NHKスペシャル「“隠れ脂肪肝”が危ない 」

NHKスペシャル | “隠れ脂肪肝”が危ない
 今年度の健康診断で「隠れ脂肪肝」を指摘されたので思わず視聴。

 これまでは医師の間ですら「たかが脂肪肝。大酒飲みだけの問題で、原因となるお酒を控えれば大丈夫」と甘く見られてきた。しかし近年、その常識が覆されつつある。
 アルコールを原因としない「非アルコール性脂肪肝」が急増

 「非アルコール性」というのは「食べ過ぎと運動不足」による肥満が原因でおこるもので小生も「非アルコール性」ですね。この番組のメインの話は「非アルコール性」でした。
 番組では「20代から10キロ以上太っていた*1ら隠れ脂肪肝ないしそれの予備軍(20代がガリガリで、30代以降でまともな体重なんてまずないから)」といってましたが小生の場合ももろにそれに該当します。
 で脂肪肝は放っておくと最悪、肝硬変や肝臓がんという「死に至る病」の原因になるわけです(番組でも散々脅してました)。
 もちろん「アルコール性」も問題ですが、これは「飲酒しなければ解決」なので小生のような「酒は好きだがやめようと思えばやめられる(実際、最近は酒席以外ではほとんどのんでいません)」場合、「ある意味簡単」です。
 で「非アルコール性」の解決法ですが結局「食事制限と運動」、これしかないわけです。ただいったん太ってしまうとこれがなかなか厄介です。「運動が好きでなくて、食事が好き」で太ったわけですからそう言う生活習慣の改善はなかなか難しい。
 なお、「睡眠不足」も肥満の要因になるので注意が必要なんだそうです。まあ睡眠不足の問題は「肥満云々」とは別の意味でもっぱら問題の訳ですが。
 他の指摘としては以下のようなことがありました。
1)甘い飲み物は避ける
 もちろん基本的に「全般的な食事制限が必要」なわけです。「甘い物をのまなければ大食しても大丈夫だ」つう話ではないことは当然の前提です。
 では1)がどう言うことかというと、人間、自分に甘いので、つい「食べ物じゃないから大丈夫だ」だの「スポーツドリンクだからいい」だの、「甘い飲み物だがコーヒーの微糖だからいい」だの「思いたい」ですが基本、糖分は結局肥満の原因の訳です。
 まあ、要するに喉が渇いたら無糖の飲み物が一番望ましい、つうことです。
2)蛋白質の摂取は植物性タンパク(豆腐、納豆などの大豆製品)が望ましい
 もちろんこれまた基本的に「全般的な食事制限が必要」なわけです。「植物性タンパクの摂取に務めれば大食しても大丈夫だ」つう話ではないことは当然の前提です。
 では2)がどう言うことかというと、人間、自分に甘いので、つい「蛋白質は炭水化物とは違う」と思いがちだが、「動物性タンパク(肉、魚)」の場合、通常「肥満の原因となる脂肪がセット」のわけです。「脂肪分の全くない魚や肉」とかあまりない(おいしくないですし)。そこで「肥満予防の意味」では植物性タンパクの摂取が望ましいという話です。
3)日頃から歩くことに努める
 もちろん「歩くだけで痩せる」つうことはまずないです。別途ジョギングだの「スポーツジムのトレーニング」だの何かスポーツすることは必要です。ただ歩くつう事は簡単にできますからね。

*1:これは「30代以上の人の話」で、20代の人の場合は「最近急激に太った」という条件に変わります。