■【経済裏読み】中国人警官がミラノ、ローマを巡回…伊政府のお目当ては“爆買い”客の取り込み こびを売るにもほどがある
http://www.sankei.com/west/news/160525/wst1605250003-n1.html
「日本だって爆買い客を取り込んでるジャン」「つうかイタリアが何しようと産経に関係ないだろ」て話です。右翼読者にこの種のアンチ中国記事が受けるんでしょうが本当に産経には呆れます。
CNNマネー（電子版）は今年３月、世界旅行ツーリズム協議会（WTTC）の報告として、中国人観光客が2015年に世界各地の旅先で使った金額は約2150億ドル（約24兆３千億円）に達する過去最高額を記録したと報じた。前年比で53％の大幅増で、この金額はカタールの年間のGDPを上回る水準という。
であるなら
毎年３００万人以上の中国人観光客が訪れるイタリアでは５月から、ミラノとローマで制服姿の中国人警官４人が街頭で巡回し、地元警察と情報を共有して中国人観光客のトラブル解消や犯罪被害の報告などを手助けする制度が始まった。CNNや中央日報など複数のメディアが報じている。
イタリアのアルファノ内相は記者会見で、「合同巡回査察は中国人観光客に安全だという認識を高めてもらうために用意した欧州初のサービス」と強調した上で、「効果が良ければほかの都市に拡大する予定」と明らかにした。
という中国人観光客取り込みは当然の政策です。
しかし、考えてみると恐ろしい話だ。中国公安部の管轄下にある警察組織の人間が外国の街を巡回査察するのである。中国政府には別の目的があるのではないかと、勘ぐってしまう。
こういう馬鹿な事が書ける産経には心底呆れます。別の目的（スパイ活動？）などイタリア政府が認めるわけがないし、もちろん「別の目的」をやりたいなら秘密裏にやることもできるわけです。
つうか「性格が違うとは言え」、米国の警察官*1がオバマ警護に日本上陸しても何も言わない新聞が良くこういう事を言うもんです。
