本日のメルマガを配信、朝ドラの風景 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
朝ドラの話です。「おむすび」ですね。
(ボーガス注:あまり高い視聴率ではないこともあって)あまり評判があがってきませんが、(ボーガス注:高視聴率を取り、また「尊属殺重罰規定」「原爆裁判」等、社会問題を取り上げ話題になった)「虎に翼」のあとという不運もあるのでしょうね。でも、私にとっては高校までを過ごした神戸が出てくる上に、阪神大震災が話題になっているというだけで見る価値があるものです。
例えば、アーケードの商店街が出てきますよね。あれは水道筋商店街がモデルになっているそうです。
上記の文には「阪神大震災」「神戸」「水道筋商店街」と言う言葉は出てきても「作品のあらすじ」「登場人物(主役の橋本環奈など)」についての言及は全くなく、松竹が見ているかどうか全く怪しいもんです。
ちなみに、阪神大震災(1995年)は過去にも朝ドラ『甘辛しゃん*1』(1997年後期)、『わかば』(2004年後期)で描かれています(Category:阪神・淡路大震災を題材としたテレビドラマ - Wikipedia参照)。
また、「おむすび」の前3作品は
◆らんまん(2023年前期)
植物学者・牧野富太郎がモデルの「槙野万太郎」(演:神木隆之介)
朝ドラでは数少ない男性主人公。
なお、男性主人公では他に
『娘と私』
1961年前期(朝ドラ第1作):
作家・獅子文六*2の小説「娘と私」(現在はちくま文庫)のドラマ化。主人公は獅子がモデルの作家*3(演:北沢彪)
ということで朝ドラ第1作は実は男性主人公でした。
『心はいつもラムネ色』(1984年後期)
1984年後期:落語作家・秋田実がモデルの「赤津文平」(演:新藤栄作)
『凛凛と』
1990年前期:川原田政太郎 - Wikipediaがモデルの「畠山幸吉」(演:田中実)
『ゲゲゲの女房』
2010年前期:漫画家・水木しげる(本名:武良(むら)茂)がモデルの「村井茂」(演: 向井理)
『マッサン』
2014年後期:ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝がモデルの「亀山政春」(演:玉山鉄二)
『まんぷく』
2018年後期:日清食品創業者・安藤百福がモデルの「立花萬平」(演:長谷川博己)
『エール』
2020年前期:作曲家・古関裕而がモデルの「古山裕一」(演:窪田正孝)
『あんぱん』
2025年前期予定:漫画家・やなせたかしがモデルの「柳井嵩(やない・たかし)」(演:北村匠海)
『ばけばけ』
2025年後期予定:作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)がモデルの「ヘブン」(演:トミー・バストウ)
(但しこれらの作品では男性主人公の妻も主人公のダブル主人公)
等がある。
◆ブギウギ(2023年後期)
「ブギの女王」として一世を風靡した歌手・笠置シヅ子がモデルの「福来スズ子」(演:趣里)
◆虎に翼(2024年前期)
日本初の女性弁護士、女性判事の一人で「原爆裁判」に東京地裁判事として関わった三淵嘉子*4がモデルの「猪爪寅子」(演:伊藤沙莉)
と「勿論創作部分もある」とはいえ、実在の人物がモデルなのに対し、今回久しぶりに「架空人物」が主人公です(連続テレビ小説 - Wikipedia参照)。
*1:神戸市灘の「榊酒蔵」を舞台に、女性酒職人を目指す主人公・榊泉(演:佐藤夕美子)とその家族が描かれている
*2:1893~1963年。本名は岩田豊雄。文学座創設メンバーの一人。没後はほとんどの作品が絶版となっていたが、『コーヒーと恋愛』(2013年、ちくま文庫)の復刊を契機に『てんやわんや』(2014年、ちくま文庫)、『悦ちゃん』『娘と私』(以上、2015年、ちくま文庫)、『自由学校』(2016年、ちくま文庫)、『胡椒息子』『青春怪談』『箱根山』『バナナ』(以上、2017年、ちくま文庫)、『沙羅乙女』『やっさもっさ』(以上、2019年、ちくま文庫)、『金色青春譜:獅子文六初期小説集』(2020年、ちくま文庫)等が刊行されている(獅子文六 - Wikipedia参照)
*3:このドラマにおいては名前を与えられていない