【産経抄】9月18日

昭和47年から15年余り、在任中に亡くなった大平氏の代理といえる鈴木善幸氏をはさみ、順繰りに政権を握った。5人を追い抜くような新しい政治家が現れないという事情もあった。

・椎名裁定(自民党幹部連による話し合い決着による三木首相就任。発表したのは副総裁の椎名だが、椎名一人で決めたわけでは当然無い。まあ、椎名一人で決めたのならもっと問題でしょうが)と田中角栄の闇将軍支配に触れないのが抄子らしい。まあ、「代表決定で談合は良くない」と言ったから椎名裁定は出さないんでしょうし、小沢闇支配がどうとか言ってたから角栄の闇支配は出さないんでしょう(苦笑)

今の民主党もよく似ている。「三角大福中」のような名前があるのかは知らないが、小沢一郎鳩山由紀夫菅直人岡田克也前原誠司という5氏が、代表と幹事長のポストをほぼ順番に回してきた。そして今回もまた、菅代表と岡田幹事長の組み合わせだ。

 「三角大福中」当時の自民党はダメだったと言うことでしょうか?
 なお、代表はそうですが、幹事長は違います。ほぼと言えばいいと思ってるんでしょうか?。
 前幹事長は枝野氏ですし、今回も川端氏の名前などが候補として挙がっていました。
 それと、小沢、鳩山、菅、岡田各氏は党創立メンバーだったり、ベテラン政治家だったりするから「三角大福中」扱いもまあ、分かりますが、前原氏を「三角大福中」のような長老、大幹部扱いするのは妥当なんでしょうか?。私はタカ派の氏を評価しませんが、氏は永田町的にはまだ若手です。氏を過去に代表になったと言ってこういう扱いをするのなら、自民党での石原幹事長や小池総務会長、石破政調会長だって大臣経験者だったり、総裁選出馬したことがあったりするのだから清新な人事とは言えないでしょう。

そういえば代表選の後、菅陣営幹部が「小沢系はキン肉マンみたいなやつばかりだから」と言って物議を醸した。小沢氏支持派は権力争いには強いが政策はダメだから使えない、という意味のようだ。だが「キン肉マン」現象は民主党全体にいえそうだ。深刻な人材不足に思える。

 今の自民党はどうなんだとか、「三角大福中」当時の自民党はどうなんだと言いたくなる話。
 大体「キン肉マン」発言が正しいとする根拠は何ですか?
 ちなみに私の世代だと「キン肉マン」というと、アニメにもなったジャンプのまんがを思い出しますね。まあ、菅陣営幹部の言葉はそう言う意味じゃないことはもちろん分かりますが、私だったら「マッチョマン」「筋肉バカ」とでも言いますかね。
 それと、「本日の産経SHOWと阿久根政界NOW:金竹小(こんちくしょう) 」(http://d.hatena.ne.jp/slapnuts2004/20100918/p1)が指摘するようにアニメじゃないんですから「筋肉マン」と書いた方がいいでしょう。わざわざ「キン肉」とする意味が分からない。

若ければいいというわけではない。しかし、いつまでも「実力者」だけが大手を振って、新しい力が育たないと民主党と日本の衰退は近い。「三角大福中」の時代が、政治の停滞と閉塞(へいそく)感とを招いたようにである。

 若手が育たないと、と言うのはおっしゃるとおりでしょうが、「三角大福中」の時代に産経はそう言うことを言っていたんでしょうか?
 それと長老政治家がどうこう言うなら、自民党はずっとそう言う政党じゃないんですか?
 「日本の衰退は近い」
 自民党時代はまるで問題ゼロだったかのような物言い(笑)。