先々週及び先週の週刊漫画ゴラク(2023年9/18記載)

読んだ本 - 情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明
 素手での殺人術を身に付けてるのには驚き。>警部補ダイマジン@リチャード・ウー×コウノコウジ

 「素手での殺人」が「(木刀、手ぬぐいなど凶器を用いない素手での)撲殺や絞殺」等ならともかく「頭の特定の部位」を「外部から素手で打撃」し「人為的脳卒中」を起こして「病死(脳卒中)に見せかける」という「北斗の拳かよ?」と言いたくなる殺人術ですからね。しかも「打撃ができる至近距離」にいるとはいえ相手は拳銃を持って自分を殺そうとしている。
 拳銃を発射する前に、隙を突いてハイスピードで「頭の特定の部位」に打撃を決めた上「特殊殺人術」で「病死(脳卒中)に見せかける」とは「漫画だからあり得る殺し方」でしかない。
 まあ、素手での殺害がありうるとしたら拳銃を発射する前に、隙を突いてハイスピードで打撃して抵抗力を奪った上で、「柔道の絞め技」で絞殺か?。それだって容易にできる話ではないし、そもそも相手が拳銃を持っている時点で「正当防衛に偽装した殺人」した方が楽だと思うんですけどね。「脳卒中で死亡した」設定にするために拳銃は勿論廃棄する必要が出てくるし。


◆わたしの死に方
 「身近にある死の危険」の紹介漫画で、今回は、今年も多くの死亡者が出た「熱中症」ですが、「スポーツ飲料や経口補水液*1の飲み過ぎは糖分の過剰摂取を招き、かえって健康に悪い(熱中症になった時は経口補水液が有効だが、そこまで行かない時点では水分補給は糖分を含まない飲料が望ましい)」等、「マスコミ報道等で、既にかなり普及していると思われる一般的な指摘」であまり意外性はありません。

【参考:熱中症の予防】

「熱中症について」:みんなの医療ガイド | 公益社団法人全日本病院協会
○ 服装を工夫
 素材は、(ボーガス注:汗の)吸収性や通気性の高い綿や麻などがいいでしょう。
 また、熱がこもらないよう、襟ぐりや袖口があいたデザインもおすすめです。
 ちなみに、薄着のほうが涼しいとはいえ、インナーを着たほうが肌とインナー、インナーとアウターの間に空気の層ができ、外からの熱気を遮断してくれます。
○ こまめな水分補給
 コーヒーや緑茶などのカフェインが多く含まれている飲み物、アルコール類は利尿作用があるので適しません*2
 また、汗をかくと、水分と一緒にミネラルやビタミンも失われます。水分補給だけではなく、ミネラルも補給するようにしましょう。
 ちなみに、スポーツ飲料は水分とミネラルを同時に補給できますが、糖分が多いのが欠点。飲み過ぎには注意が必要です。
 ミネラルを補給するには、(ボーガス注:無糖の)麦茶*3などのほうがいいでしょう。

熱中症が疑われる時の応急処置|大塚製薬
 「呼び掛けや刺激に対する反応がおかしい」、「応えない(意識障害がある)」時には(ボーガス注:自力で水分補給することができず)誤って水分が気道に流れ込む可能性があるため、無理に飲ませることは避けて下さい*4。「吐き気を訴える」または「吐く」という症状がある時は、口から水分を摂らせることは適切ではないため、医療機関での点滴等の処置が必要となります。

熱中症の予防|くすりと健康の情報局
◆冷やしすぎにも注意が必要
 (ボーガス注:温度が高ければ屋外でなく屋内でも熱中症は起こるので)エアコンの活用は熱中症予防に効果的ですが、冷やしすぎはよくありません。室内の気温をあまり下げてしまうと、涼しい部屋から暑い屋外などに出たときに、急激な気温差にからだが適応できず、めまいや気分の悪さなどが引き起こされることがあります。からだに負担をかけないためにも、あまり設定温度を低くしすぎない(24℃以下にならない)ようにしましょう。
◆「暑いから着ない」は逆効果
 暑いなら、「いっそ何も着ないで過ごすほうが涼しくていいのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、それは逆効果です。衣類は、汗を吸って蒸発させるのを助けるほか、直射日光の熱や紫外線から肌を守る役割も果たしています。
◆暑さに負けない「からだづくり」も大切
 熱中症は、からだが暑さに慣れていないことで起こりやすくなります。からだが暑さに慣れることを「暑熱順化」といいますが、ふだんから運動をしていて適度に汗をかく習慣がある人は、暑熱順化していることになり、熱中症にかかりにくくなります。1日30分程度のウォーキングを続けるなど、ふだんから暑さに対抗できるからだづくりをしておくといいでしょう。
 寝不足や二日酔い、疲れがたまっている、風邪気味、食事抜きなど、体調が悪いときも熱中症になりやすいため、十分な栄養と休養をとり、健康管理を心がけることも大切です。

*1:特に経口補水液は「脱水症状を急速に回復すること」を目的にスポーツ飲料以上に糖分や塩分が含まれている。

*2:コーヒー、緑茶、紅茶は日常良く飲まれる飲料なのでこうした指摘はよく理解できますが、「冗談ならともかく」マジで「アルコール(酒)で水分補給」という人間はまずいないと思います。酒の多飲は肝臓に負担がかかるし、「酒の利尿作用(酒飲みとして飲酒後、毎回トイレが近くなるので嫌というほど自覚させられる)」は「カフェインの利尿作用(酒ほどではなく自覚しづらい)」の比ではない。

*3:麦茶には「カフェインが含まれてない」という利点もあります。

*4:当人が自力で水分補給できる時だけ飲ませると言うこと。