今日の産経ニュース(2026年2/9分)

<主張>与党が圧勝 「高市首相」が信任された 戦後政治の大転換で日本守れ 社説 - 産経ニュース

 「戦後平和主義」にこだわる左派リベラルの政党*1は、今回の選挙で中道を含め退潮した。 
 中道だけでなく共産党やれいわ新選組*2も(ボーガス注:議席を減らし)有権者から有力な選択肢とはみなされなかった。左派・リベラル勢力が野党をリードする時代は終わったとみるべきだ。国民民主党の存在感が相対的に高まるのではないか。
 年末に国家安保戦略など安保3文書の改定が控えている。無人機(ドローン)の大量運用など新しい戦い方への対応、防衛産業の育成を急ぎたい。防衛費と関連予算の増額も必要だ。
 スパイ防止法の制定などインテリジェンス機能の強化も急がれる。
 国の根幹をなす安定的な皇位継承策の確立も待ったなしだ。男系継承という、日本の皇統の最重要原則を踏まえる必要がある。
 18日召集で調整している特別国会で、皇室典範の改正を実現してもらいたい。
 憲法改正へ歩を進めたい。第9条や緊急事態条項などで改憲原案の条文化を実現すべきだ。衆院憲法審査会の会長職を改憲に慎重な野党から取り戻し、積極審議に改めるときだ。

 高市自民勝利で露骨に「ウヨの野望(軍事大国化など)」を公言する産経ですがもちろんそうはさせない、左派、リベラル派の闘いが急務です。
 とはいえ、自民支持層ですらそうした「ウヨの野望」に肯定的かは疑問ですが。
 高市衆院選においてそうしたウヨ的な主張は「極力封印し」ごまかしていましたし。
 にもかかわらず、選挙後「九条改憲」云々言い出すのだから、「予想の範囲内」とはいえ、高市も全く卑怯な政治家です。
 まあ、「今回ほどの大勝(自民316議席)」ではないとはいえ「1986年衆院選」で

第38回衆議院議員総選挙 - Wikipedia参照
 公認候補のみで、自民党が300議席を獲得したのは、当時、結党以来の最高記録であり、追加公認を含めると304議席となった。なお、この記録は2009年(平成21年)の衆院選において、民主党が単独で308議席を獲得するまで、1つの政党が保有する議席数としては戦後最高であった*3

という大勝をし、「もはや1955年体制は終わった*4。これからは1986年体制だ」と軽口を叩いた中曽根*5の意思に反し、1986年選挙敗戦で引責辞任した石橋政嗣社会党委員長の後任となった土井たか子*6が土井ブームを起こし、また「ポスト中曽根の竹下政権(1987~1989年)」がリクルート事件で短命に終わったように、何とか巻き返したいところではあります(勿論当時とは政治状況が違い、単純比較できませんが)。
 それにしても

高市首相に「力による平和」を期待するトランプ氏 - 高世仁のジャーナルな日々
 自民党自身がここまでの勝利を予想していなかったことは、比例区の候補者が足りなくなり、14議席を他党に譲り渡したことに表れている。票数通りであれば自民は330議席!に達していた

ですからねえ。マジでげんなりします。「小選挙区の自民勝利」は覚悟してましたが、比例でまでそんなに自民に投票する人間がいるとは(呆)。
 れいわの1議席もそうした「自民からの議席」ですからね(つまり本来ならゼロ議席)。れいわの衰退ぶりが酷いと言うべきでしょう。
 「共産、この道しかない」という思いが一層強いし、左派の中では「まだ共産はマシな方」でしょう。まあ、「五十歩百歩じゃん」といえばそうかもしれませんが。

*1:中道以外では共産、社民、れいわのことか?。なお、今や「自民党内は改憲ウヨばかり」ですが、自民党内でも「三木武夫派」「宏池会(池田、大平、鈴木、宮沢首相など。但し、今の宏池会(岸田派)は完全にウヨ化しましたが)」などの保守リベラル派は護憲派日米安保自衛隊を認めるが、産経や高市のような、軍事タカ派改憲ウヨではない)であり「戦後平和主義」にこだわってきました。

*2:社民について触れないのが興味深い。産経にとって「眼中にない」のか。

*3:今回の高市自民の議席数は316議席と、中曽根自民や鳩山民主党を超えて過去最高であり何ともかんともです。

*4:中曽根の言うのとは逆の意味で、「1993年の宮沢内閣下野」で1955年体制は終わったとされる。

*5:1986年では俺(1970年代後半生まれ)もまだ小学生であり、政治に関心などなく、リアルタイムで「中曽根の軽口」を知ってるわけではなく、「中曽根の軽口」を紹介する本を読んだことがあります。

*6:1928~2014年。社会党委員長(1986~1991年)、衆院議長(1993~1996年)、社民党党首(1996~2003年)等を歴任(土井たか子 - Wikipedia参照)