「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・パート2(追記・訂正あり)

 パート1の続き。
北朝鮮の正体を見据えた上で 前原外相の対北交渉

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00481
「我が朝鮮総連罪と罰
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784167679415
一冊を見れば、総連の拉致関与は明らかです。

 その本を信用する根拠は何だ?。警察が総連を拉致で摘発できないことや、他マスコミの後追い報道がないことはその本の怪しさを証明してると思う。大体この本の著者、野村は「在日特権」(宝島社文庫)なる本(読んだことはないがアマゾンレビューから考えるに在特会のような主張の本だろう)を出す極右だが?。
 ウィキペ「野村旗守」に寄れば、他にも「Z(革マル派)の研究」(月曜評論社)、「沖縄ダークサイド」(宝島社文庫)、「男女平等バカ」 (別冊宝島Real)*1など香ばしい本を書いてるし、チャンネル桜の準レギュラーだそうだ。
 三浦たち「守る会」連中も在日特権があると思うのか?。チャンネル桜の準レギュラーで、フェミ陰謀論本執筆者(野村)が信用できると思うのか?


参考「「男女共同参画予算10兆円」のカラクリ」
http://d.hatena.ne.jp/Backlash/20060705/p1

「男女平等バカ」のデマに突っ込む荻上チキ氏。こんなデマ本を高評価する奴が多い使えないAmazonレビュー。一部まともなのもあるので紹介する。

1)リテラシー能力が問われる, 2006/12/25
By 馬面 "馬並み" (山形県村山市)
「年間10兆円の血税をたれ流す、“男女共同参画”の怖い話!」 と言う話を聞いて本気にするか否かでリテラシー能力が問われる。
もちろん本気にしないのが正解。
男女共同参画に国家予算の8分の1ってそんなことあるわけないじゃん。
詳しくは「ジェンダーフリーとは」と言うまとめサイトに書いてある*2が、10兆円のほとんどはほかの福祉関係の予算。
まさに「男女平等に関するバカな意見をバカが書いてバカが読む本」(注:「男女平等バカ」に対する荻上氏の皮肉)
この本を読めば如何にジェンダーフリー反対派の言っていることが出鱈目かが解る。

前原大臣は、彼(注:シンガンスのこと)から情報を聴きたいので是非あわせてくださいませんか、と北朝鮮に言って見たらどうでしょうか。

 シンが今も生きていて、北朝鮮が会わせてくれて、まともな会話も出来るとして(1929年生まれという年齢を考えれば工作員というヤバイ仕事に従事した上刑務所にも入っていたのだから、死去したり、体調不良でまともな応答が出来ない可能性もある)会って何の意味がある?。奴からの情報など、既に韓国公安当局が自白させて取ってるだろ。だからこそ、北朝鮮に送り返したんだろう。
 どうせ「情報を本当に取りたい」んじゃなくて、「北朝鮮が会わせてくれない、情報が取れない」→「韓国の刑務所にいれば会えたのに」→「北朝鮮に送り返した金大中政権のせいだ」とネガキャンしたいだけだろ。
 

脱北者の法的意識、責任意識の不足

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00480
大きな問題は、北朝鮮国内での、女性に対する激しいDVの存在である。

こういう事を書きながら、日本のDV対策を誹謗する野牧雅子とつきあってるのはどういうことだ?
北朝鮮にはDVは存在するが日本には存在しない」と言いたいのか?

参考
「「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう・野牧雅子の件(追記・訂正あり)」
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20101123/4653219087


■「難民慣れ」したタイの成熟

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00479
もし、北朝鮮の崩壊とともに大量の難民が日本に船で押し寄せるといった事態が発生したら、日本政府や国民はどのような対応をするのだろうか。慌てふためいたり、極度に神経質な対応をしたり、果ては排斥運度(注:原文のまま。運動の誤記だろう)につながったりしないように、今のうちに、タイの「難民政策」をよく研究しておくのが良いのではないだろうか。

北朝鮮の崩壊とともに大量の難民が日本に船で押し寄せるといった事態が発生したら、日本政府や国民はどのような対応をするのだろうか」
 そうならないように平和統一をめざすべきでは?。それに崩壊したら日本より「北朝鮮と地続きの中国や韓国」をめざすと思う。
「排斥運動につながったりしないように、今のうちに、タイの「難民政策」をよく研究しておくのが良いのではないだろうか。」
 排斥運動が心配だって言うが今だって既にある。在特会カルデロンさんに嫌がらせするために蕨市に出撃とか、秋葉原で中国人観光客に因縁つけるとかな。君らはそう言うのに抗議してるのか?。排斥運動が嫌だって言うなら、当分あり得ないこと(北朝鮮崩壊時の難民対応)より今現実に発生してること(在日・来日外国人への差別)に対応しろ。

第2インター系である民社党の、共産主義に対する批判という側面

 民社党は「第2インター系」だから反共なんじゃなくて、自民党清和会と同レベルの極右だから反共なんだろ。第2インター系の西欧社民政党も、民社党をインターに加入させたとは言え、あんなのと一緒にされたら嫌だろ。

政党としては失敗した民社党

 民社党と名乗りながら、なぜか自民党と見分けが付かないという西欧社民主義政党とはまるで違う代物だったからな。皮肉なことにむしろ日本では共産党の方が西欧社民主義に相対的に近かったから失敗も当然。

この難民救援運動は(注:民社党の)誇りとすべき業績

ピノチェトクーデター擁護とか韓国軍事独裁擁護とか民社党には誇れない業績も多いけどな。

参考

ウィキペ「民社党
 韓国・朴正煕政権やスペイン・フランコ政権、チリ・ピノチェト政権、台湾の蒋介石政権など反共で一致すれば、軍事独裁をも支持した。このように反共を最優先にして、「全体主義国家」「軍事独裁政権」を支持するなど、右の全体主義には態度を大幅に甘くしていた。チリ・クーデター(CIAの支援を受けた軍部クーデターで、選挙を通じて誕生した左派政権が崩壊)の際に、民社党代表としてチリを視察した塚本三郎代議士が、同クーデターを「天の声」と絶賛したエピソードから民社党の姿勢が窺い知れる。なお社会主義インターナショナルや西欧・北欧の社民主義政党は反共であるが、これらの軍事独裁政権を「支持しない」姿勢を示していた。


■「英雄」*3の弾くショパン(三浦の個人ブログ)

http://miura.trycomp.net/?p=88
ロシアのポーランド「ロシア化政策」は露骨なものがあった。

 ロシアのポーランド「ロシア化政策」を批判し、それに抵抗したパデレフスキー(作曲家、ピアニスト、ポーランド共和国初代首相)を評価する三浦が戦前日本の朝鮮「同化政策」とそれに対する朝鮮民族の抵抗についてどう思うか聞きたいものだ。「もちろん日本の同化政策もロシア同様酷い」というのか、日本ウヨらしいダブスタを発動し戦前日本を擁護するのか。

一九三九年、ポーランドは今度はナチス・ドイツの侵略を受ける。

当時、日本はナチスドイツと同盟国だったことを三浦はどう考えているのやら?
なお、ウィキペに寄れば、第一次世界大戦後、ポーランド(当時の指導者はピウスツキ)は、領土の拡大(他国領となっていた「ポーランド・リトアニア共和国」時代のポーランド領を回復すること)をめざし、欧米列強の支持を得た上で、「西ウクライナ人民共和国」(西ウクライナに一時誕生した独立国家)を武力で併合したり、ソ連に宣戦布告して、一定の領土的成果を得てる*4ので、常にポーランドが弱国だったかのように三浦が描くのはいかがなものか。自分から戦争を仕掛ける国は弱国ではないだろう。
 ナチがポーランドに侵攻するのもピウスツキ死後のことであるし、ピウスツキ時代はそれなりの「強国」(?)として上手く外国とつきあっていたと言えるのではないか。


北朝鮮最新情報 :白熱する南北サイバー戦争
http://hrnk.trycomp.net/information.php?eid=00065
 ハッキングは違法行為じゃないのか?。なぜ批判しない?。今後日本の政府機関サイトが、ハッキングされて「独島は韓国の領土」とか書き込まれても文句言うなよ?。目的(北朝鮮批判)が正しければ方法はどうでもいいというのはダメだろ。


金大中 韓国を破滅に導く男
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00477
・「破滅に導く」も何も、金氏が2003年に大統領を退任してから、あるいは2009年にお亡くなりになってからどれだけ時間がたってると思ってるんだ。韓国は今破滅してるのか?
・版元は東中野修道の「南京事件否定本」出版で知られる「儲けるためにウヨに媚びてるらしい」草思社。しかしあまり儲からなかったらしく、民事再生法申請というのが笑える(今は自費出版で知られる文芸社の子会社。しかし昔のウヨ商売を辞める気は今もないらしい。また新たな金大中氏中傷本を出すらしい)。
・日韓両国の極右必死だなとしか言いようがない。極右としては、自己の唱える対北朝鮮強硬策を正当化するためには何としても太陽政策を貶めなければならず、そのために一番手っ取り早い方法が太陽政策の実行者として名高い金大中氏を貶めること、特に北朝鮮の手先として貶めることなのだろう(極右の大好きな安倍元首相の方こそ冗談抜きで「安晋会疑惑」だの「怪しい商法の広告塔疑惑」だの、疑惑まみれだったのだが)。


参考「安倍晋三が「サギ企業の広告塔」に利用されていた醜聞」
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20061006/1160084736


 金氏の外交政策批判は価値観の問題で他人を納得させる事は楽ではないが、北朝鮮の手先扱いすれば問答無用で切って捨てられると。オバマ氏をイスラムテロリストとこじつけようとしたアメリカ極右もそうだが、どこの国も極右のやることは変わらないようだ。論理よりも情緒、建設的議論ではなく論敵全否定による自己の勝利。嘘でも論敵に勝てればよい。
 ただそういうことをやれば、例え、短期的には政治的に勝利できたとしても、長期的には保守の堕落以外何物でもないと思う。しかし、そんなことは勝ち負けだけが大事な極右にはどうでもいいのだろう。
・しかし「北朝鮮から金をもらうなんて」と金氏を批判(デマだろうが)するならCIAから金をもらっていた、三浦の支持政党らしい自民党民社党はどうなるんだ?。

ウィキペ「民社党
 2006年7月18日、CIAが社会党右派を指すとみられる「左派穏健勢力」に資金提供し、民社党結成を促していたことがアメリ国務省の外交資料集に公開された。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-07-20/2006072002_03_0.html
自民にCIA資金、50年代後半〜60年代の初め、米外交史料が刊行
 自民党など親米政治家らに対し、米中央情報局(CIA)が一九五〇年代後半から六〇年代初めにかけて秘密資金を提供していたことを記載している外交史料を十八日、米国務省が刊行しました。
 自民党と同党議員への秘密資金援助は、九四年十月に元米外交官の証言を基にニューヨーク・タイムズ紙が暴露。本紙も当時、元駐日大使が米国務省に送った秘密書簡で、「岸(信介元首相)の弟の佐藤栄作(元首相)が共産主義者とのたたかいでわれわれに財政援助をせがんでいる」と述べていたことを報じました。
 今回発刊された『米国の外交』第二十九巻第二部によると、アイゼンハワー政権は、日本への政治的影響力を強めるため、五八年五月の衆院選挙前に、少数の親米的、保守的な政治家に一定の秘密資金援助や選挙のアドバイスを提供することをCIAに許可し、この資金援助計画はその後の選挙運動を通じ六〇年代まで続けられました。
 また、同政権が五九年から親米派や「信頼できる」野党勢力を伸ばすために、左派勢力の分断を狙った秘密資金援助計画をCIAに許可していたことも明らかにしています。
 これらの資金援助は、ジョンソン政権によって必要ないと判断されたことや、露呈した場合のリスクに見合わないことなどを理由に、六四年に段階的に廃止されたとしています。

・この三浦の文章で特に許し難いのが金大中氏の政策を「(経済政策が?)行き過ぎた悪平等主義」*5だの「1960,70年代の日本の革新自治体に似ている」だとののしっているところ。対北朝鮮政策を理由に金氏をdisるのはまだ許せる(デマ中傷だと思うが)。
 「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」と言うサイトで、金氏の経済政策や1960,1970年代の革新自治体をdisる必要がどこにあるのか?。北朝鮮問題と関係ないだろ?(そもそも、三浦の革新自治体評価は酷すぎると思うが)
 ウィキペ「金大中」を信用する限り、金氏は日韓友好に尽力していたように思うが三浦のようなウヨにそんなことは見えないのだろう。

ウィキペ「金大中
 1998年来日に先立って、政府として天皇を表す「日皇」の呼称を取りやめ「天皇」を使用することを公式に宣言。
 愛子内親王の誕生に際しては「皇室と国民が待ちこがれた皇孫が誕生した事を、韓国国民とともに心よりお祝いします。皇室がこの度の慶事を機に、一層繁栄することを確信します」との祝電を送った。

金大中の『民主化の闘士』像を決定的にしたのは、日本における1973年の拉致事件であった

・それだけではなく光州事件で、不当な死刑判決(国際社会の批判で後に減刑されたが)を受けたことなどもあると思うが。
・独裁者・朴が命を奪おうとした人間、朴と大統領選を争い好成績を残した人間、全斗煥らが「光州事件を背後で操った」と濡れ衣で死刑*6にしようとした人間が、「民主化の闘士」と理解されるのは当たり前。だからこそノーベル平和賞も受賞した。それを未だにガセネタで「北朝鮮の手先」というレッテルを貼ろうとする三浦たち日韓のバカなウヨには呆れる。一方で劉暁波ノーベル平和賞を理由に中国批判って何だそりゃ?。都合が良ければノーベル平和賞で絶賛(劉氏)、都合が悪ければノーベル平和賞受賞者でも受賞を無視して中傷と(金氏)。

私は日本の国家主権の立場からも、また人権問題としても、KCIAによる金大中拉致事件*7を決して認めるものではない。

 じゃ、宇都宮徳馬氏のように当時、韓国や、韓国を厳しく追及しなかった日本政府に抗議運動でもしたのか?。してねえんだろ?

しかし、このような背後の事実関係(注:三浦が主張する金氏が北朝鮮から資金援助を受けていたという話)があったことを無視することも、また公正を欠くことになるだろう。

 どうせガセネタだろうがそれが事実であったとしても拉致、暗殺など許されるわけがない。
 大体、マジで金氏がそんなことをやっていたら、国家保安法違反で逮捕されるだろ?
 つまり事実でないから、合法的な方法では金氏を打倒できないからこその拉致、暗殺計画じゃないのか?

故人となった宇都宮(注:徳馬)氏に確認することはできないが、事実であるとするならば、日本の政権政党の国会議員が、北朝鮮のエージェント的な役割を果たしていたことになる。

 宇都宮氏が故人になって*8反論できないのをいいことに腐れウヨがデマ垂れ流してるだけだろうが。
 宇都宮氏は軍縮とクリーンな政治をスローガンにし、その立場から岸や中曽根のような「ダーティータカ派」(岸はダグラス・グラマン疑惑など、中曽根はリクルート疑惑など)を批判していたから三浦のような腐れウヨにとって煙たい存在なのだろう。

参考

http://www.japan-algeria-center.jp/event/jp/event20011130j_a.html
以下、アマール・ベンジャマ駐日アルジェリア大使の挨拶を紹介する。
「先ほどのお話にもありましたように宇都宮徳馬先生は、日本と中国、韓国との関係改善に多大の貢献をなさいましたことは周知の事実であります。しかしこの日本において宇都宮徳馬先生ほど日本とアルジェリアの関係を築くに当って多大の貢献をなさいました方は他にございません。
 宇都宮徳馬先生は1955年、われわれが祖国の独立を目指して闘っていた時わが国を訪問されました。そして帰国されるや、元大蔵大臣の北村徳太郎先生*9、松田竹千代先生*10、淡徳三郎先生等とアルジェリア人の戦いを支えるために日本アルジェリア協会の前身である日本北アフリカ協会を設立されました。やがてアルジェリアは念願の独立を達成いたしましたが、独立戦争時から宇都宮徳馬先生の協力・支援を得ましたことの帰結として、今日における揺るがすことの出来ない友情が築かれたものと確信しております。  
 独立戦争の最中、アルジェリア民族解放戦線FLN)極東代表部が東京に開設されましたが、その際、宇都宮徳馬先生から惜しみない援助を受けました。現在日本アルジェリア協会が存続しているのも一重に宇都宮先生のご尽力の賜物と感謝申しあげております。
 独立後も先生は足しげくアルジェリアを訪れられ、わが国と日本との間の相互信頼、友好関係を築かれ、日本の財界に対してもアルジェリアの重要性を認めるべく説得され努力をなさいました。
(中略)
宇都宮徳馬先生、アルジェリアは来年、独立40周年を迎えます。わたくしはこの場をお借りして、アルジェリア政府ならびにすべてのアルジェリア国民の名において宇都宮徳馬先生に心からのお礼を申し述べます。先生のご冥福を心からお祈り申しあげます。先生、安らかにお眠りください。有難うございました。」

 まあ、宇都宮氏は今後も各方面から追悼されるだろうね。バカの誹謗に関係なく。


【追記】
1)コメ欄でのご指摘に寄れば荒木は「金大中事件の時に殺されれば良かった」という酷い中傷をやってるらしい。荒木はある韓国人教授が言っていたとごまかしているが、実在するか疑問だし、実在しても批判していない以上荒木も同意見なのだろう。
・サヨが例えば「狙撃され重傷を負ったレーガン」を「グレナダ侵略するような男はあの時死ねば良かった」と言えば怒り出すであろうに。私の知る限り主要な左派でそんな下劣な人はいませんけれどね。
 ちなみに金大中氏暗殺にストップをかけたのは日米両政府なのだが?。事件当時のアメリカ大統領はタカ派ニクソンでありニクソンですらやばいと思ってストップかけたのに荒木の極右ブリは半端ない。大体北朝鮮の拉致を非難しながら、韓国軍事独裁政権の拉致を容認するってデタラメすぎるだろ。
 2)荒木の酷さを指摘するエントリ「ライプツィヒの夏:荒木和博の頭の悪さを笑う→(訂正)でなくて精神に驚く」に次のようなブクマをつけた。まあ、id:noharra氏にIDコールしたのは私が氏を嫌いだからですね。我ながら大人げない。

http://b.hatena.ne.jp/entry/blog.goo.ne.jp/mccreary/e/e07751fb597973002887740fa59b2a85
金大中事件のときに殺しておけばよかったんだ」/さすが荒木。人権意識ゼロ。id:noharraよ、荒木及び「荒木とつきあってる連中」(野原が会員だという「守る会」とか)をどう思う?。華麗にスルーですか(嘲)

で、これに対するid:noharra氏のブクマ

http://b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20110109%23bookmark-28081958
荒木某氏については読んだことも会ったこともないしスルー。「守る会」への誹謗については反批判していく。

 あの人に正直まともな応答は全く期待していないが、実に苦しい、酷い言い訳だと思う。読んだことも会ったこともなくても「金大中氏の暗殺を望むかのような荒木の文章は酷いと思う」位のことがブクマできませんか?。なぜ読んだことも会ったこともなければスルーしていいと思うんだか?
 なお、私は誹謗をしているつもりはないが?。現に「守る会」(自称・人権団体)が、荒木や西岡とつきあっていて彼らの反人権的な問題行為を批判していない以上、「自称・人権団体でありながら、反人権的な人間とつきあって批判しない責任」を私のような人間に問われても仕方ないと思うが?。それとむしろ三浦のこの文章こそが金氏や宇都宮氏への誹謗だろうが?。金氏や宇都宮氏に尊敬の念を持つ私からすれば不愉快極まりないんだが。
 この「守る会を笑おう」エントリに対し、今まで何も反論していないこの人に「反批判」など出来るか疑問だが、「反批判」したきゃすればいい。私も能力的、時間的に可能だったらあなたの反批判に応答しますよ。


■JSRブルーリボンバッジ新発売、そして、レフチェンコ証言を再認識
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00476
 レフチェンコ事件は北朝鮮問題に何ら関係ない。君らやっぱり反共?。しかも山根の件はレフチェンコがそう言ってるだけで産経は公式には事実と認めてない(そもそもレフチェンコ発言のような代物は相手のイメージダウンを狙った政治的謀略の疑いがある)。協力者が事実だとしても、反共新聞・産経幹部の山根の場合、金もらったり、イデオロギー的に共感したりして親ソ連工作をやってるんじゃなくて、情報を取る上で食い込むための協力だろ。そう言うのは一概に批判できないと思う。

http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20100812/1281565523
ウィキペディア産経新聞の注目を集めた報道」
・1992年、レフチェンコKGB少佐の証言をもとに、旧ソ連から日本社会党への資金流入について追及する記事や社説を掲載した。だが、『文藝春秋』6月号におけるレフチェンコのインタビュー中で、産経新聞にも工作を行い、当時の編集局長・山根卓二を取り込み、「周恩来の遺言」なる記事を掲載させることに成功したとの発言が掲載された(注:このレフチェンコ証言自体は1982年に既に出ており、山根は産経退社に追い込まれている)。
 産経はこのレフチェンコ発言に対する反論を1993年5月12日の朝刊に当時の編集局次長、住田良能(現・社長)の名で掲載し、「彼の発言を多少なりとも信じては気の毒なことになる」と書いて、その証言を全否定した。以後、レフチェンコ証言に基づく記事は掲載されず報道は終了した。その後、1994年に久保紘之編集委員による特集「新謀略史観」で、レフチェンコ証言を「伝聞に基づくものであった」と改めて全否定している。

 ある日、官邸で後藤田さんと会ったとき、「きみの社のあの記者は、ソ連のスパイ協力者だから解雇しろ」と言うんだ。いきなり命令調でね。だから、僕(注:ナベツネ)はカーッとなって、「政府の人間が我が社の社員を解雇しろなんて、命令するのは無礼じゃないか」と怒鳴ったんだ。

民間企業の人事に介入しようとするなんて、後藤田はどこのファシストだ。

中曽根さんは執務室の机の引き出しからガサゴソと大きな封筒に入った書類を持ってきて「これは私と(注:後藤田)官房長官しか持っていないものです。どうぞご覧下さい」とだけ言うんだ。

 政府機密を新聞記者に勝手に見せていいのか。中曽根とずぶずぶすぎるだろ、ナベツネ

村尾
ただ、私が7年前にこの調査会に参加して感じたのは、基本的にどの集会に行っても、いつも同じような方々が集まっているようで、運動が一般の方々に広がっていないように見えました。

 だって「プロ右翼」の会だから仕方ない。宣伝活動が足りないという話では恐らくない。広げたかったら、右翼色を取れよ。


拉致被害者、特定失踪者に一枚の葉書メッセージを!(北村武則氏の呼びかけ)

特定失踪者なんて拉致でないかも知れない人間だけど?。

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00475
北朝鮮政府は、田口さん、横田めぐみさんたちは死んだと言い張っています。

 北朝鮮がまともな死亡の証拠を出していないことには同意するが「言い張る」って何だ?。ご親族には申し訳ないがはっきりと言う。生きてるって根拠がどこにあるんだ?

北朝鮮に向けて拉致された人の名前あてに手紙を出すことなのです。

 無意味な自己満足乙。

手紙を出すという行為は、相手が生きていることを確信している(つまりは北朝鮮のウソを認めない)という意思表示にほかなりません。

 俺は生きてるって確信してない。「まともな証拠を出さない」=「嘘」じゃない。それに「生存が事実」だとしても居場所も何も分からないただの「確信」じゃ意味がない。

ハングルができる方はハングルでも書いてみてください。もちろん郵便局員にも読ませるためです。

 どこの郵便局員だって、人のはがきなんて読まないと思うが。仕事が忙しくてそんな暇はないだろうし、プライバシー、個人情報保護の観点からも他人の手紙を勝手に読むことは問題だ。
 読んでも田口さん、横田さんの生存情報について知らないのだから「ふーん」としか思わないだろう。

もしも、地元の小中学校、高校の人権学習に招かれる機会がありましたら、子どもたちにも手紙を書くことを奨めてみてください。

 俺が子どもだったら絶対に書かない。大体、人権学習でやることが「身近な問題」(高齢者問題、障害者問題など)ならともかく「北朝鮮問題」っておかしいだろ。まだ老人ホームや障害者福祉施設に励ましの手紙を書いた方が意味がある。
 被害者のご親族がそう言う手紙を北朝鮮宛に書くとして、その気持ちは分かるが。いっそのこと、三浦たちへの皮肉で「日朝友好のためにも朝鮮学校無償化が一日も早く実現するといいですね」と書いてみたら面白いかも知れない(毒)。朝鮮人の皆さんも「日本にも道理の分かる人がいるのだ」と勇気づけられるであろう。


■つながる制裁 金正日朝鮮総連朝鮮学校にも私たちのメッセージを
 「つながりを立つこと」=「制裁」だろ?。

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00474
食料が来ないのはあの砲撃のせい

そうじゃなくて「砲撃を理由に食料を送らないから」だろ?。「砲撃した」って送ればいい。手紙送るくらいなら食料を送って欲しいに決まってる。手紙送ったくらいで繋がれるわけがない。

改革解放(注:たぶん中国流の「改革開放(経済)」の誤記だろう)や人権改善、拉致被害者解放(そういう言葉の意味はわからなくても)に向かえば北朝鮮の人々は幸せになれるのだ

 そんなことと関係なく北朝鮮の人々は幸せになるべきだ。改革開放や国内の人権改善はともかくぶっちゃけ拉致被害者解放なんかあの人たちの幸せと関係ない。それに「改革開放に向かえば幸せ」というなら、なぜ「(北朝鮮を改革開放しようとする)太陽政策」をdisる?。改革開放して中国みたいに強国になられても困る、とっとと潰れればいいと思ってる癖に(嘲)

拉致救出運動を排外主義者呼ばわり

 実際、排外主義だろ?。だからそう言う路線に批判的な蓮池透さんを家族会から除名したんだろ?

(注:脱北者北朝鮮に強制送還する)中国政府に対し、経済制裁を含むあらゆる手段で抗議の意志を示してください。

経済制裁」って日本の中国進出企業はどうするつもりだ?。
それと君らが左派の「イスラエル進出企業不買運動」についてどう思うか聞かせてくれ。

朝鮮学校無償化を求めるのは(注:現北朝鮮政府を批判した)その後でなければなりません。

 外国人学校に通うアメリカ人の子どもにサヨが「沖縄の方々のために米軍の無法と戦ってください」「あなた方が無償化の恩恵を受けるのはその後です」と言ったらお前は支持するのか?

韓国から来るはずだった食糧支援を、この砲撃により失う

 俺はそう言う韓国のけつの穴の小さい行為も北朝鮮の無法と同じくらい許し難いが?。民衆に罪はないはずだ。


■1月7日、14日、16日集会のお知らせ

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00472
次回の戦略情報研究所*11講演会は下記の通り開催されます。
(中略)
3、講師:川島高峰明治大学情報コミュニケーション学部准教授
4、テーマ:「国際共産主義の動向と不法出入国の歴史」(仮題)

 なぜ、「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」サイトで「国際共産主義の動向」(大体、昔ならともかく今国際共産主義ネットワークなんてあるのか?)なんて講演の紹介をするのか意味不明。日本近現代史が専門の川島氏に「国際共産主義の動向」なんて語れるのかも疑問。
 聞かないと何とも言えないが反共ぽいタイトル。やはり「守る会」も「アジア人権人道学会(川島氏が代表)」も反共の集まりですか?。ちなみに「戦略情報研究所」はやはりウヨの集まりらしい。それが特にわかりやすい文章は次の文章だろう。

http://www.senryaku-jouhou.jp/jiraigen.html
2006.10.17
「『核兵器を持つか持つべきでないか』の議論をすべきではない」か。

 面倒だから、全文引用はしないが、ウヨの言う「議論自体は自由であるべきだ」といういつもの言い訳。非現実的な議論をすることに何の意味がある?。日本が「核武装を選択肢に入れているのか?」と疑われ国のイメージが悪くなるだけだ。

1月16日 北朝鮮による拉致・人権問題を考える神奈川県民集
パネリスト:
荒木和博さん(特定失踪者問題調査会代表)
加藤博さん(北朝鮮難民救援基金理事長)
加藤健さん(ヒューマンライツ・イン・アジア代表)
梅原克彦さん(前仙台市長)
依藤朝子さん(北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会事務局長)
川添友幸さん (救う会神奈川代表)

なぜ、梅原某なる人物がパネリストなの?。現職の新潟市長なら分かるが、「仙台市長」しかも「前職」?
仙台は拉致と関係あるのか?(でもそれなら現職市長を呼ぶべきだ)。

【追記】
 梅原はガチのレイシストのようだ。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/110116/crm1101162144016-n3.htm
木更津に「中華街?」 中国の土地買収深刻 ニッポンの無警戒さ浮き彫り


 任期中の平成18年に仙台市内で進んでいた「中華街構想」を撤退させた当時の市長、梅原克彦氏は「地方の首長や議員の問題意識の欠如は深刻な問題だ。市民にとって本当に大切なのは街の安全や景観。目先の利益に目がくらんでいる」と警告する。

後 援:神奈川県・横浜市市民局・逗子市・相模原市

 荒木たちのような極右の集会を地方自治体が後援するのはかなり問題だと思う。大体、開催場所が横浜なのに逗子や相模原は何の関係がある?


■今日だけは私物化させていただき本の宣伝を

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00463
こういうNGOのホームページを私物化するのはとんでもないことなのですが

 じゃあ私物化するな。しかも目次を見る限り右翼文化人の「勝田吉太郎」(京都大学名誉教授)だの「福田恒存」(劇作家)だの保守色が全開。三浦がそう言う価値観であることは構わないがそう言うことは会のサイトではなく自ブログでやれ。会の運動と本の内容が関係ない。
 こういう事がやれると言うことは誤字も多いし、このサイト、三浦が一人でやってると言うことか?

年末にブログを個人的に開きますので、本の宣伝はそちらで行い、この守る会ホームページではこれ一回といたします

 12/22はもう年末だと思うがそれはともかく、ブログ開設が大みそかだとしても9日間ぐらい我慢できないのだろうか?
 ちなみに版元の高木書房はウィキペに寄れば「田母神俊雄*12西村真悟田中正明高山正之・深田匠など、保守派とされる人物の著書を多く出版」しているそうだ。
(追記)
 なお、三浦の個人ブログ(http://miura.trycomp.net/)が12/28付けで開始されている。


■日朝交渉では、北朝鮮の「戦後責任*13こそを問え
・「北朝鮮戦後責任*14をこそ」じゃないよ。日本の植民地支配責任も問われてしかるべきだし、君みたいな極右が北朝鮮批判をしても植民地支配責任逃れにしか見えない*15。まあ、三浦は極右しか読まない「歴史修正主義」「デマ雑誌」正論に平気で書くような人間だからな。
・それと対北朝鮮との外交交渉では問題にする必要はないかもしれないが、日本人が在日朝鮮人に対してアジア・太平洋戦争後、取るべき責任(ある種の戦後責任)を果たしてきたのかと言うことも、何らかの形で考えたり論じたりする必要があるだろう。在日差別の是正とか。
 誰が考えても、そういう責任を1945年から100%果たしてきましたとはとても言えないわけだが。

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00469
以下の文章は、小泉政権末期の2006年に書いたものですが(雑誌「正論」6月号に掲載されました)

 極右が極右雑誌・正論の読者向けに書いた文章だけあって酷い。それでも「張作霖暗殺コミンテルン犯行説」「対馬が危ない」「ジェンフリで男女同室着替え」「国籍法改正で日本が危ない」といったわかりやすい明らかな「デマ」に比べれば、少しは気を遣ってるのかマシだが。

北朝鮮側が、日本側の要求する拉致実行犯辛ガンスの引渡しに対抗するために苦し紛れに出してきたものだろう。

どうせ、やるなら正当性のある「日本が植民地支配時代、奪っていった略奪文化財」(韓国には今度、菅談話にのっとって返すが)とか「植民地時代、朝鮮人弾圧などの犯罪行為をやっていた連中」の引き渡しを求めて欲しかった。その場合の三浦たちの対応が楽しみだ。

首相の靖国参拝日中関係を損ね、外交交渉が不通になっているというのは全くの俗説であって、日本の経済力・国力を持ってすれば、中国相手の外交交渉で実を取ることは充分可能なのだ。

「首相の靖国参拝日中関係を損ね、外交交渉が不通になっているというのは全くの俗説」
 要するに首相が靖国参拝して何が悪いと居直りたい訳か。根拠レスでデタラメなことを言うな。大体、靖国参拝憲法政教分離原則に反するし、韓国も抗議してる以上、中国との関係に拘わらずやるべきではない。小泉氏以前の首相は中曽根氏が参拝をやめてから、ずっと誰もやらなかった(そして小泉氏退任以降また首相の参拝は誰もやらなくなった。なお、小泉氏ですら中国側に配慮し、8月15日の参拝はしなかった点に注意)。
 靖国参拝しなくても千鳥ヶ淵で追悼できる。首相が靖国参拝やってどんなメリットがあるのか言ってみろよ。お前ら極右の自己満足だけだろうが。大体、A級戦犯なんて戦争犯罪者を英雄として祀ってる神社に参拝に行くなんぞ、日本の侵略や植民地支配の被害国(中国、韓国、東南アジアなど)に喧嘩うってる以外の何物でもない。それでよく北朝鮮の問題行為を非難したり、金正日国際法廷(A級戦犯を裁いた東京裁判国際法廷だぜ)で裁きたいと言ったり出来るな。バカは黙ってろよ、三浦。
 こんなのを「リベラリスト」と評価する高世仁(ジン・ネット代表)(参考:http://d.hatena.ne.jp/takase22/20101228)もバカだ。
 まあ、高世は勝谷誠彦(テレビタレント)と「意見広告7人の会」で連名で意見広告を出すような人間(http://www.jinken.asia/m_nana.shtml)だから仕方ないんだろうが。国籍法改正でデマ垂れ流し、今も、小沢一郎擁護のため、検察審査会陰謀論垂れ流す、有田芳生民主党参議院議員)は論外として、他の連中(加藤哲郎*16重村智計*17日垣隆*18湯川れい子*19)は勝谷と連名で意見広告出して、恥ずかしくないか?。俺の独断と偏見だが今後は彼らを一人残らず勝谷や有田と同レベルのクズと判断させてもらう。


「勝谷のクズぶりについて」
参考
kojitakenの日記「橋下徹を全面擁護する極右ポピュリスト・勝谷誠彦
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20081010/1223608873
勝谷誠彦様の華麗なる脳みそ」
http://blog.livedoor.jp/manguhsai/

 価値観の問題はさておき、勝谷が明らかなデタラメを公言し、それを指摘されても居直ったり、だんまりを決め込んだりしてるのは擁護のしようがない。

この問題(注:北朝鮮帰国者の問題)の根本的解決なくして、北朝鮮との日朝国交回復などありえない

 いや、そういう北朝鮮帰国者の問題について、「全面解決しない限り国交正常化しない」というオールオアナッシングの考えではなく、いったん国交回復した上で、北朝鮮帰国者の問題に取り組むと言う方法もあると思うが。
 オールオアナッシングだと成功したときは100で成果は大きいが失敗したときは目も当てられない。いつまでも100を求めて0が続行では北朝鮮帰国者がかわいそうではないのか?
 0を避けるためにいったん国交回復した上で、北朝鮮帰国者の問題に取り組むと言う方法を取った方がいいのではないか。三浦が北朝鮮叩きのネタとして、帰国者を政治利用してるのなら話は別だが。

今現在の帰国者の苦境の責任について、私達は北朝鮮現政府の人権弾圧に根本的な責任があることだけは見失ってはならない。

 普通の人間は見失わない。北朝鮮の問題はいやでも気づく。むしろ、日本政府や国際赤十字といった北朝鮮以外の個人、団体が(事情は知らなかった、善意の行為としても)帰国運動に荷担したというその責任が見落とされる危険の方が大きい。

昨年*20、脱北帰国者支援機構*21を設立した元東京入管局長の坂中英徳氏は、同団体発行のパンフレット「脱北帰国者支援は私の使命」の中で次のように述べている。
「帰国者問題の本質は、北朝鮮が行った帰国者に対する人権弾圧にあります。帰国に至った経緯よりも、祖国北朝鮮で受けた不当な処遇の方が格段問題です。」

「帰国に至った経緯よりも、祖国北朝鮮で受けた不当な処遇の方が格段問題です。」
 「帰国に至った経緯」に坂中たち法務官僚の在日朝鮮人への差別的政策(在日の生活苦の一要因)や、坂中たち法務官僚が帰国運動を政府の一員として推進したことがあるから責任追及を逃れるためにそう言ってるだけじゃないの?。もちろん坂中たち法務官僚が全て悪いとまでは言わないが。
 なお、日本の入管行政が人権派弁護士などからよく批判されることを考えると、入管行政官出身の坂中を評価できるのかよく調べないと何とも言えないと思う。
 ちなみに、スーパーゲームズワークショップエンターテイメント「ぱぎやん(趙博)はやっぱり馬鹿だろ」(http://sgwse.dou-jin.com/Entry/179/)によれば坂中は

 入管の現役時代に、国連難民高等弁務官からお墨付きのあるクルド人難民(だったと思いますが)を強制送還した武勇伝の持ち主で、そんな絵に描いたように典型的な排他的入管のお役人がなぜ北朝鮮難民だけに特別扱いで慈悲深くなるのでしょうか。普通ならその時点で下心があるという事を疑わなきゃいけないでしょう。

とのこと(ウィキペ「坂中英徳」にも同様の記述がある)なので恐らくろくな人間ではないのだろう。

北朝鮮政府は、日本に対し、前述したように、過去の歴史における補償を、それも荒唐無稽な数字*22と共に要請してくる。これに対し、日本側は、本来人道目的ではじまったはずの北朝鮮帰国運動の無残な「歴史」を突きつける事ができるはずだ。

 過去の植民地支配の清算(ひとまず金額や形式の問題などは置く)を北朝鮮にすべきなのは当たり前だ。植民地支配が問題だと君は思ってないのか。北朝鮮独裁政権だから、補償したくない、しても北朝鮮独裁政権の強化に使われるだけだ、あの国が民主化されてからしようぜ、ならまだしも、北朝鮮帰国運動の黒歴史で相殺しようとはアホか。帰国者は補償金値引くための道具か?。帰国者に失礼だ。
 大体、帰国事業は日本政府、北朝鮮政府共同事業だから、被害者である帰国者本人ならともかく、一方的に北朝鮮を非難できる立場に日本政府はない。
 良くこんな恥ずかしい文章をアップできる。

北朝鮮に拉致された日本人を救出する会*23救う会)は従来から、「拉致はテロだ!」と言うテーマで北朝鮮政府と対峙する事を訴えてきた。

 テロをどう定義するかによる*24。で、俺はその辺り詳しくないから拉致をテロと呼ぶべきかわからない。こういうだけで三浦みたいなウヨは「テロであることを否定した」「北朝鮮を擁護した」と言い出すんだろうが。
 テロだと騒がなくても凶悪犯罪であることは誰も否定しない。テロじゃないから拉致は無問題なんて誰も言わない。テロと呼ぶことにこれほど拘ることの方が俺は不気味だ。何か黒い企みでもあるのかと。
 彼らがテロだと騒いでいた頃は、ブッシュが「テロとの戦い」を叫んでいた頃だったので無神経極まりない奴らだと俺は思った。 ブッシュとともに北朝鮮相手に戦争でもする気かと。

この主張の意味はほぼ日本国民には共有されたと思うが、何故か一部交渉担当者、政治家にはその意味合いが伝わっていないようだ。

 少なくとも俺は君らが「拉致は犯罪」と言うだけでは気が済まずに「拉致はテロ」と言う理由なんか全く理解してない。
 「拉致はテロ」に異論を唱えない人間だって、ほとんどは「拉致被害者家族がそう言うならそうなんでしょ?」「テロって言いたいんなら言えばいいんじゃない?」レベルであって、君らが何を考えてるかなんて理解してないと思うが。

金賢姫が偶然自殺に失敗し真相があの時点で明らかにならなければ、パスポートの存在だけで、日本人テロリストの行動として認定された可能性もあり、全世界に国家的不名誉を晒した可能性は否定できない。

 金が自殺したとしても日本人テロリストと認定される可能性は低いと思う。偽造パスポートなんだから。大体、日本人テロリストがやったことだから日本が責任を負うべきかと言ったらそれもどうかと思う。国内で犯罪をやって、警察の追及を逃れ国外逃亡したようなケース(例:よど号グループ)ならともかく、そうでなければそこまで責任取れない。過去に前科も何もない人間が突然犯罪に走った場合は監視のしようがない。

朝鮮総連への様々な警察の捜査が行われ始めた。

 少なくともその捜査の中に、現時点では拉致は入ってないし、公安お得意の「転び公妨」的な物もあるかも知れないが?。三浦は無神経極まりない。

日本政府は総連への全面調査の上、証拠をそろえた形で(注:総連の拉致犯罪への協力という事実を)国際社会に訴え、北朝鮮政府に突きつけるべきではないだろうか。

総連が荷担したという証拠を出せるものなら出せばいい。現時点ではそんな証拠は誰からも出されてないが。


浜田和幸議員、中山恭子議員に脱北者定着支援等について陳情

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00464
昨日22日(注:たちあがれ日本の)中山恭子参議院議員、一昨日21日、(注:自民党の)浜田和幸参議院議員を訪問し、脱北者の定着支援等について、日本政府がシステムを作ってくださるようお願いしてきました。

 どっちも野党だからな。与党・民主党ないし、与党に近い政党(国民新党社民党)にお願いした方が良くないか?
 しかも中山議員の夫(中山成彬氏)は「失言で自民党に迷惑かけたから議員引退する→やっぱやめた」と醜態さらした人だ。夫と妻は別人格とは言え、夫を評価するから結婚したんだろうし、何だかな。

現在脱北者が日本に入国しても、生活保護は受けられますが、日本語教育職業訓練のシステムが全く無いことをご理解いただき

脱北者北朝鮮難民)に限定する必要はないだろ。難民全体にそう言うのが必要じゃないの?

(注:浜田議員は)北朝鮮にドイツの企業が、そのよしあしは別として入国し様々な事業をしてきたが、北朝鮮政府は払うべきお金を踏み倒そうとした、その時ドイツ政府は、断固として契約どおり行うようその企業の立場に立って要請している、このような姿勢が日本にも必要だと述べました。

「そのよしあしは別として」
 よしあしじゃねえよ。ドイツの企業が北朝鮮に進出して何か問題があるのか?

「このような姿勢が日本にも必要だ」
 金の踏み倒しは契約違反だから、北朝鮮ではない別の国がやった場合でも追及されて当たり前。日本政府だってその場合、企業支援くらいやるでしょ?。
 北朝鮮難民問題と何の関係もない話。

北朝鮮と国交を有している国をこの対北交渉のために使うことも日本政府は考えるべき

 一般論としてはその通りだが、6カ国協議参加国(中国、ロシア、韓国、米国)以外の国にとっては、自分には関係ない手を出したくない厄介な話じゃないの?。長いつきあいのある中国ですらうまくコントロールできない北朝鮮を、国交があるだけの国がどうにか出来ると思うのは意味不明。

今回の丹羽大使の、中国への経済支援を関係修復のために強めるべきだという意見に対しては、とんでもない発言だ、理解しがたいと語られ、

 そりゃたちあがれ日本中山恭子氏なら反中だからそう言うだろ。反中仲間同士、気があって良かったな。
 丹羽大使は財界(伊藤忠)出身だし、君らみたいに無責任に反中は叫べないだろう。中国にいる日本人のビジネスマンや留学生なんかはどうする気だ?

小泉首相日中関係靖国参拝などで険悪化させたときですら、現在のように2年間も日本大使館から脱北者が出国できないなどということは無かった、中国に融和的な政権になればなるほど中国政府は日本に対し強硬になる、中国政府に対し堂々とした態度を取れない政治家は、結局北朝鮮問題も解決できないのではないでしょうかと述べましたが、中山議員も共感してくださいました。

 突っ込みどころが多すぎ。


「中国に融和的な政権になればなるほど中国政府は日本に対し強硬になる」
・まず、小泉氏は確かに靖国参拝していたものの、首相在任中は8月15日を外している。
 また、金正男が不法入国したときは、中国、北朝鮮の顔を立てて日本国内で裁くことなく、国外追放してるし、尖閣問題でも民主党のように船長逮捕などはしておらず、即、国外退去としている。
 つまり小泉という人は強硬論一辺倒ではなく、周囲(福田官房長官や飯島秘書官など)の助言もあってか、彼なりに中国にそれなりに気をつかっていたわけである。小泉政権が対中強硬な政権と言えるか、民主党が対中融和的な政権と言えるかと言ったらかなり疑問だと思う。
・ちなみに靖国公式参拝について三浦がどう考えてるか、気になるところ。どうせウヨだから人権がどうこう言う癖に、靖国公式参拝反対派の批判は華麗にスルーなんだろう。中国の抗議があろうとなかろうと政教分離の観点からやるべきじゃないんだがな。


「中国政府に対し堂々とした態度を取れない政治家は、結局北朝鮮問題も解決できないのではないでしょうか」
 論理展開が意味不明。そして三浦や中山のような奴は中国や北朝鮮には強面で望め、人権外交だといいながら「米国政府に対し堂々とした態度で『県外移設』を主張し、沖縄のために動け」「県民の人権のため基地被害をなくそう」とは絶対言わないんだろうから実に不愉快である。

自民党が正しい外交を取ってきたとは思いませんし、中国に融和的な姿勢はあったと考えています。

自民党が正しい外交を取ってきたとは思いません」
そりゃ、虐殺者ポル・ポトを政府承認する党ですから(毒)


参考「あなたには意外に思えるかもしれない事実:自民党政府がポル・ポト政権を支持していた」
http://d.hatena.ne.jp/claw/20100703#p1


「中国に融和的な姿勢はあった」
 隣国だからいくら問題があるからって、一定の批判はともかく露骨に敵対姿勢なんか取れないだろ。「融和的な姿勢」で何が悪いんだ?。繰り返しになるが、中国に進出してる日本企業、留学してる日本人などもいるんだし。

野党になった自民党が、これまでの間違った点を反省し、人権をも重んじ

 どうせ三浦の言う人権問題には「沖縄基地問題」「派遣労働者問題」「東京都の表現規制条例」とか左翼が問題にするようなものは入ってないんだろ?。人権問題イコール北朝鮮・中国批判なんだろ?
 三浦よ、君が高評価してるらしい中山議員の所属政党「たちあがれ」の平沼赳夫氏が蓮舫議員に差別発言したことや、石原慎太郎都知事表現規制条例反対派に暴言はいたことをどう思うね。たぶん三浦は中国や北朝鮮が叩きたいだけで、人権に本当は関心はないんだろう。


■「クロッシング」DVD発売 「神様は豊かな国にしかいない」
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00465
 よーし、おじさんもクロッシングの宣伝しちゃうぞ!
(公式サイト:http://www.crossing-movie.jp/coment.html

http://crossing-m.jugem.jp/?eid=87
12月4日 さらば戦争!映画祭2010にて「クロッシング」上映
 おかげさまで6周年! さらば戦争!映画祭 2010
 http://www.eigasai-60.com

    ■プログラム 
    【第1部】
    10:05 『夕凪の街桜の国』
    12:15 『太陽をなくした日』
    12:35 昼休(60分)

    【第2部】
    13:35 『クロッシング
    15:45 『ロラたちに正義を(予告編)』
    16:05 竹見智恵子監督とロラの方々のトーク 

    【第3部】
    17:00 『フィリピンと日本を結ぶビデオメッセージ』
    17:35 Bridge For Peace代表・神直子さんトーク
    18:15 『死んどるヒマはないー益永スミコ86歳』
    19:25 益永スミコさんトーク


(作品紹介)
クロッシング
2008年作品/107分/監督:キム・テギュン
 北朝鮮の炭鉱で働く夫と、妻と11歳の息子は貧しいながらも幸せに暮らしていた。しかし、妻が肺結核に倒れ、夫は薬を手に入れるために脱北を決意。
 生きるために離れ離れになる家族の姿を通し、世界で初めて、北朝鮮のリアルな日常と強制収容所の実態を描くことに成功した衝撃作。



『夕凪の街 桜の国』
2007年作品/120分/監督:佐々部清
 原爆投下から十三年が経過した広島の街。
 そこに暮らす平野皆実は、会社の同僚・打越から愛を告白される。しかし彼女には家族の命を奪い、自分が生き残った被爆体験が深い傷になっていた。
 その彼女の想いを打越は優しく包み込むが、やがて皆実には原爆の症状が現れ始める・・・。



『太陽をなくした日』
2002年作品/19分/監督:前田稔
 セミは鳴き、分散教室となった寺の境内では、子供たちのにぎやかな歓声がしていた。あの瞬間まで・・・・・・。
 あの日、広島が失ったものは何ですか?
 あなたが今、失いたくないものは何ですか?
 原爆投下前の広島は、どんな街だったのでしょうか?
 そしてあの日、広島から何が消されたのでしょうか?
 戦争は、人々から何を奪ってゆくのでしょうか?
 大切なのはわかっていても、戦争と平和について考えるのは苦手!
 そんなあなたにこそ出会ってほしい作品です。



『ロラたちに正義を(予告編)』
監督:竹見智恵子
 戦後65年、「慰安婦」だった女性たちは80歳を過ぎ、問題の解決をみないまま、次々と亡くなっていきます。わたしは目の前のロラたちの存在に目をつぶることができず、また、今も世界中で起こっている紛争下での女性に対する性暴力は同じ女性として許せない!という思いもあって、ロラたちの闘う姿を記録しようと思い立ちました。
ほんとうに戦争というのは、根っこから人間を壊してしまうものですね。
さらば、戦争! 早くそんな日がくることを願っています。
ロラたちが生きているうちにくるでしょうか・・・。
わたしたちの生き方にかかっています。



『フィリピンと日本を結ぶビデオメッセージ』
2009年作品/35分/監督:神直子
 2000年、太平洋戦争中に夫を日本兵に連行された未亡人女性にフィリピンで出会った事がきっかけで始まった「フィリピンと日本を結ぶビデオメッセージ・プロジェクト」。
 戦後60年以上経った今、被害者、そして加害者となった元日本兵がどのような思いで余生を過ごしているのか・・・。その率直な思いをお届けします。



『死んどるヒマはないー益永スミコ86歳』
2010年作品/70分/監督:松原明 佐々木有美
 益永スミコさんは戦前教育勅語で育ち、助産婦になって多くの兵士を戦地に送りだした。彼女は戦後、労働組合運動の中で真実の歴史に目覚め「二度と戦争をくりかえさない」ことを誓って平和運動、人権運動にまい進した。
 街角でただ一人プラカードをかかげ、憲法9条を守ろうと市民に呼び掛ける益永さんの姿は私たちに勇気と感動を与えてくれる。

 三浦のような極右がこの映画祭をどう評価するかが楽しみ。連中の言う「人権が大事」が本心なら「ブッシュのイラク戦争批判映画」とか、この映画祭のように「日本の戦争加害(従軍慰安婦)を取り上げた映画」などと「クロッシング」をセットで人権映画祭をやってもOKだが、その辺り怪しいと思ってる。連中はこの種の映画祭には不快感を感じるんじゃないか。これは俺の勝手な独断と偏見だが。
 『夕凪の街 桜の国』については2007年プログラムの紹介文も参考に引用。

『夕凪の街 桜の国』
2007年/監督 佐々部清/118分
http://www.yunagi-sakura.jp/
 原爆投下から13年が経過した広島の街に暮らす皆実(麻生久美子)は同僚打越(吉沢悠)から愛を告白される。
 被爆体験が深い心の傷となっていた皆実を打越は優しく包むが、やがて皆実には原爆症の症状が。
 それから半世紀後の東京に暮らす皆実の弟・旭(堺正章)は家族に黙って広島への旅に。
 娘の七波(田中麗奈)は父を追ううちに家族が背負ってきたものや自分自身のルーツに思いを馳せていく...。      


■医薬品、衛生材料の要請に緊急支援!(北朝鮮難民救援基金ニュースから)

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00466
台湾、チベット、新彊ウイグルといった地域を核心的利益と呼び、その領有権を主張する。

 中華民国時代から領有権主張してるのに何の問題があるんだ?

尖閣諸島では、(中略)領有権問題が存在するがごとく、巧みに情報操作を試みる。

 中国との間にも台湾との間にも領有権問題は存在する。断っておくが「領有権問題が存在する」=「中国や台湾の言い分が正しい」じゃない。
 実効支配してるから存在しないというなら竹島北方領土はどうなる?

中国政府は、核心的利益を追求するために民族文化、言語、歴史などを学ぶ自由、知る権利を被支配少数民族から取り上げる。

 日本の過去のアイヌ政策とか在日朝鮮人政策とか考えたらこういう偉そうな事はなかなか言えない。
 中国の少数民族政策批判は結構だが、日本自体、ほめられるレベルじゃない事を自覚しろ。君らは「日本の少数民族」のために何かやってるわけじゃないんだろ?(俺もやってないが)

北朝鮮が崩壊でもして中朝国境地域にまで韓米連合軍のミサイル基地ができたら(中略)という、中国政府の懸念を逆手にとって(注:北朝鮮は)自国の生き残りを図っている。

 君らは「中朝国境地域にまで韓米連合軍のミサイル基地」が出来ていいと思うのか?。そう言う危惧を中国が抱いていて、それが北朝鮮崩壊に中国が消極的な理由なら「つくりません」と公式に約束すればいいんじゃないのか?。約束できない理由があるのか?
 

■12月11日 アジア人権人道学会報告(5)クメール・ルージュ法廷からの報告 
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00467
 シアヌークの中立政策に、「もっと反共政策をとれ、でないとベトナム戦争に勝てない」と不満を抱いた米国が、ロン・ノルをそそのかし、シアヌーク外遊中にクーデタをやらせて誕生したのがロン・ノル政権だってことには触れて欲しかった。ロン・ノル政権の腐敗汚職が酷かったのも事実だろうが、クーデターという誕生の経緯を考えれば、反米意識が高まるのは当然だ。
 要するにアメリカがロン・ノルクーデターを仕掛けて、カンボジアを混乱させなければ、クメール・ルージュが実権握ることも多分なく虐殺もなかった。後先考えずに無茶をやって、収拾つかなくするのがアメリカの十八番だ。アフガニスタンタリバン(←元々アメリカが反ソ連を理由に支援していた)とか。

1979年1月親ベトナムヘン・サムリン政権が成立、当初国際社会はこの侵攻を批判する傾向があったが、その後クメール・ルージュ政権の粛清、虐殺が明らかになるにつれ、国際世論はクメール・ルージュ批判に移ったと山本氏は指摘

 ベトナムが侵攻した時点で、詳細はともかく、既にポルポト虐殺それ自体の存在は明白だったと思う。ベトナムの侵攻理由の一つはそれだし(あとはカンボジアベトナム領への侵略だったかな)。


■12月11日 アジア人権人道学会報告(4) ビルマロヒンギャ難民の実態「祖国無き民には人権も無い」 

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00461
中国政府はお金と武器供与でビルマ軍事政権を支えている

そうなんだろうけどね。欧米や日本だって地下資源目当てで、あの国とはネ・ウィン独裁時代からずぶずぶじゃないの?。中国の問題ばかり指摘するのは一面的すぎると思うね。


朝鮮学校教科書「現代朝鮮歴史 高級2」 

http://hrnk.trycomp.net/book.php?eid=00011
国民が大量に餓死してもなんらかまわないという人間を、このように「高い資質と高潔な品格」を持っていると記した教科書

 「国民が大量に餓死してもなんらかまわない」と戦争を続行した昭和天皇を「高い資質と高潔な品格を持っている」と評価してる「つくる会」歴史教科書のことか。「終戦の聖断」ってあの時点じゃ遅すぎる。昭和天皇が「国民のためなら自分はどうなってもいい」と本気で思ってるならサイパン陥落時とかもっと早い段階で降伏しろ。もちろん、三浦一派は「つくる会」教科書も批判してるよな?(参考:http://www.tsukurukai.com/05_rekisi_text/HP_kaitei_pdf/kaitei_77.pdfhttp://www.tsukurukai.com/05_rekisi_text/HP_kaitei_pdf/jinkora_5.pdf


朝鮮学校教科書「現代朝鮮歴史 高級1」 

http://hrnk.trycomp.net/book.php?eid=00010
 (注:日本の植民地支配やアメリカの朝鮮戦争での蛮行など)日米の「犯罪行為」「虐殺」「弾圧」は徹底的に誇張され、時には捏造される。
 金日成崇拝と反日、反米史観、それも事実に基づかない捏造の歴史観

 個人崇拝と捏造はともかく日本批判、米国批判するなとかアホか。
 それに「日本の植民地支配での朝鮮人弾圧」「朝鮮戦争での米軍の残虐行為」*25はたとえ朝鮮学校教科書に一部誇張があろうと、それ自体は事実だ。まさか、「そう言う行為は何もない」とデタラメを言い出さないだろうな?

仮にドイツ人学校が日本にあったとする。その学校が、ドイツの歴史上の偉人などの写真や肖像画を掲げるのは自由だし、ドイツ民族の誇りを教えるのも当然だ。しかし、そのような学校が、ヒトラー*26肖像画を掲げ、ヒトラーは敬愛すべき指導者で、彼のユダヤ人虐殺は正しかった、などという教育をしたとしたら、そのような学校に私の税金が投入されることは私は拒否したい。

・そう言う学校はないからそう言うことが言えるんだよな。それとユダヤ人虐殺については「なかったと言う教育」としないと例としておかしい。君らは「朝鮮学校北朝鮮の問題行為(大韓航空機爆破とか)をスルーしてる」と言っていたのであって「正当化してる」とは言ってなかったと思うが?
・むしろ北方領土はロシアの領土と教えてるロシア系学校とか、竹島は韓国の領土と教えてる韓国学校とかの方がリアリティがある。日本政府見解に反するから無償化除外するか?
 それはともかく俺はそう言うネオナチ学校があっても、無償化すべきだと思う。無償化に思想問題は持ち込むべきではない。思想で判断なんて言ってどこで線引きする?。もちろん無償化は支持するが教育内容については場合によっては批判する。そう言う考え方がなぜ出来ない?


■タブーなき議論を今こそ

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00428
荒木(和博)氏はさらに続けて、かって福田内閣時代、北朝鮮への経済制裁を緩めても拉致問題の交渉を進めようとした時期があった。自分は勿論救う会有志と共に反対した。しかし、同時に思うのは、運動団体はその原則を貫くのは当然だが、政府は時と場合によって、確実に何人かの被害者を取り返せるという確認があり、成果を上げられるのならば、一定の北朝鮮政府との妥協が必要なこともあるし、それを自分は全否定するものではない、運動の論理と、数名でも被害者が返ってくることは別次元で捉えてもいいのだ、という趣旨のことを語りました。

「タブーなき議論を今こそ」
「一定の北朝鮮政府との妥協が必要なこともある」
 何を今更。同じ事を蓮池透氏が言ったら叩いてたのが君らじゃないのか?
 

誤解される方はおられないと思いますが、荒木氏は制裁緩和や北政権との妥協を肯定しているのではありません。

いや、俺はそう「誤解」した。もちろんどんな妥協でも融和外交でもいいわけではないだろうが、三浦が紹介した荒木発言を「妥協や融和外交を意味してない」と読む方が変だ。
大体、「制裁緩和や北政権との妥協を肯定しない」んだったら、「タブーなき議論」どころかタブーありまくりだ。

何百人ともわからぬ特定失踪者

ろくな根拠もないのに特定失踪者に認定すれば数限りなく増えていく。

荒木氏は「いかなる手段をとろうとも」この被害者を取り返すという確信と、自由と民主主義の国日本が最悪の貧困独裁国北朝鮮や、時代遅れの覇権主義植民地主義*27中国に敗北するはずが無いという信念をもたれています。

 そんな精神論で問題が解決すれば誰も苦労しない。大体、中国が拉致したわけじゃないのに「中国に敗北」ってどういう意味だ?


■東京親金正日国際大会に強く反対−共同声明 

http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=00144
東京の中心地で金正日政権の統一政策を支持する千人規模の国際大会が開催されるといわれています。

金正日政権の統一政策を支持する」=「親金正日」じゃない。「金正日の独裁がひどい」といったところで、それは「金正日政権の統一政策批判」にはならない。統一政策それ自体への批判が声明のどこにもないから、守る会には批判能力がないのかと思う。

*1:いわゆる極右のフェミ陰謀論本の一種

*2:筆者が同一人物(荻上氏)とは言え「ジェンダーフリーとは」ではなく上で紹介した「「男女共同参画予算10兆円」のカラクリ」ではないかと思うが。

*3:おそらくショパンのいわゆる「英雄ポロネーズ」とパデレフスキーという「英雄」をかけている

*4:当時、ソ連は内戦中だったことがポーランドに有利に働いた

*5:ウィキペを信じる限り韓国経済危機を乗り切るにあたりIMFの助言を大筋で受け入れ、左派から批判されたようなのだが?

*6:もちろんこの時宇都宮徳馬氏は金氏死刑反対運動を日本国内で展開した。

*7:ちなみにウィキペによるとこの事件には日本の右翼や暴力団が協力している疑いがあるという

*8:宇都宮氏がなくなったのが2000年。このデマ本が日本で出たのが2003年

*9:片山内閣で運輸大臣、芦田内閣で大蔵大臣。日ソ東欧貿易協会会長を長く務めた

*10:第2次鳩山内閣郵政大臣、第2次岸改造内閣で文部大臣

*11:荒木和博が代表取締役の会社

*12:頑張れ日本!全国行動委員会代表

*13:なお「戦後責任」という場合、日本人がアジア・太平洋戦争後行うべき「過去の戦争に対する償いや戦争を二度としないための責任」という意味であることが普通。歴史修正主義集団「つくる会」の歴史教科書を批判するとか、靖国公式参拝を許さないとかね。

*14:三浦のいう「北朝鮮戦後責任」とは、日本人拉致など戦後の様々な北朝鮮の問題行為の責任。この戦後が何を意味してるのかよく分からんが。朝鮮戦争後ですか?

*15:一方で北朝鮮による日本の植民地支配責任追及はそれ自体は正当だが、北朝鮮が問題抱えてる国なので今ひとつ説得力がなあ、と思う

*16:一橋大学名誉教授、早稲田大学客員教授

*17:早稲田大学教授、毎日新聞客員編集委員

*18:作家

*19:音楽評論家、作詞家、翻訳家

*20:2006年の文章なのでもちろん2005年。

*21:現在は移民政策研究所に発展的に解消したようだ

*22:あくまでも三浦の主張に過ぎないので「荒唐無稽」かどうかは、意見保留

*23:三浦の原文のまま。本当は「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」が正しい

*24:ちなみに侵略戦争についてそう言うウヨがいる

*25:断っておくが朝鮮戦争北朝鮮に問題行為はないという気はもちろんない

*26:金正日ヒトラーと違って現役の政治家である。どこの国だって現役の政治家を批判する教科書作りは難しいんじゃないの?

*27:そもそもこの言葉が最も当てはまるのは戦争大国アメリカだと思うが?