歴史評論
特集「帰還兵*1研究の国際化を展望する」 ◆アメリカにおける傷病兵の就労支援(中村祥司*2) ◆黒人帰還兵と住宅をめぐる人種対立(武井寛*3) ◆メキシコ系アメリカ人と軍事的市民権(戸田山祐*4) ◆20世紀中国の戦争と帰還兵(笹川裕史*5) ◆帰還兵のトラウ…
特集「屯倉(みやけ)・国造(くにのみやつこ)から見る古代東国の地域社会」 ◆屯倉から評・郡へ:橘花屯倉から官衙・寺院の成立(三舟隆之*1) ◆考古学から見た東国(関東地方)の官衙遺跡:橘樹官衙遺跡群を中心に(栗田一生) ◆武蔵国造の乱と橘樹郡の古…
特集『近世日本の宗教の規律化と自律性』 ◆近世日本の政治文化とキリシタン禁令(大橋幸泰*1) (内容紹介) 徳川家光政権での島原天草一揆(島原の乱)以前、つまり豊臣秀吉、徳川家康、秀忠時代にもキリシタン禁令はあったが、それを強固にしたのが、板倉…
「 松浦光修氏が語る特別な『わが国』 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト 「言論テレビ」で皇學館大学教授の松浦光修氏*1に語ってもらった。 松浦氏は安倍晋三*2総理や中川昭一氏*3らが創った若手保守議員の勉強会(後の創生日本*4)の、いわば指導に当た…
特集『慰霊と顕彰*1から考える日本の近現代』 【前振り】 必ずしも「全ての論文」で靖国、護国神社について触れてるわけではないですが、「(戦没者の)慰霊と顕彰」と言った場合、靖国、護国神社は「国営だった戦前」は勿論「今も自民政治家らが集団参拝す…
特集『慰霊と顕彰から考える日本の近現代』 ◆「戦没者」の二重性と戦後日本(今井勇*1) (内容紹介) タイトルの「二重性」とは「加害者性と被害者性」です。「民間人の戦没者」はともかく、日中戦争、太平洋戦争は日本の侵略だし「南京事件」「バターン死…
石丸の件で以前書いた「以下の拙記事」を思い出しました。 新刊紹介:「歴史評論」2024年6月号 - bogus-simotukareのブログ ◆パブリック・ヒストリー*1と非専門家:歴史実践におけるオーソリティの共有(菅豊*2) (内容紹介) 学会では「問題点がありすぎる…
特集『オーラル・ヒストリーがひらく世界』 【追記】 オーラル・ヒストリーの重要性と「やっぱり時間が経たないと証言がでてこないな」ということを痛感する - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でご紹介頂きました。 いつもありがとうございます。 なお…
【1】 新刊紹介:「歴史評論」2024年7月号(副題:NHK朝ドラ『鳩子の海』の紹介、ほか) - bogus-simotukareのブログの ◆戦国合戦図屏風研究の論点(高橋修*1)の(内容紹介)で「尾張藩付家老・成瀬氏」について 元和3年(1617年)、尾張藩主・徳川義直の附…
特集『ビジュアル資料と歴史研究のいま』 ビジュアル資料という場合、「写真」「映像(映画等)」も入りますが、今回は絵画のみが取り上げられています。 ◆中世荘園絵図研究の軌跡と展望(井上聡*1) (内容紹介) まずは、黒田日出男*2『中世荘園絵図の解釈…
特集『第57回大会報告特集/歴史認識のポリティクス(地域・国家・市場)Ⅱ』 ◆いま・ここを知るため史学史を顧みる(小田中直樹*1) (内容紹介) 以前、筆者が『歴史学のトリセツ』(2022年、ちくまプリマ―新書)で史学史について論じた内容が改めて論じ…
特集『「ポスト・トゥルース*1」時代のドイツ現代史研究』 ◆ヴァイマル共和国研究の現在:「一九二三」「一九三三」のアクチュアリティ(小野寺拓也*2) (内容紹介) Q&A形式で書いてみます。 Q 「「一九二三」「一九三三」のアクチュアリティ」とはどう…
特集『近現代国家と国葬・公葬』 ◆近現代日本の国葬に関する研究の現状と課題(宮間純一*1) (内容紹介) Q&A形式で書きます。なお、宮間氏が日本近代史家ということで内容は日本限定です。 Q 日本の国葬は何時始まったのですか? A 事実上の国葬は「紀…
選択的夫婦別姓、女性就労支援の「一丁目一番地」 経団連会長(毎日新聞, 2/13) - kojitakenの日記 「女性就労支援の一丁目一番地」はむしろ「待機児童問題の解決(働き続けながら子育てができる)」「男女間賃金格差の是正(格差で女性の労働意欲がそがれ…
特集『ジェンダー主流化と歴史教育』 【前振り】 「ジェンダー主流化」については以下を紹介しておきます。平たく言えば「従来軽視されていたジェンダーの視点を政治、行政等の分野に組み込む」と言う話かと思います。 ジェンダー平等の日本へ いまこそ政治…
特集『律令官人制研究の新展開』 ◆律令官人制をめぐる諸問題:サボる官人を中心に(上村正裕*1) (内容紹介) 「官人のサボり(懈怠)」が論じられていますが小生の無能のため詳細な紹介は省略します。 参考 【歴史遺産コース】歴史研究の進め方―通説を疑っ…
特集『〈紫式部〉を歴史から読み解く』 (前振り) 一般財団法人 歴史科学協議会(2023年12月時点の記載) 2024年のNHK大河ドラマは「光る君へ」。大河ドラマ史上二番目に古い時代*1を扱うこと、女性が主人公であること、何より、あの『源氏物語』を書い…
特集『日本の近代化と貨物鉄道:一五〇年*1を迎えて』 (前振り) 「貨物鉄道150年」については以下を紹介しておきます。 貨物鉄道輸送150年記念特設サイト | JR貨物 日本貨物鉄道株式会社 貨物鉄道輸送は、(ボーガス注:旅客)鉄道が開業した翌年の1873年…
特集『画期としての明治六年:政変*1150年を記念して』 ◆維新史研究における明治六年政変の意義と課題(大庭裕介*2) (内容紹介) まず毛利敏彦*3『明治六年政変の研究』(1978年、有斐閣)、『明治六年政変』(1979年、中公新書)とそれに対する田村貞…
特集『ロシア・ウクライナ戦争から考える』 無能な小生にとって、可能な範囲で紹介します。 「から考える」であって「を考える」ではない点に注意しましょう。 伊香論文『戦争違法化体制と「侵略戦争」』、笠原論文『日本の中国侵略とその教訓』は「論文タイ…
特集『関東大震災研究の論点と課題2023』 無能な小生にとって、可能な範囲で紹介します。 【前振り】 【1】 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230818/k10014166901000.html2023.8.18 関東大震災 朝鮮人虐殺「記録ない」/官房長官 資料の存在を無視2023.8.…
共産党100年史と「スターリンの影」 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba 志位氏が100年史のタブロイド判ができたとして、表紙画像をツイッターにあげていた。まだ発売されていないので読めていないが、この表紙画像を見…
特集『朝鮮戦争「停戦」70年』 【最初に追記】 日本が、朝鮮戦争における大規模な軍事基地だったことを改めて認識した - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2023.11.21 ところで私も最近までこんなことには無知だったのですが、実は朝鮮半島における国連…
特集『岐路に立つ文化財の保存・活用と歴史学』 ◆観光考古学の現状と展望(田尾誠敏) (内容紹介) ネット上の記事紹介で代替。 「考古学観光」取り込みへ政府系金融機関が提言|NHK 関西のニュース2023.3.6 高松塚古墳やキトラ古墳がある奈良県明日香村を…
特集『歴史科学協議会第56回大会「歴史認識のポリティクス:地域・国家・市場」 2022年12/3、4に行われた歴史科学協議会第56回大会「歴史認識のポリティクス:地域・国家・市場」の報告です。無能な小生が何とか紹介できる物のみ紹介します。 なお、「…
小生が何とか紹介できるもののみ紹介していきます。正直、俺にとって内容が十分には理解できず、いい加減な紹介しか出来ない部分が多いですが。 特集『いま、歴史総合を現場から考える』 ◆歴史に学ぶと言うこと:「私たち」と資料(今野日出晴*1) (内容紹…
小生が何とか紹介できるもののみ紹介していきます。正直、俺にとって内容が十分には理解できず、いい加減な紹介しか出来ない部分が多いですが。 特集『「監獄」研究の現在』 ◆「感化」と「懲戒」の監獄史(繁田真爾*1) (内容紹介) 監獄経営においては「感…
小生が何とか紹介できるもののみ紹介していきます。正直、俺にとって内容が十分には理解できず、いい加減な紹介しか出来ない部分が多いですが。 特集『幕末史研究入門』 ◆幕末政治史研究(中央政局分析)入門(白石烈*1) (内容紹介) 【1】幕末政治史研究…
ウクライナでヘリ墜落 内相ら15人死亡: 日本経済新聞 「機体の故障や運転ミスによる事故」か「テロやロシア軍の攻撃か」で話は違ってくるので続報を期待したい(追記:報道を見る限りでは真相解明に時間がかかりそうです。ということは「事故の可能性が高い…
立民と維新、協調を正式合意 増税反対や「身を切る改革」 - 産経ニュース 「事実上の野党共闘破壊行為」にいそしむ泉立民です。しかし共産、社民、れいわとの過去の共闘に比べて成果があるとも思えません。リベラル層は立民から離れ、右派層は維新から奪えず…