「初恋の人の名前を次女につけ」。出所は忘れたが、気に入っている川柳だ。かわいい娘に、妻の知らない初恋の人の名前を付けたい。誰にはばかることはないけれど、長女では何となく気がとがめる、というのだ。
そう言う考えは虐待親と似たり寄ったりの考えでは?。子どもは親のおもちゃではありません。
ネタとしてなら確かに面白いかも知れませんが。
大体、妻に命名理由を聞かれたら、なんて言うんですか?。「初恋の××さんみたいな立派な女性になって欲しい」と堂々と言えれば問題はないでしょうが。
昨年4月、母親とその内縁の夫に虐待され、衰弱死した当時9歳の女の子の名前は、「聖香」だった。シドニー五輪が開催された平成12年に生まれ、五輪選手のように、夢のある人生を過ごしてほしいとの願いが、込められていたという。
「五輪選手のように、夢のある人生を過ごしてほしいとの願いが、込められていた」
それが事実ならば、では、何故、虐待に走ってしまったのか、そこが問題です。
「銃で撃たれる殺人よりも、被害者の痛みや被告の罪は重いのでは」。裁判員の一人の発言に共感した。
文脈がよく分からないのですが、私は全然共感しません。人を死なせたことはどんな形であれ、重大な悪でありいちいち「殺人よりも重い」だの何だのと比較することに何の意味があるんでしょうか?(法的にはもちろん、殺人の方が重いです)
子供をゴミ箱や洗濯機に閉じこめるなど、児童虐待事件の残虐の度合いを増すばかりというのに、なかなか殺人罪が適用されない。甲南大学法科大学院教授の園田寿さんに聞くと、「食事を与えなかったといっても、スナック菓子は食べさせているなど、殺意を認定するのが難しいケースが多い」という。「そもそも刑罰だけで虐待事件は解決できない」。その理屈はわかるのだが…。
「残虐の度合いを増すばかり」
だからデータを出せ。根拠レスで適当なことを書くな。
「食事を与えなかったといっても、スナック菓子は食べさせているなど、殺意を認定するのが難しいケースが多い」
傷害の故意(傷害致死)ならまだしも、そうそう簡単に殺意が認められても困ります。園田先生の発言は全く正当だと思います。
「そもそも刑罰だけで虐待事件は解決できない」
全くその通りです。というか抄子は自社の特集記事(http://sankei.jp.msn.com/recommend/13265/rcm13265-t.htm)読んでますか?。「厳罰化だけでは解決しない」から特集やってるんじゃないんですか?
それにしても抄子は何故園田先生に話を聞きに行ったんでしょう。先生は刑法学者ですが、この問題の専門家ではないようだし、産経とは「エロ表現」について大分価値観が違うようですが。園田先生を叩かないんですか?
ウィキペディア「園田寿」
不正アクセスや有害情報などのネットワーク犯罪についての研究で著名。児童ポルノ禁止法*1について批判的な立場を採る。同法が少女の人身売買を抑制したことには積極的な意義を認めつつ、性の自己決定権や表現の自由を侵害しかねない強硬的な運用は慎むべきだと立言する。立法論としては、具体的な被害者の存在しないアダルトゲームや成人向け漫画の作成・流通を規制するための改定*2に反対しており、児童の定義を現行の18歳未満から16歳未満に引き下げるべきであると提言している。
はてなキーワード「園田寿」
インターネット関連・ポルノ関連の法律及び犯罪に詳しい。FLMASK事件や松文館事件の裁判に弁護側証人として出廷。
ベランダに遺棄された聖香ちゃんは、「ヒマワリを探しているの」と言い残して息を引き取った。この事件を契機に生まれた「ひまわり署名プロジェクト」が、児童虐待事件の厳罰化を求めて活動している。目標の20万めざして、現在約5万5千の署名が集まっているという。
こういう記事を読むと日本人であることが嫌になります。
運動してる人や署名した人はアホかと。厳罰化だけで問題が解決すると、あるいは厳罰化しないと問題は解決しないと思ってるのかと。
そもそも現状だって「懲役8年6月の判決」が出るわけでとてつもなく重いわけではありませんが、まともな人間なら虐待はしない程度には重い罰です。
児童虐待をしてる人には育児ノイローゼなどといったケースもあるだろうにと。ばれないようにやろう、最低限死なせないようにやろうとなるだけじゃないのか?、と。
とりあえず以下の産経記事を紹介します。児相(児童相談所)の機能強化の方が緊急の課題では?。まあ、厳罰化と違って金がかかりますが。
「【なぜ虐待死は防げないのか】(2)そのとき児相は・20年間で虐待38倍、職員は2倍…「最後の砦」対応に限界 」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100721/crm1007211804028-n1.htm