【産経抄】9月16日

 今日の産経抄も昨日同様小沢叩きです。もう飽きたよ(苦笑)。しかも同業他社と違って説得力が今ひとつ。

 「仲良くしよう」。血みどろの代表選を終えた民主党内から、こんな声が上がっている。武者小路実篤(むしゃこうじさねあつ)が、かぼちゃやじゃがいもの絵に書き添えた有名な言葉を思いだす。「仲よき事は美くしき哉」。
 ▼実は実篤はこの言葉を、花や果物など、野菜に限らずどんな絵とでも組み合わせた。今なら民主党関係者に頼まれて、菅直人首相と小沢一郎氏の似顔絵を描いたかもしれない。
 ▼「仲よし」といえば、新しい言葉のように聞こえる。実は『枕草子』のなかで、清少納言藤原行成から、わたしとあなたは「仲よしなど人々にも言はるる」と話しかけられている。古くからある日本の美風は、当然互いの信頼関係が前提となる。

武者小路実篤(むしゃこうじさねあつ)」
・産経お得意の誤記かと思いましたがウィキペディアに寄れば「むしゃのこうじ」ではなく「むしゃこうじ」が正しいようです。


・実篤の「仲よき事は美くしき哉」というのはトルストイ人道主義がバックにあるんではないんですか?
・男女間の仲良しというのは恋愛関係ではないんですか?。
・どちらも今回の代表選挙に持ってくるのが適当な話なのか?

選挙戦を通じて、消費税や米軍普天間飛行場移設問題など、政策の違いの大きさもあらわになった。首相が小沢氏に妥協して、足して2で割るような政策しか打ち出せないとしたら、景気回復を遅らせ、日米関係にさらなる混乱を招くのは必定だ。

・「小沢氏の言うように消費税増税しない→財政再建を遅らせ」なら主張の是非はともかく意味はわかるが、なぜそこで「景気回復を遅らせ」が出る?。しかも小沢氏は景気回復のための積極財政を唱えていたのに?
・それにしても普天間移設問題で沖縄の意見に耳を傾けることを「小沢氏に妥協」と表現するとは(呆)

代表選の結果をみれば、いまだに「小沢神話」に縛られているのは国会議員だけだった。一般党員やサポーターはとっくに目を覚ましている。

 小選挙区だから差が大きくなっただけで一般党員・サポーター票は6対4で実際の差はそれほど大きくないんですが?
 大体、自民党時代にはどんなに支持率が下がってもかばった癖に(笑)。都合のいいときだけ「国民の声」。