「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2/3分:巣くう会集会の巻&北朝鮮最新ニュース、ほか)(追記・訂正あり)

 巣くう会集会以外にも色々と書いています。
朝鮮日報『[インタビュー]女優・藤井美菜 韓国での活動を再開』
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/02/26/2017022601474.html

 2013年に韓国MBCのバラエティー番組「私たち結婚しました」の世界版でFTISLANDのイ・ホンギと夫婦を演じて人気を博した。昨年は韓中合作映画「もっと猟奇的な彼女」に出演した。
 韓日を股にかけて活動することについては、「とても不思議でロマンティック」なことだと語る。例えば演技については、日本では感情を出さないことが礼儀だと考えて抑えているが、韓国では感情的な演技を見せることが普通だという。これだけでも、演技の幅が広がる。

 「芸能音痴の小生」はこの藤井さんという方を知りませんが、今やこういう時代です。産経みたいな嫌韓国は実にバカバカしい。


■産経【激震・朴政権】朴槿恵大統領弾劾審理、午後結審か 韓国憲法
http://www.sankei.com/world/news/170227/wor1702270004-n1.html
 ついに朴クネにとどめが刺されるんでしょうか。
 なお、朴にとどめが刺される事はいいことですが「朴の不正を助長した大統領権限の巨大さや長年の政財界癒着」や「未だに朴を支持する狂信的支持者」、「朴の無法を容認し続けた政権与党」は残りますので問題は「朴失職」だけでは完全には解決しません。とりあえず野党の政権奪取と「その後の政治改革」を期待したい。


■産経【金正男氏殺害】犯行前日に誕生パーティー インドネシアの女容疑者
http://www.sankei.com/world/news/170227/wor1702270003-n1.html
 報道が事実なら、犯行前日にパーティーとかあまりにも能天気すぎるので「暗殺なんて知らんかった」が信憑性をもつニュースです。
 もし本当は知っていたのに「パーティーを中止したら怪しまれる」「とにかくパーティーをいつも通りやりたい」だので「パーティーを開催した」のなら随分と神経の太い御仁です。


■NHKBSプレミアム『アナザーストーリーズ「北朝鮮 拉致を暴いた人たち 〜闘いは終わらない〜」』
http://www4.nhk.or.jp/anotherstories/x/2017-03-01/10/22441/1453052/ 
 予告画像に産経の阿部雅美だの、朝日放送の石高健次*1だのが登場するのに「我らが日本共産党の橋本敦閣下」がいないことには「ああ、はいはい、NHKは権力(つうか自民党)の犬だもんねえ(呆)」感が半端ありません。たぶん橋本閣下には触れないんだろうな。下手したら宇野外相、梶山国家公安委員長答弁にすら触れないんじゃないか。小生の家はBS契約してないので見れませんけど。
 ちなみにこの「アナザーストーリーズ」は

大韓航空機爆破事件 ナゾの北朝鮮工作員・キム・ヒョンヒ(2016年4月6日)
よど号ハイジャック事件 明かされなかった真実(2016年6月1日)

つうことで北朝鮮が大好きみたいです(ウィキペ「アナザーストーリーズ」参照)


福井新聞『国内発見の宮内和也さんが心境 19年間悩み葛藤、福井新聞に語る』
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/115950.html

 失踪した1997年4月24日夕、カヌーで海に出て、ロシアタンカー重油流出事故*2の影響がないか調べていた。インストラクターとして子ども向けのカヌー研修を夏場に控えていたためだ。
(中略)
 仕事はインストラクターだけでなく、プールや体育館の管理などもあり、全て1人でこなしていた。夏場はほとんど休みなし。仕事のプレッシャーもあって、何もかもが嫌になり、逃げ出したくなってしまった。
 2、3万円入った財布を持ち、夜通し旧上中町*3(現・同県若狭町)まで歩き、(滋賀県の)今津行きのバスに乗り大阪に出た。とにかく誰にも見つからない場所に行きたかった。

 もちろん「失踪していいとは言いませんが」過大な仕事負担がかかって精神に異常を来していたのではないかと思いますね。つまり過労自殺してもおかしくない精神状態です。
 「ノーペナルティというわけにも行かないでしょうが」果たして町は彼を一方的に非難し、懲戒免職にし、過去に支払った賃金を全額返還請求をすることが適切なんでしょうか。

現在は大阪市内のアパートに1人で住み、サービス業の社員として働いている。特定失踪者という過去を知っているのは会社の幹部だけで、職場では偽名を使っている。

 それも何か嫌な人生ですがもはや仕方がないのでしょうか。いっそその会社を辞めて福井に戻ることはできないんでしょうか。

 自分に拉致の疑いがかけられていることを知ったのは、失踪してから1、2年後。雑誌か何かで読んだ。自分のニュースを見るのは嫌だったが、両親や子どもの情報が得られるのもそのニュースだけだった。ああ、おやじ元気そうやな、母ちゃん腰曲がってきたなとかも、拉致のニュースでしか知ることができなかった。つらかった。
 警察が国内発見を発表した前日の昨年6月15日、自宅を出たときに、敦賀署の方らに「宮内さんですね」と言われ「はい、そうです」と答えた。三方町職員だったときの自分を知っている人が、大阪のバスの中で私を見かけ*4、警察に伝えたらしい。
 そのときは正直ホッとした。名前を偽り、見つからないように生活することに疲れていたからだと思う。

 自分から名乗り出ることができなかった精神状態には心から同情します。

自分が国内で見つかったことで、特定失踪者の活動の妨げになっているとしたら、本当に申し訳ない。

 特定失踪者など完全な与太なのでそこまで恐縮することもないのですが。そもそも「宮内さん発見以前」から国内で発見された特定失踪者は「宮内さんのような生存ケース」「小山修司さんや山本美保さんのような遺体発見ケース」と山ほどあります。宮内さんが初めてでは全然ない。
 まあ、「特定失踪者活動」をしていた宮内さんの知人には恥をかかせたことは事実でしょうが、そもそも「1997年の失踪」を北朝鮮拉致と思う方がおかしい。犯罪に巻き込まれたと思うならまだしも。

 地元の人にも一軒一軒回って謝らなければいけないが、それでは逆に迷惑がかかると思い、マスコミを通じて自分の気持ちを伝えたかった。

 まあ個人的には「今さらわびられてもなあ」「そもそも最初から北朝鮮拉致だと思ってないし」つう気はします。

若狭町からは給与返還請求がきているが、私がいない間、そのお金で子どもを大きくしてもらった。返していくのが当然だと思っている。

繰り返しますが

もちろん「失踪していいとは言いませんが」過大な仕事負担がかかって精神に異常を来していたのではないかと思いますね。つまり過労自殺してもおかしくない精神状態です。
 「ノーペナルティというわけにも行かないでしょうが」果たして町は彼を一方的に非難し、懲戒免職にし、過去に支払った賃金を全額返還請求をすることが適切なんでしょうか。

と思います。要するに「全額ではなくある程度割り引いてもいいんじゃないか」つうことです。
 彼が過労自殺してたらそれこそ遺族に賠償金を払う必要が生じたわけですから。


■朝鮮新報『〈札幌アジア大会フィギュアスケートペア、朝鮮選手が銅メダル獲得/フリースケーティング
http://chosonsinbo.com/jp/2017/02/il-1124/
朝日新聞『フィギュア銅の北朝鮮ペア「いい経験」 冬季アジア大会
http://www.asahi.com/articles/ASK2T5SM8K2TUTQP02H.html
産経新聞北朝鮮、今大会初のメダル 札幌冬季アジア大会
http://www.sankei.com/photo/story/news/170225/sty1702250018-n1.html
時事通信北朝鮮ペア「居心地よかった」=フィギュアスケート・ペア−冬季アジア大会
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017022500543&g=spo

 一応ここで北朝鮮選手への祝意を表明しておきます。
 なお、北朝鮮シンパ(アンチ韓国)だの在日朝鮮・韓国人だの誤解されるのも不快なので、日本と韓国の奮闘も紹介しておきます。
【日本】
朝日新聞
■アイスホッケー女子、中国破り初優勝 冬季アジア大会
http://www.asahi.com/articles/ASK2T6X39K2TUTQP03Y.html
■スキージャンプ、団体で金 冬季アジア大会
http://www.asahi.com/articles/ASK2T2VPQK2TUTQP00D.html
日経新聞
アルペン長谷川が2冠 札幌冬季アジア大会
http://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK60190_V20C17A2000000/
■高木美、金3個目 札幌冬季アジア大会
http://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK41108_T20C17A2000000/
毎日新聞冬季アジア大会:五輪への通過点 IH日本女子が初の金』
http://mainichi.jp/articles/20170226/k00/00m/050/105000c
NHKアジア大会 スノーボードハーフパイプ 男女ともに銅』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170225/k10010890071000.html
サンケイスポーツ『男子個人ラージヒルで中村が優勝、岩佐が2位/冬季アジア大会
http://www.sanspo.com/sports/news/20170224/ski17022419440014-n1.html

【韓国】
朝鮮日報
■フィギュア女子 崔多彬が韓国歴代初の金=札幌アジア大会
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/02/25/2017022501374.html
アルペン男子回転 鄭東鉉が金=札幌アジア大会
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/02/25/2017022501257.html
バイアスロン男子 キム・ヨンギュが銅=札幌アジア大会
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/02/24/2017022401435.html
■韓国スピードスケート アジア大会で過去最高成績=平昌に期待
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/02/25/2017022500511.html


福井新聞『拉致風化強い懸念、救う会福井会長 就任1年「若者にも伝えていく」』
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/115940.html
 危惧も何も既に風化しています。私見では風化するのは「日朝間の動きに変化が見られないこと」そして「救う会が極右団体であるため拉致被害者ですら多くが距離を置いてること」が大きな理由です。
 と言っても救う会関係者は「俺達の何が極右だ!」と反発するだけでしょうけど。

 地村さんも(ボーガス注:小浜市役所を定年退職後は)帰国以来初めて署名活動に協力したり、集会で自ら手を挙げて発言してくれたりした。地村さんがいるのといないのとでは世論の盛り上がりが違う。

 拉致被害者・地村氏の集客力に頼らざるを得ない点である意味「運動としてご臨終」でしょう。
 まあ、救う会福井会長が「地村氏の同級生」ということで地村氏もつきあってるようですが「お母さんが行方不明の曽我さん」を除いてほとんどの拉致被害者救う会とつきあってないわけです。


ライブドアニュース田原総一朗安倍晋三氏の拉致問題対応を批判「変なものを付けてるだけ」』
http://news.livedoor.com/article/detail/12720601/

 24日深夜放送の「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)で、田原総一朗氏が、安倍晋三首相への不満を連発した。
 番組では「激論! 安倍政権と日本の未来」と題し、与野党論客と識者が顔を揃えた。そして自民党安倍政権の今後と、緊張する北朝鮮情勢などについて、司会の田原氏と討論を戦わせていった。
 前半、北朝鮮問題にテーマが及ぶと、ジャーナリスト・青木理*5が「(かつて)拉致問題で注目を集めた安倍さんは、第二次政権になってから北朝鮮との関係において何もしていない」「拉致問題を解決しようじゃないかということを政治家の原点にしたのだったら、本来は北朝鮮に色々やるべき」と、指摘する。
 この意見には、田原氏も同意だったようだ。並んで座る自民党参院議員の山本一太*6に「第一さあ。安倍さんて、拉致の問題をまともに考えてるの?」と食ってかかり始める。さらに、「何か変なものを付けてるだけじゃない!」と、自身のスーツの胸の前に手を運んだのだ。拉致問題解決を願うブルーリボン運動のバッジを匂わせ、批判を続けていく。

 http://www.tv-asahi.co.jp/asanama/contents/theme/0103/によれば山本一太青木理氏以外の出演者は
遠山清彦*7公明党衆議院議員
福山哲郎*8民進党参議院議員
・辰巳孝太郎(日本共産党参議院議員
飯田泰之*9明治大学准教授)
井上達夫*10東京大学大学院教授)
・岩田温*11政治学者、大和大学専任講師)
・萩谷麻衣子*12(弁護士)
・三浦瑠麗*13国際政治学者、東京大学政策ビジョン研究センター講師)
百地章*14国士舘大学大学院客員教授

*1:著書『金正日の拉致指令』(1998年、朝日文庫)など

*2:いわゆるナホトカ号事故のこと

*3:三方町と合併し現在は若狭町

*4:年齢による変化もあったろうによくわかったもんです。

*5:著書『日本の公安警察』(2000年、講談社現代新書)、『北朝鮮に潜入せよ』(2006年、講談社現代新書)、『ルポ 拉致と人々:救う会公安警察朝鮮総連』(2011年、岩波書店)、『トラオ:徳田虎雄・不随の病院王』(2013年、小学館文庫)、『抵抗の拠点から:朝日新聞慰安婦報道」の核心』(2014年、講談社)、『日本会議の正体』(2016年、平凡社新書)、『安倍三代』(2017年、朝日新聞出版)など

*6:第二次安倍内閣沖縄・北方等担当相

*7:公明党国際局長

*8:菅内閣官房副長官民主党政調会長(海江田代表時代)を経て現在、民進党幹事長代理

*9:著書『ゼロから学ぶ経済政策』(2010年、角川oneテーマ21)、『世界一わかりやすい経済の教室』(2013年、中経文庫)、『地域再生の失敗学』(2016年、光文社新書)など

*10:著書『現代の貧困:リベラリズムの日本社会論』(2011年、岩波現代文庫)、『世界正義論』(2012年、筑摩選書)、『自由の秩序:リベラリズム法哲学講義』(2017年、岩波現代文庫)など

*11:著書『チベット大虐殺と朝日新聞』(2008年、オークラ出版)、『だから、改憲するべきである』(2013年、彩図社)、『平和の敵 偽りの立憲主義』(2015年、並木書房)、『人種差別から読み解く大東亜戦争』(2015年、彩図社)など

*12:最近流行のタレント弁護士の一人のようです。著書『一気に解決! 損をしない! 婚活・離活法律相談』(2009年、WAVE出版)

*13:著書『シビリアンの戦争』(2012年、岩波書店)、『日本に絶望している人のための政治入門』(2015年、文春新書)、『「トランプ時代」の新世界秩序』(2017年、潮新書)

*14:著書『靖国憲法』(2003年、成文堂選書)、『卒業式・入学式 学校現場での国旗・国歌の指導は当然:国際的礼儀学ぶ権利踏み躙る「東京地裁判決」』(共著、2007年、明成社)、『新版・外国人の参政権問題Q&A:地方参政権付与も憲法違反』(2009年、明成社)、『緊急事態条項Q&A』(2016年、明成社)など