安倍晋三の演説によると安倍は病気で首相を辞めたらしい

 以前id:Bill_McCrearyさんが『安倍晋三を支持している人たちからすると、安倍は病気で首相をやめたらしい』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/19932cdd6c11024afdfcc66677fd0ea0)というエントリを書いていましたが最近、安倍支持者や取り巻き連中だけでなく当の安倍本人も「私は病気で辞任した」と嘘を平然と公言してることに気付きました。
 たとえば昨日の施政方針演説を見てみましょう。

http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement2/20131015shoshin.html
難病から回復して再び総理大臣となった私にとって、難病対策はライフワークとも呼ぶべき仕事です。

それにしても難病対策が安倍のライフワークとは初耳です。安倍のライフワークとは「河野談話否定」「靖国参拝」などの極右的政治、安倍の言葉を借りれば「戦後レジームからの脱却」ではなかったんでしょうか。
どうせ口から出任せでしょうが、可能ならばこの安倍発言を「難病患者の皆さん」は「難病対策は首相のライフワークなのにこんなに予算が少ないのか」などと利用してもいいかもしれない。
【2013年10/29追記】
東京新聞『難病重症者も自己負担 厚労省素案、医療費無料→年最大53万円』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013102702000142.html
 ライフワークと演説しておいてこの仕打ち。さすが虚言癖野郎の安倍。
【追記終わり】


それはともかく、あるいは2013年6/19のスピーチ。

http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2013/0619speech.html
 前回私は、潰瘍性大腸炎という持病のせいで、総理を辞めざるを得ませんでした。2007年のことです。
 2009年になると、アサコールという、画期的な新薬が手に入るようになりました。
(中略)
 アサコールというクスリが日本で出回るようになるのに、もっと時間がかかっていたら、もしかすると、今の私はありませんでした。

 さすが「河野談話を否定しようとする歴史捏造主義者」「福島の汚染水はコントロールされている、とIOC総会で虚言が吐けるデマ屋」と言うべきでしょうか。