【解答乱麻】参院議員・山谷えり子、セクシュアルデビュー?(追記・訂正あり)

・要約すると「国が接種代金を補助して子宮頸がんワクチン接種を推進することには私は反対だ」。
 タイトルは従って「子宮頸がんワクチン推進に異議あり」とでもすればいいのに。分かりづらいタイトル。
・「ワクチンは実は日本民族絶滅が目的」とか電波ゆんゆんな理由を公然と書くかと思ったがさすがにそうじゃなかった(笑)。
「副作用の危険」と「性交の低年齢化の恐れ」だそうだ。
前者について言えば「副作用のない薬はないから」きちんと医師が処方すれば良いだけだと思うが。
後者については論外。何が根拠だと小一時間(以下略)
て言うかさ、山谷さんが非難する「子宮頸がんワクチン推進」は民主の公約であるが、山谷さんの所属する自民の公約でもあるんだが。いつも思うことだが山谷さんってすごく変な人だよね。

【参考】

「Gazing at the Celestial Blue :ある緊急アピール情報のご紹介 」からの孫引き
http://azuryblue.blog72.fc2.com/blog-entry-879.html

これ(注:子宮頸がんワクチン接種代金の補助)を推進しているのは、新日本婦人の会共産党系の団体)、創価学会公明党野田聖子を中心とする自民党婦人部、そして、鳩山政権発足後に、その陰で操っているのが民主党です。民主党自民党の政策集(マニフェスト)でもこれを推奨しています。

日本語がすごく変だと思う。「その陰で操っているのが民主党」の「その」が指すモノって何だ?。「鳩山政権」だとしたら「鳩山政権=民主党」なんだから陰で操るも何もないだろ。
まさかとは思うが「その」=「新日本婦人の会共産党系の団体)、創価学会公明党野田聖子を中心とする自民党婦人部」か?。だとしたらタダモノじゃねえな、民主党(棒読み)。
なお、この種のトンデモは適当なことを平気で書くので「自民党婦人部」の中心が野田氏かどうかは相当怪しいのではないかと思う。単に夫婦別姓とか、体外受精とかで気にくわないから叩くだけじゃ?、とも思う。
新日本婦人の会共産党系とするのも微妙な気がするがこっちはまあいいか、友好関係にあることは事実だし。

http://www.sanspo.com/shakai/news/100626/sha1006260502000-n1.htm
三原じゅん子氏、日本代表に勇気もらった/参院選


自民党比例代表候補で女優、三原じゅん子氏(45)が25日、JR目黒駅西口で街頭演説を行い、サッカーW杯南アフリカ大会で決勝トーナメント進出を果たした日本代表への思いを語った。
 約5キロの音声拡張器を右肩にかけ、自らのがん体験や子宮頸がんの予防ワクチン無料化などを訴えた。

【追記】
1)主として言いたいことは上で書いたが他にも突っ込んでみる。

東京都杉並区のように「中学入学お祝いワクチン」として無料接種が始まった

「中学入学お祝いワクチン」
ネーミングに吹き出した(笑い)。別に「中学入学お祝い」でワクチン打ってるわけじゃないだろ。
まあ、接種する子どもさんの抵抗感を少しでもなくそうという苦心のネーミングなんでしょうから、笑ったらいけないんですが。
これ統一協会と仲良しの山田宏・前区長の時からの政策なんでしょうか。だとしたら意外です。
それとも現在の区長になってから?。だとしたら、山田が辞めて良かった、良かった。
ちなみにこの年齢時に接種するのは、初交可能年齢だからと言うことだけではなく、行政にとって全員接種が容易だからと言うのもあるでしょう。中学を卒業すると義務教育ではなくなるし、私立校も増えてくるので、全員接種は困難になります。

年ごろの女の子のいる親は接種すべきか否かで悩まれていると聞く。

接種すればいいのであって、悩む必要など無いのではないでしょうか?。何故悩む?

私が政府に、若い女性の子宮頸がん発症率の増加はなぜかとの質問主意書を出したところ、「性交渉開始時期の低年齢化等の影響があるものと考えている」との答弁が8月20日に閣議決定された。

えーと、今年の8月20日?。つーことは菅内閣?。えーと、「性交渉開始時期の低年齢化」というのは、これ事実認識として正しいんでしょうか。大丈夫なんでしょうか。
純潔教育のすすめby統一協会」を政府で推進ってのは最低限、やめてほしいんですが。

「セクシュアルデビュー前に」なる言葉が使われている冊子もあり、仰天した。セクシュアルデビューとは12歳くらいで初交があることを表現しているらしいが、「援助交際」と同じく、とんでもない言葉である。

何が「とんでもないのか」、何故「仰天したのか」さっぱり分からないんですが。 


「セクシュアルデビューとは12歳くらいで初交があること」
何か問題が?。事実じゃないですか?。正確には「12歳くらいで初交可能ということ」(まあ、個人差はあるでしょうが)でしょうが。さすがに12歳が初交と言う人はほとんどいないでしょう。
誰も12歳の小学生が性交やって良いなんて一言も言っていませんが。そう言うことを、大の大人が考えるなんて、その種類の児童ポルノの見過ぎかなんかじゃないんですか?
まあ、個人的には和製英語を使うよりうまい日本語があればその方が良いと思いますが(趣味の問題に過ぎないけどね)

現代っ子たちの間で“ワクチンを接種したから、もう子宮頸がんにならない。性交渉しても大丈夫”と勘違いの暴走が起きないだろうか。

・起きねえよ。現代っ子をバカにしすぎ。大体、性交で発生する問題は子宮頸がんだけじゃないだろ。子宮頸がん以外の性感染症とか妊娠とか色々あるだろうが。
・大体、性交したくても相手がいなきゃどうにもならんし。現代っ子は誰とでもする色情狂とでも思ってるのか?

日教組ジェンダーフリー派たちが進めた過激な性教育の氾濫が、子供たちに悪影響を及ぼした経緯を十数年以上にわたって調べてきた者として、危惧している。

「『バックラッシュ!』発売記念キャンペーン跡地」(http://d.hatena.ne.jp/Backlash/)のジェンフリ関係エントリでも読め。まともな人間なら二度とそう言う寝言が言えなくなるから。まあ、山谷先生はまともじゃないから平然とスルーして寝言が続くんだろうが(毒)

政府にも、セクシュアルデビューなる言葉を使っての教育は不適切で、結果として初交年齢を早めることになりはしないかを問うたところ「セクシュアルデビューという単語を使用することと性行動との関係について把握しておらず、お尋ねについてお答えすることは困難である」という閣議決定答弁書が返ってきた。

くだらない言葉狩りだな。他にやることないのかよ。常識で考えて早めるわけないだろ。早めるってんならあんたが根拠出せよ。
大体、セクシュアルデビューって呼ぶのがダメならなんて呼べと。初交ですか?
まさか「初交可能年齢になど触れる必要はない」「純潔教育」「結婚するまでは処女」「成人するまでは処女」とか非現実的なこと言い出すんじゃないだろうな?
政府の皆さんもこんなくだらない質問趣意書のお相手させられて本当におかわいそう(くだらない質問でも「アホか、出直してこい」と言うわけにいかず答えなきゃならないんだからなあ)。
もう一日も早く山谷先生には政界引退(選挙民が良識を発揮して落選させる、ないし、自民が良識を発揮して公認しない。自民公認無しで当選できるほどの力はあの人にはないだろう。選挙民はともかく自民の良識はあまり期待できそうにないが)してもらいたいね。金銭スキャンダルとか炸裂しないかな。

保護者の多くがモヤモヤとした疑問を抱いている以上、国会で冷静に論議していくことが必要と考える。

多分その疑問は根拠ないから。
それと「冷静な議論」って山谷先生に一番、似合わない言葉だと思うが。正直にどんな手を使っても潰したいって言えよ(毒)
まあ、選挙公約に「やります」と書いちゃった上、当選した三原じゅん子氏も「ワクチンへの補助を推進します」と選挙演説してるんで常識で考えれば、この山谷先生の主張が自民で通ることはあり得ないんだが、自民は最近「党本部でコスプレ大会」とか訳分かんないコトしてるからなあ(遠い目)

2)私のエントリのブクマに応答。

emiladamas:党の選挙公約に脱デフレと書いてたのに「デフレ脱却はハイパーインフレになる」と言ってた政治家もいたな。

誰のことかと思ってググったら、石破茂自民党政務調査会長のことらしい。正確には「デフレ脱却」ではなく「みんなの党が提出したいとするデフレ脱却法案(仮称)」のようだが(まあ、石破氏は「これこそ真のデフレ脱却」という対案を出したわけでもないようだし、「デフレ脱却はハイパーインフレになる」でも別に間違いではないのかな?)。
それにしても「デフレ脱却法案(仮称)」ってどうなったんだろう?

3)この件で三原じゅん子氏のブログに山谷氏レベルのワクチン反対派への反論文が掲載されてるのに気づいたので紹介する。
おら、三原氏をこの件では全面的に応援したくなっちまったぜ。みんなの力を三原先生に分けてくれ(ドラゴンボール風に)

http://ameblo.jp/juncomihara/entry-10627999520.html
子宮頸がん予防ワクチンの危険性に関する問い合わせについて


最近、私の事務所には、「子宮頸がん予防ワクチンは危険なのですか?」という問い合わせが多く寄せられています。
頂いたご質問やご意見には誠心誠意お答えしたいと思っておりますので、ここでは、私が何故この政策に取組むのかを含めて、私の考えを皆さまにお知らせしたいと思います。
私が国会議員を目指した理由のひとつに、「子宮頸がん予防ワクチンと検診の無料化」を実現させたいという思いがありました。
この政策を実現させたいという想いは、私自身が、2年前に子宮頸がんを患い子宮を摘出した経験が元となっています。私には、「子どもを産めないという辛い経験は私だけで十分」、「私と同じ経験を他の方々にはさせたくない」という強い思いがあります。
私は、健康な子供を作るためには「母体となる女性は健康でなければならない」、また、子宮頸がんの治療で子宮を失う女性を増やすことは「少子化問題を深刻にする」と考えています。
そして、私は、日本の女性を子宮頸がんから守り、「女性の健康維持」「少子化」の問題を解決する手段として、子宮頸がん予防ワクチン接種の普及が有効ではないかとの考えに至りました。
(中略)
私は、上記の考えから、子宮頸がん予防ワクチンの公費助成の実現を目指したいと考えています。
しかし、接種を決めるのはあくまでも、皆さまご自身であり、強制するものではないと考えています。
私の役目は、接種したいと思った方が、経済的な理由で接種できないという現状を変えることだと考えています。

4)id:Toteknon氏がこの産経記事につけたブクマに寄れば産経には次のような記事が掲載されたことがあるとのこと。
「【産科医解体新書】(91)ワクチン接種に国の補助を」
http://sankei.jp.msn.com/life/body/100608/bdy1006080746001-n1.htm


内容はタイトル通りで、三原じゅん子氏と同じ立場(つまり山谷氏に批判的)。産科医解体新書というタイトルで分かるように執筆者は産科医の方だ。
よく言えば「フリーダム」、悪く言えば「デタラメ」だな、産経(笑)。

5)「黙然日記:フジ珊瑚礁事件と産経純潔キャンペーン。他。」(http://d.hatena.ne.jp/pr3/20100908/1283958152)でご紹介いただきました。どうもありがとうございます。