【産経抄】12月23日

 昨日はまともだったのにねえ。クリスマスから北朝鮮叩きというアクロバット

韓国のキリスト教団体が、北朝鮮との軍事境界線から約3キロしか離れていない地点で、高さ30メートルの塔に設置した、イルミネーションに点灯したと、ソウル特派員が伝えてきた。北朝鮮に対して仕掛ける「心理戦」の一環だという。

 バカバカしい。そんなものが心理戦になるんでしょうか?

拉致被害者は、ツリーの飾り付けの、天使の翼の力を借りてでも、飛んで帰国を果たしたいはずだ。そんな望郷の念を踏みにじるような議論が続いている。北朝鮮の政治的影響力を強く受けている朝鮮学校への無償化の適用や補助金など、もってのほかだ。

 もう何度も突っ込んでていい加減飽きてますが、「朝鮮学校への無償化の適用や補助金」をやめたら拉致解決に役立つんですか?
 私のような賛成派(多分日本人で一番多いのは賛成でも反対でもない無関心派ではないかと思うが)は「拉致問題がどうでもいい」と思ってると決めつける根拠は何ですか?
 「北方領土・元島民の望郷の念を踏みにじるような議論が続いている」「ロシア系学校(あるか知りませんが)への無償化の適用や補助金など、もってのほか」といったら産経は支持するんですか?
 「竹島周辺住民の思いを踏みにじるような議論が続いている」「韓国学校(これはありますよね?)への無償化の適用や補助金など、もってのほか」といったら産経は支持するんですか?

北の甘言に惑わされることなく、圧力をかけ続ける。拉致被害者全員の奪還を果たすには、国全体でこの覚悟を貫くしかない。

 少なくとも「朝鮮学校への無償化の適用や補助金をやめること」は圧力のかけ方として間違っています。
 それと「圧力をかけること」が自己目的化していませんか?。大事なことは「拉致被害者救出」であって「圧力をかけること」それ自体ではありません。それとも「拉致被害者の救出」などどうでも良くて圧力で北朝鮮の現政府を潰したいんですか?