今週の週刊漫画ゴラク(2023年11/11記載)

 読まないと理解できない感想が多いですがご容赦ください。読んだ本 - 情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明の感想の形で書いていきます。

 長男、引きこもりだが病院へ。今まで来てなかったのがいきなり主治医と話ってもなあ。病棟夫婦@宮川サトシ。

 その前に「長男の姉」が「あんたが長男なんだから、引きこもってないで、いい加減面倒を見なさいよ」とダメだしし、「病院に行く」と意を決するシーンがあります。
 「今まで来てなかったのがいきなり主治医と話ってもなあ」ですが、両親がどちらも末期ガンの上、病状は重いとは言え、特に精神状態に問題はない母親はともかく

 「病状を理由に妻(長男の母親)と別の病棟にいる」ことで「妻が虐待されてるに違いない、妻を出せ」とわめくまでに人格変容(病気の影響もある?)してしまった夫(長男の父親)

は明らかにやばい状態であり、息子を見ても、自分の異常さに気づくどころか「息子のお前も一緒に抗議しろ」と言うのを見ては(病状について)「主治医と話」をしないわけにもいかないでしょう。 
 「衝撃的事態」にそのまま放心状態で長男が帰宅してもおかしくない状況ではあるものの「見舞いに来た、また来る」で帰っていい状況では明らかにない。

最終回。川越で食べ歩き三昧。埼玉県内の本屋では平積みになるかねえ。お疲れさまでした。>埼食主義の女@なかじまもりお。

 食べ歩きは今回、薩摩芋ではなく「焼きおにぎり」「メンチカツ」。
 マンガにおいて店名が紹介されませんが、多分「川越+焼きおにぎり、メンチカツ」でググってヒットした以下の店(メンチカツは複数ヒットしましたが)だと思います。

川越一番街商店街にあります中市本店は、かつお節を中心に、様々な乾物を取り扱っております。
 店頭にて手作りの「ねこまんま*1焼おにぎり」を販売しています。
 かつお節と昆布でだしを取った自家製のだし醤油を塗り、本枯節・いわし節をまぶします。(お米は地元・埼玉県産コシヒカリ
 川越にお立ち寄りの際は、ぜひご賞味ください。

【川越市】じつは名店ぞろい! 市街地の美味しいメンチのお店5選!(編集工房水夢) - エキスパート - Yahoo!ニュース
店舗名/肉の吉田
 住所/埼玉県川越市仲町11-1
 営業時間/10:00~19:00(注文受付時間11:00~13:00、16:00~18:30)
 定休日/毎週日・月曜日、祝日
店舗名/肉の十一屋
 住所/埼玉県川越市仲町3-26
 営業時間/9:00~18:30
 定休日/毎週水曜日、第1・3・5火曜日
店舗名/大手前
 住所/埼玉県川越市元町1-8-25
 営業時間/火・水曜日10:00~18:30、土・日曜日10:00~18:00
 定休日/月・木・金曜日
 「大手前」は「川越のメンチ」でもっとも有名なお店の一つといえるでしょう。これまで何度もテレビ番組で紹介されています。メンチの品名は「元祖肉巻きメンチカツ」です。こちらのメンチは品名に「肉巻き」という言葉がついていることが示すように、中の挽き肉などのタネの周りにうっすらと肉が巻いてあります。特に肉好きの方におすすめの逸品です。
店舗名/和牛ひつまぶし うし川
 住所/埼玉県川越市元町1-1-11
 営業時間/月~金曜日11:29~14:00(ラストオーダー13:30)、17:00~21:00(ラストオーダー20:00)&土・日曜日、祝日月~金 曜日11:29~15:00(ラストオーダー14:30)、17:00~21:00(ラストオーダー20:00)
 「和牛ひつまぶし・うし川」はA5和牛を贅沢に使った和牛ひつまぶしが人気のお店です。ただ、今回、フィーチャーするのは店頭で販売されているテイクアウトの「小江戸メンチ」です。「小江戸メンチ」は「A5和牛」と川越産の「小江戸黒豚」を使用しているとのこと。
店舗名/サイボク丸広川越店
 住所/埼玉県川越市新富町2-6-1 丸広百貨店川越店地下1階
 営業時間/「丸広百貨店 川越店」に準ずる(10:00~19:00)
 「サイボク丸広川越店」は埼玉県日高市の食品加工メーカー「サイボク」の直営店です。「サイボク」は豚の牧場を運営していて、その商品は豚肉や(ボーガス注:ソーセージ、ハム、ハンバーグなど)豚肉の加工品が中心です。そして、メンチもやはり豚肉を使用したものです(合い挽きではなく基本的には豚肉のみです)。

次回、最終回>よのなかの獣@保松侘助

 今回は、加害者家族をネタにした話の展開ですね。
 今までの話の流れは「主人公の中年男性・野狩英雄の一人娘である女子中学生・野狩鎮(母親を『通勤電車内にガソリンを撒いて放火した通り魔犯罪者*2』によって幼い頃殺害されており、悪人への憎悪の念が強い)」が「保護し『ハナブサ』と名付けた野犬(?*3)」によって「ストーカーなど悪人(加害者)共が必殺仕事人的に殺されていく*4(鎮の命令に従順な野犬*5によってかみ殺される)」わけですが、彼らの多くには家族がいるし、家族からすれば「家族だが、悪人だから殺されても仕方がない」とは通常ならない。
 「たとえどんな人間でも愛する肉親であり、必殺仕事人的に殺すほどの罪か?」となって恨み、報復しようとするのもある意味自然です。その結果、警察の鎮逮捕前に「殺された悪人Aの遺族(Aの弟で、鎮の中学の同級生)」によって猟銃で狙撃され、瀕死の重傷を負う「主人公・英雄の一人娘・鎮」。
 次回どうやって落とすか。
【11/18追記】
1)野犬は姿を消し、主人公・英雄の一人娘・鎮は結局死亡、被疑者死亡により「野犬による必殺仕事人」事件は曖昧なまま終了(鎮の犯行に加担した疑いで英雄も取り調べを受けるが証拠不十分で釈放)
2)「Aの弟」は殺人罪で少年院に送られる
3)妻だけでなく一人娘まで不幸な死を遂げたことで、人生に絶望した主人公・英雄は失踪するが死にきれず、彼を探し続けた昔の知人女性(Aによってレイプされそうな所を野犬&野狩の一人娘・鎮に助けられたことで、彼女自身は鎮の死について自責の念があった)の励ましの言葉によって立ち直ることを決意
4)野犬は英雄の前から姿を消すが、「鎮の遺志」を受け継ぎ、今後も「悪人殺害をする」であろうことが示唆される
と言うオチですね。


酒のほそ道
 今回は酒やつまみの蘊蓄まるでなし。
 酒席で『松島さんとさしで(二人きりで)酒が飲みたい』といきなり言う小篠君(先輩の女性社員で酒豪の松島さんに思いを寄せてる)に「岩間さん(主人公)レベルの立派な酒飲みになってからなら(さしで飲んでもいいが今はダメだ)」と意味深な断り方をする松島さん。
 これは、その場にいる人間、特に岩間当人(主人公)にとっては「小篠君も松島さんも勘弁してくれ」ですね。
 事前に「松島さんに告白するのでアシストして欲しい」の事前打ち合わせもなくいつもの「会社帰りの飲み屋」で「事実上の告白」。
 「松島さんがOKしたら問題ないが断ったら、俺どうしたらいいの?、小篠君もなんで事前に俺に言わないの?」と固まる岩間。
 しかも松島さんの断り方が「岩間さん(主人公)レベルの酒飲みになってからなら」ではねえ。
 「俺そんな大した酒飲みじゃないけど?、松島さんは変な誤解してるの?、それとも小篠君に断るためだけに俺を無理矢理美化してる?」
 「それは俺が『さしで飲みたい』と言えば松島さんは応じると言うこと?。そして単にさし呑みしてもいいというだけでなく、俺を恋愛や結婚の対象と考えてると言うこと?(いや、反応が怖いから言わないけど)」
 「まさか本気で小篠君が『さしで呑みたい』だけだと思ってないよね?。持って回った言い方だけど恋愛感情の告白だって気づいてるよね?」
 「俺とさし呑みする気なんか全くないのに、小篠君に断るためだけに俺の名前を出したのならそういうのは勘弁して欲しい。俺、松島さんがそんな酷い人だとは今まで思ってなかったし、今も思いたくないけど」
 「俺、これから小篠君や松島さんにどう対応したらいいんだろう?」と複雑な心境の岩間。

*1:ねこまんま」と言った場合「味噌汁掛けご飯」を意味することもあるが、この場合は「カツオ節ご飯」

*2:ガソリン放火の危険性については例えばガソリンを使った放火はきわめて危険だ - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照

*3:最終回では「ニホンオオカミ」の可能性が指摘された。

*4:父である英雄は娘の犯行に気づきながらも盲目的愛から追及することなく容認してしまう。

*5:【1】「行政の野犬狩り」に捕まりそうになった野犬を「可哀想だ」と一時的にかくまう(その後、野犬を解放)【2】夕方、中学からの帰宅途中に変質者に襲われた鎮が『助けて』と叫び声を上げる【3】鎮に恩義を感じたのか、「一時的にかくまわれた野犬」がその場に現れ変質者をかみ殺す【4】野犬を保護した鎮が「今後も悪人を殺すよう命令→必殺仕事人的殺人の開始」と言う流れですが、まあマンガだからあり得る話で現実的ではない。