珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年7/30日分)(副題:今日も高世に悪口する)

◆高世のツイート

高世仁リツイート
◆桜ういろう
 蓮舫*1議員が「当たり前に肩や腰に手を回す男性がいる」とセクハラを批判すると、「昭和じゃあるまいし。そんな人に会ったことありません」と吠え始めた自称ジャーナリスト有本香さん。
 しかし(ボーガス注:有本の)過去ツイから「(ボーガス注:有本の肩や腰に当たり前に手を回す)昭和のおじさん」との写真がザクザク出てきてしまう霊長類最強のブーメラン選手さすがです

 「救う会のウヨ連中」と長年野合してきた分際で「ウヨ・有本香」を批判するツイートにリツイートして「ウヨ批判者を偽装しよう」というのだから、高世の面の皮の厚さには心底呆れます。有本なんぞ批判しなくていいので、ウヨを批判したいなら「救う会会長・西岡力(麗澤大*2教授)」「副会長・島田洋一福井県立大教授)」「特定失踪者問題調査会代表・荒木和博(拓殖大教授)」ら「救う会のウヨ連中」でも批判したらどうなのか。
 大体、そんなにセクハラを批判したいなら、高世は、島田洋一の「巨乳」云々という「下劣なセクハラ発言」をきちんと批判したらどうなのか(いいかげん家族会も、島田洋一に対して苦言くらいは呈したらどうか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)参照)。有本発言など「島田発言の下劣さ」に比べたらずっとマシでしょうに。
 つまり「霊長類最強のブーメラン選手」とは有本よりもむしろ高世じゃないか。
 なお、有本も昔の著書は

◆『中国茶 香りの万華鏡』(2003年、小学館文庫)
◆『シンガポール美的亜細亜食堂(ダイニング)』(2005年、小学館
◆『こころとカラダにおいしい茶葉料理76』(2007年、インフォレスト

と「政治色の薄いグルメ本だった」だったのが

◆『なぜ、中国は「毒食」を作り続けるのか』(2009年、祥伝社新書)
◆『中国の「日本買収」計画』(2011年、ワック文庫)

と、近年になって右傾化ですからね。商売右翼であることは間違いないでしょう。

高世仁リツイート
清水潔*3
 一回もテレビ見ないでこの請求。あまりのぼったくりに感動五輪。
東京五輪の国民1人あたりの負担額「都民10万3929円」「国民1万408円」 | マネーポストWEB

 むしろ俺的には「救う会など俺は支持してないのに、救う会にぶち込まれてる税金(例:しおかぜ放送の委託費)」の方が五輪よりもよほど腹が立ちます。五輪よりも「何の役にも立ってない税金の無駄遣い=救う会への税金投入」でしょう。そして、「救う会の税金あさり、たかり」に長いこと加担してきたバカが高世の訳です。


ワクチン信頼度が世界最低の日本 - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 菅首相は東京都の新規感染者が3000人を突破したことに対し、記者団から「どう対応しますか」と問われた際、無言のまま官邸へ。東京新聞によると、官邸側は「本日はお答えする内容がない」と取材拒否したというから唖然呆然だ。(略)

 菅には「やれやれ」ですね。こんな対応では「語ることがないとは無為無策」と批判されるのは目に見えています。
 それでも菅には「語ることがなかった」のでしょう。

 この状況でも、人流は減っており*4、ワクチンの効果で65歳以上の感染者はごくわずか、五輪と感染拡大の関係は「ない」と断言*5する菅首相
 危機感が欠如している筆頭はあなたです。

 他はともかく、「ワクチンの効果で65歳以上の感染者はごくわずか」だけは正しいのではないか。
 そして高世には「やれやれ」ですね。
 その高世の理屈なら

 小泉訪朝から18年を無駄に過ごしても制裁は効果があり、今後も続けるべきと主張する家族会と巣くう会。
 危機感が欠如している筆頭はあなた方です。

といい加減、家族会、巣くう会を批判したらどうなのか。

 今後のことで心配なのが、若い層へのワクチン接種だ。テレビや新聞などではワクチン接種を勧める方向で報道されてはいるものの、去年秋、国際調査で日本人はワクチンに不信感を持っているとの結果がでている。
《Lancet誌から:149カ国の調査でワクチン信頼度最低は日本~約28万人が回答したVaccine Confidence Index調査データの分析》と題する大西淳子氏(医学ジャーナリスト)の記事
https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/hotnews/lancet/202010/567385.html

 なお、大西記事は日経メディカルに会員登録(無料)しないと読めませんが、俺も「会員登録してまで読む気はない」。
 高世のバカさには心底呆れますね。
 「若い層」が「ワクチン不信からワクチンを打たない傾向がある」と高世が決めつける根拠は何なのか(そもそも高世の紹介を見る限り、大西記事では年齢について触れてないのですが)。「思いつき」で物を言っていいなら

サリドマイド」「薬害クロロキン」(以上、1960年代)、「薬害スモン」(1970年代)、「薬害エイズ」(1980年代)など有名な薬害はほとんど昔に起こってるのでワクチン不信はもっぱら中高年齢層であり、若者には少ないのではないか(薬害 - Wikipedia参照)

とも言えるわけです。
 もちろん、現状は「ワクチン不足」で「重篤化の恐れがある基礎疾患患者や65歳以上の高齢者」「クラスター化の恐れがある病院や高齢者施設、大学小中高校の職員」など若者と比べて「早急に接種の必要があるとされる人間」すら「かなり接種が進んできた」とはいえ、現時点において全員接種ではないわけで「若者のワクチン不信」などを云々する以前の話です。今すべきことは「ワクチン不信」なんて話じゃない。「どうワクチン不足を解消するか」です。
 「ワクチンが十分足りてる」どころか、ワクチンが明らかに不足してるのに「接種したくても接種できない(俺もその一人です)」のに「ワクチン不信」云々とはどれほど高世は頭がおかしいのか。
 そもそも「高世の記事を信じる限り」高世の紹介する調査自体に「問題がある」と俺は思います。

 調査は「ワクチンは安全だと思うか」、「子供たちが予防接種を受けることは大切だと思うか」、「ワクチンは有効だと思うか」の3つの質問に対し、それぞれ「強く反対する」、「どちらとも言えない」、「強く同意する」の3つの回答の選択肢から選んでもらうというもの。この結果が『ランセット』誌に掲載された。
ランセット』の記事は以下
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(20)31558-0/fulltext*6
 これらの質問いずれにも、日本人はきわめて否定的なのだ。

 なぜ選択肢が

◆「強く同意する」「どちらかと言えば同意する」「どちらとも言えない」「どちらかと言えば反対する」「強く反対する」の5択
◆「強く」という形容詞がつかない「同意する」「どちらとも言えない」「反対する」の3択

ではないのか。
 これは「世論調査、統計調査について書かれた雑学本」では良く紹介されてる話ですが「外国人はともかく」我々日本人は「強く断言することを避ける傾向」がある。『あいまいな日本の私 (大江健三郎岩波新書)』て奴ですね。
 つまり

「強く反対する」、「どちらとも言えない」、「強く同意する」の3択

だと「反対、同意ならともかく『強く』反対、同意ではない。ワクチン接種は必要だと思うが、少数とは言え副反応の問題もあるので手放しで万歳したくない→どちらでもない」に回答が集まる傾向がある。
 今回もその程度の話ではないのか。そもそも高世の記事が正しいとして何でこんな「変な三択」になるのかわけがわかりません。「どちらともいえない」を故意に増やしたいのかと疑いたくなる。

《そうなった原因は、2013年にメディアに大きく取り上げられ注目を集めた、HPVワクチンの安全性に対する懸念にあると著者らは考察している。》(大西氏)
 政情不安や宗教的偏見などもワクチンの信頼性を低くするが、日本の場合は明らかに、あのHPVワクチン(いわゆる子宮頸がんワクチン)の副反応騒ぎの影響を引きずっている。

 「その考察に何か根拠あるのか?。別にHPVワクチン(子宮頸がんワクチン)についての質問はしてないだろ?」「お前らがHPVワクチンをプッシュしたいだけだろ?」ですね。
 コロナワクチンについては

アストラゼネカなど一部については血栓助長の疑い
 そのため、最近、ワクチン不足解消を理由に、条件付きでアストラゼネカも公的接種に使うことが決まったが、従来はファイザーとモデルナしか公的接種には使ってなかった
◆接種後死亡の報告(ただし今のところ因果関係は認められていないが)
◆発熱、倦怠感など強力な副反応(但し個人差があるし、副反応も多くの場合接種後数日にとどまる)

などが報じられてるわけで、どう見てもHPVワクチンの件など関係ないでしょう。コロナワクチン不信が仮にあるとしても、それは「コロナワクチンについての適切な情報提供」によってのみ解決する話です。

 日本政府には、コロナワクチンの接種を進める観点からも、HPVワクチンに関する政策変更*7をつよくもとめたい。

 ということでHPVワクチンについて「子宮頸がん予防に効くから」「報告されてる一部の副反応についてはHPVワクチンが原因ではない」などという理由*8ならばまだしも「コロナワクチン」云々など全くのでたらめです。
 全く無茶苦茶なこじつけも大概にしたらどうなのか。
 なお、以前も指摘しましたが、

HPVワクチン、接種者が増加 低迷から一転20%近くに(共同通信) - Yahoo!ニュース2021年5月1日
 子宮頸がんを予防する「HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン」の接種者数が大幅に増えていることが厚労省の集計で1日までに分かった。2016年ごろには接種率が1%未満と低迷していたが、その後は増加傾向が続いていた。昨年10~12月は特に多く、担当者は「接種率が20%近かった」と話す。

と言う記事などでも解るとおり、現在も「HPVワクチンの接種それ自体は可能(禁止されてるわけではない)」です。国が「積極的に接種推奨」しておらず、そのために「HPVワクチンについて知らない人が多く」また、「保険適用もない(費用が全額負担になる)」だけの話です。接種自体は可能だから上記のような記事になるわけです。

◆現状では全額保険適用だが、それでも接種すべきだと思う
◆現状でも接種可能だが、保険適用されないことで接種率が落ちてる。保険適用すべきだ。

などとは書かず「接種自体ができない」ようなミスリーディングな高世の物言いにはかなり問題があります。
 また、「HPVワクチンが効かないウイルスも一部だがある(もちろん接種によって罹患の可能性は大幅に減りますが)」ので、「接種さえすれば無問題」のようなミスリーディングな高世の物言いにもかなり問題があります。

*1:菅、野田内閣行政刷新担当相、民主党代表代行(岡田代表時代)、民進党代表、立憲民主党副代表などを経て立憲民主党副代表

*2:麗澤大はウヨ宗教モラロジーが母体で、古森義久高橋史朗八木秀次も教員として在籍

*3:著書『桶川ストーカー殺人事件』、『殺人犯はそこにいる』(新潮文庫)、『「南京事件」を調査せよ』(文春文庫)など

*4:どう見ても減っていませんが

*5:そんなことが言える根拠がどこにあるのか。

*6:リンクが張ってはありますが、英語なので訳がわかりません。まあ日本語でも多分専門的すぎて理解困難でしょうが

*7:ここで『接種推奨&保険適用の復活』と高世が書かずに「政策変更」と曖昧に書く理由は何なのか。故意に「接種自体が不可能」と誤解させたいのかと疑いたくなります。

*8:一応「高世の名誉(?)」のために断っておけばそうした主張も高世はしていますが、何をとち狂ったか今回「コロナワクチンガー」というこじつけ、詭弁を始めたわけです。