「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート3(追記・訂正あり)

 パート2の続き。

高市早苗*1議員に陳情
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00503
 守る会サイトを見る限り、三浦が会う国会議員が極右ばかりだ。
 高市は「満州事変は自衛」と言う人間だから北朝鮮を非難する資格はない。三浦やid:noharra満州事変や以後の戦争を高市同様、「自衛のための戦争だった」と思ってるのか?。

ウィキペ「高市早苗
 サンデープロジェクト満州事変や以後の戦争を「自衛のための戦争だった」「セキュリティーの戦争だった」と肯定的な見解を述べ、侵略性を否定した。これに対して司会の田原総一朗は、「あなたのような下品で無知な人にバッジつけて靖国のことを語ってもらいたくない」と激昂した。

 司会者が激高したらいけないが怒る気持ちは分かる。関東軍の謀略・満州事変のどこが自衛だ。

ネオナチのヒトラー礼賛教育も許されるのか、金日成金正日ヒトラー同様の独裁者ですと訴えました。

 君らウヨは「ヒトラーの友達」昭和天皇を崇拝してんだろ?。「昭和の日」支持してんだろ?。「つくる会」歴史教科書の昭和天皇終戦の聖断」記述(デマだが)を何とも思わないんだろ?
 昭和天皇ヒトラー同様の独裁者で、特攻だの731部隊だのやらかしてるのにふざけるな。昭和天皇の起こした戦争のせいで何人の人が死んだと思ってるんだ。偉そうな事言うのは「昭和の日」廃止運動や「つくる会」歴史教科書反対運動でも始めてからにしろ。
 俺的には「民主主義国家のはず」なのに未だに「昭和天皇の戦争責任タブー」があるらしい日本の方がある意味北朝鮮よりよほど恐ろしい。

まず、朝鮮学校の無償化問題では、高市議員はもちろん無償化には反対だと述べられた後、ただ、これは朝鮮学校だけではなく、日本国民の税金を投入する以上、外国人学校すべてに対し、その教育内容が、民主主義や教育基本法の見地から見て問題がないか調べる必要が原則的にはあると語られました。これは大変踏み込んだ、しかし正論であろうと思います。

「日本国民の税金」
 在日朝鮮人を含めた外国人も税金払ってる。大体外国に金突っ込むのが気に入らないなら思いやり予算に反対しろ。あれこそ日米安保を支持する立場でも、日本は払う必要のない無駄金だ。

外国人学校すべてに対し、その教育内容が、民主主義や教育基本法の見地から見て問題がないか調べる必要が原則的にはあると語られました。これは大変踏み込んだ、しかし正論であろうと思います。」
 朝鮮学校差別だけでも酷いのに、他の外国人学校まで差別する気か?。
 大体チェックが必要なら外国人学校に限定する必要はない。全ての学校を対象にすべきだ。外国人差別にも程がある。むしろ君らの主張こそ「民主主義や教育基本法の見地から見て」問題がある(注:外国人学校だけ調査対象はおかしいと言いたいのであって、私は教育内容を問題にすること自体がおかしい、調査など不要と思うことを断っておく)。

最後に、守る会理論誌「光射せ!」をお渡しいたしますと、これは公的機関でもよく引用され読まれている資料です、と評価して受け取ってくださいました。

どこの公的機関だ?


■映画「血と骨」は崔監督の最高傑作(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=154
 反北朝鮮極右の三浦に北朝鮮叩きネタとして消費されるとは、制作サイド(ちなみに原作者、監督、脚本家が在日)には失礼ながら、面白いかどうかはともかく「政治的には」そういう映画なのだろう。在日が主人公だからと言って政治的作品にする必要はないが。
 そもそも日朝関係を鋭くえぐる映画なら、ビートたけしら有名タレントは怖くて出演しないだろうし、松竹が配給することもないだろうが(以上の記述はウィキペ「血と骨」を参照)。


北朝鮮国家保衛部*2よ、金正日を逮捕せよ 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00501
・ただの金正日罵倒に意味があると思うのか。犯罪とやらも、連中が勝手に言ってるだけだろ?。北朝鮮の体制がいいとはもちろん思わないが「悪政=犯罪」じゃない。
・三浦が引用する文章を書いた奴が変な極右らしい事は分かった。「朝鮮労働党(注:北朝鮮の政権与党)統一戦線部出身」ならば、事情が何であれ、君も過去においては北朝鮮政治体制の共犯者だろ、何、自分の事、棚にあげて北朝鮮批判してるんだ!。しかも批判表現が「北韓最高美貌の芸能人たちをすべて弄んで」と下品過ぎる。自分のことを棚に上げるためには下品な表現で北朝鮮を罵倒し韓国極右に媚びるしかないですか?

16〜17才の女子中学生を300人余ずつ選抜し、自分の招待所(別荘)などに「喜ばせ組み」として置いています。(三浦が紹介する統一日報の記事)

根拠は何?。そこまで金正日閣下も外道じゃないだろ?。それと「16〜17歳」で「女子中学生」?。「女子高校生」の誤記ですか?

出生地も実際はロシアなのに白頭山だと嘘を吐いています。最近その「革命の聖なる山」が火山爆発の可能性があるそうですが、恐らく白頭山もこれ以上羞恥心に耐えられないようです。(三浦が紹介する統一日報の記事)

「火山爆発の危険は金正日の経歴詐称のせい」ってアホか?。この筆者の本名は竹田恒泰河上満栄と言うんじゃないか。ちなみに竹田氏や河上氏の「例の発言」を統一日報や三浦や守る会会員(id:noharraとか)はどう思ってる?

参考
竹田恒泰ツイッター新燃岳が噴火したということは重大な意味がある。』http://twitter.com/takenoma/status/31021857654181888
産経新聞記事『「新燃岳噴火は神の怒り」河上満栄氏のツイート炎上』http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110206/stt11020609080004-n1.htm

敵国の首魁の金大中盧武鉉と会う大逆罪も恣行しました。(三浦が紹介する統一日報の記事)

何、訳の分からないことを言ってるんだ。会わないで敵対関係をずっと続けて欲しいのか。その方が君みたいな極右にとってはありがたいと言うことか?。まさに平和の敵だ。


■「古代が生きていた在日社会」佐藤氏の最も美しい文章
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00499
 最も美しいかどうかはともかく反北朝鮮・極右のにおいが少ないことは事実ではある。

今はどうなっているか知らないが、1980年代の大阪市生野区猪飼野には、日本人には想像も出来ない「文化」が存在していた。済州島の同じ村出身者が、年に一度総会のような形で集うのだ。

ウィキペ「猪飼野」を見てみる。

ウィキペ「猪飼野
 大正8年(1919年)頃に地域内の地権者により「鶴橋耕地整理組合」が結成され、民間主導で農地の整理と下水道の整備が行われた。(中略)当時、大阪・済州島間直行便が就航したことを背景として大量に渡航してきた朝鮮民族が労働者として集められた。これを機にこの地域に在日韓国・朝鮮人の人口が急増する。農地だった場所は(中略)区画整理され、(中略)急速に市街地化していった。
 耕地整理事業終了後もこの地にとどまり、太平洋戦争を経て、この地に根ざした在日韓国・朝鮮人によってコリアタウンが形成されていった。
 「生野コリアンタウン」と呼ばれる地域の中心である「御幸通商店街」があり、コリアタウンが形成されている。地域内に焼肉屋や韓国料理店、キムチを売る総菜店が多い。

 あるとき、「金日成核武装を準備していると思うか」と訊く私(注:佐藤のこと)に、すかさず(注:佐藤の知人で在日の)Kさんは「しないはずがないだろう。支配を受けた恨みを核で晴らしたいと必ず考えている」と答えた。一瞬の躊躇いもなく言い放ったKさんの言葉に私は、抑圧された民族の心奥を見た気がした。まさに「目からうろこが落ちる思い」であった。
 また、国際原子力機関に勤務したことのある人からも「中東の、かつて抑圧された民族の指導者たちは、共通して抑圧民族(注:アメリカやイスラエルのことか?)に対して核で報復したいと考えている」という話を聞いて、Kさんが言っていたのと同じだと慄然とした。二人の話から、核拡散の背後には支配・被支配の怨念があることをリアルに認識させられた。(佐藤の文章)

 ここだけ読めば、id:mujige氏とか左翼の文章のようですらある(昔、佐藤は共産党員だったので転向右翼だが)。被支配者の怨念に配慮せよ、一方的な「核を持つな」批判はおかしいと言うのだから(もちろん核保有して構わないと言ってるわけではない)。そもそも佐藤とKさん(北朝鮮シンパの在日らしい)との間に一定の信頼関係がなければこうした応答はあり得ない。信頼関係がなければこんなきわどい質問は出来ないし、質問してもKさんはまともに応答などしない。
 こういう人間がなぜ極右化したのか、極右化した今、過去に書いたこうした文章をなぜ載せているのかが気にはなる。

だが、支配・被支配の関係は基本的には、歴史の不均等発展によって生まれてくるものである。(佐藤の文章)

 いや、それは違う。この文章でその前の文章が台無し。

昨日、青木理*3の、拉致救出運動を批判的に論じた本を購入し、半分ほど読みました。全部きちんと呼んでから、評価と批判を同時にしたいと思います(三浦のコメント)

 この本は「ルポ・拉致と人々」(2011年、岩波書店)のようだ。読まないと何とも言えないが、出版時期から考えて、確実に「蓮池透氏」を取材してるだろうし、結論も蓮池氏的なものだろう。じゃあ、批判なんか無理だろ?。批判不可能だから蓮池氏を除名したんだろ?


朝鮮半島201Z年 鈴置高史著

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00498
朝鮮半島201Z年 鈴置高史著 日本経済新聞社

 ググれば分かるが、この本を出したのは「日経」ではなく「日経の子会社」日経出版社。つまらないことだが一応突っ込み。
 ちなみにこの鈴置氏、日経の元記者らしい。どう見ても極右なので産経新聞にいた方が幸せだったと思う。それとも日経も意外と産経的なのか?

渡辺利夫拓殖大学学長の推薦文

 渡辺は2011年1月3日付けの産経朝刊で、桜井よしこと対談し「日本は侵略戦争などしていない」と言う発言をした方
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20110103/7342156098)。こんな人がほめる本では読むだけ時間の無駄だろう。

http://www.nikkeibook.com/book_detail/16769/(日経出版のサイト)
【本書のあらすじ】
★201X年★
仁川国際空港のそばで南北海軍が交戦、同空港は全面閉鎖に追い込まれる。

 そんな事態が起こるとは思えないし、そんな事態が起こるという文章を、朝鮮半島を植民地支配した過去のある日本の国民が書くことにためらいはないのか?。

結局、中国が韓国の上場会社の株式の3分の1を引き受ける形で救済。
ほとんどの大広告主の筆頭株主が中国となった韓国メディアは、親中的な報道に転じていく。

「欧米各国や日本がそこまで中国のやりたい放題にさせるか?」「そこまでの経済力が中国にあるのか?」「いくら中国企業が韓国経済に大きな影響を持つという設定にしたってものには限度がある。どんだけ韓国メディアヘタレだ」と突っ込まざるを得ない。

米軍基地の街「振武市」には、基地追放を掲げる反米市長が誕生する。
地方参政権の急拡大を背景に、在韓中国人が住居を振武市に一斉に移し投票したためだ。(注:ちなみにこの部分は日経出版のサイトには出てくるが、三浦は省略し紹介していない。さすがに三浦もこの部分まで紹介したらトンデモ本扱いされると思ったのか?)

 外国人が地方参政権を武器に「市政乗っ取り」って、レイシズムにも程がある。基地反対が反米ってのも酷い。つまり、鈴置氏は沖縄県民をそう言う目で見てるわけだ。

仮に韓国が米韓同盟ではなく、中韓同盟を結んでいたとしましょう。果たして北朝鮮は韓国を攻撃したでしょうか。(鈴置氏)

 何その妄想。中韓同盟があり得ると思ってるのか?

経済的にはすでに韓国は米国とよりも中国に近いのです。輸出額は米国が全輸出額の10%前後であるのに対し、対中輸出は2010年に25%を超える見込みです。輸出の4分の1が中国向け――。恐ろしいまでの中国依存度の高さです。(鈴置氏)

 中国とのつきあい方は当事者の韓国人がきちんと考えるだろうから部外者(日本人)が余計な心配しなくていい。
 どうせ危惧とやらも日本極右らしい妄想なんだろうし。

自由、民主主義、法治の原則などの価値観を明確に日韓が政治的価値として共有し、人権運動から安全保障まで含む何らかの連携を持っていかなければならないでしょう。

 日韓が真の友好関係をつくるためには従軍慰安婦とか、日本の韓国への加害をきちんと認める必要があると思う。それが三浦や荒木(the facts賛同者)たちに出来るとはとても思えない。

個人的には「韓国民をあまり馬鹿にしないでほしい」という読後感を持ちましたが(笑)

韓国にも失礼だが中国にも失礼。「全国紙・日経の記者だった男(鈴置氏)が日経の子会社からこんな変な本を出すのか」と言うことで日本の評判も悪くなる。


後半は最近死去した田中明氏(朝鮮史が専門らしい)なる人物の追悼。
田中氏なる人物は知らんが、「三浦がほめてる」「拓殖大教授」ってだけで「ああ、藤岡信勝とか荒木とか(藤岡も荒木も拓殖大教員)のお仲間なんだろう。拓殖ってウヨ教員多いからな」と俺は思う。
 ちなみに田中明でググっても、ウィキペでは社会人野球の選手と子役(ただし「たなか・めい」と読む。女の子)しかでてこなかった。

【追記】
1.「ウィキペに田中明ありますよ」と言うご指摘があり改めて調べたら確かにあった。まともな本(平凡社東洋文庫講談社学術文庫から出ているという翻訳書)もあるようだが「『「韓国のナショナリズムは健全だ」と言われたら』『韓国・北朝鮮の嘘を見破る』 鄭大均古田博司編、文藝春秋、2006年」と言う論文を書いてるそうなので予想どおりウヨだろう(そもそも韓国のナショナリズムだっていろいろだろうし、日本を含めどこの国にだって「排外主義」など、変なナショナリズムはある。韓国のナショナリズムは健全かどうかなど問題の設定自体がおかしいし、彼らはそんな事が言えるほど立派なナショナリズムの持ち主ではない)。
2.現代コリアで田中氏の文章が見つかった。やはり酷い。
 田中氏の酷さがとてもわかりやすい文章をいくつか紹介し、批判する。

http://gendaikorea.com/2007514tanakaaspx.aspx
 彼らの国(注:韓国のこと)には、そういう理屈を発明して通用させた奴がおり、それを借用したのだろうと思われた。

 ヘイトスピーチ乙。屁理屈でカンニングしてないと居直るバカが拓殖大学の韓国人留学生にいたからと言って民族侮辱発言か。

http://gendaikorea.com/20070615_tanaka.aspx
 加藤紘一*4代議士は、北朝鮮のエージェントとしてその方面の人間なら誰でも知っている吉田某を、北朝鮮とのコネ作りに利用しようと、「加藤紘一事務所」の肩書きのついた名刺を持たせ、訪朝団に同行させた。

 名誉毀損乙。根拠レスでエージェント呼ばわりか。なお、吉田某とは吉田猛・新日本産業社長のことだろう。
 河信基著「証言『北』ビジネス裏外交」(講談社)についたアマゾンレビューなどによると「金丸訪朝」「金大中金正日会談」のほか拉致被害者が帰国した「小泉訪朝」に彼はコミットしたそうだ。日本人は彼に感謝すべきであって、エージェント呼ばわりなど失礼だ。

http://gendaikorea.com/20070915_tanaka.aspx
あの中身の詰まった(注:昭和)二〇年と、あっという間に迎えんとしている無味乾燥の平成二〇年との差

戦前は良かったって右翼としか思えない発言。善意に理解すれば、子ども時代を懐かしく思ってるのかも知れないが。
しかしいくら子ども時代でも「戦争で命がなくなるかも知れない」時代をここまで美化できるのか。

http://gendaikorea.com/20070915_tanaka.aspx
衆議院議長(注:もちろんこの文章が書かれた当時)の河野洋平*5も、ひどい男である。かつて宮沢内閣の官房長官時代、彼は従軍慰安婦は政府の強制によるものとみなすような談話を発表した。この談話は事実に基づいたものではなく、元慰安婦の一方的な「証言」をもとに作成されたものだった。

 河野談話をデマ呼ばわりか。デマじゃないから、国連報告書も出たし、各国議会で慰安婦関係の決議がされたし、真正保守の安倍首相も河野談話撤回ができなかったんだろうが。
 河野談話も各国議会決議も国連報告書も全部「陰謀」で片付ける気か。
 しかもこの文章の別の場所では河野氏媚中派よばわりしてる(ネトウヨじゃあるまいし、大学教授が媚中と言って恥ずかしくないか?)。さすが現代コリア人脈で拓殖大教授だけのことはある。

http://gendaikorea.com/20070915_tanaka.aspx
 かつて彼(注:河野洋平氏)は外国旅行の途次、嵐にぶつかって乗っていた飛行機が台湾の飛行場に緊急着陸したことがあった。そのさい彼は、嵐がおさまり機が離陸するまで、機外には絶対出なかったという。そして、その後中国で「私はあのとき(中国に従わない)台湾の地は一歩も踏みませんでした」と威張ったそうである。

ガセネタ乙。河野氏に失礼すぎだ。拓殖大学や「現代コリア」、要するに真正保守のレベルの低さがよく分かる。

http://gendaikorea.com/20070915_tanaka.aspx
中国や朝鮮はすさまじい政治闘争の長い歴史を持っている。賄賂で抱き込み内側から腐蝕させて、自分たちの言うことを聞く分子を養成していく

 要するに自分が勝手に中国・北朝鮮シンパ認定した人間(河野氏もその一人なのだろう)を「賄賂で買収された」云々と根拠レスでネガキャンしたいらしい。

http://gendaikorea.com/20070915_tanaka.aspx
 湾岸戦争のさい、日本は一三五億ドルという多額の金額は拠出したものの、戦いにコミットすることから逃げたため、助けたはずのクウェートからも感謝されなかった。

 そんなに戦争がやりたかったらお前が戦場に行け。

http://gendaikorea.com/20071015_tanaka.aspx
(注:安倍晋三氏率いる自民党参院選での惨敗に)がっくりはしていない。

 真正保守らしい強がり乙。本当に何とも思わないならわざわざこういう事は書かないだろう。しかし安倍のようなダメ政治家を何故そこまで期待する?

http://gendaikorea.com/20071015_tanaka.aspx
広島市長が今年の「原爆の日」に行なった平和宣言である。そこで彼は「日本国政府は、世界に誇るべき平和憲法をあるがままに遵守し、米国の時代遅れで誤った政策にははっきり『ノー』というべきです」と、米国を名指しで批判しながら、いま国際的にも注目の的になっている隣国北朝鮮の核――日本にとっては極めて具体的な脅威については、一言も触れていない。

 黙然日記「産経「主張」、呼吸するように嘘をつく。他。」(http://d.hatena.ne.jp/pr3/20090806/1249570415)を見れば田中が印象操作しようとしていること(秋葉氏は反米親北朝鮮)が大嘘だと分かる。

http://gendaikorea.com/20071115_tanaka.aspx
 いま(注:2007年)から一六、七年前、大学の研究所にいて、週一コマ、学部の授業を受け持っていたころの話である。少し教室の空気がだれてきたとき、眠気ざましによくこんな冗談を言ったものだ。

「君たちはかわいそうだな。君らが私の年(当時六五、六歳だった)になるころ、日本は米国の一州になっているか、中国の一省になってるだろうからな。オレはもう死んでいるから、知ったことじゃないがね」。


 すると「そんなことぉー」という抗議とともに、あちこちからブーイングが起こったものだ。それを聞きながら、私は「よしよし」とほくそえんでいた。なんやかや言っても、日本は大丈夫だと言われているような気になれたのである。
 だが二、三年すると、様子が変わってきた。同じことを言っても、学生は「このじいさん、何かヘンなことを言ってるよ」と、面白くもない顔でなんの反応も示さなくなったのである。

 だって「ヘンなこと言ってる」じゃん。「バカはまともに相手できない」「学生より立場が上の教授だからスルーした方が無難」という学生の態度はとても普通だと思う。

http://gendaikorea.com/20071115_tanaka.aspx
人々の食べ物の嗜好から、歌舞のリズム、さらには日常の身のこなしまでがアメリカ風に変わって来たのを見ると、日本はアメリカニズムに領略されるばかりで、対抗できる思想と習俗を持たぬのかと情けなかった。

 「アメリカ風のものは食うな」「アメリカ風の歌舞(ダンス)はするな」と(「日常の身のこなし」がアメリカ風ってのは意味が分からないが)。「日本食だけ食って日本舞踊だけやれ」と。さすが真正保守
 つうかそんなにアメリカが嫌なら、米軍基地問題で沖縄の立場に立てばいいと思うがそう言うことはしないと。

http://gendaikorea.com/20071115_tanaka.aspx
 朴正煕政権治下の韓国で、私は頻発する流血デモ事件や、多くの人が獄苦をなめるのを見てきた。反政府の人々は、みずからの行動を民主化運動と称して米国の支援を期待し、それに応じて米国が応援したことから、闘争は激しいものになった。
(中略)
 あの運動は、軍人執権の出現という、武人蔑視が伝統だった韓国では考えられなかった事態を忌む旧支配層(両班)が、敢行した奪権闘争以上のものではなかった。
(中略)
 そのことは後に世論調査で政治家の評価が問われるとき、朴正煕がいつもその経済建設の功業によって、一般国民から圧倒的に高い評価を得ていることが示していた。

 どう言い訳しようと韓国軍事独裁は正当化できない。そもそも韓国軍事独裁を容認しながら「先軍政治」(北朝鮮軍事独裁)を批判するのは変だ。大体、アメリカ「政府」は反共を理由に韓国軍事独裁を容認したのであって、民主化運動の支援などしていない(アメリカのリベラル政治家や市民活動家はまた別だが)。金大中暗殺計画などあまりにもヤバイことにはさすがにストップをかけているが。また朴が評価されてるとしてそれはおそらく「民主化運動の歴史が忘れ去られてる」「不況なので景気の良かった時代が懐かしく思われてる(日本の高度成長時代が時に美化されるように)」といった悲しむべきことであって、評価すべきことではない。朴の世論調査には触れても、光州事件で後に軍政指導者・全斗煥盧泰愚が裁かれたことに触れないのも興味深い。
 田中の言う武人蔑視というのも屁理屈だろう(当時の韓国政治家に両班出身が多いことは事実のようだが、どこの国だって政治家は上流階級出身が多いのだから何ら不思議なことではない)。

http://gendaikorea.com/20071115_tanaka.aspx
 民主化運動の旗手だった金大中氏が、権力を握ると、世界で最も非民主的と目される北朝鮮金正日とよしみを結び、かつての応援者米国に背を向けた

 真正保守らしい理解。敵対関係を続けることはお互いの利益にならないと言うだけの考えが「米国への裏切り」か。そして繰り返しになるが米国「政府」は彼を応援などしていない。

http://gendaikorea.com/20071115_tanaka.aspx
低開発国や発展途上国にこれ(注:民主主義)の実施を迫るというのは、木に竹を接ぐようなもので、いたずらに社会のきしみを大きくするばかりなのである。

 「ただしこの考えから北朝鮮は除く」と。単に田中がお気に入りの国(朴時代の韓国とか)の独裁を屁理屈で擁護したいだけだからな。

http://gendaikorea.com/20071115_tanaka.aspx
外国人と結婚し、年に一、二度帰国するという女性(注:アウン・サン・スー・チー氏のこと)をリーダーにすえる民主化運動とは、社会に根を張った自生のものではない。そういう眼高手低*6の抵抗運動は、政府に反対して国作りを遅らせるだけだ。

 ミャンマー軍事独裁政権を詭弁で擁護とは呆れた。朴の軍事独裁を擁護するためか、日本のミャンマー進出企業を擁護するためか、その理由は知らないが、さすが極右の三浦が追悼するだけのことはある(嘲)。


バレンボイム自伝(三浦の個人ブログ)

http://miura.trycomp.net/?p=145
ワーグナー自身、彼の著作の中には反ユダヤ主義と取られかねない記述がしばしば登場していた。

 「受け取られかねない」どころか、ウィキペを信じる限りワーグナーは少なくとも一時期はガチの反ユダヤ主義者だった。三浦は、ワグネリアンワーグナー愛好家)として、ワーグナー反ユダヤ主義者と認めたくないのかも知れないが事実は事実として認めろ。
 またワーグナーは人間的にかなり問題のある人のようだ。

ウィキペ「ワーグナー
・匿名で論文『音楽におけるユダヤ性』を書いて作曲家のメンデルスゾーンマイアベーアらを金銭づくのユダヤ人だから真の芸術創造はできないとして非難した。この反ユダヤ思想は、ヒトラーワグネリアンであったことと相まって、はるか後にナチスに利用されることとなる。しかし、彼のユダヤ人嫌いは一貫したものではなく、晩年にユダヤ人の指揮者を起用したり、親交もあった(指揮者のヘルマン・レーヴィ、ピアニストのカール・タウジヒ、ヨーゼフ・ルービンシュタイン、音楽評論家ハインリヒ・ポルゲスなど)。
・人格にはかなり問題があり、自己中心的でわがまま、平気で嘘もついたという。哲学者ニーチェワーグナーと決裂した後に、彼について記した自著の中で「彼は人間ではない、病だ」と表現している。作家トーマス・マンも彼の性格は「いかがわしい」と嫌悪した。
・パーティーで出会った貴族や起業家に「貴方に私の楽劇に出資する名誉を与えよう」と手紙を送ったりした。これに対し拒否する旨の返事が届くと「信じられない。作曲家に出資する以上のお金の使い方など何があるというのか」と攻撃的な返事を返したという。
・常軌を逸する浪費癖の持ち主で、支援者から多額の借金をしながら踏み倒したこともあった。
・過剰なほどの自信家で、自分は音楽史上まれに見る天才で、自分より優れた作曲家はベートーヴェンだけだ、と公言して憚らなかった。

ウィキペ「音楽におけるユダヤ性」
 1850年ワーグナーが変名で出版した論文。メンデルスゾーンの友人でピアニストのイグナーツ・モシェレスは雑誌編集部に抗議の手紙を送っている。フランツ・リストなどワーグナーの友人たちは、彼がなぜユダヤ人を攻撃したのか戸惑いを隠せなかった。
 1869年にはワーグナー自身により大幅に加筆の上、実名で再出版された。

勿論、ナチス以前はユダヤ人もそのようなことは音楽の本質とは何の関わりもないものとしてワーグナーを聴いていた

 俺がユダヤ人だったらナチス以前だって「メンデルスゾーンマイアベーアらは金銭づくのユダヤ人だから真の芸術創造はできない」なんて書くワーグナーの音楽は聴きたいとは思わない。作者の人間性と芸術の価値は別だと思うが。

コンサート会場でワーグナーの音楽が響くことは、イスラエル独立後はタブーとなったのである。

 日本における君が代嫌いみたいなものだ。ワーグナーと違って君が代の場合、国家が政治利用したのであって、曲自体に問題はないとはとても言えないだろうから、ウヨの君が代強制はワーグナー強制より尚悪いと思う。

バレンボイムは、この問題をあくまで理性的に解決しようとする。ホロコーストの記憶が残るイスラエルで、今もあの時代を思い起こさせるワーグナーの曲を聴きたくないという気持ちは理解できる。しかし同時に、ワーグナーにそのようなイメージを持たない人に、コンサート会場でワーグナーの曲を聞く権利を奪うこともまた間違いだろう。強制をしてはならないが、同時に、民主主義の国イスラエルでこのようなタブーが存在してはならない。
バレンボイムは2001年7月、ベルリン国立歌劇場管弦楽団エルサレム公演にて、アンコールでワーグナーの曲を演奏することを聴衆に表明した。そして、約40分に渡って、ワーグナーを演奏したい理由を述べ、それに対する反対意見にも耳を傾けた。結論として、帰りたい人はすぐに帰ってもかまわないが、聴きたい人が一人でもいるならば演奏をすることで合意。数十人の聴衆は退席したが、数十年ぶりにワーグナーの音楽がエルサレムに鳴り響いた。

 こういうバレンボイムのような理性的な態度を取れないのが石原都知事など、反対派に君が代強制する日本のウヨですが三浦さんはどう思われますか(毒)
 ちなみにバレンボイムパレスチナ人思想家エドワード・サイードイスラエルパレスチナ統治を厳しく批判した)から評価されたことを好意的に書く三浦さんですが、この文章と過去にあなたが書いたイスラエルタカ派政治家・シャランスキー万歳文章(http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00420)とは矛盾しないんですか?

1967年の(注:第三次)中東戦争勝利以降、イスラエルは、アラブへの寛容さを失ってしまったとバレンボイムは指摘

 第三次中東戦争勝利で思い上がりが酷くなっただけで、建国当時からイスラエルパレスチナ人に対する寛容なんかない(そもそも建国の仕方自体に問題がある)。本心そう思ってるのか、イスラエルであまり過激なこと(建国自体に問題があった)を言っても、どん引きされるという考えからの政治的ポジショントークかはともかく、「良心派」バレンボイムの限界だ。イスラエルに非など一切ない、全てパレスチナが悪いと強弁するイスラエルタカ派よりはもちろんずっとマシだが。


■書評「北朝鮮に嫁いで四十年」

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00496
外食をした経験がなく、レストランではメニューが読めない。ざるそばの上からおつゆをかけてしまうなど、帰国後のさまざまな切ないエピソードも印象的。(三浦が紹介する毎日新聞の書評)

 いや普通に考えて、いくら食べた経験がなくてもざるそばにはつゆをかけないと思う。
 話、一部つくってないか?

【追記】
 読者(?)のご指摘によると沖縄人でざるそばの食べ方が分からず、つゆをかけた方がいるらしい。うーん、じゃあ、ネタ呼ばわりしたのは失礼だったか?。まあ事実だとしても「切ないエピソード」と言うのとは違うと思うが。

その疑いと怒りのあまり斉藤さんをロープで縛って木からつるし、殴りつけるというのは私たちの常識を遥かに超えている。

 一般人の常識は越えてるとは思うが、ひどいDV夫だったら日本のDV夫だってそこまでやるだろう。それと、前も突っ込んだが、「守る会」の機関紙「光射せ!」に日本のDV防止活動を中傷する野牧雅子の文章を載せた人間・三浦がDVを問題視するってネタですか?

これはエネルギーが無くて閉鎖された工場から盗み出されたもので、北朝鮮ではもちろん犯罪となる。

北朝鮮じゃなくても盗みは犯罪でしょう?。生活が苦しいためやむなく行った行為なので責めるつもりはもちろんないが。


■中国政府はこの事態をどうお考えでしょうか?北朝鮮による「主権侵害」 

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00495
中国政府に対し「人権」で抗議するのは、勿論必要ですが、現実的には一党独裁で、かつ大躍進や文革であれだけの死者をだし、天安門で市民が銃殺され、今もウイグルチベットでしていることを思えば、かの政府が人権意識に目覚めて脱北者を保護するなどというのは正直期待できそうにありません。

 天安門事件はともかく、さすがに大躍進や文革は今は正当化してない。例えば文革問題で江青が裁かれたことや、劉少奇が名誉回復したことなどご存じない?。それに天安門事件はともかく、大躍進や文革一党独裁だから起こったと言うより、毛沢東の無茶な経済政策が原因でしょう?(独裁なので政治に問題があってもストップがかかりにくいというのはありますが)。
 それとアメリカやイスラエルの虐殺はスルーですか?。他もやってるから中国もやっていいとは言いませんが。


■「テンペスト*7の衝撃(三浦の個人ブログ)

http://miura.trycomp.net/?p=143
主人公の少女真鶴は、男性しか受けられない王国の科試を受けるために自らを宦官と名乗り、名前も孫寧温として受験、見事合格する、という設定だけで、この小説の発想の奇抜さがわかるだろう。

 奇抜も何も、男装の女性と言う設定自体は手塚治虫リボンの騎士」とか、池田理代子「ベルばら」とか、ヤンジャンで連載されてた「ノノノノ」(現在、男性しかオリンピック種目がないスキージャンプで、男装の女性がメダル獲得をめざす)とか割とありがちな発想だと思うが。ほめるところがずれてる。

これまで「沖縄」が文学のテーマとして語られるときは、常に日本との関係、つまり大東亜戦争*8における沖縄戦日米安保との関連か、そうでなくとも日本に併合されて「沖縄」となった島として語られる事が普通だった。この過程に留まっている限り、「沖縄」は日本と対峙することはできない。

・本当に「普通だった」かどうか自体、具体的な作家名、作品名を出さないので怪しいが、なぜ「この過程に留まっている限り、「沖縄」は日本と対峙することはできない」のか?。そもそも「テンペスト」って政治性ゼロのただの娯楽小説だろ?。
・三浦の言う「対峙」とは何を意味してるのかも分からないが、単にウヨの三浦にとって「沖縄戦日米安保」の関連で沖縄が語られることが嫌なだけじゃないのか?。その場合、ウヨ批判が行われることが多いから。三浦のブログで「目取真俊」など、左派の沖縄人作家が取り上げられることなどないのだろう。

一度は近代化の過程で否定され隠された世界観でも、それが人間の本質に根差した豊かな魅力を兼ね備えているのならば、近代・現代社会の行き詰まりと閉塞感を解放するものとして甦る。

 安直な反近代はくだらないと思うが?。それに反近代なんて沖縄限定でもない。

 最後にAmazonレビューをいくつか紹介。やはり「ただの娯楽小説」のようだ。レビューを見る限り三浦のような政治的評価はなかった(そういう小説が悪いとは言わないが)。
評価するレビューもしないレビューも「いわゆる普通の歴史小説とは違いラノベ的、漫画的」「ラノベが好きな人はいいが、普通の歴史小説が好きな人はむしろきついかも知れない」と言う点では共通している。かなり好き嫌いが分かれる小説ではないか。

1)スラップスティックな歴史大河コメディ, 2008/10/17
By しろたこ
 いわゆる「歴史大河小説」を求めている人にはつらい小説だと思う。
 地の文もセリフもすごく軽い。
 登場人物や設定は、漫画でよく出てくるようなものばかりで、 やたら大げさに繰り返される審美的な描写は、なんだかありきたり。
 でも、そのキッチュな文体と琉球詩の取り合わせが、 なかなか楽しいリズム感を作り出してもいる。
 傑作ではないけど、渾身のB級大作。
 「HERO」とか「LOVERS」とか、 チャン・イーモウ監督の武侠映画を楽しめる人にならおすすめできます。


2) 安っぽい, 2008/12/31
By yosnoiz
 ゴテゴテと装飾過多な描写があったり、「ハートを射止める」「○○は△△にメロメロだ」と いった陳腐な表現が頻繁に出てきてげっそりした。
また、セリフも「○○で〜す」「○○ですぅ〜」「○○だわぁん」といった、軽薄な調子のものが多く、なんとかならないのかと思う。
 特にひどかったのが、ペリー提督一行が王宮へ向かうのをなるべく長く足止めすべく菓子で接待した側室の真美那が、これ以上は無理というときに泣き落としにかかるのだが、そのセリフが「真美那、泣いちゃう」で、あまりの稚拙さに、ハァ!? と呆れてしまった。
(このセリフは作者のお気に入りのようで、その後も何度も出てきて読む気を萎えさせてくれた)


3)沖縄のチャングム、男装の令嬢版, 2009/2/9
By 小原一馬 (宇都宮市)
 まじめにじっくり読むには文体に違和感があり、一人一人のキャラクターはあまりにもいかにもという感じで造形されていて、奥の深い感じはやはりしない。
 (中略)
 とはいえ、主人公はとても魅力的で、逆境に負けずどこまでも理想をつらぬこうとする様(これはチャングムとそっくりだが)はさわやかだし、女としての自分と性別分業がはっきりした男の世界に入り込んでしまった自分との葛藤には、多くの人は共感できるだろう。

 
エコノミスト誌が「リムジンガン」を報じる そして2.16集会のお知らせ

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00493
脱北者たちが中心となっている自由北韓放送は、2008年に国際メディア団体「国境なき記者団」(RSF)から「今年のメディア賞」を受賞している。

北朝鮮ウヨに賞をやる「国境なき記者団」の評価が俺の中で大幅にダウンした。

 「国民行動本部」は親北左派政権と体を張って戦い、盧武鉉政権の元幹部から「彼らに負けた」(注:こういうバカウヨ連中の言葉は本当かどうか疑問。元幹部って誰か具体的な名前出してみろよ。それに右派の李明博政権だってこいつらほどの極右ではあるまい)と言わしめた韓国の良識を代表する運動体である。

 盧武鉉政権を「親北左派だから戦った」と言ってる時点で「お里が知れる」と思う。要するに極右だろ?
 と思ってググる西岡力のエントリ
「韓国・国民行動本部声明 私たちは民主党民主労働党を「大韓民国の敵」と規定する!」http://tnishioka.iza.ne.jp/blog/entry/2081267/
「韓国保守派で強まる独自核武装論」http://tnishioka.iza.ne.jp/blog/entry/2096547/
「愛国勢力の大同団結を壊す利敵行為を糾弾する! *9http://tnishioka.iza.ne.jp/blog/entry/1691771/
「韓国保守勢力が交替を求める李明博の側近たち」http://tnishioka.iza.ne.jp/blog/entry/1610874/
「目的*10が同じならば少し意見が違っても連帯する*11http://tnishioka.iza.ne.jp/blog/entry/1699429/
によると「国民行動本部」(以下、「本部」と呼ぶ)は「民主党民主労働党*12親北朝鮮認定したあげく、国民の敵・憲法の敵」呼ばわりしたり、北朝鮮への報復措置として「金日成の遺体がある錦繻山記念宮殿をミサイルで精密爆撃しろ」*13と言ったりしてるらしい。また、北朝鮮に対抗するため、韓国は自主核武装すべきと言ってるらしい(明らかにNPT違反行為だ)
 他にも「従軍慰安婦の違法性を否定する西岡のような反韓歴史修正主義者と、反共・反北朝鮮と言うだけで手を組んで恥ずかしくないのか?。それでも保守か、愛国者か?」という批判に対して、「西岡は反韓国でも歴史修正主義者でもない」と言う詭弁を吐いたり、金大中金正日会談で発表された声明の無効を主張したり、李明博政権のある高官を親北朝鮮左翼認定したあげく、更迭を主張したりしているようだ(誰が考えても保守派の李政権の高官、それも一人ならまだしも、複数の高官が親北朝鮮左翼の訳がない。こんなことを言うなんて自分らは極右ですと認めてるようなものだ)。
ちなみに更迭しろ呼ばわりされた人たちのうち、
金星煥
更迭しろ呼ばわりされたときは、外交安保首席秘書官→今、外交通商部長官(日本の外務大臣に当たる)、ということで完全無視されてるようだ。
 こんな紹介をして「本部」のことを「良識派」と思う日本人がいると思ってるらしい西岡にはどん引きだ。私が紹介した記事に西岡は「韓国良識的保守の声」なんてタグつけてる。
 その点、こうした紹介をしない三浦は西岡と違って「常識」があるのだろう。紹介しないこと自体、三浦の「自分たちの極右ブリが、善意の第三者になるべく見破られないようにしたいという汚い態度」の現れだと思うが。
 まさか「本部」の人間とつきあいがあるのにこうした事実を三浦が知らなかったとは思えないが「本当に北朝鮮の実情を知らなかったとしても、帰国事業に荷担した個人・団体は問題だ」と言う三浦には知らなかったと言う言い訳が許されるわけもない。
 荒木や西岡は大嫌いだが、極右の癖して、穏健保守ぶる三浦と違って、正直なところは評価できる。三浦が穏健保守ぶっても、お仲間が本性丸出しで、三浦もそれを批判しないから少し調べれば三浦の正体はモロバレだが。
 この「本部」は韓国の良識を明らかに代表してないだろ。韓国の多数派はここまでやばくないだろ。
 2.16集会というのは日本極右と韓国極右のおぞましい共演・狂宴ですね、わかります。
 しかし韓在銀・在日本大韓民国民団副団長はこんなウヨ集会に出ていいのか。民団への俺の評価が大幅にダウン。


■テロとも権力とも戦い続ける精神
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00492
 日本にも権力と戦ったジャーナリストはいます。西山事件の西山記者とか。安倍晋三らの政治介入を暴露したNHKの長井プロデューサーとか。そう言う人についてどう思いますか、三浦さん。
 ロシア云々よりも日本の事を考えよう。自民好きで安倍さん好きだから何も言えませんか(嘲)。ポリトコフスカヤも三浦にほめられても嬉しくないだろう。

本文にも少し突っ込む。

暴力的な抑圧体制を信奉する旧ソビエト体制の後継者達が彼女の死を望んでいたのだ。実行犯が誰であるかには殆ど意味はない。

 おそらく多くの人が予想するように殺害は「金目当ての強盗」などではなく、彼女の報道を嫌った者による政治的なテロだろうが、犯人が逮捕されない限り、そうだという保障はないし、「報道を嫌った奴」なら「プーチンの子分」だろうが「マフィア」だろうが、大した意味はないというのは乱暴すぎだ。


■メディアの責任 田原氏テープ問題を巡って
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00491
 信濃毎日新聞は田原氏の取材方法(公開の仕方を含む)を手放しで評価できるか疑問としてるだけであって、判決が間違ってる、取材テープは公開すべきとか、有本さんは生きてるとか言っていない点に注意(ちなみに信濃毎日は朝鮮学校無償化除外を批判することでもわかるがリベラルな新聞。オーナー小坂氏が自民代議士で、田中県政の時はオーナーの意を受けてか無茶苦茶田中を叩いたそうなので手放しでは評価できないが。三浦はウヨの癖して都合のいいときは信濃毎日万歳か)。
 田原氏に問題があるとしても、それとテープ公開は直結しない。
 三浦たちにとって「有本さんは生きてる」と言う自分たちの主張とそれに基づく政治的運動を批判する人間は誰であれ許せないのだろう。だからテープ公開で田原氏を政治的に潰そうとしたということだろう。田原氏が蓮池透氏のように拉致問題に巣くうウヨを批判する気があったのかはともかく、また田原氏の取材方法が適切だったかはともかく、田原氏のおかげで我々は連中の汚い正体を改めて知ることが出来た(蓮池透氏家族会除名でモロバレではあったが)。田原氏にはそう言う意味で感謝すべきかも知れない。
 「俺たちの運動を邪魔するな」と大っぴらに党利党略発言はできないのでご家族の気持ちがどうこう三浦たちは言うんだろう。俺は有本さんが生きてるか、田原氏同様、疑問に思うが(異国に拉致されたら体調を崩して病死しても不思議ではないし、北朝鮮が蓮池さんや地村さんは返せて彼女を返せない理由などあるのか?)。
 それにしても、根拠レスで金大中氏や宇都宮徳馬氏、徐勝氏を北朝鮮の手先であるかのように誹謗中傷する男・三浦が、「有本さんのご家族の気持ちを考えよ」と田原氏に説教するとは。恥知らずにも程がある。
 本文にも軽く突っ込む。

推定無罪の原則を守るのならば、たとえ犯罪被疑者についても軽々しく人権やプライバシーを踏みにじるべきではないでしょう。

 犯罪被疑者でもない人間(金大中氏や宇都宮徳馬氏、徐勝氏)を北朝鮮の手先よばわりする人間が偉そうな事を言うな。
 そして「推定無罪の原則」という人間が、証拠もないのに「拉致被害者」認定(特定失踪者云々)など何故勝手にやる?

明らかに言論において誤った場合の責任のとり方をどう考えるかも重要です。

 そこまで言うなら「宇治山田商学ラン事件」「幻のフィリピン日本兵事件」「秋篠宮親王の「おことば」捏造事件」「七生養護学校中傷事件」「幻の『桂三枝文枝襲名』事件」など、デマ記事・中傷記事に定評のある産経に俺や、id:pr3氏みたいに突っ込んでみてください。どうせウヨ仲間の三浦にそんなことは出来ないでしょうが(嘲)。
 三浦は田原氏に向かって、テープ公開判決が出たら、「ペンを折るべき」*14などと失礼なことを言ってるがペンを折るべきなのは三浦のお仲間である産経やチャンネル桜といったデマ、中傷記事、ヘイトスピーチ常習のウヨメディアだろう。ウヨ仲間の三浦は恐らくそんな事は絶対言わないであろうが。

【追記】
有本氏側が最高裁に抗告せず、田原氏勝訴のこの判決は確定した。


■私(三浦)ならばテープ提出と同時に筆を折ります 

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00410
有本さんの代理人、森本耕司弁護士は「田原さんは神戸地裁の決定を受け入れるべきだった。緻密(ちみつ)に議論を進めているので、高裁でも覆ることはないだろう」と話す。

 ふーん。でも高裁で、地裁のテープ公開決定は覆っちゃいましたね(棒読み)
 そもそもこういう決定は、田原氏以外のジャーナリストの取材にも影響する恐れがあるので、まともなジャーナリストなら最高裁まで徹底的に争うと思うが。

私がある脱北者の話を聴いて、公的な場か、あるいは文章でその内容を発表し、(中略)不適切な発言として訴えられたと仮定します。
私がその方の話をテープに録音していたとして、その提出を求められた場合、私は社会的にやむをえないと判断すれば提出に応じるでしょう。しかし、提出と同時に、多分、その後一切の言論活動も執筆活動も、また、当然ながらこのような運動からも身を引くでしょう。

 田原氏を潰したいがためだけにそう言うこと言ってると、そういう事態に君が陥った時に痛い目に遭うと思うぞ。取材相手とジャーナリストの意思疎通が常にうまくいくとは限らないだろうし、対立したときに取材相手の言い分が常に正しいとも限らない(そう言う対立が起こらない注意は必要だろうが)。それともブーメラン、ダブスタなどと非難されても自分の時は居直る気か?。

いや、身を引かなくても、誰も私のいうことには耳を傾けないでしょうし、言論人としての資格を失うでしょう。

 宇都宮徳馬氏や金大中氏、徐勝氏を根拠レスで北朝鮮の手先呼ばわりする三浦など、今だってお仲間以外、まともな人間は「誰も耳を傾けてないし」そもそも三浦を「右翼活動家」認定はしても、「言論人」認定などしてないと思うぞ。本は今だ1冊しか出してない上、その出版社は田母神の本を出すようなところだからな。


■中野大臣はぜひインドシナ難民受け入れを思い出してほしい
 別にインドシナ難民問題思い出す必要はない。俺たち旧民社(中野氏や三浦など)はインドシナ難民問題で頑張ったという自慢か?。自分の自慢をせずにいられないとは嫌な性格だね。

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00490
また、日韓両政府が去年12月、田口八重子さんがピョンヤン市マンギョンデ地区で生存しているとの情報を得たことについて、中野大臣(注:国家公安委員長(拉致担当相・公務員制度改革担当相兼任))は「被害者の安否を考え、1つ1つの情報そのものにコメントするのは差し控える」と述べたということです。

 「怪しい未確認情報」か「事実だが北朝鮮と微妙な交渉時期なのでノーコメント」のどちらかなんでしょうね。後者ならいいが。それとどこから得た情報なのかも気になるところ。北朝鮮からなら「あちらが柔軟化してる良い兆し」かもしれない。

(注:ジョーン・バエズは)今必要なのは右翼でも左翼でもなく『新翼』(ニュー・ウイング)であると主張、いずれの国家や政治的立場のありようにも関係なく、まず難民の救出に立ち上がろうと訴えたのでした。
 このような視点に立つことが今の私たちには求められており

 よく言うぜ、「右翼でも左翼でもなく」と言った蓮池透さんを家族会から除名した連中が。
 君らにとって「インドシナ難民救済」や「北朝鮮難民救済」は反共や親米といった自分の理念に反しないからやってる、そうした理念に反する場合は難民救済はしない、と正直に語れよ。


■so what だからどうした(三浦の個人ブログ)
 俺は、三浦たちの「金正日崇拝教育がどうしたこうした」という無償化除外論について、連中の反対理由が事実かどうかも怪しいが、仮に事実だとしても「so what だからどうした」と思うので突っ込んでる。連中に突っ込んでるのは俺だけじゃないのは心強い。

http://miura.trycomp.net/?p=134
(注:百田尚樹原作の映画「Box!」は)公開後(注:宝生のサイトに寄れば公開は2010年5月22日)すぐ引退した室生舞(注:原文のまま)さんの最後の作品となったが、彼女も中々お好み焼き屋の女将さんをよく演じていたと思う。

 「室生舞(むろう・まい)」って誰だ?。宝生舞(ほうしょう・まい)だろ?。人の名前を間違えるな。
 しかし宝生舞って引退したのか、知らなかった(ウィキペに寄れば2010年5月31日公式サイトに引退を公表)。俺個人は彼女のファンじゃないし、彼女の出演作品もショムニしか記憶してない。その記憶も、他のメンバーのキャラ設定があまりに濃すぎたためあいまいだ(宝生のキャラは割とまともで、出番が多いわけでもなかったのであのドラマでは埋没した)。
 引退は残念だが、今後の人生のお幸せを祈りたい。彼女も、ファンもつらいだろうが俳優だけが人生ではない。大人びた風貌の人だが、まだ1977年生まれの33歳だから意外と若い(ショムニ女優陣では1978年生まれの京野ことみの次に若い)。

(注:神風)特攻隊を描いた「永遠の0」もぜひ映画化してほしいし、これなんかは8月15日の記念日用のドラマとしてもいいと思うのだが(政治的、歴史的にも私の読む限り全く中立、公正なものであるし、ドラマとしてもすばらしい)。

・極右の三浦がほめるんじゃ、小説的面白さはともかく「政治的、学問的には」ろくな小説じゃないと思う。特攻は強制じゃないとか正しい戦術だとかそう言う小説ですか?
つうか、名作「紫電改のタカ」(ちばてつや)アニメ化でいいだろ?
・どうせなら、非常に格好が悪く非人道的な「人間機雷・伏龍」とか、誰か小説化しないか。
・なお、困難とは思うが、個人的には8月15日のドラマ*15はいい加減、日本軍の加害を正面から扱ったものにしてほしい。NHKの「最後の戦犯」などその点頑張っていたと思う。日本は一方的被害者ではない。
・そもそも政治性のあるテーマを扱って、中立なんて無理だし、中立であることそれ自体は常に正しいわけでもない(そもそも大抵の「中立」は自称「中立」に過ぎないが)。
 以前、本多勝一氏も言っていたと思うが、たとえば太平洋戦争について中立などあり得ない。
 あの戦争が無謀な戦争かどうか、大義ある戦争かどうか抜きで話など出来ない。太平洋戦争について政治的に語りたくないなら黙ればいい。

「勝者だけに価値があるとか言う作家とかいるでしょう。馬鹿じゃないかと思いますね。そりゃボクシングは勝ち負けです。勝つに越したことはないでしょう。でも、勝つとか負けるとか、そんなものを超えたところに何かがあるんだって思いますね。」
(注:「遠いリング」後藤正治岩波現代文庫に出てくるあるボクサーの言葉)

 全く同感。ボクサーに限った話じゃない。「勝つに越したことはない」が「勝つとか負けるとか、そんなものを超えたところに何かがある」(勝つための努力とか)からこそ、たとえ敗者でも「偉大な人間」の行為(例:田中正造足尾銅山鉱毒事件での闘い)は我々の心を打つ。


【追記】
1)百田については

はてブ
http://b.hatena.ne.jp/entry/seiron.iza.ne.jp/blog/entry/2469688/
前三浦小太郎がほめてた百田尚樹という奴は予想通り糞右翼だったな。南京事件否定論支持する奴がまともなわけがない

も参照。百田の対談相手・笹は、「バターン死の行進」否定派だし、百田の小説愛読者として「正論」ブログが名を上げてる児玉清は安倍再登板を望むと雑誌にコメントした珍右翼だ。俳優としての能力はともかく政治センスは最悪のゴミだ。
2)百田は「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」(http://abesouri.com/index.html)の呼びかけ人の一人で安倍再登板を支持してる。要するに救いようのない極右だ。そういう男が特攻をネタに小説を書く。読まなくても酷い代物だとわかる。
3)百田作品の酷さについては
法華狼の日記「『永遠の0』で広がる視界はゼロ」
http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20130817/1376703356
も紹介しておく。


■韓国と中国との「歴史問題」
 在日ウヨが出してるウヨ新聞・統一日報に載った、ウヨ文化人・卜鉅一の怪しい反中国・北朝鮮言説を得意げに紹介する三浦。そもそも、そんなことは「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る」ことに関係ない。三浦みたいに、極右の癖に右も左もないと上品ぶってる人間も珍しい。正直に僕は右です、左は大嫌いですと言え。

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00489
蒋介石の国民党政権は韓国の独立運動を後援した勢力です。もし中国の支援を受けることができなかったとすれば独立運動の力は微弱だったでしょう。(注:卜の発言)

 国民党に感謝って、中国共産党だって、左派系の朝鮮独立運動を応援しただろ?。と思ってググる
 「朝鮮労働党延安派」(金日成の独裁確立過程で粛正されたようだが)というのがそれに当たるようだ。

中国人は自分たちの国恥は1945年中日戦争で勝利することによって終止符を打ったという。
ところでこれは国民党政権の解釈です。現在の中国大陸の支配勢力の共産党はそのように見ません。中日戦争の主役の蒋介石の業績を認めないからです。(注:卜の発言)

 極右らしい真偽不明な怪しい発言だ。蒋介石の中日戦争(日本では普通は日中戦争と言うが、卜の発言にあわせた)での功績ぐらい「それなりに」認めてる(さすがに全否定はしないだろ)と思うし、そもそも、西安事件をきっかけに国共合作したんだから中日戦争の主役は共産党でもある。「蒋介石は中日戦争で頑張りました、でも我々、共産党はもっと頑張りました」「蒋介石には様々な問題がありました、だから我々は彼を打倒しました」というのが共産党の立場だろ?

自分たち*16が(注:朝鮮戦争で)救援した北韓*17がうまくいかなければならず、自分たちがはねのけた米国の傀儡政権の韓国は滅びなければならないのです。(注:卜の発言)

・韓国を政府承認してるのに、中国が「韓国は滅びなければならない」なんて立場に立つわけがない。中国批判するならそれなりのレベルでしろ。
・大統領直属社会統合委員会民間委員ってこんなのを委員にするなんて、李明博大統領の脳みそは大丈夫か?

中国の歴史認識とは古代から自己中心的

 反中の立場からの勝手な決めつけはよせ。大体、「歴史認識」が大なり小なり「自己中心的」なのは当たり前だ。卜の国・韓国だって超少数派とは言え「対馬は韓国領」というバカがいる。

自分たちに損害を与える北韓を助ける理由は単純です。政権の正統性の基盤である歴史認識を捨てることができないためです。

 というより、「北朝鮮を追い詰めて暴走されても困る」「北朝鮮に厳しい態度を取って、米韓政府内部の軍事タカ派に『北朝鮮に軍事攻撃しても中国は文句言わない』と誤解されても困る」という事じゃないの?

尹致昊や金玉均のような知識人らは清国の圧制を抜け出すためには日本の協力が必要だと考えました。当時の朝鮮政界の構図は秩序に安住しようとする勢力と清国の圧制に対抗した勢力間の対決でした。(注:卜の発言)

・まずはウィキペやコトバンクを参考に尹と金の紹介。

尹致昊:
 李氏朝鮮末期の政治家。独立協会会長、大韓自強会会長、新民会会長をつとめ愛国啓蒙運動を指導。韓国併合後の1911年、百五人事件(民族運動弾圧のため、朝鮮総督府が捏造した寺内正毅総督暗殺未遂事件)で逮捕、投獄された。その後転向し、男爵(朝鮮貴族)・貴族院議員。

金玉均
 李氏朝鮮末期の政治家。日本の協力を得て閔氏政権打倒のクーデター(甲申事変)を起こす。事件は清の介入で失敗し、わずか3日間の政権で終了、日本に亡命する。日本では東京や札幌、小笠原諸島などを転々とした後、上海に渡る。上海で閔氏の刺客にピストルで暗殺された。

・今の中国が嫌いだからって、清朝と中国を同一視したあげく、親日派万歳か?。
 清朝に批判的な人間は全員が全員、親日派じゃないだろうに(しかも金はともかく、民族運動を理由に総督府によって投獄された尹は転向前は親日派とは言えないだろうし、転向後も日本に対する感情は複雑なものがあったと思うが)。
 しかし卜のような奴が、大統領直属社会統合委員会民間委員か。韓国が反日とは大嘘だ。卜の言ってることは日本ウヨの日韓併合正当化論と変わらない気がするぞ。

私(三浦)はこの意見にすべてにおいて賛成というわけではありませんが、韓国にこのような言論があり、それを日本に統一日報という在日コリアンが経営する新聞社が翻訳紹介してくださっていることの意義は大変大きいものと思います。

 じゃあどこに賛成でどこに反対なのか、「大変大きな意義」とは具体的に何なのか、ごまかさないではっきり言ってみろ。
 私見では極右過ぎて、ほとんど賛成できないし、こういう言論活動をする事はもちろん、卜らの自由だが、日本の極右や極左みたいなもので、韓国多数派じゃないんだろうし、紹介する意義などないと思う。

一部で、韓国と中国を一体の歴史認識や価値観を持ち、日本に対し敵対的であるとみなす意見がある

「韓国と中国を一体の歴史認識や価値観を持ち」
 一部の極右だけだろ、そんなのは。どちらの国も戦前日本の植民地支配や侵略の被害国なので戦前日本とそれを正当化する日本極右に批判的なだけだ。
「日本に対し敵対的」
 韓国、中国との歴史認識問題や領土問題などでの意見対立を極右が反日認定してるだけだ。立場や考え方が違うんだから意見対立もあり得るのは当たり前だ。

東アジア共同体論」のように、中国主導の経済的共同関係を肯定的に見る意見すらこの日本にはあるようですが

 勝手なレッテル貼るな。
 「東アジア共同体論」は「東アジア諸国EUみたいなものをつくろう」と言う話であって、「中国主導の経済的共同関係」なんて誰も言ってない。具体的にどういう構想にするかは、今、議論中だ。
 保守の大物、中曽根康弘・元首相(東アジア共同体評議会会長)ですら賛成してる構想を反対するとはな。

これ(注:中国のナショナリズム)に対抗するためには、健全なナショナリズムや理性的な歴史論争は避ける必要はありません

 「健全なナショナリズム」は誰も否定してない。日中間に限らず「理性的な歴史論争」も誰も否定してない。どうせ、君ら極右は「南京事件はなかった」とか寝言言い出すんだろ?。これで北朝鮮批判とは本当にいい度胸してる。

私たち日韓の側も、民族主義の悪しき面に充分注意しつつ

日本極右の君らにそんなことが出来るわけがないし、する気すらそもそもないだろ。心にもないことは言わない方がいい。
本気でそう思ってるのなら、在特会批判とかいくらでもやることはあると思うがやってないんだろ?

この価値観に建つとき、日韓の連携や同盟は初めて可能となり、アメリカに従属するのではない、アジア主導の民主化への道のりができるはずです

連携はともかく、日韓軍事同盟なんて可能とは思えないし、やる必要もないと思う。
それと「アメリカに従属するのではない、アジア主導の民主化」とほざいてるが、今現在、日本が米国に従属してること(例:沖縄基地問題)と、それに対して君らウヨがサヨと違って何のアクションも起こしていない事は華麗にスルーか。


■2月5日 埼玉集会「拉致認定の壁、その謎と闇」
http://hrnk.trycomp.net/syukai.php?eid=00117
 闇も謎もないから。証拠がなければ北朝鮮の犯行認定できないだけの話。失踪者は、自発的に失踪してどこかで、平凡に暮らしてるのかも知れないし、自殺かも知れないし、事故で死亡したり記憶喪失になったのかも知れないし、犯罪に巻き込まれたとしてそれは北朝鮮によるものではないかもしれない。大体、政府が故意に拉致認定をネグってどんなメリットがある?
 失踪者のご家族はともかく、活動家連中はそれを分かった上で、北朝鮮叩きのためにありもしない闇や謎を叫ぶ陰謀論者なのだろうが。そもそも本当に闇があったらそれを明らかにしようとしたら命がないと思うし、うかつに闇を叫んだら証拠隠滅されかねないだろうが?。


■昨日(1月20日)の城島議員訪問、そして「情報の管理」の問題
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00488
 城島って人間はよく知らないが、旧民社系(ウィキペによる)って事はウヨなんだろう。

参議院の金子洋一議員のご協力により参議院議員会館内にて記者会見を行いました。

 金子みたいな歴史修正主義ウヨとつきあうとはさすがだ。

(注:救う会神奈川の)川添代表は、北朝鮮と交渉する場合、拉致問題において特定失踪者問題を決して無視することなく交渉することを強く求め、この拉致問題は認定者だけの問題に矮小化されてはならないことを述べました。

 特定失踪者も政府が拉致被害者に認定してくださいならまだしも、政府が認定していない拉致かどうか怪しい人間(特定失踪者)なんか対北朝鮮との政府交渉で出せるわけがない。

(注:救う会埼玉の)竹本代表は、かの教科書の内容が独裁者金正日への賛美と、そして拉致問題への軽視と反日教育であることは、何よりも、ここ日本で在日コリアンが日本人と共に共生していく上でマイナスであることを強調し、教育内容の改善が行われない限り無償化を認めたり補助金を出すべきではないことを訴えました。

・「拉致問題軽視」と偉そうな事を言うのは日本の教科書に南京事件従軍慰安婦と言った加害の歴史がきちんと書かれてからにしろ。自分がやれないこと(自国の非を教科書に書く)を他人に求めて恥ずかしくないか?。
・中国や韓国が政府介入で海外日本人学校の教科書にそう言う「日本軍の加害」を書かせたら君らは支持するのか?
・「独裁者金正日への賛美」が問題だと思うのなら、「日の丸、君が代の強制」に反対したらどうなのかね?。
 それと本島長崎市長(当時)が昭和天皇批判で極右に狙撃されたことをどう思ってるか聞かせてもらえるかね?
・何が「反日教育」だ、反朝鮮差別者が(大体「間違ってる」ならともかく「日本批判は辞めろ」なんてただの思想差別だ)。
・「在日コリアンが日本人と共に共生していく上でマイナス」なのは君らみたいな極右レイシストの存在だ。在日コリアンが日本に一人もいないとしても、君らは、日本人にとっても非常に迷惑だけどな。
 

(注:救う会秋田の)松村代表は、自民党政権時代からも感じられることだが、日本政府は、拉致被害者を認定し増やしていくことをひたすら避けているように思えると批判した

 根拠もないのにむやみに増やせるわけがない。君らの方こそ北朝鮮叩きのために「ひたすら拉致被害者を認定し増やそう」としてないか?

私見ですが、秋田県の海岸は、北朝鮮工作員の潜入、また密出国の現場でもあります。

 密出国や潜入があったかどうかは知らないが、秋田での拉致なんか認定されてない。

仮にこの記事が事実であるとするならば、このように簡単に外部に漏らしては絶対にいけないのです。

 単に君らが情報を独り占めして自分に都合の良いように情報を操作したいだけだろ。


■ジャワ島のモーツァルト(三浦の個人ブログ)

http://miura.trycomp.net/?p=119
彼女(注:女性ピアニストのリリー・クラウス)と日本との関係は、大東亜戦争という歴史的事件と深く関わるものでもあった。

 「アジア・太平洋戦争」など別の言葉があるのに「大東亜戦争」という言葉をためらいなく使えるところが実にウヨらしい。

今村均司令官はクラウス一家を丁重に扱った。

 今村個人は立派な人間かも知れないが、日本軍全体はそんな代物ではないことに注意が必要。インドネシアにも従軍慰安婦問題とか労務者問題とかある。インドネシア相手に戦後賠償もしてる。
 それに今村が立派な人間だとしても、日本はインドネシアを独立させる気はなかったからその立派さには限界がある点にも注意。

少しでも理解のある軍人たちは、彼女に様々な形でピアノを弾く機会を与え、天長節などの記念行事では慈善演奏会を拘留所で開催した。

天皇誕生日」という別の言葉があるのに「天長節」という言葉をためらいなく使えるところが実にウヨらしい。
それに「拘留」してる段階で「善意」には限界があるのだが。

クラウスはジャワ島での体験について、日本を批判する言葉を生涯発しなかった。

 彼女の人間が出来ているのだろうし、抑留されたとは言え「バターン死の行進」(このレベルだとさすがに恨むと思う)レベルの酷い目には遭わなかったというのもあるだろう。


■なぜシンガンスのことだけが話題になり徐勝*18はスルーなのか?
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00487
 しばらく前、金大中氏や宇都宮徳馬氏を根拠レスで北朝鮮の手先呼ばわりした三浦が今日は徐勝氏を根拠レスでシンガンスの仲間呼ばわり。スルーも何も、徐勝氏が北朝鮮工作員と証明されたことなんかない。
 徐氏には名誉毀損で三浦を訴えてもらいたいが、こういう裁判は時間と金がかかる割に、益が少ないからな。連中のデマで命の危険が出て来たとかよほどのことがないとやはり訴えないか。
 三浦のような連中が人権を語っても吐き気しかしない。
 本文にも軽く突っ込む。

私も正直に告白しますが、実際の運動には係りませんでしたが、徐勝氏に同情していましたし、韓国政府を批判していました。

 君らウヨは韓国軍事独裁政権を擁護していた癖に何その大嘘。「実際の運動に関わらなかった」が「批判した」ってどういう意味だ?。脳内批判で完結か?。それじゃ意味がない。そういう下劣な言い訳はやめた方がいい。

追記:昨日の、中国で脱北者が射殺されたという朝鮮日報記事に対し、信頼するジャーナリスト*19から、あの情報は疑問がある、という指摘を受けました。噂にすぎないか、もしくは誤報の可能性があるということです。私の立場では確認もできませんので、取り急ぎ、そのような指摘があったことを追記しておきます。

追記で済ませないでその「昨日の記事」は全削除しろ。削除しないならせめて「昨日の記事」自体に追記しろ。でなきゃ、「昨日の記事」を読んだ人がお前の追記に気づかない。


■影武者 徳川家康(三浦の個人ブログ)
http://miura.trycomp.net/?p=112
 ウィキペに寄れば家康は途中で別人に入れ替わったという説は、明治時代に在野の研究者・村岡素一郎が唱えたという(但し、関ヶ原の戦い直後とする隆慶一郎と違い村岡説ではその時期は桶狭間の戦い直後)。村岡説はトンデモなので学者から黙殺されたが小説家の中にはこれをネタに小説を書いた人が何人かおり、その一人が「影武者徳川家康」の隆慶一郎
 他にも有名どころで、南條範夫*20の『願人坊主家康』があるという。

闇の社会、自由な人々の社会が、日本においては皇室伝統とその歴史的権威と密接に結びついていたこと、(注:主人公で家康の影武者)二郎三郎が皇室に対しては静かな敬意を抱いていること、(注:この作品では主人公の敵役に当たる)秀忠に対して最も敵意を抱き、両者の対立を決定的にしたのは秀忠が皇室への攻撃を試みようとしたことであることは興味深い。

 単に作者が「皇室万歳なだけ」プラス「そう言う設定にした方が小説が面白くなると思っただけ」の話だろ?。小説で作者が皇室万歳しようと、ほら吹こうと構わないが、読者が小説と事実を同一視するな。
 そもそも「皇室への攻撃を試みようとした」って、常に武士と朝廷は緊張関係だ。徳川秀忠時代に限らず。承久の乱とか、南北朝争乱とか、皇室と武士の対立はどこ行った。

(注:網野善彦の)その記述のいくつかはむしろ日本浪漫派の保田興重郎の徹底した反近代主義とも共通性を見出すことができる。優れた学者*21の研究は、左派、右派などの政治性を超越

 右翼の日本浪漫派と似てるんじゃ、網野は左翼ではない*22。三浦の認識が事実なら政治性を超越してるんじゃなくて網野がウヨなだけだ(一応断っておくが、網野がウヨだから間違ってる、サヨが正しいと言いたいのではなく、政治的立ち位置ぐらい正確に理解しろ、という突っ込み)。
 そもそも網野説は歴史学説のワンオブゼムに過ぎず当然批判者もいるのに、皇室万歳するウヨの自分に都合がいいからってバカみたいに持ち上げるな。


脱北者を中国で北朝鮮軍が射殺(朝鮮日報記事)

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00486
殺されていく人々を見捨ててしまえば、私たちもまた、「テロ支援国家」に無意識のうちになってしまうのではないでしょうか

 アメリカの戦争を日本政府が常に支援してる時点で日本はテロ支援国家だ。まさか「アメリカの戦争は常に善」だとでも?

【追記】
・三浦の追記に寄れば、この朝鮮日報記事は信頼性が怪しいらしい。だったら記事を全部削除するかせめてタイトルを書き換えろ。


■死を受け入れた日本人妻
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00485
 こういうバカ(依藤朝子)が事務局長なんだから、「守る会」ってろくな会じゃないんだろう、と思う。

「一言でも食べ物が無いと言ってくれたら、私達は少しずつでも持ち寄ってあげたのに、何一つ文句を言わず、愚痴もこぼさなかった。日本人というのはそういう性格なのか、本当に困っていたのに、人には訴えずに亡くなりました。」

 そう言えば、しばらく前にNHKで「誰にも愚痴れず死んだ若者」を取り上げたことがありました。個人の性格や民族性もあるでしょうが、本当に精神が弱ると「助けてくれ」と声を上げる元気もなくなるんでしょう。

特定失踪者の方々

 拉致かわからない人間を特定失踪者と言って騒ぐな。それとふと気づいたけどウヨって「特定」って言葉が好きみたいね。「特定アジア」とか(苦笑)。

韓国では、天安艦の撃沈、また延坪島の砲撃など、ほとんど北朝鮮が戦争を仕掛けているにも等しい状態

 戦争を煽って嬉しいか?。

運動家の方々はともかく、一般国民はむしろ平静で、まず自分たちの日常生活に追われています。

 朝鮮戦争のように国土全体が戦場になったわけじゃなくて、局地戦だし、当たり前だ。政府も冷静な対応だし、騒いでいるのは極右だけだ。

今の不況や、将来の日本経済への不安は深刻

 にも関わらず、日本の失業者や派遣労働者への同情はなく、「北朝鮮国民」ばかりに同情する不思議な連中。本当は同情してるんじゃなくて極右の北朝鮮叩きに過ぎないのだろう。

朝鮮学校の無償化を推進する立場の方々の、子供さんたちに罪は無いとか、子供の人権を守るべきだという意見に対しては、一つだけ申し上げたいことがあります。
(中略)
朝鮮学校の子供*23にも人権がある、というのなら、この(注:脱北者から生まれた障害者の)赤ちゃんにも生きる権利があるはずです
(中略)
(注:この赤ちゃんに冷たい)日本政府が本当に拉致被害者を救い、北朝鮮の人権問題を考えているとは、私はとても思うことが出来ません。

 朝鮮学校無償化賛成派は誰もその赤ちゃんの生きる権利を否定してない。朝鮮学校無償化除外すればその赤ちゃんが救われるわけでもない。こんなアホなことを「申し上げた」って、俺は、「守る会」の奴らってバカとしか思わない。
 山野車輪の高齢者バッシング(高齢者福祉より、若者失業者に金使え)みたいなこと言って恥ずかしくないか?。朝鮮学校生の権利も、赤ちゃんの権利もどっちも大事なんであって、トレードオフの関係にはない。
 詭弁で朝鮮学校への差別を正当化しようとする君らの方こそ、「本当に拉致被害者を救おうとか、まともに北朝鮮の人権問題を考えているとは、私はとても思うことが出来ません」。


■戦略情報研究所 川島高峰氏講演会報告(下)シベリア抑留

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00484
川島氏は、まず1947年に明らかになった、「徳田要請問題」を指摘し、当時共産党の徳田救一(原文のまま。本当は「球一」が正しい)が、シベリヤ抑留者について「正しく社会主義を理解したものから帰せ」という要請を(注:ソ連に)行っていたことを抑留者が証言、これはシベリア抑留問題に関する共産党の信用を失墜させ、さらに国際共産主義運動にも大きな失点となったことを述べました。

 ウィキペ「徳田要請問題」によれば当時の共産党執行部も、徳田もそんな要請はしていない(「きちんと社会主義を理解させた上で帰してくれると大変ありがたい」とは言ったと認めたようだが)と反論しており、要請はあったとする側も決定的な証拠は出せず真偽不明のようだが?
 ソ連崩壊で新資料でも出たのか?。もしそうなら話は別だが、1947年当時とこの問題についての資料状況がまるで変わらないなら、事実であるかのように言うのは徳田や共産党に対して失礼だ。

かの四島の問題には、このような工作活動の意味合いも絡んでおり、返還をソ連がかたくなに拒否してきたのはそれもあるのではないかと指摘しました。

 そんなの誰が考えても主たる理由じゃない。拒否理由は単純な話だ。領土が減ることを喜ぶ国がどこにある?

川島氏は、日本政府が発表した「戦後強制抑留者に係る問題に関する特別措置法」を挙げ、ここには「昭和20年8月9日以降、ソ連、モンゴルで強制抑留されたものをいう」という定義があるが、なぜかここには、「北朝鮮」が入っていないと指摘しました。

 北朝鮮に強制抑留された人間っているのか?
 いたとして旧ソ連やモンゴルと違って北朝鮮と国交がないから、北朝鮮関連のデータが日本政府にない、だから法律に入ってないだけだろ?

大戦終結時、北朝鮮には1947年、48年の段階で、2440名の日本人がいた

 少なくとも形式論理上は自己の意思で残った可能性があるから、それを根拠レスで単純に強制抑留にカウントはできない。


■1月14日 戦略情報研究所 川島高峰氏講演会報告(上) 国際共産主義運動

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00483
まず川島氏は、この北朝鮮拉致事件について、当初「疑惑」としか論じられなかったのは、なぜ北朝鮮が拉致をしたのか、その理由や動機が中々理解できなかったからではないかと述べました。

 と言うより北朝鮮の犯行と判断する決定的な証拠がなかったからだろ?。証拠があれば動機が分からなくても断定できる。
 オウム真理教坂本弁護士一家殺害と同じ。オウムにはオウム批判派の坂本弁護士を拉致したり殺害したりする動機があったが、証拠がないから長い間どうにも出来なかった。

「工作のための抑留」*24こそが、ソ連のシベリア抑留

 あれは低コスト労働力確保が目的だ。外国人捕虜だから死んでも構わないと、抑留者にまともな食料も与えず、こき使ったと。工作云々なんてもっと後の話だ。工作することが最初からの目的ならこき使わないだろう。無理矢理、北朝鮮とこじつけるな。

国際共産主義運動とは、「外国への共産主義の宣伝、諜報工作を目的とした行為」

宣伝だけが国際共産主義運動ではないし、諜報なんて危ないことは普通の共産主義者はやらない。

一般人にはなぜ拉致が工作に有利になるのかは理解できない

拉致やってるのは共産国だけじゃないし、十分理解できる。金大中事件とか無視か。

善意の人々が、これを工作とは思わず賛同して言ったことを指摘、その典型例として、1950年のストックホルムアピールを挙げ、この反核声明が基本的にはソ連製のものだったことを指摘しました。

反核運動はこの時も、1980年代も常に極右から「ソ連の手先」(もちろんデマ)扱いされたことは少し調べれば分かる。
反核運動を中傷するとは恥を知れ。
大体、このアピールに左翼ではない安倍能成が賛同してることをどう理解してるのやら。

*1:安倍内閣内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策・科学技術政策・食品安全・イノベーション少子化対策男女共同参画担当)、第1次小泉改造内閣・福田改造内閣麻生内閣で経済産業副大臣

*2:国家保衛部とは秘密警察のことらしい

*3:著書『日本の公安警察』(講談社現代新書

*4:中曽根内閣で防衛庁長官、宮沢内閣で官房長官

*5:宮沢改造内閣官房長官、村山、小渕、森内閣で外相

*6:頭でっかちで地に足が付いてないというような意味らしい

*7:テンペストとは英語で「嵐」「騒動」の意味で、シェイクスピアの戯曲にもそう言う名前のものがあるが、作者がシェイクスピアを意識したのかは分からなかった

*8:大東亜戦争とためらいなく書けるところが右翼らしい

*9:韓国極右は反共・反北朝鮮と言うだけで日本の歴史修正主義極右・嫌韓国の西岡とつきあって恥ずかしくないかと批判するのが、利敵行為らしい

*10:北朝鮮打倒という目的

*11:西岡の「従軍慰安婦の違法性否定」が「少しの違い」か?

*12:どちらも韓国の中道左派ないし左派政党。民主党金大中政権、盧武鉉政権時の与党。民主労働党は韓国の左派労働組合全国民主労働組合総連盟(民主労総)の支援を受けている。

*13:国際法違反だと思うし、そんな事をしたら全面戦争になりかねない。李明博氏もオバマ氏もそんなこと認めるか。ドンだけ命知らずだ。

*14:大体自分たちで裁判を仕掛けてる癖に何そのマッチポンプ

*15:本当は8月15日ばかりにやること自体、かなり問題だと思うが。例えば終戦記念日じゃなくて太平洋戦争開戦の日(12月8日だっけ?)にやったっていいわけで。

*16:中国のこと

*17:北朝鮮のこと。北韓に対応して韓国のことを南韓ということもある

*18:著書『獄中19年――韓国政治犯のたたかい』(岩波新書

*19:具体的に誰か名前出せばいいのに?

*20:マンガ「シグルイ」の原作「駿河城御前試合」の作者と言えば分かる人もいるだろう

*21:その優れた学者には家永三郎氏や吉見義明氏など、日本の戦争加害を追及してきた人は入るのか?

*22:網野の態度に日本浪漫派に似たものを感じるという指摘は永原慶二「20世紀日本の歴史学」(吉川弘文館)も行っている。三浦と違い批判的文脈でだが

*23:子供と書く時点でああやっぱりこいつらウヨだと思う。今、ウヨ以外「子供」って書かないからね。国(厚労省文科省など)も国際機関(ユニセフなど)もメディアも多くは「子ども」と書く

*24:こういう見方(帰国者をソ連の手先扱い)がシベリアからの帰国者に対する日本社会の差別を生んだことについてどう思ってるんだろう?