(ボーガス注:得票数を考えると)中曽根時代の方が、議席数、議席占有率は今回より少ないが、国民の自民党への支持はずっと強かったといえる。
重要な指摘でしょう。
中曽根時代同様に「中選挙区」なら議席数はもっと少ないことには注意する必要があります。
中道の惨敗(公示前167から49議席に)で単独で内閣不信任案を提出できる数51をもつ野党がなくなった。
勿論「単独で不信任案を提出できるから」といって「可決される保証はない」のですが何ともかんともです。
とはいえ「自民補完勢力の参政、国民民主」が不信任案に賛成するとはとても思えませんが「中道49」が分裂しない限り「共産4」で一応51は超えて不信任案自体は一応提出できます。
まあ、中道は分裂する見込みが高いし、今の中道では共産など左派野党よりも、国民民主など右派野党にすり寄りそうですが。
立民は、連合以外に支持基盤がないに等しい。地域にしっかり根を張った党組織がない。
日刊の『赤旗』、『公明新聞』は別格として、『立憲民主』は週刊の『自由民主』にも及ばぬ隔週刊。しかも内容もページ数も薄く、組織の弱さを象徴する。つまり足腰のない議員政党なのである。
kojitakenの言う「権威主義」云々よりよほど重要な指摘でしょう。
なお、こうした「議員政党」云々を問題にしたのが成田知巳*1社会党委員長のいわゆる「成田三原則」であり、これについては以前、拙記事
社会党が衰退したわけ(五十嵐仁「政党政治と労働組合運動」(御茶の水書房)から) - bogus-simotukareのブログ
『松竹伸幸』に悪口する(2025年1/7日分)(副題:改めて成田三原則について触れる) - bogus-simotukareのブログ
でも触れました。
成田三原則については、ググってヒットした以下も紹介しておきます。それにしても、「右翼政治家」玉木の口から「成田知巳の名前が出る」とは意外です。玉木に「国民民主は『社会党と総評』の関係のように、連合に色々と制約を受けている(連合の制約を脱したい)」という思いがあるのか?
今こそ読み返したい成田三原則:半世紀後も変わらぬ不変の原理 | アゴラ 言論プラットフォーム(玉木雄一郎)2025.8.24
参院選の総括として、1964年に社会党の成田知巳が提唱した「成田三原則」を紹介します。これは日常活動の不足、議員中心の体質、労働組合依存という三つの問題点を指摘したもので、社会党はこれを克服できず衰退しました。国民民主党も自己改革を怠れば同じ道をたどらないよう、組織が常に新しい価値を生み出す努力を続ける必要があります。
成田三原則、読みました。そして考えました。|Utoka2025.8.31
先の参院選を振り返り、玉木代表が「成田三原則」を引いて教訓を得ようと、党内に呼びかけました。
成田三原則というのは、1964年当時の社会党の抱える課題を「日常活動の不足」「議員党的体質」「労組依存」の3つと看破し、これを改めるべく、社会党書記長・成田知己氏が自ら呼び掛けたものです。
日常活動不足、議員党的体質、労組依存。どれも「一部の層に偏る/依存する」問題であり、党運営を草の根=ストリートから乖離させてしまう。それではダメだという指摘なんだと思います。
その後の社会党の命運を辿ると、「成田三原則」の実践がいかに困難だったかを想像させます。
1989年の社会党大躍進も、リクルート事件や消費税導入への批判など自民党への猛烈な逆風と、「おたかさん*2ブーム」との掛け算。要するに【風頼み】だった。
労組依存は、89年の「総評」解散によって『依存する労組のほうが消失*3』という事態に追い込まれた上に、独自の草の根組織の構築が未達だった故に、組織的な支持基盤を失ってしまった。
高市氏をトランプ大統領が「完全支持」 - 高世仁のジャーナルな日々
引用は省略しますが、作家の田口ランディ氏(高世が彼女の文章を引用)が
1)「自民の裏金議員」がなぜ当選予想で、「裏金疑惑を暴いた共産」が議席減予想なのか?
2)「国保疑惑を暴かれた維新」がなぜ議席増ではないとは言え、大幅議席減予想ではなく、ほぼ横ばい予想で、「国保疑惑を暴いた共産」が議席減予想なのか?
3)「裏金問題や国保疑惑」の追及も有耶無耶になるのか?
(以上は俺の要約)
と嘆いていますが、もはや日本人多数派にとって「政治的清潔性」「論理的一貫性」は「どうでもいい話」で「自分の利益さえ良ければいいのか?」「それでは政治や社会が劣化する」とげんなりしますね。
まあ、果たして自民や維新の支持が「自分の利益」限定ですら、「自民、維新支持層」にとって利益かは疑問に思いますが。
他にもコメントしておきます。
終末時計の針が過去最短の午前零時(人類最後の日)まで85秒と過去最短になった。もっとも危険な時代に入ったということである。
この辺りは「100メートル走のタイム」等とは違い、「客観的に数値化出来る話」ではなく、価値観の問題ですが、「戦争の脅威」と言うよりは「温暖化問題(米国トランプ政権が後ろ向き)」など「環境問題による評価」でしょうか?
私見では、「ウクライナ戦争」があるとはいえ、「第三次世界大戦の発生すら一時、危惧された、朝鮮戦争(1950~1953年)、キューバ危機(1962年)などの米ソ対立時代*4」ほど、今は「戦争の脅威にある」とは言えないでしょう。
ロシアはウクライナ以外に戦争を拡大する力はないし、「中台有事」「北朝鮮有事」「中東有事」等が起こる可能性も低いでしょう。
「中国、台湾(中台有事)」「南北朝鮮(北朝鮮有事)」「イスラエル、イラン(中東有事)」といった国々には「戦争を起こさない」程度の常識はあると思います。
統一協会に「早世会」で支えられる高市首相の“亡国” - 高世仁のジャーナルな日々
これについては村野瀬氏も同様の指摘をしていたかと思いますが全くげんなりします。
「統一協会問題は民主主義の運用不全」と海外から指摘 - 高世仁のジャーナルな日々
《衝撃スクープ》高市首相がNHK「日曜討論」出演キャンセルを2日前から準備していた! 官邸関係者が明かす真相「小林鷹之氏に代打を打診したが…」
「週刊文春」編集部 2026/02/03 電子版オリジナル
ということで、高世も指摘していますが、高市仮病説がさらに強まったと言えます。
高市は「当日の朝にNHKに連絡した」と言っており「2日前に連絡した」とは言ってないからです。
それにしても、自民党か、NHKかどこから出た情報かはともかく、こんな情報が出るとは「高市のドタキャン」に対する反発、批判が自民党ないしNHKにあることが窺えます。
またウヨ雑誌の週刊文春が高市に批判的なことも興味深い。まあ、「仮病でドタキャン」なんて「ウヨの立場」でも、まともな人間なら容認できる行為ではないですが。それにしてもこれでも「高市を支持する人間は多いのか?」とげんなりします。
「ミスター自民党」が絶滅危惧種になる日 - 高世仁のジャーナルな日々
今回の総選挙では四国ブロック10位だから、当選はほぼないだろう。
これについては小松立騎氏の以下の批判ツイートを紹介しておきます。そもそも高世は村上氏(石破内閣総務相)を「過大評価しすぎ」と思いますが。
小松立騎
村上は比例10位と言っても1~9位は小選挙区並立の9人なので、たとえ自民票が2024年の前回並だとしても村上は余裕で当選する。
どうも選挙制度を理解していない奴が多すぎる