特集『第57回大会報告特集/歴史認識のポリティクス(地域・国家・市場)Ⅱ』
◆いま・ここを知るため史学史を顧みる(小田中直樹*1)
◆パブリック・ヒストリーと非専門家:歴史実践におけるオーソリティの共有(菅豊*2)
◆「歴史科学」と「パブリック・ヒストリー」のあいだには(成田龍一*3)
◆観光公害と文化遺産:京都の伝統工芸に関わる史資料の現状と課題から(木立雅朗*4)
◆動き始めた歴史教育改革の成果と課題(小川幸司*5)
◆1950年代前半の歴史学と大衆文化:国民的歴史学運動における紙芝居の実践を題材に(高田雅士*6)
*1:東北大学教授。著書『フランス近代社会1814~1852』(1995年、木鐸社)、『歴史学のアポリア:ヨーロッパ近代社会史再読』(2002年、山川出版社)、『歴史学ってなんだ?』(2004年、PHP新書)、『フランス7つの謎』(2005年、文春新書)、『日本の個人主義』(2006年、ちくま新書)、『世界史の教室から』(2007年、山川出版社)、『19世紀フランス社会政治史』(2013年、山川出版社)、『フランス現代史』(2018年、岩波新書)、『歴史学のトリセツ』(2022年、ちくまプリマ―新書)等。『冤罪はこうして作られる』(1993年、講談社現代新書)、『裁判員制度を批判する』(2008年、花伝社)、『誤判救済の課題と再審の理論』(2008年、日本評論社)等の著書がある小田中聰樹・東北大学名誉教授(1935~2023年)(刑訴法)は父
*2:東大教授。著書『修験がつくる民俗史:鮭をめぐる儀礼と信仰』(2000年、吉川弘文館)、『川は誰のものか:人と環境の民俗学』(2006年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)、『「新しい野の学問」の時代へ』(2013年、岩波書店)、『鷹将軍と鶴の味噌汁:江戸の鳥の美食学』(2021年、講談社選書メチエ)等
*3:日本女子大学名誉教授。著書『司馬遼太郎の幕末・明治』(2003年、朝日選書)、『大正デモクラシー』(2007年、岩波新書)、『増補・〈歴史〉はいかに語られるか:1930年代「国民の物語」批判』(2010年、ちくま学芸文庫)、『近現代日本史と歴史学』(2012年、中公新書)、『戦後史入門』(2015年、河出文庫)、『加藤周一を記憶する』(2015年、講談社現代新書)、『近現代日本史との対話【幕末・維新─戦前編】』、『近現代日本史との対話【戦中・戦後―現在編】』(以上、2019年、集英社新書)、『増補・「戦争経験」の戦後史』(2020年、岩波現代文庫)、『成田龍一歴史論集1:方法としての史学史』、『成田龍一歴史論集2:〈戦後知〉を歴史化する』、『成田龍一歴史論集3: 危機の時代の歴史学のために』(以上、2021年、岩波現代文庫)等