「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(1/22分:島田洋一の巻)(追記・訂正あり)

NHK『米紙社説に事実と異なると抗議』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140304/k10015708411000.html

官房長官は午後の記者会見で、アメリカの有力紙のニューヨーク・タイムズが、「安倍総理大臣は南京大虐殺は起きなかったと主張している」などとする社説を掲載したことについて、事実と異なるとして抗議したことを明らかにしました。

 まあ、確かに菅長官が言うように政府見解は一応「南京事件実在論」ですからね。慰安婦問題での河野談話否定発言とは違って安倍本人がはっきりと南京事件否定論を放言したこともなかったかと思います。
 とはいえ「八木秀次教育再生実行会議委員)」「櫻井よしこ中教審委員)」、「百田尚樹NHK経営委員)」と「南京事件否定論者の極右」をわざわざ政府審議会委員などに任命すれば「安倍も南京事件を本心では否定しているのだろう」と見なされるのも自業自得でしょう。何せ百田が田母神の応援演説で南京事件否定論かまして非難を浴びてもかばったのが安倍政権ですから。
 ただ安倍政権もニューヨークタイムズに向かって「南京事件を否定して何が悪い」と居直るわけにも行かず、とはいえ「勝手に言ってろ」と無視も出来ず「我々は南京事件の存在を認めてる、デタラメ書かないでくれ」と言わざるをえなかったわけですが、このあたり「南京事件否定派」産経や島田らウヨがどう評価するのかが見物です。まあ、「何故南京事件を認めた!」と彼らウヨが批判するとしても菅官房長官批判しかしないでしょうが。どこまでも安倍に甘いのが彼らです。そして安倍の方もウヨ応援団が怖くて「南京事件はあったと理解している」などの発言は全て菅長官に丸投げするのでしょう。安倍の方もどこまでも卑怯な男です。


【追記】
 たぶん安倍は南京事件否定発言はしていないと書いた部分はお詫びして訂正します。いや安倍ウオッチャーはすごいですね。
 某・安倍ウオッチャーの指摘されたつくる会広告『私たちは河村名古屋市長の南京発言を支持します』(http://www.tsukurukai.com/_src/sc1017/ikenkokoku2.pdf.pdf)には「野党時代」「無役(谷垣*1総裁時代)」とは言え安倍の名前がでかでかと出ています。他にも石原都知事(当時)、上田埼玉県知事、原口一博・元総務相平沼赳夫・元経産相といった「安倍のお仲間政治家」が登場します。もしかしたらニューヨークタイムズは安倍のこうした過去を熟知してるのかも知れませんね。


赤旗『「河野談話」攻撃の維新議員に謝意 安倍首相』
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-02-26/2014022602_03_1.html

 安倍首相のあげた「世論調査」は、「産経」とFNNが22、23両日に実施した合同世論調査です。ところがこれは設問で、「慰安婦募集の強制性を認めたと受け取れる『河野談話』について、軍や官憲による強制連行を裏付ける公的資料が見つかっていないほか、元慰安婦に対する調査のずさんさが指摘されているが」と山田議員の国会質問と同じ内容を前提に、「『河野談話』を見直すべきだ」について賛否を聞いたもの。「思う」が58・6%だったとしています。
 一見してわかるように「質問」というより「誘導尋問」。到底まともな「世論調査」とはいえません。

 ということでインチキ世論調査だったようです。これに比べたらまだ「福島事故後もあなたは原発を支持しますか」のほうがマシでしょう(一応断っておけば原発の方も誘導尋問ですが自然な誘導尋問でありうっかりやっちゃう可能性はあるでしょう。一方産経の方は全然自然じゃない)。
 まあ、それにしたってこの程度のインチキに引っかかるなよと思いますが、まともに「河野談話の正当性」を説明すれば意見が変わる可能性があるわけです。


毎日新聞『安倍首相:「世論調査で高支持、山田議員の質問のおかげ」』
http://mainichi.jp/select/news/20140225k0000m010112000c.html
 一部世論調査で「河野談話見直し論(と言う名の撤回論)の支持が高い」と言うのも恐ろしい話です(見直しという言葉から「見直すだけなら問題ない、見直した結果何の問題もないと言う事もあり得る」と能天気に思ってるのだとしても恥ずかしい話です。安倍の見直しはそんな代物ではないであろう事は明白ですから。橋下慰安婦暴言で維新の支持率が落ちたこととの整合性は一体どうなってるんでしょうか?)。
 が、それに気をよくして「ありがとう、山田さん」とか口走ったという安倍も正気じゃないですね。
 島田当たりは大喜びでしょうが。
 まさかとは思うが、本気で撤回する気なのか。靖国参拝の場合「死ねば皆仏様と言う思いで参拝した、A級戦犯が冤罪だなどという気はない」等と強弁した安倍ですが「河野談話撤回」など過去の「談話踏襲発言」や「慰安婦への同情発言」「橋下暴言への批判発言(安倍だけでなく稲田なども批判していましたが)」と完全に矛盾する訳です。強弁のしようがないでしょう。もちろん「靖国参拝」で米韓中露、EUなどは完全に安倍を「危険な極右」と認識していますから、さらに安倍批判が強まるでしょう。


■国家基本問題研究所・今週の直言【第231回】過去の軍国主義より現役の帝国主義が怖い(国基研企画委員・産経新聞特別記者 湯浅博)
http://jinf.jp/weekly/archives/12050
 OBならともかく、現役の記者が右翼団体の役員(企画委員)というのだから産経もすさまじい会社です。
 まあ、内容は「過去の日本軍国主義より現役の中国軍国主義の方が怖い」という居直りです。
 いや戦前を礼賛する人間・安倍が首相であり、戦前を礼賛する新聞・産経が全国紙なんだから、「過去の日本軍国主義」は充分怖いですよ。しかも安倍はともかく産経はマジで「尖閣を舞台に中国と戦争をやること」に躊躇してない疑いがあるから本当に怖い。極右の産経が「僕は怖くないから、信用して下さい」と言っても信用なんか出来ません。「産経極右路線の怖さ」は「中国の対外政策をどう評価するか」とは全く関係ない話です。


産経新聞『「自民党が傲慢になった例に使われる」 “衛藤発言”を自民町村氏*2批判』
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140220/stt14022016140001-n1.htm
 清和会会長の地位を森喜朗元首相から引き継いだ町村氏が「撤回するのなら最初から発言するな」「政治家の発言は撤回すれば済むような軽い物と違う」と衛藤を批判したそうです。
 もちろん「清和会会長」町村氏は左派ではないですが、それだってこんな酷い発言は批判するわけです。『衛藤発言に色をなす不見識:オバマと「米国」を分ける工夫は必要』(http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239632/)などと言って、批判しない島田がおかしい。そのうち、島田は「清和会幹部の癖に、首相補佐官・衛藤を批判するとはどういう事だ、清和会は安倍さんの出身派閥じゃないか」と町村批判でも始めるんでしょうか。


毎日新聞『首相靖国参拝:麻生氏、批判は中韓両国など一部の国だけ』 
http://mainichi.jp/select/news/20140220k0000m010087000c.html

 麻生太郎副総理兼財務相は19日の衆院予算委員会で、安倍晋三首相の靖国神社参拝について「各国からいろいろな話(批判)があると聞くが、外務省に正式に抗議が来たという話を聞いたことがない」と述べ、批判しているのは中韓両国など一部の国に限られるとの認識を示した。
日本維新の会の遠藤敬氏の質問に答えた。

 口頭での批判でなくて、抗議文書なんかわざわざ送られても日本が困るし、向こうだってそこまで大事にしたくないでしょうよ。
 麻生の主観はともかく、これ「文句があるなら抗議文書を送れ、そうでなきゃ抗議と認めない。口頭の批判なんか無視する」と喧嘩打ってるのも同然で「本当に抗議文書を送りつけられても」日本が困ります。まあ、さすがに送らないでしょうが、送らない場合も諸外国も本当に麻生副総理兼財務相の馬鹿さにむかっ腹を立ててるでしょうね。チンピラ議員ならともかく財務相(副総理)がこういう暴言を吐くのは日本にとっていいことは何もないんですがそういう常識が麻生にも安倍にもないんだろうな。


産経新聞『対北朝鮮、「中国は大きな影響力」 国連報告で米大統領報道官』
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140219/amr14021911500002-n1.htm
 このように言ったからといって中国がそれにこたえるか疑問ですが普通こういう対応でしょう。
 島田みたいに「中国の政体変更」と言い出すのは正気ではありません。


■姑息で愚かな媚中利権屋「古賀誠」の安倍首相批判
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239861/
 まあ、安倍信者の島田からすれば、どんな人間でアレ、どんな批判内容でアレ、安倍批判など認める気はないでしょうし、それが「媚中国」として敵視している古賀氏なら悪口雑言になることは大変良く理解できます。とはいえ古賀氏は少なくとも建前では「打倒安倍の立場」ではなく「そういう態度では国益が害され、安倍政権も短命に終わる」と諫言してるんですけどね。
 そして古賀氏の本音はともかく、「安倍政権の安泰」を望む立場でも、ある程度の常識があれば島田と違って今の無茶苦茶な安倍の態度は容認できないと思いますけどね。


■戦略状況をわきまえないダブル・スタンダード−元官房副長官補発言
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239783/
1)元防衛官僚の柳沢氏ですら支持できないような極右が安倍であり
2)防衛官僚も田母神みたいな極右ばかりではなく、柳沢氏みたいな穏健保守もいるという話です。
 そもそも「集団的自衛権憲法上認められない」という柳沢氏の主張は「長年、政府、自民党防衛庁防衛省)が主張してきた内容」であり別に変な話では全くありません。


■「安倍、河野性奴隷謝罪を継承」−共同通信らの対外発信
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239781/

安倍政権にとって、今後は、「(注:河野談話)見直し」の文字を使わずに、いかに実質的な見直しを盛り込んだ新談話を出せるかが勝負所となろう。

 それ二枚舌とか詭弁とか「姑息な詐欺行為」って言うと思いますけどね。見直すことに問題ないと思うならはっきりと見直せばいいし、見直すことに問題があるなら「踏襲を口にしながら骨抜きをねらう」なんてそんな詐欺行為はすべきではない。
 しかしあれほど「はっきりと見直しを公言しろ、米韓なんか怖くねえ」「安倍さんならはっきり見直すはず」と言ってた男・島田がこれですよ。安倍以外なら「米韓に何びびってるんだ」と罵倒してるだろうにどれほど安倍に甘いのか。


■いつまで「筋違いメリーゴーランド」でサル芝居をつづけるのか
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239710/
 NYタイムズが「河野談話の撤回の可能性がある」と書いたことに対し、菅官房長官が抗議、NYタイムズが「撤回の可能性」の部分を削除したそうです。まあ、俺は『今日のMSN産経ニュース(3/12分)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20140312/2310987654)に書いたように何でNYタイムズが削除したのか訳がわかりませんが。
 で、まあ、島田にとってはこの話、全く嬉しくない。島田は「撤回しろ」と公言してるわけで、それにもかかわらず菅が「撤回」を口にした場合の、国内外の批判、特に米国の批判を恐れて、「撤回しない」と言ったわけですから。「猿芝居」云々と菅への悪口がでるわけです。でも島田は、安倍は絶対に批判しないわけですが。菅に「撤回しない」と言わせてるのは安倍に決まってるのにねえ。


北朝鮮船舶の航行不能化は当然−リビア政府の措置について
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239692/
・「北朝鮮国旗」を掲げてるだけで北朝鮮船舶呼ばわりはないでしょうよ(北朝鮮は今のところ自国船と認めてないらしい)。
・ま、島田の紹介する記事を読む限り「北朝鮮云々」は全く関係なくて「武装勢力」が勝手にリビア石油施設を占拠して、勝手に石油を船舶に積み込んでるからリビアは非難してるようですけどね。
 北朝鮮国旗じゃなくて韓国国旗とかならリビアが黙認するって話でもないでしょう。
 にもかかわらず「北朝鮮がどうとか」いう島田は本当に異常です。
・しかしよくわからない事件ではあります。「リビア政府を無視して武装勢力が占拠する港」に北朝鮮国旗掲げていくのはあまりにもまずすぎるので「本当に北朝鮮と関係あるのか」と言う気がする反面、「しかし北朝鮮と関係ないとしたら、何で国旗掲げてるんだ」とも思いますね。
 まあ、爆撃とかやめて欲しいですけどね、リビア政府も認めてるように「石油で環境が汚染」されますから。まあ、あくまでふかしてるだけで「爆撃は辞めなさい、我々が対応するから」という欧米諸国の対応でも待ってるだけだと思いたいですがどうなんですかね。

【3/12追記】
ちなみにその後の報道。

http://mainichi.jp/select/news/20140312k0000e030213000c.html
毎日新聞リビア:議会が首相罷免、原油を堂々と奪われた責任』
 リビア制憲議会は11日、原油の密輸出を防げず国の威信を失墜させたとして、ゼイダン首相を罷免した。新首相を選任するまで、サニ国防相が職務を代行する。ロイター通信によると、自治拡大を要求し部族勢力*3が不法占拠する東部シドラ港では、北朝鮮国旗を掲げたタンカーが無許可で原油を積み込み、首相が部族勢力に警告。しかし、タンカーは11日、海軍の警戒網を破り公海上に逃走した。
 タンカー所有者はサウジアラビアの企業だとの情報もあるが、サウジ政府は否定。目的地も不明だ。タンカーは、最大3500万ドル(約35億円)相当の原油を積んでいるとみられ、北朝鮮原油調達先の多角化を狙っている可能性もある。
 リビア国防省報道官によると、タンカーは8日に入港し、石油の積み込みを始めた。ゼイダン首相は「無許可で石油を搬出するなら、タンカーへの爆撃も辞さない」と部族勢力に警告。だが、部族勢力は「攻撃されれば、宣戦布告とみなす」と無視した。
(中略)
 リビアでは、2011年の内戦でカダフィ*4独裁政権が崩壊。だが、内戦後も部族勢力や民兵組織が武装解除に応じず、中央省庁を占拠するなど政府とたびたび対立。昨年10月にはゼイダン首相が武装集団に一時誘拐される事件も起きた。東部の部族勢力は昨夏以降、自治拡大や石油利権の配分を求め、主要な石油積み出し港を占拠している。

 結局、「北朝鮮国旗を掲げた船」が北朝鮮船なのかは今の時点ではわからないようです。
 そして「爆撃もあり得る」とかました首相ですが武装勢力*5に「やれるものならやってみろ、全面戦争の覚悟があるのか」とすごまれると「本当にリビア政府軍で攻撃すること」も「外交で解決すること」も「外国に攻撃を依頼すること」もできず、なすすべがなかったようです。
 しかしこれで果たしてリビアは国家と言えるのか。「カダフィ時代の方がマシだったのではないか」と思えるような話です。


【3/17追記】

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140317/amr14031718520006-n1.htm
産経新聞『米特殊部隊がタンカー制圧、リビア出港のタンカー』
 米国防総省は17日、リビア東部から北朝鮮国旗を掲げたタンカーが原油を運び出した事件で、米海軍特殊部隊シールズ(SEALS)がキプロス南東沖の「国際水域」で急襲作戦を実施し、制圧に成功したと発表した。
 声明によると、シールズ隊員は米東部時間の16日午後10時(日本時間17日午前11時)ごろ、タンカー「モーニング・グローリー」を急襲。制圧後に米海軍兵士がタンカーに乗り込んでおり、リビアの港に帰港させる。死傷者は出なかった。作戦はリビアキプロス両政府の要請で、オバマ大統領が了承した。
 北朝鮮側は今月12日、タンカーに2月末から6カ月間の北朝鮮籍を与えたが、契約違反を理由に取り消したと主張。国防総省も声明で、タンカーを「船籍なし」として扱っており、今月初旬に武装したリビア人3人に乗っ取られていたと説明した。

 つうことで北朝鮮が「無関係」「勝手に馬鹿者が我が国国旗を掲げている」というのは予想の範囲内ですが米国も「今月初旬に武装したリビア人3人に乗っ取られていたと説明」したそうで、素直に信じれば北朝鮮とは全く無関係で、勝手に旗を掲げられた北朝鮮もいい迷惑だったわけです。まあ、米国国防総省声明を疑う理由もないですけれどね。


遠藤浩一さんのお別れ会 櫻井理事長が哀惜の言葉
http://jinf.jp/news/archives/12398
 よしこの遠藤への言葉が徹頭徹尾「安倍政権の応援団の一人を、我々右翼運動家の重要な同志の一人を失って悲しい」と言う主旨なのがもう絶句ですね。遠藤が学者と言うより、「右翼活動家であった」ということがよくわかるよしこの挨拶ではあります。


■米紙の慰安婦記事と日本政府の「反論」に共通するパターン化された歪み
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239705/
1)米紙「安倍政権は慰安婦の違法性、不道徳性を否定しようとしている、河野談話を否定しようとしている。慰安婦に対する同情の念が全くない」
2)安倍政権「そんなことはない。我々は慰安婦の違法性、不道徳性を認めてるし河野談話も踏襲している。慰安婦にも同情している」
3)島田「米紙に反論するなら『慰安婦など公娼。不道徳でも違法でもない。同情する必要もないし、河野談話なんか撤回してやる』と言え!」
と言ういつもの話です。しかし巣くう会副会長なのに拉致問題について書くより慰安婦問題での韓国への悪口雑言の方が多いと言うのも酷い男です。荒木なんかはさすがにここまで酷くないですけどね。
 島田を含む「河野談話否定派」極右の方こそ「パターン化された歪み」でしょう。なお、内心では島田のようなことが言いたいのに日中、日米、日韓関係が確実に悪化するので、さすがに面と向かっては言えず、かといって素直に慰安婦の非を認めようとはせず、ぐだぐだ言い訳するので「結局、河野談話を否定したいけど、はっきり公言できなくてぐだぐだ言ってるんだろうが!。せこい野郎だな!」「言い訳しないで前任者みたいにただ踏襲すればいいだろうが!」と米国、中国、韓国などの反発や批判を招いてるのが安倍です。

 「ほとんどの歴史家」が安倍首相の認識に反対しているといったやはりパターン化された意図的誤認も見られる。

 誤認じゃなくて事実ですけどね。安倍を支持する数少ない歴史家としては秦郁彦がいますが「他の業績」はともかく慰安婦問題での秦の主張はまともな代物とは扱われていません。

 ジュネーブで開催中の国連人権理事会で、3月7日、韓国外相が慰安婦問題で再び捏造批判を繰り返し、日本政府代表が「反論」したとされる。
 が、報道を見る限り、肝心の「強制連行なし」を打ち出さず、「先制降伏」と「逃げの反論」の悪しきパターンを繰り返している。
 さらには、「談話を見直すとは一度も言っていない。菅義偉官房長官も政府の立場は河野談話の継承だとしている」と強調するなど、河野談話護持の立場から安倍首相を縛ろうとする意図すら窺える。

 縛るも何も菅官房長官や外務官僚の公式発言は当然「安倍の同意」を得ているだろうし、得てなかったら当然、安倍によって更迭されるでしょう。更迭されないというのは要するにそういうことです。
 しかし、安倍信者として安倍を批判出来ないが故に、「菅長官が悪い」「岸田外相が悪い」「外務省官僚が悪い」「とにかく全て安倍さんの取り巻きが悪い、安倍さんは悪くない」と「安倍以外に責任転嫁する」いつもの島田です。


■国基研に関する話題いくつか
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239689/

今日は午前中、中国問題を中心に国基研の企画委員会でさまざまに議論した。ゲストは阿古智子氏。今は東大准教授だが、中国のエイズ村に現地取材したり、反体制派と浅からず交わったりといった現場派だ。

 「阿古智子」でググったところ『貧者を喰らう国:中国格差社会からの警告』(2009年、新潮社)と言う阿古さんの著書がヒットしました。個人的にはタイトルがちょっと失敗じゃないかなと思いますね。島田洋一当たりの「アンチ中国の本」と誤解されかねませんので。あとで俺が紹介(?)する福島香織『潜入ルポ・中国の女』(文藝春秋)のような無難(?)なタイトルの方がよかったんじゃないか。
 阿古さんって人がどういう人か知りませんが、まあ、普通に考えてウヨでしょう。まともな人間は国基研に呼ばれてものこのこ行かないでしょうし、国基研も呼ばないでしょう。ちなみに島田の言う「エイズ村」というのはライプツィヒの夏『潜入ルポ 中国の女』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/2b0619bf0be04d4e838abd0aa3644ea4)が紹介する話でしょう。
 「阿古さんが取り上げ、福島も取り上げた」ということは、中国研究者には割と有名な話なのでしょうね。おそらく『貧者を喰らう国:中国格差社会からの警告』にもエイズ村について書いてあって、それで国基研が「中国の悪口が聞きたい」とばかりに阿古さんにアプローチしたと。
 でも、まあ、エイズ村の話なんか島田や櫻井よしこら国基研相手にしたところで「エイズ被害者を救済しよう」などというまともな方向に行かず、反共・反中国の右翼として「こういう酷い国は打倒するしかない!」「打倒中国!」と雄叫びをあげ、そういう右翼運動に可能ならば阿古さんを引きずり込もうとする*6だけなんですから、俺が阿古さんだったら呼ばれても「忙しくて行けない」とか適当な理由をつけて断ります。バカ相手に話をしてもこれほど空しいこともない。
 1)「連中と一緒に反中国の右翼活動に身を投じ、国基研メンバーになる覚悟すらある右翼」か
 2)「たとえ馬の耳に念仏でも、呼ばれたら講演する、講演は絶対に断らない大人物(ただし右翼ではないので国基研と深い関係になる気は全くない)」かどっちかの立場でもない限り、普通、国基研に講演に行かないでしょう。たとえば国基研が「吉見義明・中央大学教授(慰安婦研究で知られる)や笠原十九司都留文科大学教授(南京事件研究で知られる)」など明らかに国基研に批判的な人間を講演に呼ぶかと言ったら呼ばないでしょうし、仮に国基研が呼んでも吉見氏らはおそらく講演に行かないでしょう。
 で、阿古さんが2)だったらそれはそれですごい*7ですけど、まあ、1)のケースが多いんじゃないですかね。
 もちろん「ウヨだから阿古さんの研究業績が無価値、著書は読む必要もない」とまでは言いませんが個人的に「何だかなあ」「中国批判はもちろん何の問題もない*8が、よりによって国基研の講演なんか引き受けても国基研に『阿古さんも我々と同じ右翼に違いない』と仲間扱いされたり、国基研に批判的な人*9に『阿古さんって極右?』と疑いの目で見られたりする危険性が生まれるだけでメリットないだろうに」という気はします。ただ島田が阿古さんの講演について全く触れていないと言う事は島田が期待するほどの右翼講演ではなかったんでしょう。まあ、さすがに「アンチ中国の右翼」でも「打倒中国!」「中国から日本企業は撤退せよ!」「中国と尖閣で戦争してもいい」「中国と断交してもいい、いっそ台湾と国交を樹立せよ!」「南京事件は中国の捏造!」などと島田たち国基研レベルまで異常な方向に暴走できる人は普通はいません。

下の写真は、4月19日に行われる拓殖大学日本文化研究所主催シンポジウムの案内である。所長の遠藤氏が企画し、司会も務めるはずだった。遺志を継ぐ形で渡辺利夫拓大総長が乗り出し、司会進行されることになった。弔いの意味でも成功させたい。

 メンバーが島田、荒木、呉善花、石平って、どう見ても学術シンポジウムと言うよりは右翼集会ですね。拓殖って本当に極右の巣窟なんだな、と改めて実感します。


【追記】
島田が紹介した阿古さんの講演ですが『中国の公民社会と民主化 阿古・東京大准教授』(http://jinf.jp/news/archives/12438)読む限りそんなに変な事言ってるわけではないようですね。


■日本は汚辱にまみれた野垂れ死にを選ぶのか−韓国外相の誹謗演説
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239703/
 慰安婦問題で韓国に批判され島田が逆ギレルと言う「いつものパターン」です。
 しかもこれまた「いつものこと」ですが「河野談話アジア女性基金で反省してるのに反省が足りないなんて酷い、もっと日本を評価して欲しい」ならまだしも「河野談話なんか撤回してやる、慰安婦は違法でも不道徳でもない、韓国のデマは許さない、日本を舐めるな」と居直るというのだから話になりません。
 「デマで居直るから非難されるんだろうが」「そんなデマ誰も認めないから米国下院で慰安婦決議されたり、グレンデール市に慰安婦銅像が建ったり、国連がクマラスワミ報告、マクドガル報告出したりするんだろうが。フランスの漫画展でも主催者に排除されたのは韓国の慰安婦漫画ではなく、日本ウヨの河野談話否定デマ漫画だったろうに」と呆れざるをえません。

 韓国の民間シンクタンク、峨山政策研究院は5日、韓国人を対象に日米中露と北朝鮮の指導者の好感度を尋ねた世論調査結果を発表、安倍晋三首相は10点満点のうち1・11点で、北朝鮮金正恩第1書記(1・27点)を下回って最下位だった。
(中略)
 好感度1位はオバマ米大統領(6・19点)、2位は中国の習近平*10国家主席(4・78点)、3位はプーチン*11露大統領(3・47点)。

 まあ、安倍の自業自得でしょう。オバマ、習、プーチンといった面々は安倍のような「故意の挑発行為」を韓国相手にやりまくるような異常者ではありませんので。
 安倍や取り巻き連中はそうは思わず恨みに思うだけでしょうが。
 何せ島田はこのエントリで「1.11以下でもいっこうに構わない」「最下位でいっこうに構わない」「そんな事など無視して河野談話を撤回しろ」と放言していますから。


■中国の大気汚染と日本の責任に関する河野談話
http://island3.exblog.jp/22039635/
・ばかばかしい。こんなものは何らパロディの名に値しません。こんな事をしたところで「慰安婦問題についての河野談話」の価値が否定されるわけではないからです。
・なお、「大気汚染に中国進出日系企業が関与してる」のならその限りにおいては「日本企業」にも法的、道義的責任は発生します(もちろん「日本以外の外資中国企業」に責任はない、全て日系企業が悪いなんて事はないでしょうが)。
 その場合、日本政府、日本国民も「法的責任」はともかく「道義的責任」はゼロとは言えないでしょう。
 そういう意味でもこの島田の「パロディ」とやらはパロディの名に値しません。
・むしろ「自民党歴代政権(橋本*12、小渕*13、小泉*14、森*15、第一次安倍*16、福田*17、麻生*18)が踏襲し続けた河野談話」を「反日だ、何だ」と因縁つける島田の姿こそがブラックユーモアでしょう。島田の主張に反し「河野談話撤回」を安倍が主張するようになってから日韓関係は悪化し、米国も日本を批判するようになったのですから。外交関係の破壊こそが反日であり、当然、安倍や島田こそが反日です。
 河野談話が「100点満点答案」だったかはともかく、それなりの価値を持った内容であり、一方河野談話を足蹴にして「何ら評価に値しない答案」しか書けないのが安倍や島田の訳です。


遠藤浩一氏の追悼会
http://island3.exblog.jp/22173240/

 改めて、故人の遺志をしっかり受け継いでいきたいと思う。

と巣くう会副会長・島田は右翼活動家仲間の遠藤を自ブログで称え、

民社党時代からの友人*19特定失踪者問題調査会の荒木和博代表は「日本の処方箋を書いてくれと頼んだんだ。その答えを出さずに逝ってしまった」と語った。

そうです。改めて巣くう会とはどれほど極右集団なのかと呆れます。
そして

拓殖大学の福田勝幸理事長は「戦後政治に鋭く切り込む言論人としての姿がほうふつとしてよみがえります」と挨拶した。

そうです。これ、遠藤が拓殖大教員だからリップサービスで言ってる、拓殖大教員の葬儀ならいつも同じ事言ってるわけでなくておそらく福田理事長の本心なんでしょう。拓殖大はどれほど右翼大学なのかと呆れます。


■感想―2014/03/02
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239722/

明日、日朝赤十字会談が行われる。相手はもちろん「赤十字」ではなく工作機関の対日担当部署だ。過去の轍を踏まぬ*20よう背筋を伸ばして臨んでもらいたい。

 まあ、安倍政権だから「交渉はしてもいいが、注意しろ」という程度の悪口雑言なんでしょう。安倍以外なら「交渉するな」ともっと酷いでしょうね。
 ちなみに島田の言う『工作機関の対日担当部署』つうのは「日朝交渉だからそういう人間もいるだろう」などという生やさしい代物ではなく、「根拠も上げずに工作員云々とレッテル貼り」というとんでもない代物です。

維新も民主党も、河野談話見直しへの賛否で、党を割るのが一番よい。

民主党はともかく、維新について言えば「党を割る」も何も「共同代表の石原*21、橋下」「代表代行で国会議員団長の平沼*22」といった幹部連中は全員河野談話否定論者ですが?
・つうかこういう事を言う島田は自民党についても「谷垣は党を出ていけ」とか思ってるんでしょうね。
・まあ、実際にはそんな理由で松原仁*23などの「河野談話否定派」が民主党を出ていくとも思いませんけどね。松原も「河野談話否定論」は「批判によって落選するほど厳しい批判は日本に残念ながらない」が一方で「河野談話否定が票にならないこと(そんな理由で離党しても極右以外誰も評価しないこと)」「民主党を出て行ってやっていけるほどの力が自分にない事」も充分自覚してるでしょう。
 とはいえ、出て行っていただけるなら大変ありがたい。松原みたいなバカがのさばっていては民主党の安倍批判にとって大きなブレーキでしょう。

 維新の山田宏*24議員が言う「政府と国会で(見直しに向けて)役割分担していきましょう」という意識が石破茂*25幹事長はじめ自民党執行部に弱いことが問題だ。

・しかしこうなると維新というのはおよそ野党とは言えませんね。「支持率ががた落ち→安倍政権へすり寄り」という維新、みんなの態度は彼らがまともな政治勢力の名に値しないことを示しています。
 特に酷いのが維新ですね。山田のような石原グループが安倍にすり寄る一方、橋下一派は結いやみんなとの政界再編を目指してるわけでおよそ党としての一貫性がありません。
河野談話見直し(あるいはその前段階としての河野氏参考人招致)とやらが進まない事について、島田が石破を罵倒してることが興味深いですね。「安倍信者」島田としては安倍批判が出来ない以上、石破幹事長、野田*26総務会長、高市*27政務調査会長ら党執行部を非難するか、岸田外相、菅官房長官ら閣僚を非難するかしかないのでしょう。


■正しい行動をして、しかも「反日祭り」を楽しめる−河野談話修正*28の二重のメリット
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239720/
 もちろん正しくありませんが、それよりも韓国その他(韓国以外は批判しないと思ったらもちろん大間違いです)から予想される批判を「反日祭りが楽しめる」とおちゃらける、ふざける島田の神経は理解不能ですね。
 隣国と外交関係が悪化する事を「遺憾だが仕方ないことだ、河野談話は間違ってるんだ。説明して韓国その他に納得してもらうつもりだ」と言い訳*29するならまだしも「反日祭りが楽しめる」とおちゃらける、ふざけるとはどういう神経をしているのか。
 何がどう楽しいのか。まともな人間ならさすがに河野談話否定派でも「批判されるのは不快だが、でも仕方ないんだ」と言うでしょう。何が「楽しい反日祭り」か。
 大体、国連のクマラスワミ報告、マクドガル報告や米国下院決議などでわかるようにこの件では「河野談話支持」が国際社会の共通理解です。この共通理解がひっくり返ることはあり得ない。
 それにしても島田のお仲間ウヨ(西岡力、荒木和博、櫻井よしこなど)でも「楽しい反日祭り」とここまで酷い暴言を言うバカは少ない、あるいはいないんじゃないか。


■「朝鮮戦争中に米軍が20万人の少女を拉致・レイプ」−アーミテージ*30は反論しないのか
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239679
 「朝鮮戦争中に米軍に慰安婦があったと韓国政府に非難されたらアーミテージは反論しないのか」も何も韓国政府はそんな批判してませんから。仮定の話を持ち出されても「そんな事実ないやん」で終わってしまう話です。
 大体日本の場合
1)河野談話慰安婦の非を認めてる
2)韓国の主張は河野談話の枠内
なのだから「日本政府が河野談話を踏襲する限り」韓国の主張には何の問題もありません。もちろん島田は「河野談話撤回論という暴論」を唱えてるわけですが。
 いずれにせよ「島田が親日派と見なすアーミテージ」という元ブッシュjr政権高官に対しては島田が、オバマ政権高官(バイデン副大統領、ケリー国務長官)や中韓政府高官(朴大統領、習国家主席)のように悪口雑言でないことは大変興味深い。アーミテージが言ってることは「河野談話を堅持すべきだ」であって島田が悪口雑言する朴クネ大統領などと主張が何ら変わりないんですけどね。


■眼中に国家なし−なぜ安倍でなく伸晃を推したか(想起したい森喜朗インタビュー)
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239673/
 まあ普通の人間なら安倍より石原jr*31の方を推すんじゃないですかね。石原jrが立派だとは全く思いませんが安倍よりはマシでしょう。その点、森氏にもそれなりの常識があったようです。「眼中に国家なし」は「極右支持者しか眼中になく」、その結果靖国参拝その他の極右言動で国益を破壊し続ける安倍の方でしょう。

「私は何とも思っていないが、ああいう発言をしてしまい、森さんは今、少し後悔しているのではないか」。――浅田真央さんの優しい言葉に反し、“ノミの脳”森喜朗の辞書に「後悔」や「自省」の文字はない。

 森氏の浅田への発言など、島田の下劣な誹謗中傷に比べたら何倍もマシですが。「反省や自制の文字がない」のは低能ウヨ活動家の島田の方でしょう。島田ごときゲスが森氏に悪口雑言とは何様のつもりでしょうか。つうか森氏に限らずほとんどの人間は島田ごときゲスにああだこうだ言われる筋合いは全くない。そもそも島田は「森氏が嫌いだから浅田をダシに非難してる」にすぎないし、何らかの理由(浅田が政治的発言をするなど)で浅田を「反日スケーター」と認識すれば浅田に悪口雑言でしょう。
 島田とはその程度のゲスです。
 浅田の発言も見てみましょう。

韓国のキム・ヨナとはライバル関係にあったが、日韓問題について感じることは
 「私から何か言うことはできない。私とキム・ヨナ選手は小さいころからライバルとしてメディアに注目されてきた。リンクを離れれば、普通に話をしたり、友達のような関係だと思っている」

 浅田にとっては『勝手にキム・ヨナ批判を期待されても迷惑だ、あたしは韓国嫌いのウヨの自慰の道具じゃない』と言いたいところでしょう。


■幼児教育の基本をわきまえない安全保障論議集団的自衛権・「武器」輸出
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239672/

「自分がされてイヤなことは相手にもするな」。――幼児教育の基本だろう。

 やれやれですね。だったら「南京事件は中国の捏造」「慰安婦は韓国の捏造」だの「自分がされて嫌なこと」、つまりは「デマによる誹謗中傷」などやめろといいたくなりますが島田のようなバカは「デマじゃない、誹謗じゃない、正当な批判だ」と強弁するから呆れます。
 「幼児教育の基本をわきまえないバカ」は手前と手前みたいなバカを教員にして恥じないド田舎の低能三流大学「福井県立大学」だろ、と説教したくなります。

仮にアメリカ政府が、「合衆国憲法集団的自衛権の行使を認めていないとの解釈に立つに至った。『平和国家』日本を見倣ってのことです。日本が中国に攻撃されても今後は共同防衛に当たれません」と通告してきたらどうなるか。

 どうなるかも何もマジに回答すれば集団的自衛権云々に関係なく、米国は「尖閣を舞台にした日中戦争に巻き込まれること」なんか望んでないでしょう。特に「中国が開戦するケース」ならまだしも「日本が勝手な理由で中国相手に開戦したあげく、米国に一方的に参戦を要求すること」なんか望んでないでしょう。ネオコンブッシュ政権ならまだしもオバマ政権はそこまでアンチ中国じゃないでしょう。
 何で安倍の無法につきあわされないといけないのか。正直、日本に対しては「絶対に開戦するな」と強力な圧力をかけてるでしょうね。
 ぶっちゃけ「中国が日本相手に開戦する事態」なんて想定できないですよ。向こうもそういう馬鹿な事をするほど野蛮でも愚かでもないでしょう。一方安倍はその点何考えてるかマジでわからない。
 何せ米国の「靖国参拝するな」という要請を平気で無視した男です。「尖閣問題で日本から開戦しようと日中戦争が起これば米国は同盟国日本を支援してくれる」「中国には日米共同で対処すれば負けはしない」という勝手な思い込みで開戦しかねないし、島田のような「自称安倍応援団」の極右は「それで何が悪い」と公言しています。米国にとってこれほど恐ろしい話はない。だからこそ米国は「尖閣が日米同盟の対象内か」、曖昧な態度を取ってるわけです。「尖閣は日米同盟の対象外」と言って日米関係を悪くしたくはないが、うかつに「尖閣は対象内」と言うと調子に乗って米軍に断りもなしに自衛隊で中国海軍を攻撃しかねない極右が安倍だと米国は認識しているでしょう。全く恐ろしい馬鹿者を首相にしてしまったものです。

 「武器輸出」についても同様だ。
 「国際紛争の当事国かその恐れのある国」には防衛装備品(軍民共用テクノロジーも含む)を移転しないという、日本の現行「武器輸出三原則等」の一項など、理念的に明らかに誤っている。
 仮にアメリカはじめ他国が日本と同じ「原則」を採用したとしよう。
 尖閣で日中の艦船が衝突という事態になった途端、それまで協力関係を結んでいた国が、日本は「国際紛争の当事国かその恐れのある国」になったため防衛協力は打ち切る、過去に引き渡した艦船・航空機の交換部品も供与できないと通告してきたらどうなるか。

 どうなるかも何も「武器輸出三原則」がなくても「日中間で武力衝突が起こった」ら大抵の国はその時点で日中どちらの国に対しても武器輸出なんかしないでしょう(まあ、武力衝突など起こらないでしょうし起こしてはいけませんが、起こっていいと思ってるらしい島田には改めて呆れます)。片方に荷担して恨まれても何のメリットもないからです。日本も中国も世界に冠たる経済大国であり、大抵の国にとって「一方に荷担し、一方を切り捨てる」という選択肢はないでしょう。
 島田の非常識さには本当に呆れます。


集団的自衛権「行使できない」こそが条約*32違反の誤った解釈改憲
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239654/
 法律のプロ集団・内閣法制局が歴代自民党政権*33と綿密な相談の上、積み重ねてきた解釈を「法律のド素人・島田」が「安倍とその取り巻きが思いつきで言ってる程度の代物」を「正当な解釈」と強弁するのだから恐れ入ります。ま、本気で「集団的自衛権行使を目指す俺の考えが正しい、国民も支持してる」と安倍らが思うのなら
1)従来の政府解釈にたった上で、集団的自衛権行使を明文で正当化する明文改憲に打って出るか、
2)あるいは「集団的自衛権容認の解釈改憲の是非を争点に衆院解散」すべき(なぜなら解釈改憲の是非など安倍は政権交代時の選挙で争点にしていないから)でしょうが
ヘタレの安倍にはそれだけの覚悟がない*34ので一番安易な手法である「解釈改憲して既成事実化して、日本人の批判意識が薄れるのを待つ」「しかも解釈改憲容認の答申を出すための審議会は全員解釈改憲派で固める(一人も解釈改憲批判派がいない当たりは出来レースとしか言いようがありません、ここまで酷い審議会もなかなかないでしょう)」という卑怯な態度を取ろうとし、それを島田も応援するわけです。

 河野洋平が、集団的自衛権に関する安倍首相の「解釈改憲」姿勢を批判したという。
 事実に反した自虐的な歴史解釈で国を壊してきた、いわば「解釈壊国」*35してきた河野が何を言うのか。

 ハト派河野氏が安倍批判するのは何ら意外ではないし、安倍の河野談話への無礼な態度(河野氏参考人招致検討など)を考えれば、むしろ「安倍批判が抑制的」と思いますがそれはさておき。
「事実に反しないから」、宮沢政権後の歴代政権*36は「第一次安倍政権を含めて」河野談話を踏襲し続けてきたし、
「事実に反しないから」、「クマラスワミ報告、マクドガル報告、米国下院決議」など河野談話にそった見解が各方面からたびたび出されたし
「事実に反しないから」、グレンデール市に慰安婦銅像が造られ、エド・ロイス米国下院外交委員長が慰安婦への同情の念の表明として像を訪問した
んですが。島田らウヨにはいい加減歴史を直視して欲しい。


河野談話修正で日韓関係は「破綻」しない
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239651/
 島田の言う「修正」とはもちろん「撤回」、つまり「慰安婦は違法でも不道徳でもない」という暴論です。そんな事を言ったら確実に日韓関係は破綻するでしょう。いや日韓関係だけでなく日中、日米、日露など他への悪影響も避けられないでしょう。まあ安倍の靖国参拝によって、現時点でも「相当程度破綻している」のですが。
 「日本は経済大国なんだから、韓国に限らず、誰も日本を敵に回すことなんか出来ない!」「安倍首相が靖国参拝して何の問題があったんだ!(もちろん大ありなのに島田らウヨが認めないだけです、国交断絶という最悪レベル*37でないと島田は「問題があった」と認めないようです)」と諸外国を島田はなめてかかってるようですが。
 ここまで非常識な右翼活動家が自称とは言え「国際政治学者」ですから呆れます。


慰安婦問題の国会質疑を見て−空疎な役人答弁を断ち切るには
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239635/
 いつもの島田の「河野談話撤回論」ですが「韓国その他との外交関係」を考えればできるわけもないでしょう(慰安婦は韓国以外にも東南アジアや中国にいました。たしかインドネシアではオランダ人慰安婦も少数ながらいたはずです)。
 と言いたいところですが菅官房長官が「見直し論」などという馬鹿な事を言い出し、韓国が反発してるので「本当に撤回する」という最悪の事態が否定できないところが恐ろしい。
 最悪でも「見直しを口にして党内右派をなだめただけでうやむやにごまかす」で終わって欲しいところです。まあ、本来そういう「右派ごまかし路線」だってやるべきじゃないんですけどね。はっきりと「河野談話を踏襲する、その精神で日韓外交をやっていく」で終わらせれば済む話ですが「渋々踏襲」が見え透いてるから韓国は安倍を批判するし、その批判にまともに対応できないのが安倍です。

特に外交エリートやリベラル・インテリには、とかく敗北主義に逃げ込むきらいがある。

 「勝ち目がない」のに「勝てる」というのは悲惨な敗北しか産まないと言う常識が島田にはないようです。何でこの件で「慰安婦は違法でも不道徳でもないと言って勝てる」と思えるのかわけがわかりません。戦前、対米戦争をやらかしても「日独伊三国同盟で最悪引き分けに持ち込める」と考えた当時の東条内閣なみの馬鹿さです。

2月20日衆院予算委員会における山田宏*38議員(維新)の慰安婦問題に関する質問に対し、岸田*39外相は空疎な役人答弁を繰り返し、理念および問題意識の欠如を改めて印象づけた。
別に驚きはない。
岸田氏は、まさに河野洋平*40加藤紘一*41系統の左傾派閥を受け継いだ人物

河野氏*42、加藤氏、岸田氏の所属派閥「宏池会」は「池田勇人*43首相、大平正芳*44首相、鈴木善幸*45首相、宮沢喜一*46首相」を生み出したいわゆる保守本流であって左派なんてとても言えません。
 また
1)「安倍の暴挙(靖国参拝)に荷担しない」までも岸田氏がそれを阻止できていない、批判出来ていない時点で「左派」などとはとても呼べないし
2)岸田氏が左派なら彼を外相という重要閣僚に選んだ安倍も左派にならざるをえない
でしょうが、そんな常識も島田にはないようです。
 ちなみに何故か島田は触れませんが、「安倍よりはハト派」の谷垣禎一*47法相や最近、安倍批判を行っている古賀誠*48・元幹事長も宏池会所属です。
 意外に思う人がいるかも知れませんが安倍並みに極右の麻生太郎財務相宏池会所属です。
自民党で「左派」と呼べる派閥が過去にあったとすれば三木武夫*49元首相の三木派でしょう。ただ大島理森*50・元自民党副総裁*51が会長を務める今の「旧三木派(大島派)」はとても左派とは呼べないでしょうが。何せ「2006年の総裁選では安倍支持」ですからね(ウィキペ『番町政策研究所』参照)。今の自民党に個人ならともかく「左派と呼べる政治グループ」は存在しないでしょう。

河野談話官房長官談話であり、国会答弁も今後の新談話発表も首相でなく官房長官が行うのが筋、というのもよく分かる。

 全然わかりませんね。
 単に島田が
1)優柔不断な安倍には安倍談話なんか出せないと思ってるか
2)安倍談話を下手に出させて安倍に傷がつくことを恐れてる、菅官房長官談話なら何か問題が起こっても最悪、菅を官房長官から更迭して、菅に詰め腹を切らせればいいと思ってる
だけでしょう。

慰安婦問題には維新の会が積極的に取り組んでいるが、自民党河野氏の国会招致に反対した。元党総裁の立場に配慮して、事実解明に後ろ向きなのであれば、公党として信頼は得られまい。

と言うより外交関係に配慮してるんですが。「第一次安倍内閣時の米国下院慰安婦決議」や「エド・ロイス米国下院外交委員長の慰安婦銅像訪問(第二次安倍内閣)」でわかるように米国だってこの件では韓国を支持しています。こんなことで河野氏喚問なんかやったらそれこそ「自民党の公党としての信頼」も「日本の国家イメージ」も深刻に破壊されます。
 しかし維新の会も、堺市長選敗北で「大阪都構想」が挫折してからは「極右路線」をひた走ってますね。都知事選では石原*52共同代表、平沼*53国会議員団長が田母神を支持しましたし。
 元々、極右政治集団ですがここまで露骨に極右色を出すようになったのは割と最近のことでしょう。
 橋下「維新の会」共同代表・大阪市長慰安婦暴言吐いて支持率が落ち、「みんなの党」との選挙協力も白紙に戻された時点では「慰安婦に同情してる」ポーズで逃げようとしていたのに最近は「公然と河野談話撤回論」です。
 大阪都構想挫折で「極右に媚びる」しか生き残りの道がないと思ってるのでしょうが、そういうことをすればするほど維新から支持者が離れていくでしょうね。


キム・ヨナに学びトーニャ・ハーディングから脱すべき韓国の政治家・メディア
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239665/
 島田はてっきり「韓国の関係するものは全て嫌い」かと思ってたので意外なタイトルです。
 島田曰く「銀メダルに対しても不当判定だなどと腐ることなく、またライバル浅田真央*54に立派なねぎらいの言葉をかけられるキム・ヨナ*55を朴クネ大統領は見習い、安倍首相と首脳会談しろ」「安倍首相を不当に敵視する朴の態度はまるでケリガン*56襲撃を実行したハーディングのようだ」。
 呆れて物も言えないですね。
 あえて言えば「ハーディング=安倍、ケリガン=朴氏」でしょう。決して「ハーディング=朴氏、ケリガン=安倍」でも「キム・ヨナ=朴氏、浅田真央=安倍(あるいはキム・ヨナ=安倍、浅田真央=朴氏)」ではない。
 安倍に「靖国参拝」「河野談話撤回論」だのと無茶苦茶な挑発行為されて怒って何が悪いのか。
 しかも「朴はキム・ヨナを見習え」って「朴氏もキム・ヨナも頭痛がしてくる」レベルの珍論でしょう。


■国連報告書で問われるもの−作戦部局も備えた情報機関と軍のあり方
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239647/

 拉致を含む東北アジアの人権問題で、最大のガンと言うべき中国共産党政権をどう揺さぶるか、日本政府は戦略を構築し、戦術を練らねばならない。

 島田の言う「揺さぶり」とは要するに「中国敵視と中国共産党政権転覆論」のわけですがよほどの極右でない限りそんなモンは支持しません。

 下の「正論」で、西岡氏は北朝鮮の独裁機構に対する軍事行動も示唆しているが、かつての日本ならすでに実行に移しているだろう。

・「かつて」ってのは「戦前」でしょう。「かつて」は中央の了解もなく「勝手に張作霖暗殺」したり、「勝手に満州事変おこしたり」と現地軍の無茶苦茶さが半端じゃなかったわけです。張作霖暗殺では田中義一*57首相が「責任者の処分」を昭和天皇に約束しながら実現できなかったことで天皇の信頼を失い、内閣総辞職に追い込まれています。
 が、そうしたことは島田にとってはどうでもいいようです。戦前に島田が生まれていたら「結果オーライ」で関東軍を全面支持、蒋介石政権打倒を怒号していたのでしょう。
・で、だから何がどうだと言うんでしょうか。憲法九条がなければ「戦前日本が軍事行動がやれたように」即座に北朝鮮へ軍事攻撃ができるとでも島田や西岡は妄想してるようですが、そんなわけがない。 憲法九条がなかろうが「米韓中露」といった近隣諸国の同意なしに勝手に自衛隊北朝鮮攻撃なんか出来るわけがない。
 「憲法九条のない米国や韓国」が北朝鮮攻撃なんかしないのはそういうことです。
 つうか「九条を改正して北朝鮮を軍事攻撃したい」と公言できる島田と西岡には絶句ですね。
 そんな改憲論は改憲論者ですらまともな人間は公言できないでしょう。国内外の批判を確実に浴びますからね。
 大体「拉致被害者強制収容所への投獄者を救出するためにも自衛隊での北朝鮮軍事攻撃(内乱など北朝鮮有事発生後の自衛隊出動ではない点に注意)が必要」と強弁する島田ですが
1)救出する前に北朝鮮軍が粛清、
2)そううまく救出できるわけがなく戦乱の中で死亡(北朝鮮ではなく自衛隊の攻撃による死亡の危険性もある)
となるのが落ちでしょう。つうか島田らがやりたいことは単に「北朝鮮政権転覆」であって「拉致被害者等の救出」ではないでしょうし、軍事攻撃などやれば「ヘギョンさんや寺越武志さん」が間違いなく死亡するでしょう。
 「ヘギョンさんが死んでも構わない、北朝鮮政権を転覆したい」と公言する西岡や島田とつきあえる横田夫妻は俺には理解不能です。孫がかわいくないんでしょうか。

1990年代の旧ユーゴスラビア紛争で吹き荒れた「民族浄化」に対し、北大西洋条約機構NATO)は「人道的介入」という当時の国際法上の新概念に基づき、軍事行動に出た。

島田の紹介する西岡の文章です。産経新聞に掲載されました。
要するに「民族浄化を理由にNATO軍がユーゴ空爆した」ように「拉致を理由に米韓軍(場合によっては自衛隊も参加)で北朝鮮空爆しろ」とでも言いたいのでしょう。もはや正気の沙汰ではないですね。
 連中の本心はそういうものだろうとは思っていましたが、「安倍政権誕生」によって「俺達の野望は全て叶う」とでも勘違いしてるのか、もはや野蛮な本心「北朝鮮政権転覆論」を隠す気すらないようです。中露はそんな事を絶対に認めないでしょうし、米韓も中露と対立してまでそんなことしないでしょうに。
 なお、ユーゴ空爆についても「人道的介入」概念についても批判はあり、こうした考えや行動は何も「定説になった」訳では全くありません。


■衛藤発言に色をなす不見識ーオバマと「米国」を分ける工夫は必要
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239632/
 まるでオバマ民主党政権でなければ安倍靖国参拝批判しなかったかのような島田の口ぶりですがそんなことはない。共和党政権だって安倍を批判したでしょう。ティーパーティーのルビオなんぞが政権入りするとも思えません。
 大体「現在、オバマ政権」で「ポストオバマ共和党政権が誕生する保障もない」のにオバマ政権を敵視してもどうしようもないでしょうに島田は全く何を考えてるんでしょうか。


■政治判断としても適切な衛藤晟一補佐官発言−「われわれの方が失望」
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239645/
 「靖国参拝に失望した」というアメリカに対して「靖国問題について中韓の言い分ばかり聞いて、我々の方が失望した(衛藤)」って米国に喧嘩売ってる以外何物でもないですね。
 さすがに菅*58官房長官は「衛藤氏の個人的意見」と言い訳し、米国その他の批判の高まりに恐れをなしたか、衛藤も発言を撤回するそうですがいったん言ったことを撤回したって向こうは「俺達が批判したからびびって泣きが入っただけじゃねえか。本心は今もそうなんだろ」「しかし批判されたら撤回するってヘタレにも程があるし、ああいう悪口雑言はいたら、批判されるに違いないという頭が働かないほどのバカが首相補佐官かよ、日本どうしようもないな」としか思わないわけです。いったん言った言葉というのは取り消せない。そういうのを「覆水盆に返らず」「綸言汗のごとし」などと言います。
 本気で安倍や菅長官が衛藤を問題だと思うなら、衛藤を首相補佐官から更迭すべきですがたぶんしないでしょう。結果、米中韓との関係が悪化し続けるという悲惨な事態になるわけですがそれでも撤回するだけ衛藤はマシ。衛藤を公然と擁護しないだけ安倍や菅はマシ。島田にいたっては「撤回の必要なし、批判する米国がおかしい」ですからね。

閣僚では角が立つかも知れない。首相補佐官というのはそれにふさわしい立場であろう。

 ばかばかしいですね。閣僚で角が立つ発言は首相補佐官がしたって角が立つに決まってるでしょう。 結局、菅官房長官は「衛藤発言は安倍政権の認識とは違う」と衛藤を斬って捨て、衛藤も発言撤回に追い込まれたわけです。

(注:島田が衛藤発言を評価するのは)共和党内のやや意識の弱い勢力への牽制ともなるからだ。

 ばかばかしい。島田の言う「やや意識の弱い勢力(要するに安倍靖国参拝を容認しない人々、衛藤暴言を批判する人々)」が共和党本流であり、よほどのことがない限り安倍に甘いティーパーティーのルビオとやらが共和党本流になんかなりません。共和党が政権奪回するかどうか自体疑問ですが仮に奪回しても「政権中枢」は島田の言う「やや意識の弱い勢力」でしょうから米国政府による安倍批判という大枠は何ら変わりません。若干批判が甘くなるとしても、批判ゼロなんてあり得ない。これほど米国理解がデタラメな男が自称国際政治学者ですから呆れます。


北朝鮮・中国の共同犯罪−国連の人権報告書
http://www.iza.ne.jp/izablog/island2/3239660/

北朝鮮の背後に共犯者*59として中国がいる。北朝鮮と共に中国の政体変更も実現しなければ、凄惨な人権侵害は終わらない。

いつもながら全く非常識な男です。是非以前にそんな事が出来ると本気で思ってるんでしょうか。

日本政府はこうした枠組作りにイニシャティブを取るとともに、「人権状況の改善」に名を借りた安易な援助や貿易が行われないよう種々の「圧力」も行使していく必要がある。

 やれやれですね。ミャンマー相手には「アウンサンスーチーが解放されたから援助しようぜ、貿易しようぜ」といってる奴がこれですよ。ミャンマーは「人権状況が改善されたとは言え」、まだまだ民主化途上なんですが。まあ、金賭けてもいいですが「ミャンマーを島田が北朝鮮のように反日国家認定したら」、スーチーが解放されても「政治犯全員が解放された訳じゃない、議会の1/4は軍が持ってるし、少数民族との紛争も続いている。フリージャーナリスト長井健司さん暗殺犯人(ミャンマー軍軍人)も裁かれていない。日本がミャンマーと貿易するだの、支援するだのもってのほかだ」と言い出すでしょうね。

日本政府には、拉致問題で中国に「協力をお願いする」といった態度ではなく、中国人拉致事案を国際的に取り上げることも含め、より戦略的な対応を求めたい。

 ばかばかしいですね。中国がやる気ないのに日本が勝手に「中国人拉致がどうとか」言ったって「何、日本は余計な寝言言ってるの?。俺そんなことしてくれって一言も頼んでないだろ(中国)」で終わってしまうでしょう。本当に中国人拉致なんて物があるか疑問ですが仮にあったとして中国の協力なしに日本に何が出来るんでしょうか。「日本は余計なことするな!」とマジギレした中国が「日本人拉致問題に非協力的になる」という恐ろしい事態すら危惧されます。


■島田のツィート(2014.3/18分)

「ステーキ・ナイフと交渉させるにカップ・ケーキを送るようなもの」。面白い表現だ。
http://www.boltonpac.com/2014/03/ukraine-crisis-cupcake-vs-steak-knife/

ウクライナ情勢についてのジョン・ボルトン*60のブログ記事」についての島田のコメントです。まあ、俺が英語が読めないので何ともコメントできませんが、こんなツィートをする前に「横田夫妻の孫との面会」について「巣くう会副会長」として何か言ったらどうなんですかね。
「ああ、こいつ拉致問題に全く興味ないだろ」と思わずにはいられません。


■島田のツィート(2014.3/9分)
>>
「見聞広く事実に行きわたり候を学問と申す事に候故、学問は歴史に極まり候事に候」。小林秀雄が繰り返し引いた荻生徂徠のこの言葉が最近とみに思い起こされる。

*1:橋本内閣科学技術庁長官、森内閣金融再生委員長、小泉内閣国家公安委員長財務相福田内閣国交相などを経て現在、第二次安倍内閣法相

*2:橋本内閣文相、森内閣文科相、小泉、第一次安倍内閣外相、福田内閣官房長官を歴任

*3:必ずしも政府転覆をねらってるわけではないようなので「反政府勢力」ではなく「武装勢力」「軍閥」とでも表現すべきなのでしょう。

*4:革命評議会議長、全国人民会議書記長などを歴任

*5:北朝鮮国旗を掲げた船」ではない

*6:下手に国基研の講演なんか引き受けるとこうした「右翼運動への勧誘」がすさまじいことになりかねません。マジで精神的に疲れると思います。

*7:ただ俺だったら「2)の立場」にはとてもなれませんけどね。いくら何でも講演が極右相手ではどうしても空しさを感じてしまう。

*8:もちろん内容が酷ければ話は別ですが、そんなことは中国批判に限らず何だってそうですし、阿古さんの本を読んだこともないのでそれについてどうこういうことはしません。

*9:まあ、普通ほとんどの人は批判的でしょうが

*10:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て現在、国家主席、党総書記、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*11:エリツィン政権大統領府第1副長官、連邦保安庁長官、第1副首相、首相を経て大統領

*12:大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、自民党幹事長(宇野総裁時代)、海部内閣蔵相、村山内閣通産相などを経て首相

*13:竹下内閣官房長官、橋本内閣外相などを経て首相

*14:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相などを経て首相

*15:中曽根内閣文相、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)を経て首相

*16:小泉内閣官房副長官官房長官自民党幹事長(小泉総裁時代)を経て首相

*17:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*18:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一安倍内閣外相などを経て現在、第二次安倍内閣財務相

*19:荒木も遠藤も民社党職員出身。荒木や遠藤を職員にするような極右政党が民社党である。「社民主義政党を名乗る民社党が何故か自民党より極右」というのは実に不思議な話ではある。「社民主義政党が反共」というのは世界的にも珍しくないだろうが、民社党反共主義は極右であり世界的に見て異常だろう。

*20:「過去の轍」も何も小泉訪朝後は安倍による制裁のため、事実上日朝交渉などやっていませんが?

*21:福田内閣環境庁長官、竹下内閣運輸相、都知事を歴任

*22:村山内閣運輸相、森内閣通産相小泉内閣経産相たちあがれ日本代表を歴任

*23:野田内閣で国家公安委員長、現在、民主党国会対策委員長

*24:東京都議、東京都杉並区長、日本創新党党首、大阪府・市特別顧問などを歴任

*25:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政務調査会長(谷垣総裁時代)などを歴任

*26:小渕内閣郵政相、福田、麻生内閣食品問題等担当相を歴任

*27:第一次安倍内閣で沖縄・北方等担当相

*28:実際は撤回なのに修正と強弁する当たりが酷いですね。言葉の正しい意味での「修正」なら誰も安倍を批判しません。

*29:もちろん間違ったいいわけですが

*30:レーガン政権国防次官補、ブッシュjr政権国務副長官を歴任

*31:小泉内閣国交相自民党政務調査会長(安倍総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)などを経て現在、第二安倍内閣環境相

*32:「安保条約が集団的自衛権行使を日本政府に義務づけている」「安保条約は憲法より上位に位置する(あるいは行使義務づけは憲法に反しない)」という立場に立たない限り「条約違反」という結論にはなりませんし、歴代内閣はそういう立場では勿論ありません

*33:もちろん安倍の祖父である岸や第一次内閣時の安倍を含む

*34:「電撃訪朝」や「郵政選挙」に打って出た小泉氏は安倍と違ってある意味、勝負師と言えるでしょう

*35:そもそも河野談話河野氏私見ではなく宮沢内閣の見解ですし、歴代内閣が踏襲してきた時点でもはや「日本政府の見解」です。

*36:自民党政権だと、橋本、小渕、森、小泉、安倍、福田、麻生

*37:何があろうとも、さすがにそこまでは中国や韓国もやれないでしょうが

*38:都議(新自由クラブ所属)、衆院議員(日本新党新進党)、杉並区長(民主党推薦)、日本創新党党首、大阪府・市特別顧問を経て現在、衆院議員(日本維新の会所属)

*39:小泉内閣文科副大臣、第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相を経て現在、第二次安倍内閣外相。岸田派会長

*40:中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任

*41:中曽根内閣防衛庁長官、宮沢内閣官房長官自民党政務調査会長(河野総裁時代)、幹事長(橋本総裁時代)を歴任

*42:もともとは父親・河野一郎(中曽根の親分。鳩山内閣農林相、岸内閣経済企画庁長官、池田内閣建設相などを歴任)の縁で中曽根派に所属したが新自由クラブからの復党後は宏池会に所属

*43:吉田、石橋内閣蔵相、岸内閣通産相などを経て首相

*44:池田内閣官房長官、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)を経て首相

*45:池田内閣官房長官、佐藤内閣厚生相、福田内閣農林相、自民党総務会長(大平総裁時代)などを経て首相

*46:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相を経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相

*47:橋本内閣科学技術庁長官、森内閣金融再生委員長、小泉内閣国家公安委員長財務相福田内閣国交相などを経て現在、第二次安倍内閣法相

*48:橋本内閣運輸相、自民党幹事長(森総裁時代)などを歴任

*49:岸内閣経済企画庁長官、池田内閣科学技術庁長官、佐藤内閣通産相、外相、田中内閣環境庁長官などを経て首相

*50:小泉内閣農水相自民党国会対策委員長(第一次安倍、福田、麻生総裁時代)、幹事長(谷垣総裁時代)、副総裁(第二次安倍総裁時代)を歴任

*51:安倍総裁時代

*52:福田内閣環境庁長官、竹下内閣運輸相、都知事を歴任

*53:村山内閣運輸相、森内閣通産相小泉内閣経産相たちあがれ日本代表を歴任

*54:バンクーバー五輪銀メダル

*55:バンクーバー五輪金メダル、ソチ五輪銀メダル

*56:リレハンメル五輪銀メダル、アルベールビル五輪銅メダル

*57:原、山本内閣陸相を経て首相

*58:第一次安倍内閣総務相

*59:島田らの北朝鮮制裁論に協力せず、むしろ経済支援してることへの島田の評価が「共犯者」

*60:ブッシュjr政権で国連大使ボルトンは「国連不要論」を放言するような極右のため米国議会の承認がおりず、結局短期で退任した