テレ朝・おはよう時代劇『暴れん坊将軍9』第38話(最終回)「天下取りの野望!吉宗VS宗春 涙の対決」(1999年放送の再放送)(2023年12月6日記載)

◆第38話(最終回)「天下取りの野望!吉宗VS宗春 涙の対決」(2023年12月6日再放送)
 以下の通り、記事を紹介しておきます。「暴れん坊将軍第9シリーズ」最終回で、明日からは『暴れん坊将軍3』(1988~1990年)の再放送(第1話『吉宗初暴れ!少女涙の訴え状』)になります。「9」の次が「10(2000年)」でない辺り「人気重視」で「順番は無視」なのでしょう。
 『暴れん坊将軍9』(1998~1999年)では

側用人「宍戸官兵衛」(高島忠夫:15話まで)「有馬彦右衛門」(名古屋章:16話から)
南町奉行大岡忠相」(田村亮
◆め組の頭「長次郎」(山本譲二
◆頭の妻「おぶん」(生稲晃子
◆御庭番「十文字隼人」(大森貴人)、「皐月」(東風平千香)

でしたが『暴れん坊将軍3』(1988~1990年)では

側用人「田之倉孫兵衛」(船越英二
南町奉行大岡忠相」(横内正
◆め組の頭「辰五郎」(北島三郎
◆頭の妻「おさい」(浅茅陽子
◆御庭番「左源太」(三ツ木清隆*1:第55話まで。第55話「左源太、愛に死す!」で悪党一味によって斬られて死亡)、「才三」(五代高之*2:第55話から)、「疾風」(菅野玲子:第76話まで)、「梢」(高島礼子:第77話から)

になります。

番組詳細|テレビ朝日
 尾張藩藩主・徳川宗春西岡徳馬)は、未だに兄・継友(宗春の先代の尾張藩主)が吉宗(松平健)と争って破れた将軍の座に執念を燃やしていた。そんなある日、(ボーガス注:徳田新之介として市中徘徊の)吉宗は忍者の集団に襲われる。大岡忠相田村亮)らの働きで危うく難を逃れたが、明らかに吉宗が将軍であることを知っての攻撃だった。一味のあとを追った隼人(大森貴人)の報告で、彼らが尾張藩上屋敷に入ったことを知った。翌日、芝増上寺の門前にあるそば屋に出向いた吉宗はそこで、この店の養女・美和(高松志穂)から亡き父の形見だという印篭を見せられたのだが(ボーガス注:それは尾張徳川家の葵の家紋*3だった)

暴れん坊将軍9
第38話「天下取りの野望!吉宗VS宗春 涙の対決」
 吉宗(松平健)が(ボーガス注:徳田新之介として)市中徘徊の情報を得て、(ボーガス注:暗殺しようと尾張藩配下の忍者で、吉宗を襲撃するという)過激な手段に出てくる尾張。一方、年のせいか情に脆くなり昔、芸者に生ませた子を探させる宗春(西岡徳馬)は、芝の蕎麦屋の養女となっているその娘・美和(高松志穂)が「徳田新之助」を兄と慕うさまを見る。「江戸を火の海にして混乱に乗じ吉宗を殺る」と息巻く側近は、宗春に(ボーガス注:「吉宗一人を暗殺するならともかく、そんな多くの民を犠牲にする野蛮な行為はできぬ」と)計画を却下され、娘の存在が殿を日和らせたと激し(ボーガス注:娘を探しだし、藩に引き取ろうとする宗春の気持ちを無視し「吉宗の犯行」に偽装すれば「むしろ日和った殿を元に戻すことができ、一石二鳥」と勝手に)殺めてしまう*4のだった。
※上様から美和の亡骸を受け取った宗春、はたはたと落涙。これは西岡徳馬*5で正解、(ボーガス注:第1~7シリーズ(1978~1997年)で宗春を演じた)中尾彬のままだと凶悪すぎてこういう絵にならないかも。でも宗春だから、(ボーガス注:暴走して娘を殺したバカ家臣とは言え)上様に側近を成敗されて黙っていないので(ボーガス注:側近が成敗された後で)サシの真剣勝負*6を申し入れという無茶な運びに*7
※上様は万年青年なのに、宗春だけ年とってる設定がお約束とはいえ笑える。暴将のこういうノーテンキさが大好き。

暴れん坊将軍Ⅸ最終回「天下取りの野望!吉宗vs宗春 涙の対決」 | 徒然草〜痛快!せいちゃんのブログ〜
 尾張大納言宗春(西岡徳馬)は、8代将軍徳川吉宗(松平健)への復讐に燃えていました。
 (ボーガス注:娘を探しだし、藩に引き取ろうとする宗春の気持ちを無視し「娘の存在が殿を日和らせてる」と勝手に)宗春の配下に斬り殺された美和(高松志穂)。
 美和は、宗春が芸者*8と不倫?をして、産んだ子供で、吉宗から宗春が美和を渡されて、宗春が悲しい顔をするところは、感動しました。
 そして、吉宗と宗春の対決があり、暴れん坊将軍では、最終対決になりましたが、自分は、まだまだ続けて欲しかったなぁって思いました。

*1:1953年生まれ。1967年に日本テレビ光速エスパー』の主役・東ヒカル役でデビュー(三ツ木清隆 - Wikipedia参照)

*2:1956年生まれ。1979年、テレビ朝日西部警察』のオーディションに合格し、石原プロに所属。大門軍団の兼子刑事役でデビュー。芸名の「五代高之」の名付け親は石原裕次郎であり、1969年に石原プロで制作した映画『栄光への5000キロ』で、石原裕次郎が演じたプロレーサー「五代高行」の「行」を「之」に変えたもの。1981年、テレビ朝日太陽戦隊サンバルカン』でのバルイーグル(飛羽高之)役で初主演。テレビ朝日暴れん坊将軍』シリーズではパート3からパート5まで5年間(1988~1993年)に亘って御庭番「才三」を演じた(五代高之 - Wikipedia参照)

*3:但し、亡き母からは「尾張藩士だった父が手柄を上げ、その恩賞として藩主から印籠が恐れ多くも下げ渡された」と説明されたことを信じており、父が尾張藩主だとは夢にも思ってない設定。

*4:徳田(吉宗)から今際の際に「事情があって死んだことにされていたが父は生きていた、死んではならぬ」と告げられ「死ぬ前に一度でいいから会いたかった」と言いながら「息を引き取る娘」の姿が泣かせます。

*5:第8、9シリーズ(1997~1999年)で宗春を演じた

*6:このドラマにおいては「真剣な勝負」ではなく「(竹刀や木刀ではない)真剣での果たし合い(決闘)」

*7:宗春が敗れるが、吉宗は成敗(殺害)まではせず、しかし、吉宗襲撃について無罪放免とはならず、その後、尾張藩主隠居に追い込まれる流れ(次のシリーズ(第10シリーズ(2000年)、第11シリーズ(2001年)、第12シリーズ(2002年:シリーズとしては最終シリーズ、その後、単発のスペシャルドラマがいくつか作られ、『暴れん坊将軍スペシャル2008(テレビ朝日開局50周年記念番組)』が今のところ最後の暴れん坊将軍))では「第9シリーズ(1998~1999年)」の設定(宗春の藩主隠居)をチャラにして、「吉宗VS宗春」を続けることもできるでしょうが、その後、宗春と吉宗の対決話はなくなる)。勿論、暴れん坊将軍のような陰謀を宗春が実行したりはしていないが、史実でも「財政再建のために緊縮財政を取る吉宗」と「吉宗の意向を無視し、景気刺激策として積極財政を取る宗春」は政治的に対立し、吉宗によって藩主隠居に追い込まれている。宗春の次の藩主は、尾張藩支藩高須藩の藩主だった松平義淳(宗春の従弟に当たる)が徳川宗勝と改名し就任

*8:ドラマでは部屋住み時代に芸者と関係を持つが、兄・吉通(4代藩主)、吉通の息子・五郎太(5代藩主)、兄・継友(6代藩主)が死亡し、7代藩主になった時点で宗春の妨げになりたくないと「妊娠していたことを宗春に隠し、芸者の方から身を引いた」と言う設定