テレ朝・おはよう時代劇『暴れん坊将軍3』第11話「河原の黄金を盗んだ奴!」(1988年放送の再放送)(2023年12月21日記載)

◆第11話「河原の黄金を盗んだ奴!」(2023年12月21日再放送)
 以下の通り、記事を紹介しておきます。

番組詳細|テレビ朝日
 堤の修復工事に関わる人足から「現場でひどい仕打ちを受けている」との訴状が吉宗(松平健)のもとに届いた。そんな中、人足たちの唯一の味方だった普請方の役人・三浦清左衛門(柴田侊彦)が、酔って川に落ち水死する*1騒ぎが起こる。この死に不審を抱いた吉宗は、清左衛門の妻・お国(衣通(そとおり)真由美*2)を訪ねた。お国の話では、彼は今まで足元がおぼつかなくなるほど酒を飲んだことは一度もないという。やがて清左衛門の死に、ある金貸し(園田裕久)が関わっていることを知った吉宗

暴れん坊将軍 III
第11話「河原の黄金を盗んだ奴!」
 大川藤原堤改修工事に食らいつき巨額のピンハネで私腹を肥やすワル、告発した正義漢の普請方役人・三浦清左衛門(柴田侊彦)は(ボーガス注:事故死に見せかけて)消される。これをネタに強請ったドケチの金貸し吉兵衛は新さんに諭され真相を告白、「手抜き工事*3でまた堤が決壊したら大儲け」と嘯く普請奉行・酒井田玄蕃頭(中山昭二*4)と口入屋「佃の栄五郎」は、上様に乗り込まれてしまう。
※(ボーガス注:ケチ兵衛こと)金貸し吉兵衛に(ボーガス注:「暴れん坊将軍1(1978~1982年)、2(第66話まで:1983~1984年)」で)初代め組小頭の園田裕久、吝嗇ぶりは落語ふう。口入屋に遠藤太津朗*5、(ボーガス注:遠藤が演じた、フジテレビ『銭形平次』(1967~1984年)の岡っ引き「三ノ輪の万七」、テレビ朝日『京都殺人案内』シリーズ(1980~2010年)の秋山京都府警捜査一課長のような)「コミカル要素」なしの怖いワル。
※ワルを成敗に乗り込む上様、鬼面つけて地蔵和讃を唱えながら登場。(ボーガス注:「賽の河原の鬼退治」という吉宗に向かって)普請奉行の捨て台詞は「上様に三途の川を渡って頂く」。

あふろん@芝神明
◆三浦ようやく命を狙われるのか
◆三浦がCM中に即死してしまった。いきなり三浦が土左衛門
◆(ボーガス注:偶然三浦の暗殺現場に出くわす)ケチ兵衛、お前目撃してただろ
◆(ボーガス注:ワルに苦しめられる人足達が徳田新之介(吉宗)の)目の前で熱い将軍様批判。(ボーガス注:『将軍をここに連れてきて、普請奉行と癒着する口入れ屋に苦しめられる俺たち人足の姿』を見せてやりたいも何も)連れてくるも何も目の前にいるんだが
◆(ボーガス注:暗殺の黒幕・普請奉行が『泥酔で溺死とは武士の名折れ』と因縁をつけて三浦の)家名断絶とか将軍様批判していいレベル
◆(ボーガス注:偶然三浦の暗殺を目撃し、実行犯の)ヤクザを恐喝するケチ兵衛。(ボーガス注:吉宗が)ケチ兵衛をしばいて吐かせれば解決しそう
◆(ボーガス注:偶然三浦の暗殺を目撃し、口止め料として50両要求とは)ケチ兵衛命知らず過ぎる
◆(ボーガス注:CMは『食後の血糖値が下がる』特定保健用食品の)フィットライフコーヒー。血糖値が気になる視聴者層直撃
◆(ボーガス注:口封じを恐れる吉兵衛が「徳田新之介」を自分の用心棒だとほらを吹くことで)勝手に巻き込まれる新さん
◆(ボーガス注:エンドの前に毎回流れる若山弦蔵の締めのナレーション)
 三浦清左衛門の遺児・和之進は家名存続を許され、小姓組に抜擢された。
 将軍直属の小姓は名門の子弟に限られるのがしきたりだった。
 それを破って三浦和之進を六十石の軽輩の家柄から抜擢したのは清左衛門の功に報いる吉宗の情けであった。

 恐喝の結果、殺されかける吉兵衛を救う吉宗。吉宗に追及され、ついに三浦暗殺を目撃したことを白状する吉兵衛。
 そして普請奉行の邸宅に乗り込み成敗する吉宗。

*1:勿論、他殺。酔って落ちたわけではなく腹部を殴って気絶させてから川に突き落とし、殴ってできた傷については「川に落ちたときに打ってできたのだろう」と言うインチキ検死でごまかすという酷い代物

*2:1947年生まれ。1965年、宝塚歌劇団に入団。当時の芸名は衣通月子。1977年退団。退団後は、舞台、テレビドラマ等で活動。退団後の芸名は、本名である真室の「ま」と祐三子の「ゆみ」を取って、真由美とした(衣通真由美 - Wikipedia参照)

*3:吉宗は、暗殺された三浦が生前、工事を「まるで賽の河原の石積み(無駄な努力のたとえ)」と批判していたことを知り、手抜き工事に気づく。

*4:1928~1998年。代表作として『ウルトラセブン』(1967~1968年)のキリヤマ隊長(中山昭二 - Wikipedia参照)

*5:1928~2012年。悪役の常連で、出演に東宝映画『子連れ狼・親の心子の心』(1972年)の柳生烈堂、東映映画『仁義なき戦い・代理戦争』(1973年)、『仁義なき戦い・ 頂上作戦』(1974年)の「明石組舎弟頭・ 相原重雄(山口組若頭・安原政雄がモデル)」、東映映画『県警対組織暴力』(1975年)の「大原組組長・大原武男」等(遠藤太津朗 - Wikipedia参照)