■石川県知事に谷本氏、現職最多の7選
http://www.sankei.com/west/news/180311/wst1803110043-n1.html
石川県知事選は11日投開票の結果、いずれも無所属で、現職の谷本正憲氏*1(72)=社民推薦=が、新人の元県労連議長、小倉恵美氏(65)=共産推薦=を破り、7選を果たした。7選は現職知事として最多の当選回数。
谷本氏は社民党に加え、自民、公明、民進各党の県組織から与野党相乗りでの支援を受けた。県内全ての首長や連合石川、多くの業界団体も支持に回り、終始先行した。
こういう相乗りが政治不信を招いてるという認識はないのかという怒りを禁じ得ません。
■【森友文書】文書書き換え 「改竄ではなく訂正」 自民幹部「問題なし」冷静
http://www.sankei.com/politics/news/180311/plt1803110007-n1.html
明らかな改竄を訂正とは呆れます。訂正に過ぎないなら、佐川長官が辞任する必要もないし、彼を減給処分する必要も無いでしょう。
とはいえ
公明党の山口那津男*2代表は10日、視察先の福島県内で記者団に「(麻生氏*3は)政治的責任を負う中で、状況全体を把握し、とにかく説明責任を果たしてもらいたい」と注文をつけた。
ですから少なくとも公明党からは「公明党と安倍を守るために」、「『改竄では無く訂正』という言い訳では済まない」という認識の元に「麻生大臣自発的辞任論(そして麻生が自発的に辞めない場合の更迭論)」がでているのかもしれません。
そしてもしかしたら「佐川長官同様」に「後で面倒を見てやる(ほとぼりが冷めた頃に重用してやるなど)と因果を含め麻生を辞任させようと与党内部で動いてる」のかもしれません。それに麻生が応じるかどうか、応じない場合に安倍が麻生を更迭するかどうかはともかく。
もちろん麻生が辞任したところで問題は解決しません。「本丸は安倍」であり安倍こそが首相辞任すべきです。
なお、麻生とは性格が違いますがウィキペ「罷免」によれば過去には
・片山*4内閣の平野*5農相
米価問題で西尾*6官房長官と対立したため(平野は引き上げを主張、西尾はそれに反対)
・第4次吉田内閣の広川*7農林相
吉田*8首相懲罰動議採決について反吉田の立場から欠席したため
・第3次中曽根*9内閣の藤尾*10文相
韓国併合正当化暴言による更迭
・第2次小泉*11内閣の島村*12農林相
衆議院解散(いわゆる郵政解散)の閣議決定への署名を反対の立場から拒否したため
・鳩山内閣の福島少子化等担当相
普天間基地移設問題に関し、県外移設を反古にしようとした鳩山首相に反対したため
といった大臣更迭があります。
*2:公明党参院国対委員長、参院政策審議会長、公明党政調会長などを経て代表
*3:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長などを経て首相。現在、第二〜四次安倍内閣副総理・財務相
*5:1954年(昭和29年)の保全経済会事件に保全経済会顧問として関与したことから、捜査当局の事情聴取を受ける。結局、平野はこの責を取る形で右派社会党を離党、1955年衆院選では無所属で出馬するが落選した。
*6:片山内閣官房長官、芦田内閣副総理、民社党書記長など歴任
*7:吉田内閣農林相、行政管理庁長官などを歴任
*8:東久邇、幣原内閣外相を経て首相
*9:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相、自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相
*10:鈴木内閣労働相、自民党政調会長(中曽根総裁時代)、中曽根内閣文相を歴任
*11:宮澤内閣郵政相、橋本内閣厚生相などを経て首相