今日も「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(7/28分)(追記・訂正あり)

島田洋一ブログ 「【直言】 六者*1協議再開を誘う対北支援*2に反対せよ」
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2376755/

 太陽政策のような積極的経済支援ならともかくやらないと餓死者が出る食糧支援に反対というのだから珍右翼「島田」(珍右翼集団「珍右翼が巣くう会」副会長)の外道ぶりには本当に呆れます。

キング北朝鮮人権問題特使は、「食糧支援は北によるモニター(監視員)受け入れが条件となる。例えば、支援前と支援後に子供たちの腕の太さを測り、本当に口に入ったかどうかを確認する」などと述べた。
 これは危うい姿勢だ。北は、「計測用」の少数の子供にのみ食事を与え、あとの食糧は秘密警察等に回すだろう。「別人のようにふっくらしたでしょう」と別人を出してくるかも知れない。それが予想できないほど、キング氏がナイーブとは思えない。あえて騙されても、とにかく交渉を始めたいのだろう。

島田の「北朝鮮が不正を行いそれをアメリカは見抜けないだろう」という主張には何の根拠もありません。
そもそも「不正を働けないようにしよう」とか「不正を働いても、食料が少しでも国民の口に入るならマシ」と考えないところが珍右翼クオリティです。
それとさすがに、別人は北朝鮮も出さないでしょうし、出したらアメリカも見抜くでしょう。

交渉開始の「呼び水」は、往々にして、援助提供側の追加譲歩の「呼び水」となる。

バカバカしい。「追加譲歩」(島田が何を想定しているのか知りませんが)が適切でないなら、「追加譲歩」しなけりゃ良いだけの話でしょう。食料援助の是非とは全く関係ない。

中国がエネルギー供給を止めれば、北はウラン濃縮用の遠心分離機を動かせなくなる。

そんなあり得ないことを妄想してどうするんですか?。中国がそんな事をするわけがないでしょう。
しかも仮にそういうことをしたとして追い詰められた北朝鮮が暴走しないという保障はどこにもないし。

北は、核ミサイル開発や強制収容所管理の資金を回せば、国際市場でいくらでも食糧を調達できる。

 本当にそうなのか自体疑問でしょうし、仮にそうだとしても「餓死者が出ても構わない、恨むなら軍事優先の北朝鮮を恨め」というのは、私には人間の言う台詞とは思えません(特にハト派ならまだしも、北朝鮮を軍事優先路線に追いやってる島田のようなタカ派がそう言うことには怒りを覚える)。
 反原発をスローガンとする国が、「日本が脱原発しない限り、うちは震災支援なんかしないよ。また原発事故起こされたら困るし、そんな常識のない国に援助して意味があるの?」「原発推進をやめれば浮いた金が震災復興に使えるんじゃないの?」「今の日本に震災支援することは原発推進派支援と同じ事だよ」「日本人は恨むのなら、俺たちではなく原発推進派を恨めよ。原発がなくなることは日本人にとってもメリットがあるんだから俺たちを恨むのは筋違いだ」と言ったら島田はそれを支持するのか?
 島田の言ってることはそのくらいの暴論だと思うが。

有害無益な六者協議

そう言うバカなこと言ってると日本抜きで5者協議にされると思うぞ。島田は「他の5カ国は『俺様の国』『偉大な日本様』を無視することなんか出来ない」と思い上がってるのか?

*1:北朝鮮を国扱いしたくない珍右翼が6カ国協議という言葉ではなく6者協議という言葉を愛用するようだが私に限ればあまりそういうことにこだわっておらず、ある時は「6者」、あるときは「6か国」と適当に使っている

*2:少なくとも論理的には北朝鮮食糧支援と6者協議は関係ないが?