「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年3/2日分:荒木和博の巻)

神戸デモ・集会へのご協力ありがとうございました【調査会NEWS3200】(R02.3.2) : 荒木和博BLOG

 地元のサンテレビが報道

 荒木のくだらない集会なんか報じるなと言いたいですね。

 この騒ぎで拉致問題への関心は薄れつつあります。

 この騒ぎ(新型コロナ)も何も以前から拉致は風化しています。

 一方、北朝鮮の内部は昨年末の異常な中央委員会、金正恩の叔母金敬姫の登場、そしてコロナウイルスに対応した中国人観光客遮断での外貨枯渇と、大きく揺れ動いています。これは何より大きなチャンスであり、逃してはなりません。

 意味が分かりませんね。別に北朝鮮の体制が現在、危機にあるとは思いませんが、「危機にある→拉致解決のチャンス」という論理展開が全く意味不明です。大体コロナウイルスで日本が今、「外国人観光客激減やイベント中止の続出で経済に大ダメージ」「全国一斉休校で子どもと保護者が大弱り」などとめちゃめちゃな状態なのに「コロナで北朝鮮ざまあ」と思える神経は意味不明です。

 2、在日朝鮮帰国者・その日本人家族の自由往来

 自由往来したいのなら国交正常化を早急にすべきでしょう。

 3、北朝鮮における政治犯収容所・連座制公開処刑といった人権侵害の中止、囚われている人々の解放

 おいおいですね。巣くう会の目的は拉致被害者救出ではないのか。政治犯の問題がどうでもいいとは言いませんが「拉致被害者救出」を最大の目的にするのなら他の問題は後回しにすべきでしょう。まあ荒木ら巣くう会がこんなことを言うのはもちろん拉致を解決する気がないからですが。

 北朝鮮は民族を云々しながら、実は朝鮮総聯を通じて在日朝鮮人を食い物にしてきました。

 ちなみに「拉致被害者救出を云々しながら、実は家族会を食い物にしてきた」のが荒木ら巣くう会であり、それを批判したのが蓮池透氏です。
 そしてそんな蓮池氏を荒木ら巣くう会に言われるがままに会から除名したバカが家族会主流派です。

 北朝鮮を信奉する教育を行っている学校*1補助金を交付している自治体がこの兵庫県をはじめとしてまだ残っています。

 やれやれですね。朝鮮学校に対する不当な差別も大概にしたらどうなのか。そもそもそんなことと拉致の解決と何の関係があるのか。

 さらに「多文化共生」という美辞麗句を用いてこのような朝鮮総聯北朝鮮に対する批判を封じようという動きすら見られる

 ばかばかしい。どこに「朝鮮総連北朝鮮に対する批判を封じる動き」なんかあるのか。まあ荒木ら巣くう会右翼の場合、敵視してるのは「多文化共生」という考え方と『外国人一般』であり北朝鮮限定でも、在日朝鮮人限定でもないでしょうが。

 拉致をした北朝鮮と、それを擁護する者たちと、そしてこの問題を風化させようとする人々と。

 ばかばかしい。どこに擁護する人なんか居るのか。
 「朝鮮学校無償化除外反対」「朝鮮学校への補助金不支給や減額反対」は「朝鮮学校という民族教育の場を評価している」だけの話であって北朝鮮朝鮮総連を擁護するという話ではない。
 「北朝鮮への経済制裁を解除した方がいいのではないか」も「平壌に駐在事務所を置いた方がいい」も「交渉以外に解決の道はない」「交渉を進めるには北朝鮮にもお土産を出さざるを得ない」との判断の下「どう交渉をすすめていくか」という話をしているだけです。
 「この問題を風化させようとする人々」も何も「自然に風化してる」のであって「風化させようとする」までもない。
 小泉訪朝(2002年)から17年経っても何の動きがなければ自然に風化します。「家族会、巣くう会批判記事とは言え」むしろ小生みたいにブログ記事を書く人間の方が珍しい。ほとんどの日本人はもはや拉致になど興味はないでしょう。
 「時間が経てば風化する」、「動きがなければ風化する」のは何も北朝鮮拉致に限った話ではない。
 北朝鮮拉致に限らず「シベリア抑留(1940年代)」であれ、「伊勢湾台風(1959年)」であれ、「キューバ危機(1962年)」であれ、「ケネディ暗殺(1963年)」であれ、「東京五輪(1964年、日本初の五輪開催)」であれ、「大阪万博(1970年、日本初の万博開催)」であれ、「三菱重工ビル爆破(1974年)」であれ、「田中角栄*2元首相逮捕(1976年)」であれ、「グリコ森永事件(1984年)」であれ、「日航機・御巣鷹山墜落(1985年)」であれ、「朝日新聞襲撃事件(1987年)」であれ、「ベルリンの壁崩壊や天安門事件(1989年)」であれ、「阪神大震災地下鉄サリン事件や国松警察庁長官狙撃事件(1995年)」であれ、「東日本大震災(2011年)」であれ、大抵の出来事は「発生当時は大騒ぎされた大事件」でも時間が経てば風化します。

*1:朝鮮学校のこと

*2:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相などを経て首相