今日の産経ニュース(3/3分)(追記・訂正あり)

■公明・漆原氏「バラバラの野党に結集軸与えかねない」 首相の「改憲成し遂げる」発言に懸念
http://www.sankei.com/politics/news/160303/plt1603030021-n1.html
 「あるべき憲法論議」ならともかく「野党の結集軸」云々って全く非常識です。政治家というのは少なくとも建前ではこういう「露骨な党利党略」は語るべきではないでしょうがそんな常識は漆原某氏には存在しないようです。

加憲を主張する公明党のスタンスに関し「護憲か改憲かといえば、わが党は改憲に属する」と言い切った。

 今まで加憲と言う言葉でごまかし続けてきた公明ですが安倍との長いつきあいにより「改憲で何が悪い」と公言するまでに党が右傾化したようです。


■【お金がない!】貧困が恐ろしいのは心まで壊すこと…生活保護家庭の苦悩を描く異色のマンガ『陽のあたる家』が売れている理由とは?
http://www.sankei.com/premium/news/160303/prm1603030002-n1.html
 産経とは思えない記事です。こうしたマンガが話題になるのは「生活保護が今や珍しくないから」で、そうなった理由の一つは「生活保護受給者、つまり貧困者を増やす自公の悪政」なのですがその辺り産経はどう考えてるんですかね?。産経上層部や阿比留のような安倍信者はともかく、この記事を書いた「村島有紀記者」は自公に対する一定の批判意識があるのかも知れません。つうか村島記者は産経以外にいた方が絶対に幸せだろうし、当人も「チャンスがあれば朝日、読売、毎日などに動く気満々」かもしれない。


■【栃木女児殺害公判】被告母「やってないと信じ」
http://www.sankei.com/affairs/news/160303/afr1603030017-n1.html
 まあ、「当人が自白した(しかもいわゆる秘密の暴露あり)」とか「自宅から凶器が発見された」とかでない限り、「無実を信じる」のは、親族として当然の感情でしょうね。

http://www.sankei.com/affairs/news/160227/afr1602270018-n1.html
勝又被告は偽ブランド品をめぐる商標法違反事件で勾留中だった26年2月に、有希ちゃんの殺害を供述。

というのは「別件捜査では?」「身柄拘束をいいことに無実の罪を押しつけたのでは」という疑惑は感じて当然でしょう。なにせ「物証は乏しい」そうですから。日本の警察、検察の冤罪防止に消極的な態度には「冤罪阻止の熱意がないと疑われたくなかったら捜査の可視化に積極的に応じろよ」と不快に思いますね。


■【栃木女児殺害公判】被告人質問 「パニックになり調書にサイン」
http://www.sankei.com/affairs/news/160303/afr1603030032-n1.html
1)日本で何度も冤罪事件があり
2)にもかかわらずいわゆる捜査の可視化や捜査責任者(刑事、検事)の処分などの冤罪防止策もろくに実現しない、のだから、こうした「パニックになり調書にサイン」という発言は嘘とは言い切りません。「罪を認めれば情状酌量してやる」という悪魔の誘いにのってしまったという発言は、過去の冤罪事件で「冤罪被害者から」良く聞かれる発言です。