもする。
最後に姿を現し、答辞をそのまま読むことを薦める理事長の母(佐々木愛*25)の存在がやや物語を終わらせるためのデウスエクスマキナ*26のように感じさせるところがあり、安易な結末とも思ったが、考えてみればこの答辞のことが報道された後、引き起こされる騒ぎの大きさも予想されるだけに「よかった。めでたし、めでたし」ではすまないエンディングなのかもしれない。
文化座『蛍の光、窓のイージス』 | 倉倉のくらくら2025.10.27
『答辞』問題は、理事長の母(佐々木愛)の一言により、そのまま読み上げることになり。
めでたしめでたし?
ただ、その『鶴の一声』によって、すべてが決定されてしまったことに、違和感が残りました。
◆スポーツ最前線「恐るべき欧米スポーツ賭博の実態」(和泉民郎)
(内容紹介)
NBAスター選手と監督やマフィアら数十人を逮捕 違法賭博の取り締まりで - BBCニュース2025.10.24
NBAは声明で、今回の起訴を精査しており、ロジアー選手とビラップス監督を即時休職にしたと説明。「疑惑は最大限深刻に受け止めており、試合の高潔性をこれまで通り最優先にしている」とした。
ロジアー選手は(ボーガス注:怪我を理由に)出場から9分で試合を退き、その結果、賭けの関係者は数万ドルの利益を得たという。
NBA選手や監督が不正なスポーツ賭博やポーカー、30人以上訴追対象…マフィア絡む組織的事件 : 読売新聞2025.10.24
違法な賭博行為に関与したとして、米連邦捜査局(FBI)などは23日、米プロバスケットボール協会(NBA)のマイアミ・ヒートに所属する現役選手、テリー・ロジエ被告(31)やポートランド・トレイルブレーザーズ監督のチョーンシー・ビラップス被告(49)らを逮捕、訴追したと発表した。マフィアも絡んだ組織的な事件で、訴追対象者は30人以上に上る。NBAは「引き続き関係当局に協力する」との声明を出した。
ロジエ被告は自身が試合で負傷退場する計画を共犯者に伝え、実際に退場することで賭けを的中させ、利益を得ていたとされる。
賭博で揺れる米スポーツ界、NBA選手が起訴 「日本の選手も危険」 - 日本経済新聞2025.11.8
スポーツ賭博が合法化された米国のスポーツ業界で、賭博に関わる選手の不正が相次ぐ。10、11月に米プロバスケットボールNBAと米大リーグの現役選手が不正操作に関わったとして立て続けに起訴された。日本も高校野球が賭けの対象になるなど対岸の火事ではなく、専門家は選手が危険にさらされると警鐘を鳴らす。
ドジャース戦でも不正か 大リーグの投手、野球賭博関連で訴追される:朝日新聞2025.11.11
米検察当局は9日、大リーグ「クリーブランド・ガーディアンズ*27」に所属するエマニュエル・クラセ(27)、ルイス・オルティス(26)の両投手をスポーツ賭博への不正関与やマネーロンダリング(資金洗浄)などの罪で訴追した。
2人はボール球や、約153キロより遅いといった具合に速度を一定以下に抑えた球を意図的に投げるなどして、共謀する賭博者らの賭けを的中させ、金銭的な見返りを得たとされる。ともに代理人を通じて無実を主張するが、大リーグ機構(MLB)から永久追放される可能性もある。
等と言った「欧米でのスポーツ賭博の問題点(西鉄ライオンズの永易将之など、永久追放者を出した『黒い霧事件 (日本プロ野球) - Wikipedia』のような選手の八百長行為(敗退行為)」を指摘した上で、日本でスポーツ賭博(既に文科省所管のサッカーくじ「BIG」、バスケットボールくじ「WINNER」がある(スポーツ振興くじ - Wikipedia参照))を拡大しようとする動きを批判している。
参考
プロ野球で発覚のオンラインカジノ 過去にも「黒い霧」「野球賭博」 | 毎日新聞2025.2.27
芸能界に続いてスポーツ界でも発覚したオンラインカジノの利用。日本野球機構(NPB)は27日、7球団で計14人の選手らが利用を申告したことを明らかにした。違法行為が広がっていたプロ野球だが、過去にもその根底を揺るがす賭博関連の事件が起きている。
よく知られているのが「黒い霧事件」だ。1969年10月、西鉄(現・西武)の投手が暴力団の絡んだ野球賭博に関係し、野球協約で禁じられている敗退行為(八百長)を行っていたことが発覚。その後、関与した選手が次々と明らかになり、70年までに、西鉄や他球団の計6選手が野球協約違反で永久失格処分を受け、球界から永久追放された。
このうち西鉄のエースだった池永正明さんは八百長行為を否定し続けた。支援者らの嘆願書提出などもあって、2005年、野球協約に新たに処分解除規定が設けられて復権が認められた。処分から35年後のことだった。池永さんは22年に76歳で亡くなった。
スポーツ賭博認めるな/衆院委 辰巳氏 カジノ解禁も要因2025.3.21
辰巳氏は、文部科学省が2022年に策定した「スポーツ基本計画」に「(スポーツベッティングについて)法的な整理も含めた検討を行う」との記述があり、実際に検討しているのかと質問。武部新*28文科副大臣は「検討していない」と答えましたが、今後も検討しないのかと念を押されると「現時点で断定的に申し上げることは差し控える」として否定しませんでした。
◆今月のグラビア「日本文学風土記:関連する地」(小松健一*29)
以下の土地が文学者に関連した土地として写真(グラビア)で紹介されています。
【1】長野県軽井沢町
「別荘がある」などで軽井沢とつながりのある作家は多数いますが、小松氏は軽井沢を舞台にした小説『美しい村』の作者で、軽井沢に『堀辰雄文学記念館』がある作家「堀辰雄」、堀の友人でもある詩人「立原道造」に触れています。
【2】山形県上山市
上山市(斎藤茂吉の誕生当時(1882年)は山形県南村山郡金瓶(かなかめ)村、現在は上山市金瓶)出身の歌人で、上山市に「斎藤茂吉記念館」もある「斎藤茂吉」(作家「北杜夫」の父)が触れられています。
【3】和歌山県新宮市
新宮市出身で「新宮市名誉市民」であり、「新宮市立佐藤春夫記念館(現在は老朽化のため休館中だが、改修の上、再度開館する予定)」がある詩人「佐藤春夫」が触れられています。
俺も無知なので、佐藤については美味しんぼ「秋刀魚の味」で紹介された佐藤「秋刀魚の歌」くらいしか知りませんが。
【4】川原湯温泉(群馬県吾妻郡長野原町)
川原湯温泉を訪れた文学者は多数いますが「土屋文明(歌人。群馬県高崎市出身。また、終戦間近の1945年(昭和20年)5月、東京・青山の自宅が空襲により焼失したため、一時、群馬県吾妻郡原町(現・東吾妻町)に疎開)」、「若山牧水(歌人)」が触れられています。
川原湯温泉 - Wikipediaに記載がありますが、牧水や文明が訪れた「昔の川原湯温泉」は、八ッ場ダム建設で「ダム湖の底」に沈み、今の温泉は新たに移転したものとのこと。
【5】福岡県北九州市若松区
福岡県若松市(現・福岡県北九州市若松区)出身で北九州市*30を舞台にした『花と龍』で知られる作家「火野葦平」が触れられています。
なお、小松氏は触れていませんが若松区ではなく小倉北区ですが、福岡県北九州市出身で、小倉を舞台にした小説『或る「小倉日記」伝』で芥川賞を受賞したのが松本清張(清張の誕生当時(1909年)は福岡県企救郡板櫃村)で、小倉北区には北九州市立松本清張記念館があります。
また、これまた若松区ではなく小倉北区ですが、小倉を舞台にした小説『無法松の一生(何度も映画化、ドラマ化)』の作者・岩下俊作(岩下の誕生当時(1906年)は福岡県小倉市)も福岡県北九州市出身です。
【参考:佐藤春夫】
秋刀魚の歌/佐藤春夫 ”青き蜜柑の酸をしたたらせたさんま” - おいしい本棚2011.10.2
恋多き谷崎潤一郎の妻である千代への同情が、いつからか恋心に変わりその想いが谷崎に知られると、佐藤春夫と谷崎潤一郎は絶交してしまうのだけれどその後、谷崎と千代が離婚をして、ようやく佐藤春夫と千代は結ばれることとなるのでした。
「秋刀魚の歌」(『我が一九二二年』所収)はまだ谷崎の妻であった千代とその娘と佐藤春夫の三人の食卓に秋刀魚がのぼったときの詩だそうです。
青き蜜柑ってどんなみかん?とずっと思っていたんです。
佐藤春夫の故郷は和歌山県新宮市なのですが、調べてみると初秋の時期、熊野地方(和歌山県南部及び三重県南部)では秋刀魚に青切りみかんを絞って食べる習慣があるのだとか。
青切りみかんというのは、青いうちに収穫するみかん。
そして和歌山県新宮市の郷土料理にはサンマ寿司というものがあるそうなのでこちらも試しに作ってみました。
酢で締めるところを、柑橘類の果汁を使って秋刀魚を締めるというもの。
寒流にのって熊野灘まで南下してきた秋刀魚は、脂がほどよく抜けてお寿司にするのにちょうどよいのだそうです。
さんまずし 和歌山県 | うちの郷土料理:農林水産省
サンマは和歌山県の沿岸部全域でとれるが、特に南方の熊野灘でとれるサンマは、長い時間潮にもまれて身が引き締まり、小ぶりで脂もほどよく抜けているため、すしに適している。
新宮市生まれの作家、佐藤春夫も「さんまずし」を好み、「ふるさとで一番美味しいものは、一にめはり*31、二にサンマ」と語ったという。
文豪・佐藤春夫も魅了した 目を見張るほど美味しい郷土食 - 産経ニュース2020.10.23
熊野地方を中心に愛されてきた「めはり寿司」は漬け込んだ高菜の葉で白米や麦飯を包んだ郷土料理だ。
名前の由来は、「目を見張るほど大きい」や、「目を見張るほどおいしい」など諸説あり、源平の合戦で新宮を拠点にしていた熊野水軍の見張り役が片手で食べ、「見張り寿司」が転じたという説まで伝わる。
こよなく愛したのが「田園の憂鬱」などの小説で知られる新宮市出身の詩人で作家の佐藤春夫だ。
生前には「故郷でおいしいものは『1にめはり』、『2にさんま』」と話していたともされる。
俺だったら「高菜漬けのおにぎり(海苔ではなく高菜漬けを海苔代わりにして握る。おかかや梅干しなど具を入れてもいいが、入れなくてもいい)」らしいめはり寿司(めはりずし 和歌山県 | うちの郷土料理:農林水産省参照)よりさんま寿司の方がいいですが。
【参考:川原湯温泉】
川原湯温泉 - Wikipedia
八ッ場ダムの建設により、元々の温泉街のあった場所は、ダムにより形成された八ッ場あがつま湖(ダム湖)に水没した。そのため、旧温泉街より南側の高台に旅館などを移転して新温泉街を造成し、湖畔の温泉として変貌している。
川原湯温泉協会「川原湯温泉の歴史」
川原湯温泉は1193年に、狩りをしていた源頼朝が、立ち上る湯気を見つけ温泉を掘り当てたと言われています。
◆湯かけ祭りの由来
開湯から400年経過したころに、温泉が出なくなったことがあるのだそうです。村人の一人が枯れかけた温泉のにおいをかいでみたところ、卵を茹でるようなにおいがしたため、鶏をいけにえにして祈りをささげました。すると、見事にお湯がよみがえったので村人たちは「お湯湧いた、お湯湧いた」と口々に叫びながらお湯を掛け合い喜んだと言われています。これが、毎年1月20日に行われる奇祭「湯かけ祭り」の始まりです。「お湯湧いた」が転じ、「お祝いだ」と叫びながら、ふんどし姿の男性陣がお湯を掛け合います。
このお祭りは、温泉街を新天地に移してからも開催されています。3歳以上の健康な人であれば、観光客でも参加できるお祭りなので、興味のある人はびしょぬれになる覚悟を決めて臨みましょう。また、お祭りでは鶏を放ち、追い回します。鶏を捕まえた人に幸運が訪れると言われているのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
川原湯温泉 | 群馬県立土屋文明記念文学館
土屋文明は、昭和26年に当時の川原湯温泉を訪れ、10首の短歌を詠んでいます。それらは、『アララギ』の同年9月号と10月号に それぞれ5首ずつ発表され、歌集『自流泉』に収録されています。
文明は、東京南青山の自宅が空襲で焼けたために、戦後も長い間疎開していた吾妻町川戸から川原湯温泉を訪れました。短歌からは、苦労が絶えなかった祖母がこの温泉を好んだことを思い出しながら、周囲の自然に親しみ、温泉を楽しむ文明の姿や心を読み取ることができます。
昭和27年の調査開始からさまざまな経緯を経て八ッ場ダムがつくられ、令和2年から運用が開始されたことにより、かつての川原湯温泉はダム湖の底に沈みました。しかし、それに伴い、鉄道や温泉施設の移転整備が進められ、共同浴場の「王湯」もダム湖を臨む丘の上に移転されました。そこには、温泉発見者とされる源頼朝にちなんで、その家紋が掲げられています。また、伝統の湯かけまつりも毎年1月に行われています。さらに、玄関脇には、松尾芭蕉「山路来て何やら床し(ゆかし)菫草(すみれぐさ)」の句碑も移転されていますが、芭蕉が川原湯温泉を訪れたという確固たる記録はないようです。
<私の旅日記(6)>群馬県北部のダムと温泉巡り2007.5.12
2007年5月12日(土)
◆湯宿温泉「金田屋」*32へ到着する
この宿は若山牧水が、「みなかみ紀行」の旅の途上で宿泊したことでも有名で、牧水が泊まった蔵座敷が残されていて、“牧水の間”としてそのまま保存され、談話室となっていたので、食後に見学した。
2007年5月13日(日)
◆八ツ場(やんば)ダム水没予定の川原湯温泉で入浴する
川原湯温泉を目指して、峠を越えていった。八ツ場(やんば)ダムによって、水没の危機にある川原湯温泉に入ってみたかったのだ。この温泉はダム建設の予定があったために、増改築が控えられ、昔ながらの温泉街が残されている。その中にある「山木館」*33の露天風呂に700円也で入浴させてもらった。階段を下りていった渓谷沿いにあり、大きな水車と共に風情がある。聞くと、このままダム建設が進めば、2~3年後には、立ち退かなければならなくなるそうだ。源泉掛け流しで、お湯も良く、すばらしい温泉だけに、とても残念でならない。
八ツ場ダム建設を中止して、なんとか、川原湯温泉を現状のままで残せないものかと考えた。
牧水の川原湯温泉・吾妻渓谷訪問記『みなかみ紀行』 | 徒然逍遥 ~電子版~2014.1.24
ダム建設で水没する川原湯温泉街ですが文人による紀行文にも登場します。
「此処の温泉場は利根の奥でいくつか見て来た原始的のそれらと違って世間並な立派な温泉場であった。浴室などなかなかよく整頓していた」
「原始的」とはまた凄い表現ですがともかくここ川原湯は気に入ってもらえたようです。
さて翌朝午前四時に起床し湯に入り出立の準備。しかし中々宿の従業員が起きて来ずいらいらした模様。
「飯はいらない、酒を一、二杯コップで飲ましてくれと立ちながら飲んでいると生卵を持って来た。大急ぎでそれをも飲み乾しやや機嫌を直しながら宿を出た」
その後歩きとおしてきた応桑というところでお昼どき。
「お婆さん、お酒がありはしないだろうか」
朝から何も喰わずに酒ばかり飲んでいることに吃驚するやらあきれるやらですね。まさに酒豪でならした牧水の面目躍如たるエピソードです。
よろしければ若山牧水『みなかみ紀行*34』手に取ってみてください。
2019/10/03【三山春秋】旅を愛した歌人の若山牧水は... | 上毛新聞電子版|群馬県のニュース・スポーツ情報2019.10.3
▼旅を愛した歌人の若山牧水は1918(大正7)年11月、川原湯温泉(長野原町)に立ち寄った。長野方面に向かっていたが、馬車から見た吾妻渓谷に魅せられて急きょ、予定を変更した
▼渓谷を散策し22首の歌を詠んだ牧水はやがて下流部のつり橋で一人、景色をさかなに酒を飲み始める。持参した四合瓶の半分以上を飲み干し、通り掛かった若い男とも酌み交わす。天下に聞こえる酒好きだった
▼この2年後、今度は新緑の季節に牧水が再訪した川原湯温泉だが、今まさに歴史的な節目を迎えている。八ツ場ダムの建設が大詰めで、試験的に水をためる最終工程が始まった。かつての温泉場は間もなく水没する
▼ダム事業で地元住民は翻弄された。牧水の心を奪った吾妻渓谷の一部も湖底に沈む。大きな犠牲が払われたことを忘れてはなるまい。完成を出発点と捉え、生活再建や地域振興の加速が求められる。
若山牧水が上州旅を愛したわけ 「みなかみ紀行」から100年 [群馬県]:朝日新聞2022.6.12
酒をこよなく愛し*35、果てしなき旅を続けた歌人・若山牧水。中でも43年の生涯の間に8度も訪れたのが上州(群馬)だった。なぜ、それほどまでして足を運んだのか。名随筆として評価が高い「みなかみ紀行」の旅から100年。牧水の心の軌跡を追った。
群馬県立土屋文明記念文学館によると、牧水が群馬を何度も訪ねた背景には早稲田大時代からの親友で詩人・佐藤緑葉(東吾妻町出身)の存在が大きい。
群馬が全国でも屈指の温泉地であることも旅心を誘ったようだ。鹿沢、磯部、水上、川原湯、草津。
ダムと生きる~老舗旅館の跡取り青年の挑戦:(上)なぜ青年はダム湖に沈んだ老舗旅館に養子に入ったのか あの八ッ場ダムの今 | 毎日新聞2020.2.22
民主党政権下で「コンクリートから人へ」の象徴として工事が一時ストップ*36した八ッ場ダム(群馬県長野原町)が今春、稼働する。計画から68年。地元住民は国策に翻弄されてきた。かつてにぎわいをみせた旧「川原湯温泉街」はダム湖に沈み、やむなく古里を離れた人も少なくない。そんな中で、代替地に移った創業360年の老舗旅館に養子に入り、「15代目」として新たなスタートを切った青年の姿を追った。
旧「川原湯温泉街」は移転前、最盛期には20軒ほどの旅館が軒を連ねたが、新天地で営業を続けるのは現在5軒しかない。
その一つ「山木館」は、創業が江戸時代の寛文年間(1661~73年)と伝わる。その跡取りとして5年前、養子に入ったのが樋田勇人さん(25)だ。
「かつてダムで町が分断したのは知っているが、それは昔の話。(ボーガス注:ダムが完成し稼働した以上)今の人はダムを受け入れて生きていくことを真剣に考えていかないといけない」と語る。
(この記事は有料記事です)
ダムと生きる~老舗旅館の跡取り青年の挑戦:(中)「引きこもり」から老舗旅館跡取りへ 導いた女将の一言とは | 毎日新聞2020.2.23
八ッ場ダム建設に伴い代替地に移転した群馬県長野原町の川原湯温泉で、創業360年を誇る老舗旅館「山木館」。樋田勇人さん(25)が跡取りとして働き始めたのは大学卒業後の2017年春だ。
いつも明るく仕事をこなすその姿は、まさに「好青年」という言葉が似合う。だが、本人は自分の性格を「ポジティブではない」と語る。取材して何度目のころだろうか、突然、記者にこう打ち明けた。
「実は俺、高校生のころ引きこもっていたんですよ」
樋田さんは高校まで前橋市で過ごした。父は会社員、母は専業主婦。中学生のころは「真面目」な少年だった。勉強が得意で、親からは医者になることを期待されていた。だが高校で県内有数の進学校に入った後、歯車が狂い出す。得意なはずの勉強でつまずき、卓球部でもけがをして挫折を味わう。親の期待をプレッシャーと感じるようになり、毎晩部屋で泣く日が続いた。次第に学校からも足が遠のいていった。
ふと振り返った時、これまでは家庭で敷かれたレールの上を歩くだけの人生だったと気付いた。
「学校で学ぶことに意味は無い。自立し金を稼ぐやつの方が偉い」。
そう考えてアルバイトをしようと思い立った時、山木館の女将(おかみ)で、父親のいとこの文子さんから声をかけられた。
「アルバイトをするならうちでやってみない?」
(この記事は有料記事です)
ダムと生きる~老舗旅館の跡取り青年の挑戦:(下)「八ッ場ダムとともに生きる」 25歳老舗旅館の跡取りの決意 「関係人口」増加目指す | 毎日新聞2020.2.24
「長野原町を『○○の町』として売り出せるようにしないといけないと思います」
2019年12月上旬、八ッ場ダムの建設に伴い代替地に移転した群馬県長野原町の川原湯温泉にある老舗旅館「山木館」15代目、樋田勇人さん(25)は町役場の会議室で、町長や大学教授、地元の経営者らを前に力強く語った。この日は、地域振興を議論するために町が開いた会議に地元の「若者代表」として参加を求められていた。
(この記事は有料記事です)
森本毅郎スタンバイ何度でも立ち上がる!創業360年の温泉宿館! | TBSラジオ(2022.12.5)
◆群馬県川原湯温泉「山木館」15代目当主、樋田隼人さん
『昭和の初期に何も残らなくなるくらい建物が全焼しまして、また火災の後から建てて「さあ、もう一回やり出すぞ」って言ったときに、八ッ場ダム建設の話が持ち上がったらしいんですね。で、また移り住んだ、というような形らしいですね。
ホントに工事現場の中に、即席で移り住んで、建てた建物の中で営業してた。なので、宿が出来てるんだけども、客室の目の前が、クレーン車とか資材とか、朝だ~ってカーテン開けてってやったら、ショベルカーがガガガガガガって移動してるのが見える、みたいな。まともな宿営業っていうのは難しくって。
で、ダムが完成したのが、2020年の春なんですけど、「よし、本営業だ!」って思ったら、もうコロナでっていう。やっと工事終わって、「わ~ホント静かになったね~」って言ったら、「お客さん来なくて静かになっちゃったね~」っていう方になりまして。』
川原湯温泉といえば、元々の温泉街は今は、八ッ場ダムの底に沈んでしまった。
今は移転して営業しているんですが、そのダムの工事の最中は、土埃や騒音など、観光地とは言い難い環境だったため、料金を下げて営業して繋いでいました。
樋田さんは、そのさなかの2019年に、お子さんのいなかった先代夫婦と養子縁組をして経営を引き継ぎました。山木館を畳むのはどうしても嫌だったのだとか。
そして、ダムが完成し、やっと本来の営業に戻れる!と思った2020年春、コロナ禍に。つまり、「山木館」はダム計画で移転して以来、まだ一度も通常営業ができていないのです。値下げで営業を続け、その後は、コロナ禍の休業。廃業も考えた樋田さんでしたが、常連のお客さんたちの応援と支援金が集まり、再開が決まりました。
人手をかけたサービスの、従来の旅館のやり方では、とてもやっていけないということで、大幅にサービスを刷新しました。その一つが食事。
以前は懐石料理だったので、専門の調理師、小分けのたくさんのお皿の準備、給仕、片付け、と非常に手がかかっていたのですが、前菜などは用意しますが、メインの鍋は江戸時代さながらに、用意した材料をIHのかまどで、お客さんに自分で調理してもらうことにしました。
◆群馬県川原湯温泉「山木館」15代目当主、樋田隼人さん
『形を変えながらも、今まで山木館が生き延びてきたように、適者生存っていうんですか?。やっていくしかないんじゃないかな、っていう風には思ってますね。』
ちなみに、樋田さんは28歳!。若い!
青空文庫若山牧水 樹木とその葉 若葉の頃と旅
川原湯温泉は吾妻川に臨んだ斷崖の上に在つて、非常に靜かな、景色もいゝ所である。
*1:衆院議員、日本共産党国会対策委員長(党幹部会委員兼務))(役職は中央委員会の機構と人事(第29回党大会)|党紹介│日本共産党中央委員会を参照(以下、同じ))
*2:参院議員、日本共産党政策委員長(党常任幹部会委員兼務)
*4:「前衛」副編集長
*5:前参院議員。日本共産党副委員長(ジェンダー平等委員会責任者兼務)
*6:著書『女子高生の裏社会』(2014年、光文社新書)、『難民高校生』(2016年、ちくま文庫)、『バカなフリして生きるのやめた:10代から考える性差別・性暴力』(2025年、新日本出版社)
*7:1944年生まれ。DVなど女性の人権問題への取組によって2023年に朝日賞受章(例えば朝日賞のみなさん:朝日新聞参照)。著書『DV防止とこれからの被害当事者支援』(編著、2006年、ミネルヴァ書房)、『官製ワーキングプアの女性たち』(共著、2020年、岩波ブックレット)、『婦人保護事業から女性支援法へ』(共著、2020年、信山社)等。『小繋事件』(1964年、岩波新書)の著書があり、入会権研究で知られる戒能通孝東京都立大学名誉教授(1908~1975年、民法)は義父。『イギリス土地所有権法研究』(岩波書店)、『イギリス憲法』(信山社)等の著書がある戒能通厚名古屋大学名誉教授、早稲田大学名誉教授(1939年生まれ、英国法研究)は夫。『近代英米法思想の展開』(2013年、ミネルヴァ書房)等の著書がある戒能通弘同志社大学教授(1970年生まれ、英国法研究)は子
*8:つまりは民間団体に事業委託した上、その委託費用が極めて安い(だからこそ委託費用を引き上げろ)と言うことでしょう。こうした「委託費用の安さ」は女性相談事業に限りませんが。
*9:外務省北米局北米第二課長、大臣官房報道課長、大臣官房会計課長、韓国公使、領事局長、イスラエル大使等を経て韓国大使
*10:阪南大学教授。著書『取り戻した9億円:相互信金出資金返還訴訟の記録』(2013年、文理閣)、『「カジノで地域経済再生」の幻想』(2015年、自治体研究社)等
*12:法政大学名誉教授。著書『学校改革を考える』(1990年、花伝社)、『平和を創る教育』(1994年、新日本出版社)、『自由主義史観批判と平和教育の方法』(1999年、新日本出版社)、『知的探究の自由』(2000年、教育資料出版会)、『イギリスの教育改革と日本』(2002年、高文研)、『新自由主義と教育改革』(2003年、旬報社)、『学校と人間形成』(2005年、法政大学出版局)、『教育基本法「改正」に抗して』(2006年、花伝社)、『学力と新自由主義』(2009年、大月書店)、『品川の学校で何が起こっているのか:学校選択制・小中一貫校・教育改革フロンティアの実像』(2010年、花伝社)、『平和的生存権のための教育』(2010年、教育資料出版会)、『危機のなかの教育』(2012年、新日本出版社)、『保育園でいま何が起こっているのか:品川版<保育改革>・待機児対策の現実』(2014年、花伝社)、『道徳性の教育をどう進めるか:道徳の「教科化」批判』(2015年、新日本出版社)、『学力・人格と教育実践』(2019年、大月書店)、『「知識基盤社会」論批判』(2020年、花伝社)、『恵那の戦後教育運動と現代:『石田和男教育著作集』を読む』(2021年、花伝社)、『危機の時代に立ち向かう「共同」の教育』(2023年、旬報社)等
*18:「誤った情報」というより「故意のデマ中傷、誹謗」ですが
*19:1993年生まれ。2016年にTBS入社。TBS『news23』サブキャスター、『news23』メインキャスター等を経て2024年4月から『報道特集』キャスター(山本恵里伽 - Wikipedia参照)
*20:1959年生まれ。1985年にTBS入社。JNN香港支局長、北京支局長、ソウル支局長等を経て、現在、TBS「報道特集」キャスター(日下部正樹 - Wikipedia参照)
*21:1976年生まれ。2001年にTBS入社。 JNN中東支局長等を経て2022年10月から『報道特集』キャスター。著書『中東テロリズムは終わらない』(2020年、KADOKAWA)(村瀬健介 - Wikipedia参照)
*22:なお、秋田へのイージス配備計画が反対運動もあって、結局、撤回されたことについては、例えば、赤旗陸上イージス計画停止/防衛相発表 民家近く配備 反対強く/“技術的問題見つかる”(2020.6.16)参照
*23:1964年生まれ。青森県立青森中央高校演劇部顧問。教師生活の傍ら、テレビドラマやラジオドラマの脚本・演出も担当するようになり、1999年に青森放送のラジオドラマ『県立戦隊アオモレンジャーfirstシリーズ』で日本民間放送連盟賞ラジオ娯楽番組部門最優秀賞を受賞。著書『親の顔が見たい』(2009年、晩成書房)、『母と暮せば』(2021年、みずき書林)、『畑澤聖悟戯曲集1』(2024年、論創社)(畑澤聖悟 - Wikipedia参照)
*24:作品中には直接言及されておらずこれはあくまで私の推測にすぎないが、作品執筆の動機のひとつに福井県福井県高校演劇祭で福井農林高校演劇部が上演した『明日のハナコ』を巡る顛末があったかもしれない。劇中での「原発の扱い」が<福井県高校演劇連盟>と教育委員会より問題視され、1校のみケーブルテレビでの放映およびDVDの作成禁止、配布台本の回収、という措置がとられた事件だが、これに際して 県高校文化連盟演劇部会の顧問会議が部員と保護者の意向を確認した結果、放送を望まない者がいたため放送を求めないことが決定された(ボーガス注:例えば「明日のハナコ」放送求めず 「望まぬ部員」理由 [福井県]:朝日新聞(2022.3.26)参照)
*25:1943年生まれ。劇団文化座代表。俳優。劇団文化座代表を務めた佐佐木隆(演出家)は父。佐佐木隆の死後、劇団文化座代表を務めた鈴木光枝(1918~2007年、俳優)は母
*26:もともとは古代ギリシア演劇の手法を指すが、現在では意味が転じて「ご都合主義的な展開」を意味する(デウス・エクス・マキナ - Wikipedia参照)
*27:1915~2021年までの球団名はクリーブランド・インディアンス。「インディアンス」という球団名は、「ネイティブ・アメリカン(インディアン)出身の初のメジャー選手」とされるルイス・ソカレキス(1871~1913年:前身球団クリーブランド・スパイダーズに所属)を顕彰する意図で命名されたものだったが、ポリティカル・コレクトネスに配慮し、2021年7月23日に2022年シーズンから「ガーディアンズ」に変更することが発表された。1980年代には映画『メジャーリーグ』(1989年:メジャーきっての弱小球団「インディアンス」が優勝を目指す)で描かれるなど、弱小チームの代名詞として知られた。しかし、2024年は92勝69敗で2年ぶり12回目の地区優勝を達成し、現在は弱小球団ではない。映画『メジャーリーグ』(1989年に第1作、1994年に第2作)のヒットにより、日本でも比較的知名度は高い。(クリーブランド・ガーディアンズ - Wikipedia参照)
*28:石破内閣で文科副大臣。小泉内閣農水相、自民党幹事長(小泉総裁時代)等を歴任した武部勤の息子
*29:著書『カラー版・三国志の風景:写真紀行』(1995年、岩波新書)、『カメラ紀行・文学の風景をゆく』(2003年、PHPエル新書) 等
*30:1963年に門司市(現在の北九州市門司区)、小倉市(現在の北九州市小倉北区、小倉南区)、若松市(現在の北九州市若松区)、八幡市(現在の北九州市八幡区)、戸畑市(現在の北九州市戸畑区)が合併して誕生
*33:なお、幸いにも、2025年現在も新たな移転先で営業してるようで、公式サイト群馬県川原湯温泉 山木館【公式】歴史と文化を紡ぐ古民家温泉旅館もあります。山木館については森本毅郎スタンバイ何度でも立ち上がる!創業360年の温泉宿館! | TBSラジオ(2022.12.5)も紹介しておきます。
*34:岩波文庫、中公文庫で入手可能。また、2025年現在では著作権が切れたのか、青空文庫で読むことも可能
*35:大変な酒豪(またはアルコール依存症)として知られ、1日に1升の酒を飲んでいたという。死の大きな要因となったのは肝硬変で、亡くなる前日も酒を飲み、亡くなった当日の朝食でも飲酒していた。前年より医師から節酒するよう重ねて警告を受けていたようだが、亡くなる数日前、医師に向かって「到底不可能」と嘆いて病床で苦笑していたという。死去から3日目の葬儀の際、柩の小窓を開けて牧水の亡骸と対面した主治医の稲玉信吾によれば、当日は強烈な残暑であったにもかかわらず、ほとんど何の死臭もなく、顔面のどこにも死斑が現れていなかったとして、「かかる現象は内部よりのアルコホルの湿潤に因るものか」と「若山牧水先生ノ病況概要」に付記している。(若山牧水 - Wikipedia参照)
*36:しかし結局、民主党政権は建設を再開したわけで「民主党の公約破り」の典型であり、他にも「沖縄基地県内移設(県外移設公約を反故)」「消費税増税(消費税増税しないという公約を反故)」など公約違反しまくった民主党の「後継政党・立民党」を「共産支持」の俺は支持する気は全くありません。今の野田立民党代表は民主党政権下で「菅内閣財務相、首相」でしたし。