またまた、Mukke氏から批判された(追記あり)

【最初にお断り】
 某女史について批判*1したところはてなを通して「某女史の馬鹿さに突っ込む1〜6」なる文章に某女史が恐怖感を感じたという抗議を受けた、正当な抗議と考えたので強制プライベートにする、それが嫌なら削除しなさいというご連絡がありました。実は小生、このご連絡に気付かず*2、強制プライベートに気付き慌ててはてなに問い合わせ「以前連絡したじゃないですか」というおしかりを受けた次第です。
 まあ、争うと言う道もありますが「勝てる保障はない」ですし、こんなことでもめるのもばからしいかと思い基本「某女史」について触れた部分は削除します。ただ一部については伏せ字対応(某学者など)もします。伏せ字も駄目だと言われたら削除するかも知れないですけどね。正直、はてなから撤退しようかとすら思いつつある。


■また、Mukke氏から批判された(追記あり)(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20131028/2345687901
の続き。
またid:Mukke氏から
『「逆右翼」と反中主義者たちをめぐって――梶ピエール氏への応答』
http://d.hatena.ne.jp/Mukke/20131110/1384077497
で「批判」されたようですので(正直、タイトルに偽りありで梶氏(梶谷懐氏*3)への応答より俺への批判の方が多いように思います)。
 興味のある方は新たなid:Mukke氏エントリを読めばいいと思いますが、俺の理解では彼が言ってることは
1)「ダライが日本ウヨとつきあって何が悪い」
2)「俺がダライの行為を批判しないで何が悪い」
3)「大体、中国に甘いボーガスにダライや俺を批判する資格はない」
ただこれだけです。俺の理解では「3」が非常に強調されてるように思いますね。
 俺は「中国に自分が甘い」とは全く思いませんが仮にそうだとしましょう。で極論すれば「それが何なんでしょうか」?
 Mukke氏は「ボーガスのご都合主義ぶりを非難すればダライや俺(Mukke)の振る舞いは正当化出来る」とでも思ってるんでしょうか?
 冗談じゃありません。「日本の朝鮮植民地化を正当化する連中」とつきあいながら「中国のチベット支配を批判する」など醜いご都合主義でしかありません。
 そうした醜いご都合主義の酷さは「ボーガスがご都合主義かどうか」によって左右されるものではありません。
 ま、これで終わりにしてもいいのですが具体的文章にも突っ込んでみましょう。

松尾匡*4は、このような「ウチとソト」による世界の切り分け方を受け入れた上で、右翼への対抗上から「ソト」*5に味方する姿勢を取る人々のことを、「逆右翼」と呼んでいる*6

まあ、「お前はソト(中国)に甘い逆右翼だ、右翼の悪口が言いたいだけの党派主義者だ、だからウヨとのつきあいでチベットを非難してるんだ」と呼びたければ勝手に呼んで下さい。俺の批判動機を勝手に憶測してあげつらうより、「右翼の歴史修正主義が許されるもの」なのか、「そんな右翼とつきあうチベット(ダライやペマ)の行為が許されるもの」なのか、「許されないとしたらどう是正していくべき」か考えたらどうでしょうか?
・なお、Mukke氏が紹介する松尾氏も変な人だなあと思いますね(経済学者としての能力はともかく←こう断らないとMukke氏がまた学者に失礼だと言い出すだろうから)。
左派が日中友好を唱えるのが「右翼への逆張り」って、そんなわけないでしょう。是非はともかく「隣国と敵対関係になるのは望ましくない」などの政治的判断から「味方になっている(正確には味方と言うよりは日中友好ですけど)」のであって「味方だから右翼を批判」する。「右翼を批判したいから味方になってる」わけではない。話が全く逆です。それに「日中友好」を唱えていても「全て中国に味方する」って人も少ないでしょう(ただし、松尾氏の批判対象はもっぱら北朝鮮で、松尾氏は「巣くう会やid:noharra的な北朝鮮打倒論」のようですが、事情は全く同じです。「日朝友好(日朝国交正常化)が望ましい」という判断が先にあるのであって「右翼を叩きたいから日朝友好」なのではない。)
・むしろMukke氏のチベットに対する態度こそが「逆左翼」だの「逆右翼」だのと呼ぶかはともかく「ソト(中国)とウチ(チベット)」との対抗上、「ソトを有利にしないためウチの過ちを何でも容認する」という醜い党利党略主義、党派主義(個人的にはそれはかえってソトを有利にし、ウチを不利にしていると思いますが)にしか見えず到底普遍性があるようには思えませんがMukkeさん当人がそう理解していないらしいことも、Mukkeさんに共感してるらしい方々(梶氏もそうなのか?)もそうは理解してないらしいことも俺にはまるきり理解不能です。チベットの過ちを黙認することの何が普遍性なんでしょうか?

氏は,ご自分ではチベットにおける焼身自殺者を愚弄し,中国の異民族支配に苦しむチベット人の苦しみは「赤の他人」と言って切り捨てておきながら,日本の歴史修正主義者によるセカンド・レイプの被害に対しては,「歴史修正主義の被害者の苦しみを切り捨てるな!」と叫びます。この2つの論法は,絶対に両立しないというのに。

 「チベットにおける焼身自殺者を愚弄」
 愚弄した覚えはないですけどね(まあ、愚弄と理解されてもおかしくない不適切な言葉はあったかも知れません。小生の不徳ですね)。
愚弄したのは「自殺はやめるべきだ」とはっきり言わず、それどころか煽ってるとしか思えないチベットサイドの態度です。
 これについては
id:noharraの紹介するオーセルとか言うバカ女の文章が酷すぎる話について(その1)(追記・訂正あり)』
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20120307
でもお読み下さい。
『中国の異民族支配に苦しむチベット人の苦しみは「赤の他人」と言って切り捨てて』
いやだって赤の他人ですから。
ただしMukke氏が引用した小生の文にもあるように

チベットがどうなろうがぶっちゃけ「赤の他人」なので知った事じゃない。まあ、人の情として「チベットに限らず」何かがあまりにも酷い状況になるのは気持ちが良くないですけどね。何とか平和的にうまーく問題が解決すればいいとは思いますけど、中国批判のエントリ書こうとかそんな興味はほとんどない。興味がある人が書けばいいんじゃないですか?

つうことでチベットが現状のままでいいとまでは小生もさすがに言っていません(太字強調は小生による)。
「日本の歴史修正主義者によるセカンド・レイプの被害に対しては,「歴史修正主義の被害者の苦しみを切り捨てるな!」と叫びます」
でボーガスはダブスタだとかほざくMukke氏ですが俺がダブスタかどうかより「慰安婦の違法性を否定するセカンド・レイパー『日本右翼』とつきあいながら中国のチベット支配を非難するチベット(ダライやペマ)」は「恥ずべきダブスタ野郎ではないか」どうか考えたらいかがでしょうか。
なお、チベットは日本に関係ないと言えるかも知れませんが慰安婦は関係ないとは言いがたいですね。
 慰安婦は「日本の戦争犯罪の被害者」ですから。しかも「慰安婦否定論者」はそれにとどまるわけではなく最終的には「沖縄の集団自決は軍の強要じゃない」「特攻は軍の強要じゃない」という「日本人の戦争被害者の侮辱」も目的なんですけどね。

氏は都合良く「この人権問題*7は普遍的な問題であり,それにコミットしないのはおかしい!」と「この人権問題*8は局地的な問題なのだからコミットしなくとも問題はない!」という2つの論理を使い分けておられる

 俺は「慰安婦問題は普遍的な問題だからチベット(日本のチベットサポーターを含む)はコミットしろ」なんて一言も言っていませんが。本気でそう理解してるのなら「俺の文章能力のなさ」を考えても「Mukke氏に文章読解力がなさすぎ」でしょう。まあ「故意の曲解」の可能性も勿論ありますが。
 「慰安婦問題を否定するような輩・日本右翼とつきあってる」時点で「否定論者への荷担」と言う形で既にチベット慰安婦問題にコミットしてるじゃないですか?
 いやそれどころかペマ・ギャルボに至っては「河野談話を否定する右翼の意見広告の賛同者」であることを公言しています。それで「ウヨとつるんでる今のままでチベットはいいのか」と言うと何か問題なんですか?
 はなからチベットが「慰安婦問題にいかなる形でもコミットしていない」のなら俺個人は「右翼を批判する形で慰安婦問題にコミットしろ」なんて言いません。もちろんそういう「慰安婦に好意的態度」を取り日本ウヨを批判することは大変嬉しいことですが彼らチベットは「慰安婦問題」の当事者じゃないんだから何もやらなくても何ら責められることではない。ただしウヨと野合することは責められて当然でしょう。
 最低限「右翼とは今後、縁を切り、かつてのペマの『河野談話否定賛同』発言を撤回する」くらいのことができませんか?。俺個人に限ればそれをすれば今後「慰安婦問題でチベット批判すること」はしませんが、まあ、たぶんチベットにはそんな事はできないのでしょうね。哀れな連中だと思います。
 また「局地的な問題だからチベットにコミットしない」のではなく「俺に関係ないし、興味もないし、興味も関係もない俺ごときが批判する情熱もないのに何か言うより他の人間が何か言った方がいいと思うから」あまり中国批判しない、ってことですね。無理して中国批判してもあまり意味もないでしょう(なお、中国批判したくないのではなく、中国批判する情熱がないだけです。たとえば小生は「エセ科学(例:親学、EM菌、ホメオパシーなど)」は大変問題だと思いますが個人的には興味も知識も大してないのでほとんど批判していません)

「どうしてもチベットおよびチベット支援者(あるいは日本の右翼)を非難(もしくは愚弄)したい」という一貫したスタンダード

 「右翼を批判したいという一貫したスタンダード」なら「アンチ右翼」としてありますが「チベット及びチベット支援者を批判したいという一貫したスタンダード」はありません。大体チベットはともかく、俺がブログエントリで批判してる支援者って某女史とMukke氏だけでしょうよ。
 が仮にそういうスタンダードがあったとして極論すれば何がどうだと言うんでしょうか?
上にも書きましたが「俺の批判動機が立派かどうか」と「俺に批判される諸人物の振る舞い(ウヨとのつきあいの問題)がまともかどうか」は全く関係がありません。

これはおそらく左派だけの問題ではない。右派の中にも,「左派」への批判という軸でみずからの主張を構成している「逆左翼」とも呼ぶべき人びとは一定数います

一定数どころか、Mukke氏の言う「逆左翼」は無視できないレベルの数いる、つまり沢山いると思いますけどね。上にも書きましたがむしろMukke氏の言う逆右翼なんてものは見た覚えがないんですが。
 日中友好、日朝友好は是非はともかく別に逆張りとか政治利用とかじゃないでしょう。

けれども,それを批判しようというのなら,そこには節度が要求されるでしょう。すなわち,そのような形でチベットウイグルを搾取する歴史修正主義者や反中主義者たちが批判されるべきなのは当然ですが,彼らとの繋がりを理由にして先住民族の民族運動を貶めるような形での批判は,なすべきではない。少なくとも,エスニックな意味での日本人がやっていいことではない

別に小生は「おとしめてる」つもりはありませんが、仮におとしめてるとして極論すれば何がどうだと言うんでしょうか?
そういう偉そうな事をいうならMukke氏ら「チベットサポーター自ら」がぜひ「おとしめてないチベット批判」を大いにやったらどうなんでしょうか?
先住民族の民族運動を貶めるような形での批判は,なすべきではない。少なくとも,エスニックな意味での日本人がやっていいことではない』ね。
 以前、小生が突っ込み、Bill_McCrearyさんにも賛同いただきましたが警察による「民族運動団体」朝鮮総連弾圧を「ワロス」などと書いて「朝鮮人の民族運動」をおとしめていた「エスニックな意味での日本人」某女史についてどう思うかid:Mukkeさんには聞きたいもんです。あれはまともな総連批判じゃないでしょう。
 あっ、そうか、在日は先住民族じゃないからこの俺様(Mukke様)の文章には反しないとか言い出すのか。
 何でわざわざ「民族」に「先住」なんてつけていたのか今わかりました。

立場の弱い側の人間が支援を求め結託した相手が問題のある人間だった,という時に,その問題のある人間が大きな発言力を有するという状況や,その人間が相対的に熱心に弱い相手に手を差し伸べているように見えてしまう状況,これらを批判することなく,そして,これらの事情を顧慮することなく,弱い側の人間を糾弾することに傾注するという態度は,醜悪なものとして批判されるべきでしょう。

いや「チベットに日本ウヨ支持をごり押しする、日本ウヨの薄汚さ」はきちんと俺も批判していますよ。で、それが「事情はどうあれ日本ウヨと野合する、チベットの薄汚さ」を正当化する理由になるんですか?
 結局Mukke氏は「チベットにも問題はあると思う」としながらも「日本右翼が一番悪い(そりゃ一番悪いでしょう、誰も悪くないなんて言っていません)」「チベットは弱い立場だから同情の余地がある」と言い出すのだからまともにチベット批判する気があるとは到底思えません。
 「弱い立場だから仕方がないじゃないか」と言ったら「権力者の犯罪」以外は全て正当化出来てしまうでしょう。「権力者に従わざるを得ない弱い立場」は何もチベットだけではなく、たとえば「日本のサラリーマン」だって上司から「自民党の××先生に賄賂をもって行きなさい」と言われたら断ったり、社会に暴露したりすることは「不可能ではないにせよ非常に困難」でしょう。そんなことしたら会社から報復されかねない。だからといって「上司以外、批判するな」というのも変な話でしょう。

同じ「歴史修正主義への関与」といっても,そこには濃淡がある。そしてその濃淡を,われわれは無視すべきではないと思います。

 ま、その言い訳を認めるにしても*9「中国の最終目的は天皇の処刑」とデマ飛ばしたり、「河野談話否定派に賛同する」と公言して恥じない「真っ黒の歴史修正主義者ペマ・ギャルボ」がチベットサイドにいて、それに対する批判がチベット内部からまるで見られない時点でその言い訳が「チベットにおいては成り立たないこと」は確かでしょう。

それは際限のない無限責任の論理に与しないためでもある。メイド・イン・チャイナの製品を購入するわたしは,口ではフリー・チベットと叫びながらもチベット弾圧に荷担しているし,どれだけ社会的公正を叫ぼうが,スターバックスドトールでコーヒーを飲んだ瞬間に,わたしは(ボーガス注:コーヒーを安値でコーヒー生産国から買いたたくというコーヒー産業による)低開発国からの搾取に荷担しています。

いや誰も「中国批判派なら中国製品を一つとして買うな」とか「いわゆる発展途上国*10に同情するなら発展途上国を搾取している大企業の商品やサービス(Mukke氏の挙げた例だとスタバやドトールでコーヒーを飲む事だが勿論他にもある、おそらく極論すればこうしてパソコンを使用すること自体がそれにあたるでしょう)を何一つ享受するな」とかそこまで過大なことをチベットには要求していないと思いますけどね。
 Mukke氏の挙げた例を実践することは「そもそも物理的に大変困難」でしょう。実践できれば大変すばらしいのでしょうが実践が困難なことは強要できないでしょう。
 一方、小生がチベットに要求していること「ウヨとの縁切り」「ウヨに媚びた過去の発言の撤回」はそうした「物理的困難性」は何もない。
 あるのは「ウヨと縁切りしたり、過去のウヨ媚び発言を撤回したりしたら後が怖い、ウヨに攻撃される」という話でしかありません。「Mukke氏の上げた例」と「小生の主張」を同一視するのは無茶苦茶でしょう。

たとえば,北海道の小野寺まさる道議*2は,アイヌ否定論や中国人へのレイシズムtwitterで公然と垂れ流す一方で,聴覚障碍児の教育の問題に熱心に取り組んでいます。アイヌ否定論の問題から彼を知った人間として,わたしは彼と手を結ぶことはできない。けれども,後者の問題の側から彼と手を組もうとする人がいることを,わたしは批判することができない,と思います。

 俺だったら批判しますね。小野寺氏なんかと手を組んでいいのかと。そんな事は道義的に不道徳だし、「小野寺なんかと手を組む連中と協力できるか」とあなた方の運動の支持者も減らすのではないかと(まあ、チベットとウヨとのつきあいに対するのと全く同じ批判ですね)
 ただそもそも「小野寺氏の例」と「チベットとウヨとのつきあい」は同一視できるんでしょうか。
 「主観的には善意で聴覚障害児問題にとりくんでいるかもしれない小野寺氏」と「どう見ても主観的にも単に中国批判が目的としか思えないチベット支持ウヨ」と同一視できるんでしょうか?
 「明らかにウヨとのつきあいが『中国から批判を受けチベットの運動の説得性を失わせている』、つまり無視できない弊害が既に生まれているチベット」と小野寺氏の例と同一視できるんでしょうか?
 つうかここまでの文章を読んで「Mukke氏はチベットを批判している」と思う人はいないように思いますね。
 結局「チベットは弱い立場だから仕方ない」「一番悪いのは日本右翼だ」で落としてしまうのがMukke氏の訳です。

わたしはたとえば,小野寺道議以上に聴覚障碍児へのコミットメントをしない限り,「そんなやつと手を組むな!」と責める資格を持たないでしょう。

・この文章の「小野寺道議」をたとえば「国家基本問題研究所」、「聴覚障害児」を「チベット」と書き換えれば見事なダライやペマの擁護文章の完成です。
・そんな風には俺は思いませんので。「小野寺氏とはつきあいを辞めるべきだ」「道義的に不道徳だし、支持者も減らすんじゃないか」とがんがん批判していいんじゃないですかね。
・もちろん「聴覚障害児の問題に取り組めば」小野寺氏とつきあう人々への批判にはさらに説得力が出るでしょう。
チベット問題に取り組めば」日本右翼とつきあうダライらへの批判にはさらに説得力が出るでしょう。
しかしそんな事を言っていたら「歴史捏造主義の蔓延」を助長してるだけじゃないんですかね。
・なお、このコミットメント云々は「チベット問題にコミットしていないお前がチベット批判を言うな」という小生やBill_McCrearyさんへの批判であるとともに「俺(Mukkeさん)や某女史さんはコミットが足りてないと思うからチベットに批判的な事は言えない」という形での「ダライ批判しない言い訳」でもあるのでしょう。結局「ウヨとチベットとのつきあいについて、ウヨ批判はする*11が、チベット批判はしない、チベットは弱い立場だから」というのがMukkeさんの結論のようです。
 

Mikagura 2013/11/10 19:56  
 そこに愛はあるか?なんて情緒的な言い方は、しちゃいけませんかね(笑
 相手のことを想わない「攻撃」の為の言葉と批判って、歪むので。

別にチベットに愛なんかありません*12しそれで「批判」が歪んでるかどうか知りませんが、俺のやってることに文句があるならMukkeさんらチベット支持者が「愛ある批判」をすればいいだけのことです。

最後にMukkeさんエントリに書いた俺のコメント。正直あの人にはマジで呆れ、かつ怒ってるので言葉遣いも自然と乱暴になります。小生はけつの穴の小さい人間ですので。

Mukkeさん
>わたしも落ちかねない,あるいは既に落ちているかもしれない暗黒面として。


『また、Mukke氏から批判された(追記あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20131028/2345687901)で指摘しましたけど、俺とid:Akimboのやりとりを知りもしない癖にid:Akimboのブクマに「ボーガス憎し」と言う感情論ではてなスターつけるあんたはとっくの昔に暗黒面に落ちてるでしょうよ。何かっこつけてるんだか、クズの分際で。
それともid:Akimboの主張「昭和天皇平和主義者論」を支持するんですか?。
なお、今からid:Akimboのブクマにつけたはてなスターを削除したところであなたがクズだという事は何ら変わりませんので念のため。あなたがid:Akimboのブクマにはてなスターをつけた事で俺のあなたへの理解「Mukkeはどーしよーもないクズ」が強化されました。

ま、とっくにMukkeさんは「暗黒面に落ちてる」と思うので何をとんちんかんな馬鹿な事を言ってるんだろうとしか評価しようがない。なお、この俺の罵倒コメントに対するid:Mukkeさんの応答。

と言われても。わたしはAkimboさんとあなたの確執については何も知りませんでしたので,その場における発言のみからスターをつけるかどうかを判断*13します。そしてあなたの過去のエントリにおける物言いを読む限りでは,Akimboさんのコメントはあなたに対する妥当な評価であろうと思ったのでスターをつけました。とはいえそのような文脈のもとでの発話なのであれば,それは妥当性のある評価とはいえないように思います*14ので,ご指摘を受けてスターは削除することにいたしましょうか。あなたとAkimboさんの遣り取りについて知れ,という割に,その議論のURLを提示しようとしないところは奇妙*15ですが。なお,あなたのような人から屑と思われてもわたしはどうとも思いません。

まあ、呆れて物も言えませんね。別にスターを削除しなくても結構ですが「ボーガスはろくでもない奴だからid:Akimboとボーガスとの具体的やりとりは知らないがid:Akimboのブクマは正当な評価だろう」ってそれただの偏見じゃないですか(追記:さすがにスターつけた事はまずかったとMukkeさんご自身が自覚してるのか後で見たら削除されていた。ま、「スターつけて何が悪い」と自信満々なら残せばいいのに(苦笑)、というのは勿論皮肉です)。
 しかも「やりとりについて知れ、と何故言うのか」って知らないでどーしてスターがつけられるんですか。
 あなたが俺に対してやったことは「秦郁彦慰安婦研究はろくでもないから奴の歴史学は全てクズだろう、秦批判者の主張は誰のどんな主張でアレ全て正しい」ときめつけるのと似たり寄ったりの行為ですよ。であなた、そういう行為を偏見だとして以前、批判してませんでしたか?
「なお,あなたのような人から屑と思われてもわたしはどうとも思いません。」
 まあ、そうでしょうね。こちらもあなたのような「クズ」「ろくでもない人」「チベットキチガイ」から「デムパ」扱いされても何とも思いませんからお互い様です。いやまあ、不愉快にはなりますが「ああ、またid:Mukkeがふざけたこと抜かしてるよ、勝手にほざいてろよ」としか思いませんので。


【2013年11/13〜19追記】
Mukkeさんのコメント欄に登場したsionsuzukaze氏なる人物がMukke氏エントリに触発されて書いたというエントリ『「史学」と「物語」と「騙り」と「歴史」を巡って』(http://sionsuzukaze.wordpress.com/2013/11/13/%e3%80%8c%e5%8f%b2%e5%ad%a6%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%80%8c%e7%89%a9%e8%aa%9e%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%80%8c%e9%a8%99%e3%82%8a%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%80%8c%e6%ad%b4%e5%8f%b2%e3%80%8d%e3%82%92%e5%b7%a1%e3%81%a3/)を見てみます。
 まあ、率直に言って無知な小生には何を言ってるかよくわかりません。
 ただ

「そんな奴と手を組むな」や「こいつと手を組め」というのは「史学的誠実さ、普遍性」の問題ではなく「政治的戦略、妥当性」の問題として捉えるべきと考えます

と言うのには異論あり。
 「史学的」かどうかはともかく「誠実性」の問題ではあるでしょう。
 いわゆる「歴史修正主義者」というのは「嘘つき」で「嘘をつくことによって戦争被害者の人権を侵害してるわけ」ですから。「嘘つき」「人権侵害者」とつきあうことは誠実ではないでしょう。
 まあ、「政治的戦略、妥当性」の問題としてのみとらえても「チベットがウヨとつきあうこと」は悪手でしょうが。

id:kaikaji
Mukkeさん、拙稿を丁寧に読んでいただいた上でのエントリーありがとうございます。また、レスポンスが遅くなり申し訳ありません。

梶氏という人がよくわかりません。このエントリは俺には「梶氏への応答を口実に俺に悪口雑言している駄文」としか思えません。俺が梶氏だったらばからしくて応答する気にならない。むしろ「これのどこが応答だ!。ふざけんな」と批判してるかも知れない。
まあ、いずれにせよチベットに対するMukke氏の醜態は梶氏にとって何ら批判や苦言の対象ではないのでしょうか?。梶氏の立場では「ボーガス氏を支持するわけではないが(まあ支持しないのでしょうね)」と何らかの断りを入れた上で何かMukke批判すべきだと思いますけどね。例の「戦前日本ウヨの醜態(イスラムの醜い政治利用)」を批判した梶氏のエントリは何だったんでしょうか?
 俺には今「Mukke氏を批判しない人=俺的に変な人、評価に値しない人」と基準がありますのでね。梶氏も俺的にはそういう基準では「学者としての能力」はともかく、「人間としては」評価できないですね。ま、あちらも俺に評価されなくても知った事じゃないでしょうが(もちろんMukke氏を批判すればそれだけで批判内容に関係なくすばらしいわけではない。また「Mukke氏を批判する」=「俺を支持する」ではない。「ボーガスは支持できないがMukke氏はおかしいよ」で批判は全然構わない)

id:Mukke
現在欧州の極右が,「人権」の名の下に,あるいは多文化主義の名の下にイスラーム排斥を訴えるような普遍性への志向は,日本の右翼にはあまり見られないように思います。

その「普遍性の志向」って単なる偽装行為でしょうよ。連中は単にイスラム差別したいだけでしょう。そしてそういう偽装行為を欧州極右がするのは「そうせざるを得ないから」「そうせざるを得ないほど人権主義(Mukke氏の言う普遍性)が欧州に根を張ってるから」でしょうよ。一方日本は「そうする必要がない」だけでしょう。
 で「そうした草の根人権主義(Mukke氏の言う普遍性)」は評価できるでしょうが、極右の偽装行為なんか評価できるわけがない。
 しかしMukke氏もこういう「空中戦(小生は無知怠慢の性格もあってこの種の空中戦には興味はないですが)」にばかりかまけていないで、きちんとチベット批判すればいいのに改めて思いますね。
 さてMukke氏に対する梶谷氏の応答。

Mukkeさん
 ありがとうございます。いろいろと勉強になります。

まあ、リップサービスでしょうが(苦笑)。小生もプロの学者からお世辞を言われるご身分になってみたいもんです。Mukke氏と違い、キムリッカ*16がどうとかいう頭はないので無理ですが。Mukke氏は「誠実性」はともかく「知的能力」は明らかに小生よりはずっと上でしょう。

>現在欧州の極右が,「人権」の名の下に,あるいは多文化主義の名の下にイスラーム排斥を訴えるような普遍性への志向


 なるほど。ただ日本でも中国人*17へのヘイトスピーチを繰り返す排外主義者がその理由として(チベット問題などを含む)彼の地において「人権が保証されていない」ことを挙げることが多くなっているように思えますので、状況はむしろ欧州に接近しているのかも知れません。その場合問題は「普遍性への志向」というよりは「普遍性の(多分に普遍性を持たない)恣意的な基準による使い分け」なのではないでしょうか。いずれにせよ、この辺はもう少し丁寧な論じ方が必要な気がしています。

まあ欧州の右翼だって「普遍性を志向」してるのではなく「普遍性の偽装」「普遍性のご都合主義的使い分け」でしょう。主観的には「普遍性を志向している」が、客観的には「全く普遍的ではない」というわけではない。
 でそんなのは「真の普遍性」ではないわけです。まあ、日本ウヨの場合「南京事件否定論」など「問題大ありの主張」に平然とコミットすることにより欧州右翼よりは「その偽装がヘボすぎるため」、正体モロバレというのは間違いないでしょう。

でこれに対するMukke氏の応答。

kaikajiさん
>「普遍性の(多分に普遍性を持たない)恣意的な基準による使い分け」


ああ! これは仰る通りというか,納得して膝をばんばん叩いています。本エントリで扱った「逆右翼」のダブルスタンダードにもそのような傾向は見受けられますね。

膝でもふくらはぎでも勝手に叩いて下さい。
ちなみに「本エントリで扱った「逆右翼」」というのは小生のことなんでしょうが何がダブルスタンダードなんだかさっぱりわかりません。梶谷氏がこれにどう応答するかが気になるところです。現時点でも梶谷氏には「Mukke氏を批判しないとは変な人だ」と思っていますが「確かに逆右翼氏へのMukkeさんの批判には同感です」なんて梶谷氏が応答したら完全に「何だ、あいつ(呆れ顔)」になりますね。
 「ダライらチベット関係者の右翼との不適切な関係を批判すること」の何がダブルスタンダードなんでしょうか?。いやそもそも何度も指摘していますが小生に「ダライらチベット関係者に不当に厳しい」というダブルスタンダードがあろうがなかろうが、それとは関係なく「ダライらの今のありようを批判しないで黙認していいのかどうか」まじめに考えたらどうなんでしょうか?。期待していませんけど。
 で梶谷氏の応答。

kaikaji
 なるほど、いろいろご示唆いただきありがとうございます。ご紹介頂いたブログ記事についてもしっかり読ませて頂いた上で、また改めて考えてみたいと思います。

まあ、ある意味「俺ともMukke氏とも喧嘩にならない見事な模範解答」とは言えるでしょう。梶谷氏にとって余計なことを書いて俺やMukke氏の恨みを買って批判エントリでも書かれても愉快ではないでしょうから。
 「何をMukke氏にご示唆いただいたのか」「ご紹介いただいたブログ記事とは具体的に何を指すのか(俺のブログ記事を含むのか、はたまたMukke氏がコメ欄で紹介したMukke氏エントリ限定か)」「ブログ記事を何時読んで何時お考えになるのか」とかをマジに考えても多分無意味でしょう。Mukke氏にわざわざご紹介いただいたのにノーコメントでガン無視するのもまずいかなという話でしょう。とはいえ読む余裕がなければ感想は書けないし、こういう風に書くのがまあ無難でしょうね。
 梶谷氏にとって大事なことは「ご自分の中国研究」であって、それに役立つ限りでしかMukke氏に応答するメリットはないでしょう。まあ梶谷氏の気が向けばそして精神的余裕があれば何かお書きになるかも知れませんが。
 これMukkeさんエントリのコメ欄も終わりかなと思ったらまたコメントがついてました。id:Mukkeさんに共感してるらしいid:Mikagura氏のコメ。
 

>一貫した原理原則に従って批判を繰り広げている人の文章と違って,そういう人の文章は見ていて非常に消耗するというか胃が痛くなるというか精神的につらいものがあります。

このMukkeさんのコメに共感してるみたいです。小生は小生なりの「一貫した原理原則」を持っていますのでMukkeさんにこういう失礼なことを言われると不愉快ですね。つうか胃が痛いのなら黙ってればいいでしょうに。

意見の相違を以って相手を「敵」として認識した場合、それは普遍性を失うことは避けられません。

言ってる意味がわからないですね。価値観があまりにも違って到底わかり合えないと思えばそれは「敵」ということになるでしょう(単に意見が違うだけなら、つまり話し合いの余地があると考えるなら、敵認定する人は多くはないでしょう)。
たとえば「ダライと中国」はお互いを敵と認識してるでしょう。しかしそれは当然ながら「ダライも中国もどっちもどっち」と言うことを意味しないでしょう。
 相手を「敵」と見なしながらも「党利党略的でない議論(敵の批判)」をする事は十分可能だと思います。つうか勝ち負けだけ考えても、普通は「それなりの普遍性」がなければ多くの支持は得られないし、支持が得られないと勝つことは困難です。
 (もちろんそれは小生を「デンパ」呼ばわりして、敵と見なしてるらしいMukkeさんや、そんなMukkeさんが大嫌いで、当然彼を敵と見なしてる小生が「党利党略的でない議論」に成功してるかどうかという具体的問題とはまた話が別ですが)。

*1:悪口雑言はしていますが一応批判のつもりです

*2:どうもスパムと勘違いし削除した模様

*3:著書『現代中国の財政金融システム』(2011年、名古屋大学出版会)、『「壁と卵」の現代中国論:リスク社会化する超大国とどう向き合うか』(2011年、人文書院

*4:著書『マルクス経済学 (図解雑学シリーズ)』(2010年、ナツメ社)、『新しい左翼入門』(2012年、講談社現代新書

*5:この場合の「ソト」とは中国のことでしょう。味方してる気はないですけど。

*6:むしろ日本ウヨの方こそ『左翼(と言うよりむしろ中国?)との対抗上から「ソト(チベット)」に味方する姿勢を取る「逆左翼」』でしょう。まあ、本当に味方ならまだいいんですけどね

*7:慰安婦問題のこと

*8:チベット問題のこと

*9:もちろん認めるべきかは疑問ですが

*10:Mukke氏の言葉だと低開発国

*11:Mukke氏がこの件でウヨ批判をどれほどしてるか疑問ですが

*12:むしろ俺個人は、連中の馬鹿さ加減に「憎悪してる」と思う。

*13:そういう判断を自分がされても同じ事が言えるのか聞きたいもんです。

*14:「言えないように思います」じゃないでしょうよ。id:Mukkeさんは歴史学者の本をろくな根拠も上げずに「カルト呼ばわりした人間」のブクマにスターをつけた事が恥ずかしくないんでしょうか?。よくもまあそんな低能が俺に向かって偉そうな事が抜かせるモンです。

*15:いやいや提示しろと言うならしてもいいですよ。小生のはてなハイクhttp://h.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/)を見れば奴とのやりとりはわかりますので。しかしurlを提示しろって何居直ってるんだか、id:Mukkeのクズ野郎は。それ以前の話でしょ。id:Akimboの主張内容を理解もしてないのに賛同ブクマつけるってのは。何なの、このクズ野郎。

*16:読む気もありませんが、ウィキペ「キムリッカ」の記述を紹介しておきます。「カナダの政治学者。カナダ・クイーンズ大学哲学部教授。著書『多文化時代の市民権:マイノリティの権利と自由主義』(1998年、晃洋書房)、『新版・現代政治理論』(2005年、日本経済評論社)、『土着語の政治:ナショナリズム多文化主義・シティズンシップ』(2012年、法政大学出版局)」

*17:中国に限らず北朝鮮なんかもそうでしょう