【産経抄】7月21日(追記・訂正あり)

 塾の夏期講習や習い事でスケジュールが埋まっている子供も少なくないんだとか。ゆとり教育が逆に競争を激化させ、子供からゆとりを奪ったのは何とも皮肉だ。

 意味不明。ゆとり教育の是非はともかく、ゆとり教育は夏休みの塾通いなどとは関係ありません。私の子どもの時から特に都会ではそう言う子はたくさんいたと思います(私立の有名小学校、中学校を受ける子が典型です)。大体、ゆとり教育はそうした子どもを減らすことが目的の一つだったはずです。
 ただ、今はどうか知りませんが、私の子どもの頃は、私の住んでいる場所は田舎と言うこともあって、夏休みはみんなそれなりに遊んでました。中学校なら高校受験があるので勉強しますけれど、幼稚園や小学校からがつがつ勉強をやる子はいなかった(私立の有名小学校、中学校入試なんか受ける子はまずいませんので)のですが今はどうなんでしょう。

 ならば、大人が率先して夏休みをとるべきだろう。

 産経はどうか知りませんが、そんなに簡単に夏休みが取れるほど日本の会社は甘くはありません。だから過労死が出るわけです。

 会社や役所にいた方が、クーラーも効いて快適だというご同輩

 産経はどうか知りませんが、最近は経費節減、温暖化防止でクーラーは原則入れない会社や役所も多いようです。だからクールビズではなかったんでしょうか?
 大体今時、自宅でもクーラーはあります。

 お手本になるのが、民主党小沢一郎前幹事長だ。今月8日に参院選応援のため石川県を訪ねて以来、ぷっつりと音信を絶って長い夏休みに入った。ようやく3連休中に八丈島に現れたとの情報が駆け巡ったが、大好きな釣りもせずにまたしても雲隠れした。

 幹事長時代に雲隠れなら非難も当然ですが、既に無役ですからね。別にマスコミのお相手をする必要はどこにもありません。
 にも関わらず、根拠もないのに「小沢が水面下で何か動いてるに違いない」と取材しに行くことはかえって「小沢神話」を強化してると思います。大体、本当に水面下で動いていたとしても、手持ちのネタもなしに会いに行ったところで無意味では?
 なお、水面下で色々動く政治家は小沢さんに限ったことではありません。

 無役の彼に往年の力はない。

 じゃあ、何故「雲隠れ」と非難したり、取材に行ったりするんでしょうか?

【追記】
「本日の産経SHOWと阿久根政界NOW:ゆとり記者」(http://d.hatena.ne.jp/slapnuts2004/20100721/p1)にコメント。

ゆとり教育の弊害をすべて日教組のせいにして、導入を進めた三浦朱門(注:当時の中教審会長)に一言も触れないのは何なんでしょうね。

三浦が産経文化人だからでしょう(苦笑)。

宅配便の仕分、配送現場で同じことを言ってみましょう。袋叩きに遭いますよ。世の中デスクワークだけで成り立っているわけではありません。

おっしゃるとおり。と言うか新聞記者だって取材に行くからデスクワークだけが仕事じゃないことは分かってるはずなんですが。
別に宅配便の現場じゃなくても、暑い中、球児の取材にいそしんでいるであろう産経運動部の高校野球担当に同じことを言えばいいんじゃないですか?。抄子は上司だから面と向かって非難はしないでしょうが、たぶん白い目で見られるでしょうね。