【ちゃいな.com】中国総局長・伊藤正:相互理解の溝は深い

 タイトルがこれなんで相当中国を叩いてるのかと思ったら。

 村上春樹氏は中国でも人気絶大で、『ノルウェイの森』は海賊版を含めると500万部以上売られたといわれ、最新作の『1Q84』シリーズも、ベストセラーになっている。業界筋によると、中国の出版界では近年、ちょっとした日本文学ブームが起こり、現代小説はむろん、夏目漱石森鴎外谷崎潤一郎太宰治三島由紀夫らの代表作が相次いで刊行されている。
 現代作家では村上氏と『失楽園』の渡辺淳一氏が最も知られ、翻訳作品も多数に上る。最近、若い世代の間で人気急上昇したのは、推理作家の東野圭吾氏。中国の数社から翻訳出版された作品は日本人作家では最多の34点あり、多くが過去2、3年に集中している。話題作『容疑者Xの献身』が中国でも大ヒット、ブームに拍車をかけたようだ。
 東野作品が受ける理由は「心理描写が鋭く、展開が面白い」(北京大生)などさまざまだ。村上氏や渡辺氏の作品同様、中国人読者の反応に違和感はほぼない。これは、マンガやアニメ、ポップ音楽、ファッションから日本食まで、日本文化が中国社会に浸透し、若い世代に「日本」が受け入れられている表れだ。
 今年5月に刊行された日経BPムック本『徹底予測−中国ビジネス』に、北京と上海で10〜30代の1300人余を対象にした「ヒット商品」調査が掲載されていた。それによると、断トツの1位は米映画「アバター」で、以下「アイフォーン」、米映画「THIS IS IT」、スターらが好んで履く「UGGムートンブーツ」と続く。日本の忍者アニメ「ナルト」は6位。
 (中略)
 日本の「言論NPO」と中国の英字紙チャイナ・デーリーがこのほど行った共同意識調査で、中国側では日本への印象が「良くない」「どちらかといえば良くない」が前年より9・3ポイントも下がったという。過去の調査では、日本を連想する事象のトップだった「南京大虐殺」は、「日本の電子製品」の下位になった。

・何だ日中友好が若者世代を中心に着実に進んでるじゃないですか。これでは「愛国教育で反日」という主張の妥当性は怪しいですね。
・私個人は村上春樹東野圭吾も好きではありませんが。
・しかし、オチは

 日中の相互理解の溝は深い。

 何故、そうなる?