2/18発売号のグランドジャンプ(2026年2/18日記載)(追記あり)

 読まないと理解できない感想が多いですがご容赦ください。読んだ本 - 情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明の感想の形で書いていきます。

 韓国編はこれで終わりかな。ハボウ*1の轍~公安調査庁調査官・土師空也~@ナガテユカ。

 以前もグランドジャンプ3/5発売号の「ハボウの轍:公安調査庁調査官・土師空也」(ナガテユカ)が酷すぎる - bogus-simotukareのブログ等で、批判しましたが「特定失踪者(日本国内で40人以上発見され、そのほとんどが自発的失踪)」と言う「明らかなデマ」を真実扱いしてることには呆れます。

 (ボーガス注:ガン)治療に子供連れ、託児所とか手配できなかったら仕方ない、のか?。>ラジエーションハウス@横幕智裕×モリタイシ。

 そういう方も中にはいるんでしょうね。あまり良いこととは思えませんが。
 なお、この病院に「そうした女性患者」に配慮した「院内託児所があるのかどうか」も気になるところです(次回、院内託児所が出てくるかもしれないが、今のところ不明)。

 (ボーガス注:マンガ内の「妻に対して、理解のある夫」はいわゆる)「理解のある彼くん*2」の変形な気もしますが、まあそこはね。Shrink-精神科医ヨワイ-@七海仁×月子

 2/4発売号のグランドジャンプ(2026年2/5日記載) - bogus-simotukareのブログで紹介した話の続きです。
 精神科医「ヨワイ」(主人公)が女性患者に対し、夫を連れて来院するよう依頼し、夫同席の下で、「身近な存在である夫に対し、自分の病気に関する悩みをきちんと話すこと」を助言し、「夫との対話」で女性患者がAI依存症から脱するというハッピーエンド。とはいえ「そう上手くいくのか?」感はあります。また、こうした手法は「単身者には使えない」と言う問題点もあります。

 産婦人科編開始。GJ、医学ネタ複数作品が(ボーガス注:女性患者の悩みという)似たテーマ*3に寄って行くけど別方向から、みたいのをやってるのは(ボーガス注:偶然ではなく)編集部が主導してるのかなあ。>Dr.Eggs ドクターエッグス@三田紀房*4

 タイトルDr.Eggs ドクターエッグスで想像つくでしょうが「医師の卵」が主人公で、現在は医師免許に合格した主人公が、「正式な医師」となる前に、病院で研修中です。外科、内科、小児科など全ての科で研修を経験した上で「所属する科を自分で決める設定」で今回は「産婦人科の研修」。
 確かに「女性の健康」が3つのマンガ全てで出てくることは「偶然にしてはできすぎてる気もします」が、どうなんですかね?。そもそも「医療マンガが同時期に3話も掲載されてること」に俺的には「驚き」ですが。

 カンジャンセウ(海老の醤油漬け)。ホタルイカなんかで、生きたままのを醤油に入れちゃう*5ってのもあるよな。>夫婦のヒケツは晩酌です@さおとめやぎ。

 ということで2/6発売号の週刊漫画ゴラク(2026年2/7日記載)(追記あり) - bogus-simotukareのブログで紹介した「酒のほそ道(ふきのとう味噌の田楽、ふきのとうの天ぷらなどふきのとう料理が登場)」などもそうですが、「酒マンガ」ではよくあることですが今回も酒メインではなく、つまみメイン。
 生のエビを「醤油、砂糖、みりん、酒がそれぞれ大さじ1」「水大さじ4」「生姜、ネギ、ニンニク、唐辛子」で作った漬け汁に、一晩つけて、主人公が作った、自家製のカンジャンセウ(韓国風「海老の醤油漬け」)が登場します(カンジャンが醤油、セウがエビ)。
 同様の料理としては「カンジャンセウと同じ醤油ダレに、ワタリガニを漬けたカンジャンケジャン(ケジャンはワタリガニで、韓国風「ワタリガニの醤油漬け」)」「ヤンニョムで作ったタレにエビを漬けたヤンニョムセウ」が存在します。

 ナラティブ*6の力。SNSとかではなく、実際に繋がる地方だからこそか。カモのネギには毒がある:加茂教授の人間経済学講義@甲斐谷忍(原案:夏原武)。

 2/4発売号のグランドジャンプ(2026年2/5日記載) - bogus-simotukareのブログで紹介した話の続き。
 「対話集会が、1桁台(最大でも9人)の来場者でも、若手市議が真摯に対話し、若手市議の真摯さに感動した来場者の口コミで次第に2桁、3桁と参加者が増えていく→市長選勝利の可能性が出てくる」というストーリー展開は感動的ですが2/4発売号のグランドジャンプ(2026年2/5日記載) - bogus-simotukareのブログにも書いたように「現実離れしたファンタジー」感は否定できません。
 作者も「かなりファンタジー」ということは自覚してるのか「大阪市、名古屋市のような大都市ではなく、人口4万人程度の小都市*7なのでこうした口コミが効く」「豊川信用金庫事件(1973年:以前、テレビ番組でも取り上げられたことがあるのでご存じの方も多いのではないか?)など、もとは悪意のない女子高生の世間話に過ぎなかった。口コミの力はバカに出来ない」等と主人公「加茂教授(経済学者)」に言い訳(?)させてましたが、果たして小規模自治体でもこうした対話集会がどれほど効果を発揮するか?*8は疑問に思います。
 なお、「豊川信用金庫事件」は「デマの恐ろしさ」を示す話ではあるでしょう。
 現在でも「参政党などの排外主義デマ」などがあるので「デマの恐怖」は残念ながら「昔の話」とは全く言えません。「ネットのデマ規制」など何らかの法規性も必要ではないか?
【2026.3.31追記】
 この種のマンガでは「お約束」ではありますが、その後、やはりマンガにおいては「若手市議が市長選で当選しました」。
 このマンガでは、自治体は「阪神大震災の神戸」「東日本大震災の福島」などのような被災地で、「にもかかわらず」現職市長(長期政権の上、無投票再選が続いたことで、緊張感に欠け、無気力な市長という描写)が怠慢行政で「復興が進まない事への不満」が市民に充満し、そのことが「番狂わせ(現職敗北)の一因」と描かれていました。
 「衆院選での自民勝利」によって「そんなこと(現職市長を破っての、若手市議の市長選当選)はマンガだけのファンタジー」とへこんでいた俺ですが、今日の産経ニュースほか(2026年3/30分)(副題:東京都清瀬市での共産党員市長誕生を喜ぶほか)(追記あり) - bogus-simotukareのブログで紹介した「現職の清瀬市長の敗北」は「グランドジャンプ(現職敗北)のリアル版」と言ってもいいかもしれない。
【参考:豊川信用金庫事件

豊川信用金庫事件 - Wikipedia参照
【事件の経緯】
1日目(1973年12月8日(土))
 登校中の国鉄(現在のJR東海)飯田線の列車内で、女子高校生BとCが、豊川信用金庫に就職が決まった友人の女子高校生Aに対し「信用金庫は危ないよ」とからかう。これは「信用金庫は都市銀行や地方銀行に比べて経営体力が弱いから安心できないよ」程度の冗談に過ぎなかったがAはそれを真に受け、その夜、Aは親戚Dに「信用金庫は危ないのか?」と尋ねた。Aは具体的な信用金庫の名称は言わなかったものの、Dは豊川信金のことだと自分で判断して信金本店の近くに住む親戚Eに「豊川信金は危ないのか?」と電話で問い合わせた。
2日目(12月9日(日))
 Eは美容院経営者のFに、「豊川信金は危ないらしい」と話した。
3日目(12月10日(月))
 Fが親戚Gにこの話をした際、居合わせたクリーニング業Hの耳に入り、彼の妻Iに伝わる。こうして「豊川信用金庫が危ない」というデマが口コミにより自然発生し、いわゆる「取り付け騒ぎ」にまで発展した。
7日目(12月14日(金))
 事態の収拾のため、信金側の依頼を受けたマスコミ各社は、14日の夕方から15日朝にかけて、デマであることを報道し騒動の沈静化を図った。新聞の見出しは、朝日新聞「5000人、デマに踊る」、読売新聞「デマに踊らされ信金、取り付け騒ぎ」、毎日新聞「デマにつられて走る」などである。
 事態を受けて日本銀行は、考査局長が記者会見を行い、豊川信金の経営について「問題ない」と発言するとともに、混乱を避けるため日銀名古屋支店を通じて現金手当てを行ったことを明らかにした。
8日目(12月15日(土))
 店頭に全国信用金庫連合会、全国信用金庫協会連名のビラが張り出され、豊川信金常務理事による預金者への説得活動も行われた。これらの対策により、騒動は沈静化に向かう。
【全国信用金庫連合会の対応】
 昭和48年(1973年)12月13日の木曜日、旅行先にいた城南信用金庫理事長で全国信用金庫連合会会長、全国信用金庫協会会長だった小原鐵五郎(1899~1989年)が全国信用金庫連合会から「豊川信用金庫で取り付け騒ぎが起きている」と連絡を受けた。
 小原は、一つでも対応を誤ると周囲の信用金庫にまで飛び火しかねないと判断し、事態を解決するためできるだけ情報を集め、思い付いたことは何でも実行した。
◆あえて出金を勧める告知
 「豊川信用金庫には親機関の全国信用金庫連合会がついております。お金がご入用なら、いくら払い戻しても構いません。ご遠慮なくお申し出ください」という張り紙を豊川信用金庫の本支店(十か所)の店頭や店内に出させた。
◆財務局とのやり取りを放送
 執拗に説明を求める客には「そんなにご心配なら、大蔵省なり、日銀なりにご自分で聞いてみてください」と言い、東海財務局を電話で呼び出し、実際に確かめてもらった。また、そのやりとりを録音し店内に流させた。
◆15時に閉店しない
 午後3時の閉店時間を過ぎてもまだ残っている客のために「一人でもお客様が残ってる限り、絶対に店を閉めてはならない。閉めると現金が底をついたと思われる」と指示した。
【事態がパニックに発展した要因】
 デマの拡大には次のような背景があったとされる。
◆事件が発生した1973年当時、10月にはトイレットペーパー騒動*9が発生するなど、オイルショック(石油危機)による不景気という社会不安が存在し、デマが流れやすい下地があった。
◆事件の7年前の1966年、愛知県豊橋市のある金融機関が倒産し、出資者の手元に出資金がほとんど戻ってこないという事件が発生していた。デマの伝播経路の中のクリーニング業のHもこの7年前の倒産被害者であり、デマがリアリティを獲得した。
◆狭い地域社会の中で、別々の人から同じ情報を聞くことで信憑性があるものと思い込む「交差ネットワークによる二度聞き効果」の現象が発生した。

 人生相談コーナー「儂に訊くな!」

 「マンガ家になりたいという高二の娘に何と言ったらいいか」という母親の相談に「自分たちは運が良くて、マンガ家やマンガ原作者になっただけなので何とも言えない。問題は娘さんの覚悟と才能。才能があればなれるし、才能がなくてマンガ家になれなくても覚悟があれば、その挫折は次に生きるはず(俺の要約)」という趣旨の「やや突き放した回答」の「本宮ひろ志(マンガ家。代表作に『サラリーマン金太郎』など)」「やまさき十三(マンガ原作者。代表作に『釣りバカ日誌』など)」に比べれば、以下の「武論尊(マンガ原作者。別名義に史村翔。代表作に『ドーベルマン刑事』、『北斗の拳』など)」はいくらか親切で具体的ではあるでしょう。

【武論尊の回答(俺の要約)】
・私はマンガの私塾を運営していますが、最も優秀な卒業生でも、新連載を持ってマンガ家としてやっていけるようになるまでに2年半かかってます。マンガの才能のある人間が適切な指導を編集者などから受けても、マンガ家としてやっていけるようになるには、最短でも2年半、下手するともっと長いという覚悟はしてください。
・まずは「娘さんのマンガの才能がどの程度か?」という問題もあります。マンガ家を諦めるにせよ、目指すにせよ現状把握は大事です。
・その意味では「マンガ家やイラストレーターなどの養成を掲げる専門学校に行ってはどうか?」というあなたの娘さんへの意見には賛成です(私のような漫画私塾でも何でもいいですが)。
 独学ではマンガの才能を身につけることや、自分のマンガ家としての能力を客観的に評価することは困難です。
 今時「デビュー前の無名人の持ち込みマンガを熱心に指導してくれる」ほど時間的、精神的に余裕のあるマンガ編集者もいません。
 上記意見が少しでも参考になれば幸いです。

*1:公安調査庁の設置根拠である「破防法(破壊活動防止法)」のこと

*2:これについては例えば理解のある彼くん (りかいのあるかれくん)とは【ピクシブ百科事典】参照。「理解のある彼くん」については「デウス・エクス・マキナ(ご都合主義)」という批判もあるようです。そういうマンガも中にはあるのでしょうが「ヨワイなど医療スタッフの支援」も描かれてるためか、このマンガでは俺は「デウス・エクス・マキナ(ご都合主義)」とは感じませんでした。そもそも1)夫が妻の闘病を支援したいと思うのは当然ですし、2)実際そうした周囲の支援がないと闘病は困難でしょう。

*3:ラジエーションハウス、Shrink-精神科医ヨワイ-が描き方は違うとは言えどちらも「女性がん患者の悩み」、Dr.Eggs ドクターエッグスも「産婦人科」ということで「女性患者(妊産婦)の悩み」ですね。

*4:TBSでドラマ化(第1シリーズは2005年、第2シリーズは2021年)されヒットした「ドラゴン桜」(講談社のモーニングで連載)で一発当てたが、その後は「ドラゴン桜」ほどの人気作を描けてない御仁

*5:いわゆる「ホタルイカの沖漬け(富山県)」のこと

*6:いわゆる「口コミ」と同義

*7:なお、人口5万人を超えると市になれますが、その後、人口減少して5万人を切っても町や村にはなりません(市のまま)。「4万人の市(いったん5万人になったのにその後、減少)」とは「衰退傾向にある市」という設定と言えます。なお「5万人を超えれば、町村は国に申請して市になれる」だけであって、自動的に市になるわけではありません(現在、5万人を超える町村はないようですが)。

*8:とはいえ裏返せば、作者も「こうした手法(対話集会による口コミ)は小規模自治体の選挙では有効であり得ても、大阪市長選、名古屋市長選と言った大都市選挙では残念ながら有効とは言えない」ことを事実上認めてるとも言えます。

*9:これについては例えばトイレットペーパー騒動 - Wikipediaトイレットペーパーが消えた デマはなぜ現実になる - 日本経済新聞(2019.12.18)、石油ショック「トイレットペーパー買い占め」はこの店から始まった 昭和史に名を刻んだスーパー4月閉店 - 産経ニュース(2023.2.26)、トイレットペーパーはなぜ消えた? | NHKニュース(2023.4.30)、行列1カ月…50年前のトイレットペーパー騒動 根底にあった不安は [大阪府]:朝日新聞柳田邦男さんが語るトイレットペーパー騒動 50年前の土壌は今も:朝日新聞(いずれも2023.10.16)参照